英語でダジャレいえる?アメリカンジョークの英語フレーズを知ろう

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会話の中に笑いがうまれることによって、場が和み、人との距離が縮まったという感覚を覚えたことはありませんか? たとえ「少しくだらないかな」と思うようなジョークであっても、思わず聞き手のクスクス笑いを誘うことで良い空気が生まれることもあります。

コミュニケーションにおいて、笑いの効果は大きいもの。英語でもジョークを飛ばせるようになれば、もっと英会話を楽しめるのではないでしょうか。

そこで今回は、アメリカン・ジョークのテンプレとも言えるパターンに注目しながら、英語で笑いを誘うための鉄板フレーズの一例を紹介します。

アメリカン・ジョークにはどんなものがあるの?

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日本語でお笑いといえば「ボケ」と「ツッコミ」が定番ですが、英語ではボケ役の人を“a funny man”、ツッコミ役を“a straight man”と言います。このような単語はあるものの、掛け合いの妙で笑いを取る日本の漫才とは違い、一人で次から次へとボケを繰り出す「スタンドアップ・コメディー(standup comedy)」と呼ばれる漫談形式のお笑いが主流を占めている印象です。

アメリカン・ジョークの多くでは、まずは話の導入で聴衆を引きつけて、「きっとこういう話なのだろうな」と期待させておいて、それを裏切ったり意表をついたりする形でオチを付けます。

ほかにも、“pun”と呼ばれる、日本語でいうダジャレや語呂合わせのような言葉あそびも定番の一つ。一つの単語に複数の意味があるものや、同じ発音でスペルが異なる単語を使ったジョークです。

早速、アメリカ人なら誰でも知っている定番のものから“pun”(ダジャレ)を使ったものなどアメリカン・ジョークをご紹介します。

古典的な定番アメリカン・ジョークの3つのパターン

1. Doctor, Doctor Jokes

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医者と患者のやりとりを使った定番のアメリカン・ジョーク。患者の台詞でシーンを設定して、医者の返しでオチをつけます。

Patient: Doctor, doctor, I keep thinking I’m a dustbin.
Doctor: Don’t talk rubbish. 

(和訳)
患者:先生、私は自分がゴミ箱なんじゃないかと思っているのですが。
医者:そんなゴミみたいな冗談を。
英文引用:岩間直文『すぐに使える英語のジョーク150』より

“dustbin”はイギリス英語で主に使われますが、「ゴミ箱」を意味する言葉です。「ゴミ箱」という言葉を受けて、医者はどんな返しをするのでしょうか。ここでは、患者の相談に出てきたゴミ箱にかけて「ゴミ」を意味する”rubbish”を使ったフレーズ“talk rubbish”「ばかなことを言う」でダジャレのような返しをしています。

同じドクタージョークの中にも、別の形のオチをつけるパターンもあります。

Patient: Doctor, doctor, people keep ignoring me.
Doctor: Next!
 

(和訳)
患者:先生、人がみんな私を無視するんです。
医者:はい、次の方!
英文引用:岩間直文『すぐに使える英語のジョーク150』より

こちらは先ほどの言葉遊びとは異なるパターン。患者が、人に無視されてしまうという相談をしたそばから、医者が「次の人!」と言って患者を無視するというボケがオチになっています。

2. Waiter Jokes

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医者と患者のジョークのように、客とウェイターのやりとりを使った定番のアメリカン・ジョーク。ウェイターに向けた客のクレームに対するウェイターの切り返しが、オチになるパターンです。

Customer: Hey! Your thum is in my soup!
Waiter: That’s all right, sir. This soup is not hot.

(和訳)
客:ちょっと! 君の親指がスープに入っているじゃないか。
ウェイター:大丈夫ですよ。このスープは熱くないので。
英文引用:里中哲彦『1日1分半の英語ジョーク』より

ここでは、注文した料理にウェイターの指が入っているという客からのクレームに対して、ウェイターが「自分の指について心配は不要」とばかりのボケで返して笑いを取っています。

3. Knock Knock Jokes

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ノックへの受け答えをネタにする定番アメリカン・ジョークです。映画『ユー・ガット・メール』など、映画のシーンでも使われることが多いため、見たことがあるという人もいるのではないでしょうか。

A: Knock, knock.
B: Who’s there?
A: Canoe.
B: Canoe who?
A: Canoe help me with homework?

(和訳)
A:トントン
B:どちら様ですか?
A:カヌーです。
B:どちらのカヌーさんですか?
A:(キャンユーとカヌーをかけて)宿題を手伝ってもらえないカヌー?
英文引用:funologyより

初めの“Knock, knock.”、“Who’s there?”は固定の部分で、その返答によって気の利いたジョークを作ります。ここでは、発音が似ている“canoe”と“can you”をかけたダジャレになっています。

なぞなぞ形式のアメリカン・ジョーク、“Riddle Jokes”

american_joke_05riddle jokeというなぞなぞ形式で、答えがジョークになっているものがあります。日本語でも、「食べると安心するケーキってな~に?」という、言葉あそびのなぞなぞがありますね。安心するを意味する「ホッと(する)」とホットをかけて「ホットケーキ」が答えになっていますが、英語でも似たようなジョークがあります。

Why did the cucumber blush?
Because it saw the salad dressing.

(和訳)
なぜきゅうりは赤面したのでしょうか?
サラダが服を着るところを見たから。
英文引用:岩間直文『すぐに使える英語のジョーク150』より

「サラダのドレッシング(salad dressing)」という2語からなる名詞と、「サラダ(salad)」が「服を着る(dress)」という主語+動詞の組み合わせをかけた言葉遊びになっています。文法を理解しているとわかるジョークですね。

What flowers grow under your nose?
Tulips.

(和訳)
鼻の下に育つ花は何でしょう?
ちゅ~リップ。
英文引用:岩間直文『すぐに使える英語のジョーク150』より

鼻の下には、唇=“lips”があります。英語では唇を指すとき、上唇と下唇合わせて複数形で“lips”と言います。発音が似ている「チューリップ(tulips)」と「二つの唇(two lips)」をかけたなぞなぞジョークでした。

皮肉をきかせたアメリカン・ジョーク

アメリカン・ジョークといえば、タブーに触れて笑いを取る「ブラックジョーク」のほかに、「派手でわかりやすい笑い」を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、皮肉っぽいジョークもよく使われます。

Timmy: Let’s play school.
Jimmy: OK. Let’s play I’m absent
.

(和訳)
ティミー:学校ごっこをして遊ぼう。
ジミー:オーケー。じゃあ、ぼくは欠席の役で。
英文引用:鈴木進、他『アメリカン・ユーモア 英語に見るジョークと文化』より

学校ごっこをしようと誘ったティミーに対して、じゃあ欠席の役をするねというジミーの返答。これでは、生徒がいなくなってしまうので学校ごっこが成立しないというボケです。皮肉っぽさが笑いを誘います。

Mother: Tommy, there were two pieces of pie in the cupboard this morning and now there is only one. Can you explain that?
Tommy: It was so dark, I didn’t see the other piece.

(和訳)
母:トミー、今朝、戸だなの中にパイが2切れあったんだけど、今は1切れしかないわね。どういうことか説明してくれる?
トミー:すごく暗かったから、もう1切れあるって気づかなかったんだ。
英文引用:鈴木進、他『アメリカン・ユーモア 英語に見るジョークと文化』より

2切れあったはずのパイが戸だなから1つ消えていることを受けて、母親がティミーに問いただします。聞き手は、きっとトミーがパイを食べてしまったのでその言い訳が返ってくるのだろうと期待します。

ですが、ここでトミーは、1切れしか食べていないのは、2切れあったことに気づかなかったからという意表をつくボケを演じて、聞き手の期待を裏切って笑いを取っています。

英語をマスターして、アメリカン・ジョークを使いこなそう!

一通りの定番を知っていれば、“Knock, knock…”と誰かが言い始めたら、ジョークが始まるなということがわかりますね。言葉あそびやダジャレにしても、やはり楽しむには単語の意味や正しい発音、文法がわかっていることが前提になります。定番アメリカン・ジョークをアレンジできるようになれば、英会話上級者と言えそうです!

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