日本人英語学習者にはTOEIC®が最適な資格試験だと私が考える理由

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日本人英語学習者にはTOEICが最適な資格試験だと私が考える理由
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現在、日本では多くの団体から様々な英語資格試験が提供されています。これは英語学習者には理想的なことであり、ぜひ、この環境を日常の英語学習に利用すべきだと思います。数多い英語資格試験の中でも、日本人英語学習者にはTOEICが最適だと私は考えています。今回はその理由と活用法について述べたいと思います。

TOEIC®とは

TOEICとは合否ではなく10点~990点までのスコアで評価される世界150か国で実施されているテストです。TOEICのHPによれば、「常に評価基準を一定に保つために統計処理が行われ、能力に変化がない限りスコアも一定に保たれる」と明記されています。

TOEIC®の受験者数は年間262万人

2014年度の日本におけるTOEIC受験者数は262万人でした。大学進学希望者の多くが受験する大学入試センター試験でさえ、受験者数は56万人です。これらの数字を比較すると、TOEICがいかに多くの人に受験されているかが分かると思います。
私がここで伝えたいことは、受験者数が多いと市場が生まれるということです。実際に、この数年で急激に増加を続けるTOEIC受験者数に比例して、TOEIC関連の学習本の数も増え続けています。書店では、TOEICコーナーが設けられ、毎週のように新刊本が並べられています。これは、学習者側からすれば、より多くの学習本の中から自分のレベルやフィーリングに合ったものを選ぶことができるということになります。また、この傾向は出版する側の競争を生み出します。そして、その競争が、より質の高い学習本を生み出すことになるのです。効率のよい英語学習には、質の高い学習本が必要であることは言うまでもありません。

TOEICの受験者数は年間262万人

「TOEIC®=ビジネス英語」という誤解

最近は少し落ち着いたようですが、一時期は「TOEICはビジネス英語」という話が良く聞かれました。TOEICが実施された当初の1980年代にはそのような特徴もあったようです。しかし、私が知る限り「TOEICはビジネス英語」は完全に間違っています。思いつくTOEIC頻出のシチュエーションをあげると、「通販商品の返品、レストランの予約、図書館のボランティア募集、健康診断の日程変更・・・」。これらのどこがビジネスなのでしょうか?また、TOEICは背景知識が最もスコアに影響を与えない、純粋な英語能力そのものを測定できる試験だと思います。

「TOEIC=ビジネス英語」という誤解

TOEIC®のスコアは、いつどこで受験しても基準が一定

TOEICのスコアの算出方法は非公開ですが(単純に一問〇点ではない)、スコアの一貫性が保証されています。例えば、5年前のスコアが650点で今年のスコアも650点であれば英語力は全く同じだということです。これは特筆すべきことです。
大学入試センター試験を例に挙げます。大学受験をするほとんどの高校生はこの試験に向けて勉強します。そして、本番に向けて大手予備校の模擬試験を受けたり、予想問題集を解いたりします。しかし、センター試験は毎年、難易度も平均点も大きく変動するので、受験者は自分の目標点を非常に設定しづらくなります。つまり、自分の得点が30点アップしたとしても平均点が30点アップしていたら、自分の英語力の伸びはなかったことになります。一方、TOEICでは自分の得点が30点アップすれば、英語力はその分上がったことが保証されるのです。だからこそ、TOEICを受験し続けることによって、信憑性の高いスコアを元にして、自分の英語学習の進捗状況を知ることができるのです。

TOEIC®は使用頻度の低い表現が少ない

TOEICで使用されている語彙は非常に標準的です。具体例をあげるのは難しいですが、英検二級合格レベルであれば語彙で困るということは多くはないでしょう。
問題作成者側として、テストの難易度を上げるための最も一般的な方法は語彙レベルを上げることです。しかし、テストの語彙レベルを上げることは、日常的には使用頻度の低い語彙をテストで用いることにつながります。残念なことですが、多くの日本の英語資格試験はこの傾向にあります。ネイティブスピーカーでさえもが知らないような語彙を資格試験のためだけに覚えなければならない状況があります。TOEICは難易度のアップをそこに頼っていないので、ネイティブが知らないような日常的に使用頻度の低い語彙を覚える必要がありません。

TOEICは使用頻度の低い表現が少ない

TOEIC®をどう活用するか

私が資格試験の受験を勧めるのは資格を取るためではありません。資格試験を受験することによって、「目標と期限」を定めて英語学習に励むことができるからです。目標も期限もない英語学習ほどダラダラとした効率の悪い学習はありません。
TOEICは年間10回実施されています。できる限り多く受験することが大切です。「目標と期限」を設定して英語学習に励む環境をできるだけ多く作るのです。「目標と期限」によって生み出される緊張感のある学習は、英語力を必ず向上させてくれます。
また、TOEICはスコアの信憑性が高いため、まぐれがありません。前回より5点でもプラスであれば英語力がついたことになります。このわずか5点のアップ・ダウンに一喜一憂することが英語学習へのモチベーションアップにつながるはずです。
ダイエットをしている人でも「一週間に一回体重計に乗る人」と「毎日三回体重計に乗る人」ではどちらがより成功するかは明らかです。緊張感が違うからです。このような状況を英語学習にも適用するにはTOEICが最適だと思います。

TOEICをどう活用するか

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