難しい英文は読めるのに簡単な会話ができなくて悩んでいる人へのアドバイス

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ビジネス文章などの難易度の高い英語を読むことはできるのに日常会話ができない…。努力して難しい文章を読める英語力を身につけた人ほど、うまく話せない自分をもどかしく感じることもあるかもしれません。今回はそんな悩みを抱える方が日常会話を身に付けるためのアドバイスについてです。

「読める」レベルと「話せる」レベルの関係

どのような言語習得においても、必ず当てはまることがあります。自分の「読める」レベル以上の「話せる」レベルを身に付けることは難しいということです。これは私たちの多くが第一言語とする日本語で考えてみても明らかです。私たちはNHKのアナウンサーの言っていることや、日経新聞に書かれていることは大方理解できます。しかし、原稿なしでNHKのアナウンサーと同レベルの語彙や正確さで話を続けることはかなり難しいはずです。新聞のような文章を即興で書くことも不可能だと思います。

私の出会う学習者の方でも、「話す」学習において、難易度の高すぎる教材を用いていたり、難易度の高すぎる表現を使おうとしていたりする方を目にします。「読める」レベルと同等の英語を話そうとしないことが、日常会話習得の第一歩です。

「日常英会話」は簡単ではない

多くの日本人は英語レベルを表現する際、「日常英会話」を「ビジネス英会話」などよりも低くランク付けしています。これは多くの英会話学校などのカリキュラム表などにおいても同じことが言えます。英語学習初級者は、まず「日常英会話」から、という考えが定着しています。

一概に「日常英会話」と「ビジネス英会話」の難易度を比較することはできませんが、「日常英会話」を簡単なもの、または、英語学習初級者が始めるものといった考えは改めた方が良いでしょう。

「日常英会話」を難しくしているのは、その「即興性」と「多様性」にあります。そして、この2つのことへの認識不足が成長を送らせている要因にもなっています。

「日常英会話」習得に欠かせない「即興性」

ここでも「ビジネス英会話」と対比させて考えてみます。「ビジネス英会話」では話されている内容が大切であり、会話の発せられるタイミングは多少悪くても問題になりません。例えば、会議などでは、言葉が詰まれば「原稿」を見ながら話すことさえ許される場面があります。

一方の「日常英会話」では話し始めるタイミングが悪ければ会話はぎこちなくなります。「原稿」を見ながら話すシチュエーションなどありえません。つまり、「日常英会話」では「即興性」が求められているので、そのためのトレーニングが大切になるのです。

「即興性」を求める上で私のおすすめの教材はこれです。
『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』 (森沢洋介 著/ ベレ出版)

「日常英会話」習得における欠かせない「多様性」

「日常英会話」を難しくしている、もう一つのことは「多様性」です。

ビジネスシーンでよくある社内会議を想像してください。ある製薬会社の来期の営業目標の会議とします。どうでしょうか。ある程度の会話の流れは予想できるのではないでしょうか。また、その場で必要とされる語彙もある程度は予想できます。もちろんそのための準備もできます。

一方「日常英会話」では話の方向性が全くと言っていいほど予想できません。そして、会話中も相手やその人数によって、会話の方向性は全く予想がつかないのです。この会話内容が多様であることが「日常英会話」を難しくしているのです。

ぜひこの一冊で会話の「多様性」を広めてみてください。
『起きてから寝るまで英語表現700 完全改訂版(起きてから寝るまでシリーズ)』(吉田 研作・荒井 貴和・武藤 克彦 著/ アルク)

【お知らせ】
今回取り上げた「日常英会話の話し方」など英語学習法をまとめた書籍『英語力はメンタルで決まる』をアルクより上梓する機会をいただきました。どうぞよろしくお願いします。

『英語力はメンタルで決まる』

・著者:西田 大
・発売日:2017/3/10
・出版社:アルク

Please SHARE this article.

レアジョブ英会話 レアジョブ英会話 RareJob English LabはNo.1オンライン英会話スクール「レアジョブ英会話」が運営しています。
英語を「話せる」ようになるにはくり返しアウトプットする機会が必要です。 レアジョブ英会話なら1レッスン129円で每日外国人講師と話せます。
メールマガジンで新着記事や、あなたの英語学習をサポートする情報をお届けします。

購読する