中学英語でも大丈夫。子供に英語を教えるには、質問が役に立つ

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母親は機会を見つけて子供に新しい言葉を教えていきます。どの言語であれ、それは同じです。子供が「くるま」という単語を覚えたら、次は「バス」「トラック」などというように、それぞれの車両の区別ができるように声をかけていきます。車好きの男の子なら、「オープンカー」「セダン」「ステーションワゴン」などの名前も、そのうち覚えてしまうかもしれません。

私がアメリカ人なので、多くの人は私の娘は自然にバイリンガルになれると思っているようですが、そんなことはありません。日本語に囲まれた環境では、親が英語を話していたとしても、バイリンガルになれる保証はないのです。日本に住む英語ネイティブの親達は皆、子供達が日本語に加えて、英語も使えるようになるために、かなり努力をしています。

それはわが家でも同じです。現在のところ、お友達や先生などを含めて、ほとんどの人が娘に日本語で話しかけています。ですから私は、英単語を含め、娘が英語を覚えてくれるよい方法はないかと常に考えているのです。

「質問」が役に立つ

わが家で上手く方法の一つが、「質問」を使うことです。これは娘が赤ちゃんの時から行っている方法です。とても簡単なので、日本人のパパやママにもお勧めです。ポイントは、シンプルな質問をする、ということです。

ただ単に娘に何かを伝えるのではなく、できるだけ質問の形で問いかけるようにします。伝えるべきことを質問に変換することで、私たちの間に会話が生まれます。娘も質問をされることで、頭を回転させて考えなければなりません。こんなとき、英語も新しいボキャブラリーも、娘の頭の中にしみ込んでいくのです。きっと皆さんも、お子さんに日本語を教えるときに、同じような方法を使っていると思いますので、私がお伝えしたい質問のメリットはすでにご存知かもしれません。

中学英語レベルの文章でOK

娘が歩き始めたばかりの頃、私たちはよく2人で、長い道のりを上ったり、下りたりと、ゆっくり歩いていました。その道沿いにある小さなカフェには、季節の花がプランターにいつも咲いていました。そんな所狭しと咲いている色とりどりの花を、娘はいつもじーっと見つめていました。
私はプランターに新しい花を見つけるたびに、

“What color is that?” 「あれは何色?」

と質問をしていました。

娘がまだあまり話さなかったときには、私自身が答えも言っていました。“It’s red.”「赤だね」というように。だんだんと話せるようになってくると、娘も答えるのが楽しくなり、とうとうどんな色も英語で答えられるようになりました。

子供は「スポンジ」とはよく言われます。物事をすぐに吸収し、真似するようになります。もちろん、間違えることもあります。娘もお気に入りの色、pink「ピンク」という単語はすぐに覚えることができたのですが、どういうわけかwhite「白」はなかなか頭に入らなかったようです。そんなこともあるので、繰り返し質問するということは、とても大切です。私も花を見つけるたびに、週に何度も同じ質問をいつもしていました。車を見つけても“What color is that?”「あれは何色?」の質問をしていました。

この質問を使った方法は、娘に新しい単語を教えるのにとても役に立ちました。次の質問フレーズは、わが家で頻繁に登場しているものです。

すぐに使えるフレーズ

What shape is that? (circle, triangle, square, rectangle) 
「何の形?」(丸、三角、四角、長四角)
What kind of fruit is that? (apple, banana, melon, kiwi) 
「この果物は何?」(リンゴ、バナナ、メロン、キウイ)
What’s the weather like today? (sunny, rainy, cloudy)
「今日はどんなお天気?」(晴れ、雨、くもり)
What season is it? (spring, summer, autumn, winter)
「今の季節は?」(春、夏、秋、冬)

2つのものから選ばせる質問もよく使っています。
Is it a circle or square? 「これは丸、それとも四角?」
It is an apple or pear? 「これはリンゴ、それともなし?」
Is it rainy or sunny? 「今日は雨、それとも晴れ?」
Is it winter or summer? 「今は冬、それとも春?」

ドリルなどを使って無理矢理単語を詰め込むのではなく、娘には日常の中で自然と単語を覚えてもらいたいというのが、私の願いです。朝食の時に、外を指差して「今日はどんな天気?」と質問をしたり、食べているものを指して「この果物は何?」と尋ねています。もちろん、絵本を使って同じような質問をしてもいいと思います。

もしかすると皆さんも同じような方法で、お子さん達の日本語のボキャブラリーを増やしているかもしれません。そうであれば、英語でも簡単に同じことができます。親がバイリンガルである必要も、英語が得意である必要もありません。どれも中学校1年生の英語の授業で習った文章ですよね。みなさんきっと覚えているはずです!

経験とともに英語を覚える

子供が小さい時は特に、何においても親がいちばん。英語においてもそれは同じです。今回ご紹介したような簡単な英語の質問は、お子さんの英語のボキャブラリーを増やすのに役立ちます。“What”を使った質問に答えることで、お子さんの脳にもどんどん英単語が浸透していきます。お子さんの経験と英単語を結びつけ、楽しく会話することで、強く記憶されるようになります。

もし、大きな木の横を通ったなら、次のように尋ねてみましょう。

“Is that tree big or small?” 「これは大きい木、それとも小さい木?」

もしくは単に
“Is it big or small?”「大きい? 小さい?」
と聞いても。そして次に犬を見かけたら、
“Is that dog big or small?” 「大きい犬、それとも小さい犬?」

お子さんの頭には、「大きい、小さい」という言葉が、経験とともに記憶されるはずです。

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