英語と育児(後編) 忙しくても、英語が苦手でも大丈夫!“英語育児”の始め方

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前回は、子供が小さくて自分の勉強時間を確保できない時期は、育児に英語を取り入れて、子供を“英語好き”に育てましょう!というテーマで書かせていただきました。

今回は、お仕事などで忙しい方、英語があまり得意でない方でも気軽に続けられる方法と、リーズナブルな(もしくは無料の)おすすめ教材をご紹介したいと思います。

1.子供の言葉を育てる3つのポイント

私の長女は小さいころ発話が遅く、よく定期健診で引っかかり(「○語以上単語を言える」「3語文が話せる」などの項目)、臨床心理士さんのアドバイスを受けたり、母子教室に通ったりしていた時期がありました。
そのときに学んだ「子供の言葉の発達を促すポイント」はおもに次の3つでした。

1.普段から意識的に語りかける

(一緒に見ているものを実況中継のように語る/指示語(それ・あれ)などは極力使わず、名詞を毎回きちんと言う/発話は強制しない・とにかくインプット!)

2.絵本をたくさん読み聞かせる

3.歌をたくさん歌う

今はこれらを英語育児にも取り入れています。

2.日常会話の一部を英語にしてみよう

まずは「実況中継型」の語りかけです。

朝、窓を開けて「今日は晴れたね!It’s sunny today.
公園を散歩しながら「あ!鳥さんがいるよ。Look at that bird!
「今日は何曜日?」と聞かれて「金曜日だよ。It’s Friday.

はじめは日本語を介在させてさりげなく、様子を見て、ときには英語だけで。期待せずに続けていると、ふと子供の方からフレーズを口にすることが出てきます。

次に、「○○しなさい」「○○しようね」という、毎日お決まりの語りかけです。

「そろそろ着替えないと。Change your clothes!
「お風呂に入ろう。Let’s take a bath!(もしくはTime to take a bath!など)」
「部屋が汚いね。Clean up! Clean up!

日本語だとつい怒鳴りつけてしまいそうな場面でも、英語で言おうとするとちょっと冷静になり、叱らなくて済むというメリットもあります(笑)

英語の歌でおすすめなのは、YouTubeのSuper Simple Songsというチャンネルです。
たとえば、Put On Your Shoes | Clothing Song for Kidsという、下記のフレーズが延々とくり返される歌があります。

♪Put on your ○○,your ○○, your ○○.
♪Put on your ○○. Let’s go outside. Hurry up! Hurry up! Hurry, hurry, up!

私はこれを、朝の忙しい時間帯になかなか着替えない娘に歌いかけています。
(○○の部分にskirt, socks, jacketなどを入れて)
「早く着替えなさーーーーーーい!」と怒鳴ってしまいそうなときは、一呼吸おいてこの歌を歌うと、娘もニヤリと笑ってごきげんで着替えてくれます。険悪ムードにならずに済む上に、英語のフレーズも覚えられて一石二鳥!?

Put On Your Shoes | Clothing Song for Kids

また、娘が“Do you like dumplings?”と聞かれて“Yes, I do. Yummy!”ととっさに答えられたのは、次の歌のおかげです。

Do You Like Broccoli Ice Cream?

同じフレーズがくり返し出てくると、子供も覚えやすいですよね。ほかにも親子で歌える、覚えやすい歌がたくさんありますので、ぜひチェックしてみてください。
(毎回YouTubeにつなぐのも面倒ですので、親が覚えて歌いかけるのが一番だと思います。)

4.絵本は薄くて短いものから!

英語の絵本の読み聞かせは、短くて簡単なものから始めると、親子ともに挫折しにくいです。
おすすめはSight Word ReadersとBrand New Readersシリーズ。前者は約2,600円で25冊、後者は1セット当たり1,500円前後で10冊入っています(Red, Blue, Purple, Orange, Greenなど数種類のセットがあります)。

どれも1冊あたり8ページほどの短編で、基本的なフレーズ×単語のくり返しである上に、最後にちょっとしたオチもあり、英語が苦手な方も小さな子供も飽きずに読了できます。(「たくさん読み終えた」という達成感もあり!)

sight word readers
※Amazonへリンクします

brand new readers red
※Amazonへリンクします

Sight Word Readersには別売りでCDもあり、3名のナレーターによる3種類の朗読が収録されています。食事タイムなどのかけ流しはもちろん、私は朗読練習を兼ねて家事をしながらリピーティング・シャドーイングしています。大人の発音練習にもぴったりです。

5.英語で褒める・励ます

子供を英語で褒めたり励ましたりすることで、「子供の中で“英語=嬉しいこと”という感情が生まれる」「親も育児に対してポジティブな気持ちになれる」というメリットがあります。

おすすめのフレーズ集は、日本在住のネイティブママと英語が得意な日本人ママによって書かれた『子どもを「英語でほめて」育てよう』(日本実業出版社)という本です。


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まずはパラパラとめくってみて、「これは!」と思ったフレーズを1つ2つ、使ってみることから始めましょう。フレーズが定着したら、また本を開いて、新しいフレーズを1つ2つ足す…という方法だと、挫折しにくいです。

「英語育児」というとハードルが高く感じられますが、今回ご紹介したような安くてシンプルな教材を使って、「英語育児のベースを作る」ことから始めてみてはいかがでしょうか。習慣化できたら、お子さんの様子を見つつ、必要なアイテムを足してレベルアップしていかれたらいいと思います。
まずは気軽に、はじめの一歩を踏み出しましょう!

 

●そもそも英語の早期教育は必要なのか?「読み書き」はいつごろどのように取り入れればよいか?といった、より長期的・具体的なアドバイスは、ベテラン児童英語教師「けこりん先生」こと藤林恵子先生の下記記事をぜひご参照ください。
けこりんブログ「児童英語・・・いつから始める?目指すことは?」

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