ライフスタイル関連のニュースを英語で楽しもう【ニュースな英語#4】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

海外では、「チアシード」や「タイガーナッツ」など食品や健康に関する分野の流行が、次から次へと生まれています。英語でニュースが読めれば、海外から入ってくるトレンド情報をいち早くキャッチできるかもしれません。

レアジョブ英会話の公式教材「Daily News Article」を題材に、旬な英語ニュースの読み方を解説する新連載シリーズ『ニュースな英語』の第4弾となる今回は、ライフスタイル・エンターテイメント関連のニュースから、イタリアで開催されたスローフードのイベントに関する記事を取り上げて解説します!

“Slow Food” Fair Held in Streets of Italy
(イタリアで「スローフード」にまつわる野外フェアが開催)

イベント開催情報や、団体の設立情報は英語で?

lifestyle_news_01

(原文)
The Salone del Gusto fair, which ran from September 22 to 26, was organized by the Slow Food movement and Terra Madre network of food communities. Held in the streets of Turin, this year marks a change in the fair as it is the first time that it was held outdoors since its establishment in 2012. Aside from the streets, parks and some indoor venues such as museums were used as additional venues for activities.

(和訳)
9月22日から26日に開催されたサローネ・デル・グストは、食コミュニティのスローフード協会と、フード・コミュニティのテッラ=マードレによって運営された。トリノの路上で開催され、今年は2012年の本イベント創設以来初めて野外での開催となり、記念すべき変化の年となった。路上のほか、公園や美術館などのいくつかの室内会場がアクティビティ用に追加の会場として使用された。

頻出単語・フレーズをチェックしよう!

・slow food スローフード
日本でも話題になったスローフード。ファストフードに対して、地域に根づく昔からある食文化を大切にしようとする運動のこと。

・run 続く
おなじみの動詞であるrunですが、ここでは「走る」ではなく、「イベントや出来事が続く状態」を表します。“The musical ran for three months”といえば、「そのミュージカルは3ヶ月の間上演された」という意味になります。

・mark 始まる印となる
marks a changeで、「変化の兆しが見える」の意味。markには他にも、他動詞で「〜を記念する」の意味を持ち、特別な日や出来事を記念することを表します。“Today marks the 10th anniversary. ”で「今日で10年目を迎える」となるなど、ニュース英語には頻出の動詞です。

・aside from〜 〜に加えて
aside fromには、「〜を除いて」の意味もあり、この場合の類語は“except for〜”となります。文脈によって意味を判断する必要があります。

・establishment 創設
動詞establish「創設する」の名詞系です。類語には“foundation”があります。

押さえておきたい文法ポイント!

lifestyle_news_02

1. 文章の枠組みをまず捉える

The Salone del Gusto fair,(which ran from September 22 to 26,) was organized by the Slow Food movement and Terra Madre network of food communities.

このような長い一文は、文章の大まかな構造を把握するためにまず主語と述語となる部分を押さえます。そこで、コンマ(,)で区切られた“which ran from September 22 to 26”という修飾節(関係代名詞節)をかっこにいれてみると、文章の主述関係が理解しやすくなります。

この文章では、which以下をかっこで括ることにより、主語(S)が、The Salone del Gusto fair、動詞(V)は受け身の”was organized”になっていることがわかります。

2. 関係代名詞の制限用法は、補足の説明だと捉える

上で取り上げた一文の中で、関係代名詞”which”は、先行詞の”The Salone del Gusto fair”を修飾しますが、ここでは「,(カンマ)」がついています。関係代名詞の前に「,(カンマ)」が来るときは、先行詞について補足的な説明を付け加えているもの(制限用法)と理解し、頭の中で日本語に置き換える際には2文に分けるとニュアンスが把握しやすくなります。

このセンテンスについても語順の流れどおりに解釈をすれば「サローネ・デル・グスト、ちなみにそれは9月22日から26日に開催されたのですが〜」というニュアンスになります。このように、ニュース記事には情報の詰められた長文が登場することがありますが、センテンス内のコンマで区切られた部分を後回しにしつつ文構造を優先して解釈すれば、ぐっと読みやすくなるはずです。

3. 文頭に動詞が来たら、何が省略されているか考える

Held in the streets of Turin, this year marks a change in the fair……

英語で主語(S)が省略されることはないので、文頭に動詞が来ていたら何かが省略されているということがわかります。

ここでは、“held”は”hold”「開催する」の過去分詞形。過去形と同じ形なので注意が必要です。ここは分詞構文と呼ばれる副詞句になっており、本来は“Having been held”となるところで、having beenが省略された形になっています。

「分詞構文」という文法用語を聞いて身構えてしまう人もいるかもしれませんが、シンプルに「もともと二つに分かれていた文の片方(ここでは受動態の文章)が短縮され、もう片方にくっついたもの」と考えればOKです。

所有格と定冠詞に注目して読もう

lifestyle_news_03

(原文)
The Slow Food movement was founded in 1986 by food critic and sociologist Carlo Petrini. Its original goal was to resist the opening of the first fast food restaurants in Italy. Now, the organization also aims to promote local food and traditional food production. In his speech before the fair opened, Petrini emphasized the importance of people’s relationship with food production. His group believes that food production must follow a process that respects different cultures and the environment.

(和訳)
スローフード協会は、フードジャーナリストで、社会学者のカルロ・ペトリーニによって1986年に設立された。イタリアで初めてのファストフードレストランの開業に反抗するのが本来の目的であった。現在では、当団体は、ローカルフードと伝統的食品の生産を促進することもゴールとしている。イベントが始まる前のスピーチで、ペトリーニは人々と食糧生産の結びつきの重要性を強調した。彼の団体は、食糧生産は異なる文化や環境への配慮をした過程を経るべきだと考えている。

頻出単語・フレーズをチェックしよう!

・found 設立する
“find(見つける)”の過去形と同じスペルなので間違いやすいですが、現在形が“found”、過去形・過去分詞は“founded”になります。類語には、先ほど出てきた“establish”があります。

・emphasize 強調する
emphasizeのあとには名詞をとり、“emphasize the importance of 〜(〜の重要性を強調する)”や“emphasize the need for〜(〜の必要性を強調する)”といった表現を作ります。

また、SVのあとにthat節をとることもあり、その場合は、”emphasize that it is important to 〜(〜をすることが重要であると強調する)”のようになります。

押さえておきたい文法ポイント!

所有格や定冠詞に注目

Its original goal was to resist the opening of the first fast food restaurants in Italy.

ここで“Its”「その」は何を指すでしょうか。この文の直前の一文は、“The Slow Food movement”「スローフード協会」の説明になっています。

それを受けて同じく「スローフード協会」について説明する文章なので、The Slow Food movement(=it)の所有格“Its”で言い換えています。続く一文も見てみましょう。

Now, the organization also aims to promote local food and traditional food production.

このorganizationは、何を指しているかわかりますか?ニュースな英語#2でも登場したとおり、“the”は、特定の名詞につく定冠詞です。「その団体」という意味なので、既に出てきている、“The Slow Food movement”のことだとわかります。

親しみやすいトピックから、ニュース記事に触れよう

ライフスタイルやエンターテイメント系のニュースは、難しい専門用語の使用率が少ない傾向にあります。身近な話題なので親しみやすく、会話のきっかけとしても気軽に使えるでしょう。

ニュース記事を読んでみたいけどまだ自信がない……という方はライフスタイルなどの記事から始めてみるのも良いかもしれません。


次の記事


レアジョブ英会話 レアジョブ英会話 RareJob English LabはNo.1オンライン英会話スクール「レアジョブ英会話」が運営しています。
英語を「話せる」ようになるにはくり返しアウトプットする機会が必要です。 レアジョブ英会話なら1レッスン129円で每日外国人講師と話せます。
メールマガジンで新着記事や、あなたの英語学習をサポートする情報をお届けします。

購読する