僕の数学を50点から90点に上げた先生の方法を、英語学習に応用してみるお話

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僕の数学を50点から90点に上げた先生の方法を、英語学習に応用してみるお話
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数学の話から

突然ですが、今回はまず、数学の話から入ります。

「英語学習法のコラムなのに、数学?」と思われるかも知れませんが、たぶんそのうち、英語学習につながっていきますので、気楽に読んでみてくださいね。

僕は学生時代、数学が苦手でした。
中学1年の時の点数は、50点〜60点。

勉強をしていなかったわけではなく、授業もそれなりにちゃんと聞いていたし、塾にも通っていたのに、です。

ところが、中学2年になって出会った2人の先生のおかげで、連続して90点台、調子のいい時には100点満点近い点数が取れるようになりました。

1人は学校の先生、もう1人は塾の先生です。

50点から90点...奇跡が起きたかと思いますよね?

その秘密を探るべく、2人の先生の共通点を書き出そうとしたのですが...。

・1人はゆったり話し、もう1人は早めに話す
・1人は優しいタイプ、もう1人はクールなタイプ
・年齢も性別も違う

と、タイプは結構バラバラです。

100%わかる授業をしてくれる

それでも、もう少し深く思い返してみると、たった1つだけ共通点がありました。

その共通点とは、

【100%わかる授業をしてくれる】

です。

生徒が先生に本質的に求めるのは、これが全てと言っていいと思います。
「わかりやすい」にとどまらず、「完全にわかるまで教えてくれる」ということですね。

数学の、特に文章問題だと、

・公式を知る

・その問題でその公式を使うと気づく

・その公式を使って計算していく

という3つのステップがあります。

これらを、教材の解説を読んだだけではわからない僕のような生徒は、先生に「100%わかるまで教えてもらう」ことをしないと、自分でどれだけ大量に問題を解いても、わからないままなので、成績も上がらないんですね。

それを、2人の先生はしてくれたんです。

自分自身でたくさん量をこなす

これら3つのステップを先生に教わった後は、自分自身でたくさん問題を解いていくことで、「この問題では、ちょっと形を変えているけど、あの問題で使ったあの公式を使うんだな」と、見抜く力がついていきます。
ここでは、自分自身でたくさん量をこなすことが必要です。

そして、自分で問題を解いていく過程でうまくいかないところが出てきたら、また先生に「100%わかるまで」教わってから次に進む。

これを繰り返すことで、僕は数学のテストで出てくる問題が、ほとんど解けるようになりました。

まぐれや、何か特殊なテクニックを使ったわけではなく、1つ1つの問題がちゃんと理解できるようになったことを実感していたので、90点を超えた時には嬉しい気持ちはあったものの、驚きはそんなになかったです。

人気の出そうなタイプの先生ではない

ちなみに、2人の先生は、一般的に人気の出そうな以下のいずれのタイプでもありませんでした。

・おもしろい
2人とも、冗談は全く言っていませんでした。
うち1人は、「私は、アハハと笑っておもしろい授業ではなく、わかっておもしろい授業をします」と言っていて、実際そのとおりでした。

・やる気にさせる
2人とも、特に生徒を励ましたり、名言的なことを言ったり、いい話をしたりなどは、全くしていませんでした。とにかく、わかる授業をするだけ。
実際、当時の僕の勉強のモチベーションは、誰かにスイッチを入れてもらったというよりも、「わかること」で勉強がおもしろくなってきたことと、「高校や大学に合格して、楽しいスクールライフを送りたい」という「試験の先の世界」、その2点でした。

・熱い
2人とも、どちらかというとマイペースというか、片方はおっとり型、もう片方はクールで、熱いタイプではありませんでした。

おもしろい先生、やる気にさせる先生、熱い先生は僕も大好きですが、「わかる授業」が大前提で、成果が上がるポイントはそこだということを感じていただければ、幸いです。

英語学習におきかえてみる

ここで、話を英語学習に切り替えます。

英語学習も同じですよね、というお話です。

英会話でも、TOEICなどの試験でも、前述の、

・公式を知る
→文法、語彙、発音、構文を知る。

・その問題でその公式を使うと気づく
→英会話であればこの場面ではこの文章を使う、TOEICなどの試験であればこの部分(品詞、言い換え、引っ掛けなど)が問われている、ということに気づく。

・その公式を使って計算していく
→英会話なら実際に声に出す、TOEICなどの試験なら正解の選択肢を選ぶ。

その上で、たくさん演習(英会話なら一人での練習)をして、不明点があれば先生に「100%わかる」まで教わり、またたくさんやって、という繰り返し。

これで、身についていきます。

オンライン英会話での応用方法

なので、オンライン英会話のレッスンを受講する時にも、この点を意識することをおすすめします。

教材をただなぞるだけであれば一人でもできるので、一人ではできないこと、例えば、「あなたの言いたいことはこれでしょ?」と言い回しを教えてくれたり、不自然な英語を直してくれたり、発音の改善点を指摘してくれたり、問題形式の教材であれば正解の根拠を「100%わかる」まで教えてくれたり、生徒の状態を見てぴったりな練習方法を教えてくれたり、ということを、どれだけ多く得られるかが、レッスンの質の高低につながります。

オンライン英会話(レアジョブ英会話)の先生は、優秀です。

ただ、ずっと同じ先生に日本語で一年間も二年間も学ぶ塾と違って、いろんな先生に英語で学ぶオンライン英会話では、ちょっと工夫が必要です。

その工夫とは、生徒側から自発的に、先生からこれらをどんどん引き出すようにレッスンを「動かして」いくこと。

やり方次第で、僕の数学が50点から90点に上がったのと同じようなことが、オンライン英会話や他の英語学習でも、どんどん起きていきます。

最後に、「目標を達成した後、英語を使って生き生き活躍しているあなた自身の姿」をしっかり妄想することも、どうぞお忘れなく。

今回の記事は以上です。
ご参考にしていただけたら、大変幸いです。

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