頑張っている姿を「よくやったね」ってほめてあげたい!英語学習に大切なほめるということ

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英語には「ほめ言葉」が多いと痛感させられたのは、『子供を英語でほめて育てよう』の本を書いていたときでした。英語の「ほめ言葉」のフレーズに、日本語の訳をあてていこうとしたものの、なかなかうまく訳せないのです。「この3つの英語フレーズ、全部『すごいね』のひとことでほめ言葉に訳しちゃだめだよね……」などと話しあったものです。

自分自身の子供への問いかけに注意をしてみると、それもそのはず。まず、ほとんど子供をほめていない、ということに気がついたのです。声かけの多くが注意。「片付けて!」「早くして!」「宿題終わった?」などなど。ほめ言葉にも工夫がなく「すごい」を繰り返しつかっていました。自分自身の日本語のほめ言葉そのものに、バラエティーがなかったのです。

アメリカの親は子供をたくさんほめている

アメリカの親たちは、本当によく子供をほめます。

私は学生時代、文化交流の一環で、1年間ほどアメリカの小学校で日本語教師として働いていました。その間4つの家庭にホームステイをさせてもらったのですが、その中で、いかに親たちが子供をほめ、励ましながら育てているのかを目の当たりにしました。

ある日、ホストファミリーのマイケルの野球の試合を応援に行ったときのことです。マイケルは3年生。チームの皆も1年生から3年生くらいの男の子です。チャンスの場面で、体の小さな男の子が3番バッターとして登場。応援席の期待が高まる中、全てのボールに対して思い切りバットを振り、三振・・・。日本であれば「あーぁ」といった声が、観客席からついもれてしまうようなシーンです。

ところが、大きなチャンスをフイにしたにもかかわらず、周りからは次々とNice swing! So close! Good try! など、子供のチャレンジをほめる言葉の嵐。応援に来ていた親たちが、大声をあげて、小さな男の子を励ましていたのです。失敗を恐れずに挑戦する気持ち、「し続ける」気持ちは、このような中で育まれていくのかもしれません。

クルム伊達公子さんが、観客のため息に対して怒りを見せたことが話題になったことがありましたが、私たちは応援をしているときであっても、よくため息をついてしまいます。このように悪気はなくても、応援すべき相手の活力を奪っているということはよくあります。それは子供の英語学習の場面でも同じです。

ストレスが学習に悪影響を起す

「子供に英語を」と強く思えば思うほど、つい「勉強しなさい」と言ってしまったり、オンライン英会話での授業中に横から注意してしまったり……。中にはレッスン時、横に立っているママもいると聞きます。英語学習がストレスになると、それは学習に悪影響を及ぼします。最近の脳科学の研究から、慢性的なストレスが、記憶を司る「海馬」に悪影響を与えることもわかってきました。

つまり、英語の勉強を強いること自体が、子供の記憶力を低下させることにつながり、成果が上がらないから余計に嫌いになる、という悪循環を生んでしまう可能性があるのです。

これは大人でも同じです。イヤイヤしていることは成果がでないというのは、経験として納得できるのではないでしょうか。私の周りで、大人になってからネイティブ並みの英語力を獲得した方というのは、「英語が好き」という気持ちがあふれている方ばかり。好きになること、それが上達の第一歩なのです。

英語でほめることで、ボキャブラリーが増えた

「英語で子供をほめる」ということを始めたおかげで、ほめること自体が増えました。そして、ほめ言葉のフレーズのストックも増えてきました。英語を覚える時に、さまざまな覚え方があると思いますが、「ほめ言葉」にフォーカスするのも一つの方法かもしれません。なぜなら「ほめる、認める」ということは、英語文化の一つの重要な側面でもあるからです。

私がよく使っている、ほめたり、認めたりするためのフレーズは次のようなものです。

You did it.(やったね)
Good job.(よくできたね)
Look at you!(すごい!)
There you go!(それでいいよ)
Good for you!(良かったね)

人をほめるのも素晴らしいことですが、英語を頑張っている自分のことも、心の中でほめてあげたいもの。「こんなレベルではダメだ」「自分なんて、まだまだだ」と自分をストレス状態においてしまうというのは、まじめな人が陥りがちな思考のパターンです。ストレスを与えすぎると、記憶力をダウンさせてしまうかもしれず、いいことはひとつもありません。

「今日もちゃんとレッスンを受けた」「英語を勉強すること自体がえらい!」など、英語を頑張る子供にも、自分にも、たくさんのほめ言葉をかけていきたいものです。

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