忙しい環境でも英語を身に付ける最終手段!英語漬け勉強法

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英語が話せるようになりたいと願う人なら、誰しも一度は「留学」という選択肢を頭に思い浮かべた経験があるのではないでしょうか。でも、ただでさえ仕事で忙しいビジネスパーソンの場合、長期間仕事を休んで留学する!というのは決して簡単なことではありませんよね。

朝から晩まで「英語漬けの環境」に身を置けるのが魅力的な留学ですが、それがかなわないからといって、諦めてはいけません。実は、ほんの少し意識を変えるだけで、日本に居ながら英語を使う環境は作れるのです。

今回の記事では、留学なしで英語力を伸ばした英語学習者のノウハウを公開、日本国内でも英語漬けの環境を作り出す方法についてご紹介します。

日本に居ながらにして“擬似留学体験”する方法とは?

howtomaster_english_02留学の最大のメリットは、生活に関わることすべてが英語一色になり、日本語に頼れない状況をつくれること。

では、それと似たような環境を日本で作り出すことはできないでしょうか?日本に居ながらにして英語を話せるようになった人たちが実践しているのが、日常生活から徹底的に日本語を排除する「一人疑似留学」とでも呼ぶべき試みです。

朝起きてから寝るまでのありとあらゆる生活習慣の中で、普段日本語で行ってきた行為を英語に変えることで英語環境を作り出し、英語を「聞く・読む・話す・書く」機会を意識的に増やしているのです。

【その1】パソコン・スマホの言語設定を英語にする

業務にパソコンを使用していない人でも、スマホに触れない日はないという人が大半でしょう。英語環境を整えるための第一歩は、日常的に使用するパソコンやスマホの言語設定を英語にすることです。最初は違和感があるかもしれませんが、数日もすれば次第と画面や操作に慣れてきます。

WindowsにしてもMacにしてもスマホのインターフェイスにしても直感的に操作できるように工夫されていますから、日常的に使用している端末であれば、操作できなくて困ることも少ないでしょう。例えばiPhoneで言語設定を日本語から英語に変更した場合、以下のように変換されます。

・機内モード→Airplane Mode
・通知→Notifications
・一般→General
・画面表示と明るさ→Display & Brightness

言語を変更することで、日頃パソコンやスマホで目にしている言葉を英語でどう表現するか知ることができ、言語感覚を養うことができます。たとえば、「Notifications(通知)」「Sounds(サウンド)」「Messages(メッセージ)」などは、基本的には「1つ」ではなく「2つ以上」ある前提として考えるため、複数形となっています。単数でも複数でも名詞が変化しない日本語との違いがわかりますよね。

【その2】SNSも英語モードに切り替える

また、パソコンやスマホ自体の設定を英語に変える他、FacebookやTwitterなどのSNSやGoogle・Yahoo!などの各種サイトやサービスでも、言語設定を英語に変更することができるので、徹底的に英語漬けを目指したい方は、自分が普段よく使うものをぜひ英語へと変更してみてはいかがでしょうか。

投稿・つぶやきを英語でする

さらに、これまで日本語で行ってきた投稿やつぶやきを英語に変え、「自分が学んだことをアウトプットする=英語を使う場」としてフル活用するのもオススメです。特に、Twitterであれば140文字と文字数の制限があるため、更新のハードルが低く、取り組みやすいです。

<投稿の内容例>
(1)新しく学んだ単語、表現をつぶやく
いきなり日本語と同じようにつぶやこうとすると意外に難しく、続けるのが辛くなってくる可能性もあるので、まずは学んだ単語やその意味、例文を記録していくようなつぶやきから始めるといいでしょう。
<例>
◎【単語・表現】 + 単語の意味 + 例文
【due to】〜が原因で、〜のせいで The game was postponed due to rain.
◎【単語・表現 】+ 単語の意味 + 追加・関連情報
【advantage(N)】利点、強み、優位 形容詞advantageous/対義語disadvantage
◎フレーズ + 日本語訳
I’m sorry for the delay in my response. ご連絡が遅くなり申し訳ございません。

(2)自分の動作・感情をつぶやく
慣れてきたら(1)でストックした表現を参考にしながら、一文程度で自分の動作や感情をつぶやいてみましょう。

I’m heading to the station.
(駅に向かっている)
I feel like eating something sweet.
(何か甘いものが食べたい)

自分が学んだ内容を誰かに説明する・教えるという行為は、記憶の定着化に有効だと言われていますし、「いいね」やコメント・リツイートなど自分の投稿に対するフィードバックも得られると、より記憶に残りやすくなります。

英語ツイートを実践している方たちによると、「単語や文法が間違っているかも」「何かおかしいかな?」と神経質になりすぎず、どんどん発信していくことが重要。メインのアカウントで発信するのが恥ずかしいという場合は、英語発言専用アカウントを作るようにしましょう。

英語の投稿を検索する

普段から英語を使用しているアカウントを数多くフォローしておくことで、生の英語に触れる機会を増やすことができます。「これは使えそうだな、いいな」と思った表現を真似して、自分でも使ってみるよう日々心がけていくと、ボキャブラリーや表現の幅が確実に広がっていきます。

また、「この表現って正しいのかな?」と疑問に思ったときは、実際にTwitterなどでその表現を検索してみるのがおすすめです。同じ表現を使っている人が少なければどこか違和感のある表現であることが予想できますし、ひょっとすると全然違う文脈で使われていることを発見できるかもしれません。

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【その3】予定やTODOリスト・メモを英語で書く

日本語で行っているスケジュールやTODO管理を英語で行うことで、日常的に英語を書く・英語で考える習慣を身につけることができます。さらに、「これは英語で何というのか?」「どのように表現すればいいのか?」と考える良いきっかけになります。

手帳やカレンダーに書く予定・やること、行く場所などはすべて自分と関連の深い物事です。そのため、ここで身につけた単語はすぐに会話などで使うことができるでしょう。自分にとって本当に必要なものだけを学習していけるというのは、学習のモチベーションを保つ上でもとても大きな役割を果たします。

<スケジュール・TODOの書き方例>
基本的に、主語は自分となるため省略して書きます。
・Send invoices(請求書を送る)
・Print copies(印刷する)
・Pay day(給料日)
・Meeting with~(~と会う)
・Lunch with~/Dinner with~(~とランチ/ディナー)
・Clean room(部屋を掃除する)また、スケジュールでは下記のような略語もよく使われます。
・meeting → MTG
・appointment → appまたはappt
・with → w/
・at → @

「英語で日記をつけるといい」という話をよく聞きますが、日記となると途端にハードルが上がってしまい、ついつい三日坊主になりがちです。予定やTODOリストの作成であれば、これまでの習慣を大きく変えることなく、英語に触れる機会を作れるため、まずはここから始めてみましょう。それでも大変と感じる方は、無理をせずに最初は日本語も交えながら、少しずつ英語を使う割合を増やしていくといいでしょう。

寝ても覚めても英語がそこにある!学習時間以外も英語化する

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【その4】テレビ番組は英語で見る

テレビをよく見るという人は、貴重な情報源の一つであるテレビを英語に切り替えてみましょう。副音声を活用して日本語の代わりに英語を聞くようにすれば、英語を耳にする機会を簡単に作ることができます。

CNNニュース」「BBCニュース」といった海外ニュースのチャンネルは、リスニングの練習になるだけでなく、政治・経済など国際情勢について知ることもできます。また、個人差はありますが、キャスターが話す英語は平均して発音やイントネーションも聞き取りやすいのが特徴です。映画を字幕なしでチャレンジするよりもハードルは低いため、まずはニュースからスタートするといいでしょう。

最初から海外ニュースは難しい・ハードルが高いと感じる場合は、NHKニュースの副音声を活用し、英語で日本語のニュースを見ることから始めてみましょう。日本語で理解している内容を英語で聞く方が理解もしやすく、英語を聞くこと自体に集中ができるため、英語力の向上にも繋がりやすいです。

アウトプット量確保にはテクノロジーと機会を上手に活用する

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【その5】オンライン英会話を活用する

日本にいながらにして英語学習を進めていくにあたり、一番の悩みかつ課題となるのが、実際に英語を話す機会が圧倒的に少ないという点です。日常的に英語を使う環境ではない場合、この問題を解決するために積極的に活用したいのが「オンライン英会話」です。

これまでのような通学式の英会話学校では、コスト面やスケジュールの問題から、レッスン頻度を増やしてアウトプット量を増やすというのは難しいという現実がありました。しかしながら、オンライン英会話であれば、1回あたりのレッスン費用はかなり安く、しかも自分のスケジュールに合わせて受講できます。日本にいながらにして毎日英語を話す機会を作れるオンライン英会話は、利便性から見て使わない手はありません。

また、思い切ってリアルなコミュニケーションの場に飛び込んでいくことも、英語の習得に向けて欠かせない要素です。実際、英語で外国人とコミュニケーションできる場は、オフライン・オンラインともに数多く存在しているので、これらをうまく活用していくといいでしょう。

【その6】「英会話カフェ」を利用する

「英会話カフェ」とは、外国人や日本人の英語学習者と英語で話すことができる場所のことです。英会話スクールとは異なり、気軽に好きな時間に行き、話を楽しむことができるのがメリットです。

<<関連記事>>
『気軽に英語を楽しめる!東京都内の英会話カフェ5選【渋谷周辺編】』

【その7】国際交流イベントに参加する

国際交流イベントでは、生きた英語に触れることができ、外国人と友達になれることが大きなメリットです。イベントにはテーマが設けられていることも多いため、共通の趣味・目的を持つ国際色豊かなメンバーと出会うきっかけともなるのでおすすめです。

<<関連記事>>
『【日常に英語を】ミートアップに参加して外国人の友達を作ろう』

【その8】交流ができるオンラインサービスを活用する

「Hello Talk」や「My Language Exchange」といったサイトを活用すれば、ランゲージ・エクスチェンジ(言語交換)のパートナーを簡単に探すことができます。英語を話すパートナーを見つければ、日常的に英語でコミュニケーションを取る機会を作ることができます。

<<関連記事>>
『日本語を教えながら英語を学ぼう。ランゲージエクスチェンジパートナーを作るメリットとその方法』

英語漬けの環境づくりで、英語は話せるようになる!

以上、日本で英語環境を作る方法をご紹介しました。「留学なし」「日本に居ながらにして」英語を話せるようになった人は意外と多くいます。自分の日常生活から徹底的に日本語を排除し、身近なところから英語漬けになれるよう努力をすることで、英語力はいくらでも磨くことができるのです。

英語を話せるようになった人たちがそろって口にするのが、「英語を必ず身に付けたいという強い意思を持つこと」と「英語学習を楽しむこと」の両立です。意志がないと続けられませんが、がんばりすぎて苦行のようになっても挫折してしまいます。大切なのは、身の回りの「できること」から手を付けてみること。徐々に切り替えながら、英語漬け生活をスタートしてみてはいかがでしょうか。

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