英語の「関係代名詞」とは?ややこしい「関係代名詞」を使って日常英会話フレーズを覚えよう!

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「関係代名詞をいつ使えばいいのかわからない…」とか「関係代名詞を使うとフレーズが長くなりすぎる…」などの理由で関係代名詞を敬遠している人は多いかもしれません。けれども、ネイティブの会話を聞いていると、とてもシンプルに関係代名詞が使われています。ですから、関係代名詞をマスターすることで、ワンランク上の会話ができるようになるのです。

そこで今回は、ネイティブが日常生活でよく使う関係代名詞の基本フレーズを紹介します。

関係代名詞とは?

関係代名詞(who, whom, whose, which, that, whatなど)を使ったフレーズは2つの文を組み合わせてできています。

Do you know anyone who can speak Spanish?
「スペイン語を話せる人を知っていますか?」

上の関係代名詞whoを使った例文は「Do you know anyone?」と「Someone can speak Spanish?」という2つのフレーズを組み合わせたものです。この2つのフレーズの場合、anyone とsomeoneが同じ人のことを示していますよね。それで、someoneをwhoにかえて2つの文を接続すると「who can speak Spanish」の部分が、「anyone」を説明していることになります。

つまり、関係代名詞は先行詞(関係節の直前にある名詞(人やもの))の詳細を説明するための接着剤のような働きをしているのです。

実際の会話では「この2つの文を組み合わせて…」などと考えている時間はありませんよね。ですから、ここで文法は、頭の片隅にしまって、次から紹介する文をひと塊にして関係代名詞の使い方を覚えるようにしましょう。

関係代名詞whoを使ったフレーズ

whoは、先行詞が「人」のときに使う主格の関係代名詞(関係代名詞のあとに動詞が続く)です。おもに、「~する人」や「~できる人」など「人」について詳しく説明したいときに使います。

I know a Canadian woman who is teaching at this language school.
「この 語学学校で教えているカナダ人の女性を知っています。」

whoと同様にthatも使えますが、会話ではwhoが使われていることが多いです。

関係代名詞which/thatを使ったフレーズ

which/thatは、先行詞が「もの」のときに使う主格の関係代名詞(関係代名詞のあとに動詞が続く)です。おもに、「~するもの」や「~できるもの」など「もの」の詳細を説明するときに使います。

She lives in the house that has the beautiful garden.
「彼女は美しい庭のある家に住んでいます」

上のフレーズはwithを使って言いかえることもできます。
She lives in the house with the beautiful garden.

会話では、関係代名詞のwhich/thatを使わずにシンプルにできる場合は「使わない」選択をすることも大切です。

関係代名詞whatを使った基本フレーズ

関係代名詞whatには、先行詞(the thing(s))が吸収されていて、言いかえるとthe thins(s) whichになります。

ネイティブが会話でよく使う関係代名詞whatの フレーズを6つ紹介しますので、文法的なことはあまり考えずそのまま覚えてしまいましょう。

1.You know what I mean.
「私の言っている意味が分かりますよね。」

2.Do what you can.
「あなたのできることをしなさい。」

3.Do you know what you did?
「あなたがしたことをわかっていますか?」

4.I’m not sure what she wants for her birthday.
「彼女が誕生日に欲しいものがわらないんだよ。」

5.It is important to understand what you read.
「あなたが読んだことを理解するのは大切です。」

関係代名詞whatをフレーズの先頭に使うと、言いたいことを強調できます。

6.What I need is your support.
「私が必要なのはあなたのサポートです。」

その他にも、what I want to do is (私がしたいことは)、what I have to do is(私がしなくてはいけないのは)、 what I can do is(私ができるのは)などもよく使われる表現です。

会話では頻繁に関係代名詞が省略される

目的格の関係代名詞(whom, which, that)は、会話ではほぼ省略されます。関係代名詞のあとに「主語+動詞」が続くのが目的格です。whomは人を表す名詞を修飾するとき、whichはものを表す名詞を修飾するとき、thatは人とものどちらにも使えます。

「昨日のショーはとても楽しかった」というフレーズを例に説明すると…

●関係代名詞の省略前:
I really enjoyed the show that I saw yesterday.
●関係代名詞を省略:
I really enjoyed the show I saw yesterday.

2つの例文を声に出して言ってみると、関係代名詞を省略したほうが滑らかだということがわかると思います。
それでは、次の2つの文を、関係代名詞を使って1つにしてみましょう。

This is the teacher. + I respect him a lot.
「これは先生です。」+「私は彼をとても尊敬しています。」

●関係代名詞の省略前:
This is the teacher whom (that) I respect a lot.
●関係代名詞を省略:
This is the teacher I respect a lot.
「この人が尊敬する先生です。」

英会話では、目的格の関係代名詞は省略したほうが自然に聞こえるということを覚えておきましょう。

関係代名詞は使って慣れる

関係代名詞が苦手な人は、会話の多い映画やインタビューなどの動画を、関係代名詞を使ったフレーズに集中して見てみましょう。これを繰り返すことで、どのようなときに関係代名詞を使えばいいかという感覚がつかめるようになるでしょう。

今回紹介したフレーズは日常のさまざまな場面で使えるので、どんどん使って関係代名詞に慣れてくださいね。また、単語をかえて、フレーズのバリエーションを増やしていきましょう!

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