中学生英語からやり直し!30歳大人の英語の基礎学習7つ道具(単語本、テキスト、辞書、多読・多聴用ツール、ICレコーダー、その他)

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「責任ある仕事を任されるようになったし、充実した30代のためにスキルアップ、キャリアアップにも時間を使いたい」

ビジネスパーソンにとって、30歳は「もう30歳」と「まだ30歳」の境目となる微妙な時期。20代で何をしてきたか、これからどうするのか?そう問われたとき、「英語が話せたらもっと仕事の幅広がるのに……」と思う人もいるのではないでしょうか。

30歳から英語を始めても遅いかな…?悩んでしまう方もいるかもしれませんが、英語学習の観点から言うと、「まだ30歳!」。グローバルビジネスの一線級で活躍している人の中にも、30歳を超えて一念発起し、英語を身につけたという人は少なくありません。

そこで、この記事では、30代から再び英語に挑むあなたを強力にサポートする「英語学習の“7つ道具”」をご紹介します。

英語学習のエキスパートが厳選した、中学・高校英語の基礎知識からでも取り組める英語学習の必需品を見ていきましょう。

英語学習の7つ道具その1【単語本】

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7つ道具の一つ目として紹介するのは、すっかり忘れてしまった英語の肩慣らしにもなり、後々まで役立つ『単語本』です。当たり前すぎるアイテムですが、シンプルなものほど「何を選ぶか」で差が出ます。

単語本を選ぶときのポイント

単語を学習するときには、目で見るだけではなく、音声を聞いて音読することが重要です。普段から英語を口に出す練習を行うことで、スピーキングスキルにも繋がる学習を心がけましょう。

単語本を選ぶときには、次の条件を満たしているかどうかを確認しましょう。

・単語とともに、必ず例文やフレーズも掲載されている
・音声が付いている(CD付きまたは音声ダウンロードができる)
・自分のレベルに合っているか(中学〜高校入試レベルに必要な語彙量は1200~1500語程度)

 

「キクタン中学英単語」

・リズムに乗って英単語を覚える「キクタン」シリーズの中学生版
・1日16語、8週間で見出し語896語を学習できる
・「英語→日本語→英語」のチャンツで楽しく覚えられる

「毎日の英単語 日常頻出語の90%をマスターする」

・ベストセラー「毎日の英文法」の第二弾
・ネイティブの使用頻度をもとに厳選された700フレーズが収録されている
・使用頻度の高い3〜6語前後のクラスターで覚えるのが特徴

「レアジョブ瞬間英単語|1秒で思い出すTOEIC®テスト600点」

toeic600点向けの頻出英単語学習アプリ。toeicで重要視されるべき指標「正答時間」に着目し、toeic600点を目指す方の点数アップを強力サポート

【ステップアップ用教材】
中学英単語を十分に習得した後、さらなるステップアップを目指す際に手にしたいのが「DUO3.0」です。

「DUO3.0」

・560例文すべてに異なる単語が使用され、重複がなく抜群の効率性を誇る(重要単語1572語・重要熟語997語)
・実用性が高く、暗記する価値のある英文が収録されている
・復習用CDを活用すれば、たった60分で全単語の復習が可能

英語学習の7つ道具その2【文法テキスト】

単語帳に続いて悩むのが、文法を中心としたテキスト。日本では、学生時代の英語教育へのアレルギーからか文法を軽視して「まずは実践」という雰囲気もありますが、英会話スキルを上げるためにも、文法の知識・理解はとても重要なのです。コミュニケーションを取る上で重要な「時制」や会話予測、長文が理解できないなど、過去に何度もぶつかった壁は、文法の知識不足が原因だったのかもしれません。

文法教材を選ぶときのポイント

文法を学習していく際には、問題演習ができる教材と文法事項が体系的に整理された文法書をそれぞれ1冊ずつ用意するといいでしょう。社会人が効率的に文法を学習するためには、次のプロセスが有効です。

(1)まずは演習問題(練習問題)を解く
(2)間違えた問題について解説を読み、理解する
(3)知識が定着していない箇所について文法書を使って深掘りする

 

文法書はイチから読んで理解するよりは、辞書の役割として使用し、演習問題を解いて理解が十分でなかった箇所について知識を深めていくやり方が効率的です。文法書だけを通読しても、自分が真にその内容を理解できているかを確かめるためには、演習問題で実践するアプローチは欠かせません。

「中1英語をひとつひとつわかりやすく」

・超基礎から学べ、誰でも無理なく進められる
・解説ページと書き込み式の練習問題の構成
・中1〜中3までのシリーズがあり、段階を踏んで学習していける

「総合英語Forest 7th Edition」

・英文法の総合参考書となっており、必要な知識を網羅できる
・イラストが多く、見やすく分かりやすい構成
・例文で使用されている単語のレベルが簡単で理解しやすい

「総合英語Forest(7th Edition)解いてトレーニング」

・「総合英語Forest 7th Edition」の問題演習版
・問題のレベルが基本、応用、発展に分かれている
・文法項目が簡潔にまとめられており、おさらいができる

「一億人の英文法」

・「話すための英文法」という視点でまとめられた文法書
・ネイティブの英文法感覚を身につけることができる
・イラストやイメージが多く、感覚で理解できる

英語学習の7つ道具その3【辞書】

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紙の辞書で偶然出会う言葉たちに触れることも重要なのですが、辞書を引くことの第一義は「気になったときにすぐに調べられる」こと。いつも持ち歩いているスマホにダウンロードするだけのアプリなら、知らない言葉、曖昧な言葉に触れたときすぐに調べることができます。

辞書を選ぶときのポイント

主要な辞書はたいていアプリ版を提供しているので、必ずひとつはスマホに入れて、気になったらすぐに調べる癖を身につけるといいでしょう。「和英辞書」では日本語と英語の意味を確認し、「英英辞書」では単語の定義やコアな意味を掴むなど、用途を使い分けるのもおすすめです。

選ぶときは、次の2つを満たしているかをチェックしましょう。

・音声があり、発音がチェックできるもの
・単語とともに例文も調べることができるもの

 

■ウィズダム英和・和英辞典2

・価格:2,900円
・項目数: 102,000(英和)・90,000(和英)
<ダウンロード>
iPhone用
Android用

■ロングマン現代英英辞典プラス

・価格: 3,600円
・項目数: 185,000
<ダウンロード>
iPhone用

※参考:https://toeic-guru.jp/english-dictionary-apps

英語学習の7つ道具その4【アウトプット用教材】

学生時代と現在の違いは、「受け身か、それとも自発的か」ということに尽きます。嫌でもやってくる英語のテストのために勉強していたという人は、与えられた知識をただ覚える「詰め込み型」の学習法に慣れてしまっているはずです。これでは覚えた先から忘れてしまうのも当たり前です。

大人になったいま、リスタート用の教材として必須なのが、アウトプットの練習ができる教材です。単語本、文法テキストで得た知識を使って、アウトプットをしてみる。それを促すためのテキスト群です。

これは知識を身につけるのと同時並行で行うとより効果を得られます。「アウトプットはもう少し英語を勉強してから」なんて言っていると、ずっとインプットするだけで会話までたどり着けないなんてこともあり得るので、失敗を恐れずにどんどんチャレンジしましょう。

追加教材を選ぶポイント

単語・文法で得た知識を使える英語にすべく「アウトプット」の練習ができる教材を追加教材として選ぶのがベストです。
中学単語・文法の知識を使って瞬間英作文の練習をしたり、音読の練習をすることで、アウトプットの機会を創出し、スピーキングの練習を行いましょう。

やり直し英語では、インプットとアウトプットのバランスを常に意識して、学習を進めていくことがとても大切です。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング

英語学習の7つ道具その5【多読・多聴用ツール】

単語、文法を学び、アウトプットの段階にさしかかると顔を覗かせるのが、リーディング、リスニング問題です。英語脳、英語耳を鍛えられる!というキャッチコピーは誰でも心惹かれますよね。

そこでオススメしたいのが、多読、多聴のできるツールです。インターネットの普及で以前とは比較にならないほど英語に触れる機会を作ることが簡単になりました。英語のニュースや映画、ドラマなどに触れることで“生きた英語”を学ぶのは、学生時代にはできなかったことでもあり、英語を話せる、聞けるようになるためにとても有効な手段です。

多読・多聴用ツールを選ぶポイント

単語・文法で基礎力を固めていくのと同時に、数多くの英文や音声に触れていき、英語のリズムや表現に慣れていきましょう。

・レベル別に分かれている/難易度表記がある
・文章の量が多すぎず、読みやすい
・文章に音声が付いている
・日本語の訳がついている

 

POLYGLOTS[ポリグロッツ]

ざっくり英語ニュース!StudyNow[スタディナウ]

学習時間を確保して取り組む勉強以外に、日常的に取り入れたいのが「プッシュ型(受動型)の学習」です。たとえば、1日1単語を配信してくれるメルマガに登録したり、単語や使えるフレーズなどをツイートしているTwitterアカウントをフォローしたりすることで、英語に触れる機会をぐんと増やすことができます。自分の好きな有名人・著名人、アーティストなどを探して、早速フォローをしてみましょう。

<メルマガ>■TOEICスクエア

※公式サイトに登録し、メールを受信する設定にしておけば、定期的にTOEICの問題が配信される

<Twitter>■【3秒を有効活用】ツイッターでも英語は学べる!フォローしておきたいアカウント10選

(RareJob English Lab過去記事)

英語学習の7つ道具その6【キッチンタイマー】

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7つ道具の6つめにしてようやく道具らしい物が出てきました。

「へ?キッチンタイマー?」頭の中にハテナが浮かんでいるあなた、実はこのキッチンタイマー、効率を重視する英語学習者が意外とよく使っているアイテムなんです。

忙しい社会人にとって、勉強時間を確保することは至難の技です。少ない学習時間を有効に使うためには、タイムマネジメントも重要なポイントとなります。そこでおすすめしたいのが、「キッチンタイマー」です。時間を測って勉強することで、緊張感や集中力を高めることができます。多機能なものもありますが、まずは時間を入力してカウントダウン方式で減っていくタイプの物であればどれでもOK。もちろんスマホのアラーム、タイマー機能も使えますよ。

英語学習の7つ道具その7【ICレコーダー(ボイスレコーダー)】

7つ道具のラストを飾るのは、音声録音が可能なICレコーダー。このICレコーダー、使いようによっては、英語学習の効率アップに大きく貢献する万能アイテムになり得ます。

まずは、ICレコーダー本来の使い方であるボイスメモ機能を使って、自分の声を録音してみる使い方。発音やスピード・文の構成方法など、自分の英語を客観的に評価・分析することで、改善すべきポイントのヒントを得ることができます。録音した音声を保存しておき、1カ月後、2カ月後に聞き直してみることで、自分の成長度合いを感じることもできます。

英語学習は、自分で上達が測りにくいということもあり、学習効果が実感できない!と徐々にやる気が落ちてしてしまうことも少なくありません。過去の自分を比較対象にすることで、モチベーションアップできるのは実はとても大きな効果と言えます。

ICレコーダーには、音楽コンテンツを取り込む機能もあります。機種によっては再生速度を変えたり、一定の区間を繰り返したりする機能がついているので、英語のニュースやラジオ番組、洋楽・映画の音声などをストックしておけば、通勤中やちょっとしたスキマ時間にリスニングの練習ができるのです。

「英語を話せる自分」を手に入れよう

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以上、英語を基礎からやり直すために必要な7つの道具をご紹介しました。社会人になってから英語学習を再スタートする場合、学生時代から数年、数十年ぶりに英語に触れるという人がほとんどでしょう。

大人になってから始める英語学習の肝は、なんと言っても効率・能率を重視することです。忙しい社会人が英語を身につけるためには、今回紹介した7つ道具のようなツールを使って、効率化を図ることが大切です。学生時代の苦手意識や挫折感は過去のこと。大人には大人のやり方、学習方法があるのです。

前半では、星の数ほどある教材の中から単語本、文法テキスト、辞書、その他教材について、英語学習再挑戦に相応しいものを厳選しました。
後半は、より「英語を話せるようになる」という目的に直結する教材やツールをご紹介しています。

「一体何から始めたらいいのだろう?」と悩んでいる人は、この7つ道具をガイドに新しいチャレンジをはじめてみてはいかがでしょう。

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