英語学習者を混乱させている2つの質問に答えます。「文法は必要?」「暗記は必要?」

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「文法は必要?」「暗記は必要?」

企業のグローバル化や英語教育の早期化などのため、英会話・語学学校市場は拡大を続け、今や3,000億円規模となっています。学習塾・予備校市場が少子化の影響から縮小を続けていることもあり、現在の教育産業全体の中で英会話・語学学校市場が最も注目されていることは明らかでしょう。
英語学習者や英語指導者の増加は、多種多様な英語学習法を生み出し、その結果、多くの英語学習者は混乱しています。
英語学習者を混乱させている代表的な2つの質問、「文法は必要?」「暗記は必要?」にお答えします。

「文法は必要?」 ⇒ 「はい。必要です。」

「趣味は英会話です!」こういう人はたくさんいます。幼時から大人まで「英会話」は大変人気があります。しかし、「趣味は英文法です!」このような人は一種のオタク的な人ぐらいでしょう。また、「英会話学校」は駅前などに乱立していますが、「英文法学校」などどこにもありません。
この傾向の最大の要因はイメージによるものだと思います。例えば、どこかで「外国人とスムーズに会話している姿」と「誰かに細かい英文法の説明をしている姿」のどちらが「格好良く見えるか」ということです。また、外国人と会話している姿は、一人で文法書を読んでいる姿よりも楽しく見えます。このようなイメージから、「文法なんて気にせず・・・」という風潮が英語学習界にも蔓延しています。しかし、これは大きな間違いで、英語の習得を遅らせる一因となっています。語学の習得には「文法」+「慣れ」が必要で、両者のバランスがとても大切です。「文法」を軽視して「慣れ」のみを取り上げた学習法は非効率的です。
例えば、料理を覚えるときやスポーツをマスターするときはどのような方法を取るでしょうか?まず、ガイドブックを読んだり、経験のある人に聞くことで「方法」を学びます。そして、実践を積んでいくことで「慣れ」ていきます。やみくもに調理したり、体を動かしても、「方法」を理解していなければ上達は遅れます。英語学習において、この「方法」こそが「文法」なのです。
このような理由から、「とにかく読もう・・・」や「聞いているだけ・・・」ではなく、語学の習得は「文法」+「慣れ」で行うべきです。

「文法は必要?」

「暗記は必要?」 ⇒ 「はい。必要です。」

「暗記」というと非常に学習者からは敬遠される学習法です。だから、書店では「暗記のいらない・・・」みたいな本が売れるようです。しかし、暗記不要の語学習得はあり得ません。日本語をどのように使用しているか考えてみてください。

例えば、結婚式などのスピーチで、
「只今ご紹介にあずかりました・・・」
「僭越(せんえつ)ながらお話しさせて・・・」
お通夜に参列した時でも
「・・・お悔やみ申し上げます。」

これらの表現はどうして口から出てくるのでしょう?
その場で組み立てているのでしょうか?違うはずです。すでにインプット(暗記)済みの表現が口から出てきているはずです。過去の英語学習でも、Thank you very much や Nice to meet you これらはインプット(暗記)しているのでアウトプットできるのです。この量を増やすことが英語力の向上につながるのです。
暗記の効用はいくつもあるのですが、多くの人に理解されていないのが「速読力・速聴力アップ」です。インプットされた文章が多ければ多いほど、それらに似通った英文を理解するスピードが上がるのは当然なのです。

「暗記は必要?」

日本人は「楽(らく)な学習」を求めすぎ

日本人の英語学習において私が最も違和感を覚えるのは、「楽(らく)な学習」が流行していることです。書店の学習書コーナーでは「10日間で完成…」「すぐにわかる…」などのキャッチフレーズが溢れています。わたしはそのような教材で勉強しても、いや、そのような気持ちで勉強しても効果は出ないと思います。
日本の学校でも「詰め込み教育」への批判は大きく、「楽しく覚えよう」とういう風潮が大勢を占めます。しかし、ここ数年で国民の英語力を大きく伸ばしたことで知られる韓国やインドでは全く逆の考え方が主流です。英検一級の二次試験会場の待合室は予想問題とその応答パターンを丸暗記しようとしている韓国人や中国人の姿が目立ちます。日本では九九は9×9の81セットで終わりですが、韓国では19×19、インドでは99×99まで覚えるそうです。常にストイックな姿勢で学習に励んできたからこそ大きな成果を出しているのです。

インド人なら・・・

 最近、私の家の近所に歯医者さんができました。「スマイル歯科」。日本人には受けの良さそうな名前です。しかし、語学の習得に熱心な99×99まで覚えたインド人ならこう言うはずです。「歯医者行って笑うより、めちゃくちゃ痛いけどしっかり治る方がいい。」

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