身近な単語の意外な落とし穴 ——正しいのはどっち?【キャリアアップのためのビジネス英語講座】

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何気なく使っている身近な単語が、実は思っていたのとちょっと違うニュアンスや意味をもっているかもしれません!正しく知って、正しく使えると良いですね。

1. きちんと取引の本質を知る必要があります。

A. I need to know the nature of our deal.
B. I need to know nature of our deal.

“Nature”といえば「自然」という意味がすぐ思い浮かびますが、その他にも「性質、本質」という意味があります。ビジネスシーンではこっちの意味の方がよっぽど使用頻度が高いですが、「性質、本質」という意味で使うときは冠詞”the” がつくことに注意しましょう!逆に、「自然」の意味で使うときは、原則無冠詞です。
よって、「取引の本質」と言いたいときは、Aの”the nature” が正解です。
正解はA!

2. 相手が断りやすい「〜していただけますか?」はどっち?

A. Would you answer my question?
B. Could you answer my question?

“Would you~?”も”Could you~?”も丁寧な依頼表現ですが、実はこの2つにもちょっとしたニュアンスの違いがあります。
Aの”Would you~?”は、丁寧な依頼でありながら「〜してくださる気持ちがありますか?」と相手の意志を確認するニュアンスがあります。
一方で、Bの”Could you~?”は、「〜していただける可能性がありますか?」と、あくまでも「可能性」を確認しているだけなので、相手がその依頼を断りやすい雰囲気をつくることができるんですね。依頼の内容に応じて、ちょっと意識して使い分けてみてみましょう!
正解はB!

3. 我々のターゲットはそれを買えるくらいの普通の人たちです。

A. Our target is normal people who can afford to buy it.
B. Our target is ordinary people who can afford to buy it.

「普通の人」と一言で言っても、Aの”normal people”とBの”ordinary people”とでは意味合いが全然違うので要注意!
“normal people”は「変人じゃない、普通の人」という意味で、”ordinary people”は「お金持ちでも有名人でもない、一般の人」というイメージです。
なので、Aの”normal people”だと「我々のターゲットは、それを買えるくらいの変人ではない普通の人です」と不自然なニュアンスになってしまうんですね。
Bであれば「それを買えるくらいの一般階級の人」といったニュアンスになります。
正解はB!

4. もうちょっと難しい目標を設定してみます。

A. I will set out more difficult objective.
B. I will set out more challenging objective.

「難しい」というと”difficult” がすぐに思い浮かびますが、”difficult” には「すごく難しくて実現が難しい」というニュアンスがあります。ですので、Aのように言ってしまうと「最初から実現できない目標を立てようとしているのか?」と思われてしまうかもしれません。
一方で、Bの”challenging”も同じように「すごく難しくて実現が難しい」という意味の単語ですが、「実現は難しそうだけど、挑戦してみる価値がある」というポジティブなニュアンスがあるんですね。よって、ビジネスシーンで「難しい」というときは”challenging”を使うのがスマートです。
正解はB!

5. 電話をかけ間違えてしまってお恥ずかしい限りです。

A. I feel embarrassed that I dialed the wrong number.
B. I feel ashamed that I dialed the wrong number.

「恥ずかしい」を辞書で調べるとまず出てくるのが “ashamed”ですが、実はこれ「道徳的、倫理的なものに反してしまった自分の過ちに恥じ入る」といった、ちょっと堅くて重いニュアンスをもつ単語です。なので、例文のように「お恥ずかしい……」程度のときに”ashamed”を使ってしまうと、「電話をかけ間違えるという自身の過ちに深く恥じ入ります」という不自然なニュアンスに聞こえてしまいます。「お恥ずかしい……」と言いたいときは、Aの”embarrassed”を使いましょう。
正解はA!

いかがでしたか?
身近な単語と侮るなかれ!今回の内容も一つずつ覚えて、ニュアンス上手なビジネスマンを目指しましょう。

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