皆さんは英語で話していて文章が出てこないとき、「あのー」「えーっと」「うーん」などの言葉をつい発してしまっていませんか?こういったつなぎの言葉はフィラーと呼ばれています。この日本語のフィラーを取り除くだけで、英語の会話が自然になり、流暢さも増すと言われています。今回は日本語のフィラーの代わりになる英語の言葉をご紹介したいと思います。
言いがちな日本語のフィラー
会話の途中で言葉が出てこない時、つい口から出てくる「あのー」「えーっと」などの言葉。こうした日本語のフィラーは無意識のうちに発してしまっているという人も多く、口癖になっている場合もあるようです。まずはどんな言葉が日本語のフィラーに当たるのかを整理してみましょう。
<日本語のフィラー>
・えーっと
・あー
・うーん
・あのー
・なんか
・ほら
・なんていうか
・まあ
上記のような言葉は、日本語での会話では自然な発話として多くみられますが、英会話の中に急に日本語のフィラーが挟まれると、聞き手のネイティブにとっては急に意味のわからない言葉が出てきて、非常に違和感を感じてしまうものです。まずは一度自分の英会話を録音してみて、どんな日本語のフィラーを使用しがちかを自覚することから始めるといいでしょう。
英語で使われるフィラーの表現
フィラーは次の言葉がすぐに出てこない時や、単語を選んでいる時などに挟む言葉で、なかなかすべてを削除するのは難しいものです。そこでまずは日本語のフィラーを英語のフィラーに置き換えてみてはいかがでしょうか。英語のフィラーも多用することはおすすめしませんが、少なくとも聞き手のネイティブ側が、「いま相手は考えているんだな」「言葉を選んでいるようだ」ということがわかり、日本語のフィラーよりは受け入れやすくなります。そんな英語のフィラーをまずはご紹介してみたいと思います。
<英語のフィラー>
▼「えーっと」「うーん」「あのー」
・Um
・Uh
・Well
解説:「えーっと」「うーんと」「あのー」というようなイメージで使われるのがこれらの3つです。これを声に出すことで、次の言葉を考えているというのが相手に伝わるでしょう。
▼「ほら」「なんか」
・You know
・Like
解説:「ほら」「なんか」というようなイメージで使われます。カジュアルな表現で、どちらも多用すると相手をいらつかせてしまうこともあるので、使用は最小限にとどめましょう。
▼「というか」
・I mean
解説:「というか」「つまり」というような意味があります。自分の発言を言い直す時のつなぎ言葉として使われますよ。
▼「そうねえ」
・Let me see
・Let’s see
解説:「そうねえ」「ええっと」という意味があるフィラーです。直訳すると「見てみよう」という意味になりますが、特に何かを見るわけではなく、この表現が決まり文句となっています。「今考えているよ」というのを相手に的確に伝えるフィラーですね。
▼「なんだか」「ちょっと」
・Kind of
・Sort of
解説:断定を避けるためや表現を和らげるために使う言葉ですが、口癖となってよく使っているネイティブも見かけます。「kind of」は2語がつながって「カインダブ」と発音されますよ。
▼「でも」
・But
・However
解説:「でも」や「しかしながら」なども使い方によってはフィラーと捉えることができます。「But…」や「However…」とゆっくり言いながら次に言うことを考えたり、伝え方を整理したりすることがあります。
ご紹介した上記の英語のフィラーはネイティブでも会話の中で使っているのをよく耳にします。しかし使いすぎはやはり禁物。特にスピーチやプレゼンなどではこういったフィラーを連発することで自信のなさを相手に感じさせてしまいます。少しずつ会話に慣れてきたら更に次のステップに進みましょう。
文脈に応じた接続表現を使う
英語のフィラーは便利ですが、多用すると幼稚な印象を与えてしまいます。フィラーを使わず、その場に応じた接続表現を用いると、より文章に論理性が生まれ、英語の流暢さにも磨きがかかります。これから紹介する表現の中には少し長いものもありますが、少しずつ覚えて使い慣れていきましょう。
▼How should I put it?:何て言ったらいいかな
How was the restaurant you went yesterday? – How should I put it… The food was good.
(昨日いったレストランどうだった? – 何て言ったらいいかな…食事はよかったよ。)
解説:言葉を選んでいる時や適切な表現を探している時に使える表現です。こういうことで、「何て言えばいいか、今考えているところである」ということを相手に伝えることができますね。
▼It’s on the tip of my tongue.:ここまで出かかっているんだけど
Her name was… It’s on the tip of my tongue…Oh! It was Kate!
(彼女の名前は…ここまで出かかっているんだけど…そうだ!ケイトだ!)
解説:思い出そうとしているけど言葉が出てこない時などに使える表現です。「tip of my tongue」は舌の先という意味。直訳すると「舌の先まで答えが来ている」という意味ですね。日本では喉元まで出かかっているといいますが、英語では舌の先になるわけですね。
▼Actually:実は
How was your work? – Actually, I got fired yesterday.
(仕事はどうだった? – 実は昨日クビになったんだ。)
解説:「実は…」と、真実を述べようとする時などに使える表現です。「ええっと」「あのー」などのフィラーを使うより、より洗練された印象を与えますよ。
▼Basically:基本的に
How can I book the hotel? – Basically, there are 2 ways to book the hotel.
(どうやったらホテルを予約できるの?- 基本的にそのホテルを予約するには2通りの方法があるんだ。)
解説:「基本的に」という表現を用いることで、これから述べることがより論理的に聞こえ、洗練された印象を与えますね。
▼By the way:ところで
By the way, how was the party yesterday?
(ところで昨日のパーティーはどうだった?)
解説:「ところで」と、話題を変える時に使える「By the way」も適切な場所で便利につかえる接続表現です。「Anyway」や「So」も同じような意味がありますよ。
▼In addition:さらに
The shop is near to my house. In addition, it is very reasonable.
(その店は家から近いんだ。さらにはとても安いんだよ。)
解説:今まで話していた事柄になにか付け加えて伝えたい時には、「加えて」「更にいうと」という意味の「in addition」が便利です。
まとめ
英語で話をする際、次の言葉が出てこなくても日本語のフィラーを口に出してしまうことは避けましょう。相手を戸惑わせてしまう可能性があるからです。まずは簡単な英語のフィラーから始めて、慣れてこればその文脈にあった適切な接続表現を使い分けるようにします。そうすることで言葉に論理性が生まれ、より洗練された印象をもたせることができますよ。
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