「日本の学校には給食当番というものがあり、生徒が食事を配っている」「校舎の中に入るときは、上履きという別の靴に履きかえる」。アニメの影響などで、日本独特の学校生活に興味を持つ外国人が増え、インターネットでよく紹介されています。「給食」や「上履き」などを英語で説明できるようになると、外国人との会話に役立つかもしれません。当たり前と思ってきた日本の学校生活について、英語で紹介するための言い方を考えてみましょう。
「給食」のシステムを英語で説明
海外にも給食を出す学校はありますが、「給食当番」がいて生徒が配膳から片付けまでするのは珍しい習慣のようです。自分が経験してきた日本の学校の給食のシステムを、英語で表現する方法を見ていきましょう。
「給食」を英語で
In Japan, we generally have school lunches in elementary and junior high schools.(日本では一般に、小中学校で給食があります)
「給食」はschool lunch。meal(食事)という語を使ってschool meal(給食)と言うこともあります。
A school lunch consists of rice or bread, a main dish, soup and sometimes dessert.
(給食はごはんまたはパン、メインディッシュ、スープから成り、ときどきデザートがつきます)
consist of ~は「~で構成される」ということ。
A small carton of milk is always added.
(小さい牛乳パックがいつもついています)
飲み物の「パック」はcartonと言い、「牛乳パック」はa carton of milkまたはmilk carton。
It is expected that everyone will eat it up.
(皆が残さず食べるのがよいとされています)
be expected ~は「~が期待されている」。eat ~ upは「~を全部食べる」で、eat without leftovers(残さず食べる)と言うこともできます。
給食当番の仕事を英語で説明
Students take turns being on school lunch duty.
(生徒が交代で給食当番になります)
take turnsは「交代して行う」、dutyは「当番、務め」といった意味。外国人には「給食当番」の役割が理解しづらいかもしれず、次のように説明を続けてください。
Students on school lunch duty bring food to the classroom.
(給食当番の生徒は食べ物を教室へ運びます)
「調理室」はkitchenまたはcooking room。学校によって、調理室で作るところと、外から配達されるところがあります
They serve meals to all the students.
(すべての生徒に食事を配ります)
serveには「盛り付ける」や「配る」という意味が含まれます。
They return all trays and plates to the designated area.
(すべてのトレイやお皿を、所定の場所に戻します)
designatedは「指定の、所定の」で、調理室があればto the kitchenと言ってもいいでしょう。
「上履き」「ランドセル」などを英語で紹介
「上履き」に履き替えるのは、外国人にとっては珍しい習慣。また、日本のアニメの登場人物たちがよくランドセルを背負っていることから、「あのカバンがほしい!」と思う海外の人がいるようです。自分の小学校時代を思い出しながら説明してあげましょう。
「上履き」を英語で
To enter a school building, we change our shoes to indoor shoes.
(校舎に入るときは、上履きに履き替えます)
indoorは「屋内の」。こう言うことで、屋内用の靴があるのだと理解してもらえます。
We put our shoes in shoe boxes at the entrance.
(靴は入口の下駄箱にしまいます)
「下駄箱」も海外にはありませんが、shoe boxと言えばわかってもらえるでしょう。
「ランドセル」を英語で
Almost all elementary school students use a backpack called Randoseru.
(小学校では、ほとんどの生徒がランドセルというバックパックを使います)
背負うカバン「バックパック」は、英語でもbackpackと言います。
We can use it for almost six full years.
(ほとんど6年間フルに使うことができます)
「6年間を通して」はfull six yearsまたはentire six yearsと表現します。
「制服」を英語で
In general, we wear school uniforms in junior high and high school.
(一般に、中高では制服を着ます)
uniformは仕事の「制服」にも使われるので、学校の「制服」はschool uniformと言ったほうがいいでしょう。
There are summer clothes and winter clothes, and sometimes we can choose from several variations.
(夏服と制服があり、いくつかのバリエーションから選べることもあります)
女子がskirt(スカート)の代わりにpants/trousers(ズボン)を選べるなど、日本の制服にも選択肢が出てきています。
「日直」「掃除」など日本の学校らしい活動を英語で伝える
海外の学校でもクラスの係は存在しますが、日本のように「日直」という日々の当番を決めるのは珍しいようです。また、外国では通常、学校の掃除は専門の清掃員が行うものでしたが、「生徒が掃除をする日本の制度は素晴らしい」として、取り入れる国が増えているとのこと。日本の学校ならではの活動を英語で教えてあげましょう。
「日直」を英語で
Students take turns being on class duty for the day.
(生徒が交代で日直になります)
class duty for the day(その日のクラスの当番)とすると、「日直」がイメージできます。
They facilitate a morning meeting at the beginning of the day.
(1日の初めに朝礼の進行をします)
「朝礼」はmorning meetingまたはmorning assemblyとします。facilitateは「(会議の)進行、運営をする」こと。
「帰りの掃除」を英語で
At the end of the day, the entire class cleans the room together.
(1日の終わりに、クラス全体で一緒に部屋を掃除します)
「クラス全体」はentire classまたはwhole class。all member of the class(クラス全員)と言うこともできます。
This is how we learn to clean and appreciate the things we use every day.
(こうして掃除の仕方を覚え、日々使うものに感謝します)
appreciateは「感謝する」または「価値を認める」ということ。
日本の学校生活について英語で会話してみよう
日本の学校生活に興味を持った外国人に、ここでご紹介した表現を使い、普段の様子を教えてあげましょう。例えば下記を参考にしてください。
給食について教える
A: Do you have school lunch?
(給食があるんですか?)
B: Yes. Students take turns being on school lunch duty. They serve meals to all the students.
(はい。生徒が交代で給食当番になります。すべての生徒に食事を配るんです)
A: Oh, that doesn’t happen in our country.
(へえ、私の国にはありませんね)
掃除について話す
A: I heard the entire class cleans the room together. Is that true?
(クラス全体で一緒に部屋を掃除すると聞きました。本当ですか?)
B: Yes. The classroom, the hallway, and the stairs.
(はい。教室、廊下、階段もです)
A: I thought that was a janitor’s job.
(清掃員の仕事かと思っていました)
B: This is how we learn to clean and appreciate the things we use every day.
(こうして掃除の仕方を覚え、日々使うものに感謝するんです)
当たり前のように過ごした学校生活も、改めて英語で説明しようと思うと、いろいろ新しい発見があるのではないでしょうか。
実際に外国人に英語で説明してみたいと思ったら、ぜひ、レアジョブ英会話のレッスンを活用してください。
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