今年も、残すところ5日余り。
年が明けると、心新たに、新年の抱負を立てる方も多いのではないでしょうか。
僕自身も、今から5年前の2010年1月に一念発起して英語学習をスタートしましたし、その後も2011年には「TOEICでA Level入り(860点以上)」、2012年には「TOEICで900点突破と、仕事で英語を使う」、2013年には「英語学習本の出版」、そして今年は「セミナーの開催と、2冊目の本の出版準備」とお正月に抱負を立て、ありがたいことに全て実現することができました。
とはいえ、僕は2010年より前はずっと三日坊主で、新年の抱負や目標など達成できたためしがありません。一体、この5年間は何が違ったのでしょうか?
その答えを5つ、今回の記事でシェアさせていただきます。
1.抱負の立て方
まず、抱負の立て方です。
実現するかどうかは、ここで半分決まると言っても過言ではありません。
・抱負の実現自体が、ご褒美になるようなものにする
新年の抱負は、心からこうなりたいという憧れの人や、英語を使ってこれができるようになりたいと本当に思えることをイメージして、決めるのがおすすめです。一般的には受けがよさそうでも、自分が魅力を感じなければ、きっと月日が流れるうちに優先順位が下がっていき、実現しにくくなりますからね。
実現した時のご褒美を別に用意して頑張るというよりも、抱負の実現自体がご褒美と思えるようなもの。その時の自分の姿を想像すると、思わずニヤニヤしてしまうようなこと。そんな抱負を、あと5日間でぜひじっくりと考えてみてください。
English Path(現 RareJob English Lab)には、レアジョブ英会話のユーザー、英語教育の専門家、英語を活用して活躍する方など、様々なバックグラウンドや考えを持った方々のインタビューやコラムが載っていますので、過去の記事を読んでいただくと、抱負を決める参考になると思います。
・浮気をせずに、一途に、一意専心に
「新年の抱負」と言うと、お正月限定のキーワードのようにも感じられますが、実際には、一年を通じた言わば「年間計画」です。
僕が今まで知り合った方々の中で、このある程度長い期間の計画を実現する人の共通点は、あれこれ浮気をせず、欲張って手を広げすぎたりもせずに、達成までひたすら首尾一貫して取り組んでいたということです。計画の見直しや方法の改善は必要ですが、目的地をコロコロと変えると、到達するのが難しくなりますからね。
「新年の抱負」を、英語では”New Year’s resolution”と言います。 “resolution”には、「決意」「決心」「不屈」といった意味がありますから、そもそもが一意専心で取り組むべきものと言えそうですね。
2.周りを巻き込む
抱負の実現は、一人では難しいです。
英語が身についていくのは、独習の時間、一人でこつこつリスニングをしたり音読をしたりと頑張っている時間だと思うのですが、学習を継続するために、またいざ英語を使って自分のやりたいことをするためには、周りの人たちの協力、理解、応援が欠かせません。
例えば、英語を身につけるためには時間の投資が必要ですから、家族、友人、恋人などと過ごす時間を減らして取り組むことになります。彼らからNGをもらってしまっては、継続は困難です。
仕事で英語を使いたいと願い、せっかく充分な英語スキルを身につけても、会社員であれば会社からその仕事を任せてもらわないと、会社員でなくてもお客さんから仕事をもらわないと、実現しませんよね。旅行で英語を使いたいと願っても、やはり仕事仲間が快く休みを取らせてくれたり、家族が一緒に行ったり留守番したりという理解、協力があってこそ実現します。
そのため、周りの人たちを巻き込むことは、抱負実現のポイントと言えます。
では、周りを巻き込むために一体何をすればいいかというと、マメに話をしておくことに尽きます。
家族、友人、恋人、同僚、上司、部下には、学習の進捗と将来やりたいことを語ります。Twitter、Facebook、ブログなどをやっている人は、そこでもどんどん発信しましょう。
きっと、応援してくれる人が一人、また一人と現れて、抱負の実現を後押ししてくれるはずです。
3.教材を絞り込む
ここで少し視点を変えて、楽器の習得を例に挙げます。
ある日ギターを手にしてから、いきなり「ロック全般」、増してや「音楽全般」が弾けるようになるわけではありませんよね。
まずは1曲、特定の「これが弾きたい!」という曲を、もっと言うと1フレーズを、何回も何回も練習するんですね。そうしているうちになんとか1曲弾けるようになって、次の曲に進む。それも弾けるようになると、また新しい曲に。その後、「この指の動きは、前に覚えたあの曲にも出てきたな」という機会も増えていき、気づけばいろんな曲が弾けるようになっていく、というプロセスを辿ります。
英語の習得も同じだと感じます。
いきなり英語全般ができるようにはなるわけではなくて、自分が「これだ」と思った教材やフレーズに絞って練習するうちに、徐々に身についていくんですね。
オンライン英会話のスクールが提供している教材でも、書店で販売されているフレーズ集、ビジネス英語教材、TOEIC教材などでも、なるべく自分が抱負に決めた現実の世界で使いそうな例文が載っているものを選び、繰り返し読み、聴き、書き、発声する。(楽器でいうと、コピー曲です)
次に、教材の例文をベースに、自分が本当に使う単語にアレンジする。(楽器でいうと、カバー曲です)
慣れてきたら、オンライン英会話の先生などと一緒に練習する。(楽器でいうと、バンド練習です)
そして、抱負の実現。(楽器でいうと、オリジナル曲でのライブです)
このステップを、ぜひ参考にしてみてください。
4.新年の魔力を借りて、周りが驚くぐらいのスタートダッシュを
新年の抱負を実現するのに最も確実な方法は、365日のうちより多くの時間、より多くの集中力を使って、こつこつと地道に行動を積み重ねていくことです。 「少ない時間であっという間にラクラクできる魔法のようなノウハウ」を探し求める代わりに、こつこつやっていけば、結果的には早く目標を達成できると、僕自身この5年間で身を以って知りました。
効率的な方法、効果的な方法、時間を短縮できる方法はあるのですが、実際には、それらを使って「多くの時間、多くの集中力」を使って取り組むことは必要、ということですね。
英語を瞬時にマスターする魔法はありませんが、新年には、気持ちを前向きにして、やる気を高めてくれる魔力があります。この魔力を借りて、一気にスタートダッシュをかけるのがおすすめです。数ヶ月もするとペースの落ちる人が多いでしょうから、最初は、周りが驚くぐらいの量と姿勢で臨んで、自分の基準になるペースを高めておくと、抱負の実現につながりやすくなります。
5.抱負を忘れずに、日々意識する
せっかく1月に抱負の実現に燃えていても、春にはぼんやり、夏にはすっかり忘れて、秋に「あれ、今年の抱負を立てたような…」では、冬に「達成できなかった!」となるのは、全く不思議なことではありませんよね。
日々意識することで、「あ、やらないとマズイ…」と、行動につながるんですね。忘れないためには、紙に書いておくのもいいのですが、そもそも書いた紙を見るのが面倒になったり、忘れたりしてしまう経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。僕も、手帳に書いたりメモに書いたりしたことがありますが、なかなかうまくいきませんでした。
そんな方のために、僕が一番いいと思う、絶対に忘れない方法をご紹介しますね。
iPhoneなどのスマホのカレンダーに、スケジュールをリマインドする機能があります。そこに新年の抱負と、その時期にやっておくべきタスクを入力しておいて、ポップアップで表示させるのです。週末に抱負のリマインド、月末に翌月のアクションプランを表示させるのがおすすめです。
表示されたら、あとはやるのみです。
毎日頻繁に手にして目にするスマホを使い、しかもポップアップで嫌でも向こうからリマインドしてくれるスケジュール登録、ぜひ活用してみてくださいね。
10月末にスタートさせていただいたコラムの今年の連載は、今回がラストとなります。読んでくださった皆さん、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
2015年、皆さんの抱負が実現されるよう、心から願っています。
どうぞ、よいお年をお迎えください。
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