英語の翻訳で困ったときどうする?英和翻訳の場合はこうしよう!

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ビジネスや日常で英文を読む必要があることも多いのではないでしょうか。その英文の大筋がつかめればいい場合と、きちんと翻訳しないといけない場合の2通りがありますが、特に困るのは後者の場合では?そんな時のために、翻訳会社を利用する場合、翻訳アプリを使う場合、自力で翻訳する場合の3つの方法とオススメの会社やアプリをご紹介します。

英語の翻訳には和英翻訳と英和翻訳の場合がありますが、この記事では特に英和翻訳にフォーカスして解説していきます。

一番手っ取り早いのは翻訳会社を利用する方法

「忙しくて翻訳に時間をかけられない」「専門的な内容のものを翻訳したい」「自己流の翻訳では不安」というような場合、一番早くて確実なのが翻訳会社に依頼する方法です。

内容が専門的なものになればなるほどコストもかかりますが、特にビジネス文書や公的文書で、一語でも翻訳間違いがあれば問題になるような場合や、契約文書の内容など一語一句まできちんと意味を理解する必要がある場合もあります。

そのような場合は自力で翻訳するのではなく、プロに依頼するのが一番確実です。たくさんの翻訳会社がありますが、代表的な翻訳会社をいくつかご紹介します。

代表的な翻訳会社

株式会社翻訳センター

https://www.honyakuctr.com/
国内最大、世界の語学サービス会社ランキングアジア第一位の翻訳会社。通訳・翻訳者養成校老舗大手のISSの関連会社で質の高い翻訳が期待できます。

Gengo

https://gengo.com/ja/
とにかく早く安く翻訳を依頼したい人向け。オンラインでファイルがアップロードでき、24時間いつでも翻訳依頼が可能です。アップロードして20分以内に翻訳が開始されるので、平均数時間で納品されるようです。ちょっとしたブログや一般ビジネス文書の翻訳などにも気軽に使えます。

論文翻訳ユレイタス

https://www.ulatus.jp/
研究論文翻訳に特化したサービスを提供。医学論文翻訳なら医学を修めた翻訳者、科学論文の翻訳なら科学者を翻訳者として起用するという方針を採用し、質の高い和英・英和とも質の高い翻訳を行っています。海外の学術論文を資料として参考文献として提出したり、企業の研究部門などで仕事の一環として読む必要がある人向けです。

株式会社ケースクエア

https://www.t-transjp.com/
特に技術翻訳を専門とし、多言語翻訳を展開する会社が多い中、英語に特化。正式発注に不安な方は無料で文章の一部を翻訳し、クオリティを確かめてから発注できるサービスを行っています。

T-4OO

https://www.jukkou.com/
精度95%のAI自動翻訳サービス。細分化された2000分野の専門データベースを利用し、さらに各顧客専用のデータベースに翻訳結果を蓄積することでより希望にあった翻訳にカスタマイズが可能。業界や会社独特の用語も簡単にカスタマイズして辞書登録ができます。定期的に翻訳の必要があり、安価に行いたい企業向けです。

株式会社クロスインデックス

https://www.crossindex.jp/services/translation/index.html
個人的な内容から、専門的、技術的な内容まで幅広く対応。翻訳サービスの他に日本企業が海外進出する際の現地法人、海外事務所の設立・開設手続き、貿易事務、通訳者や常駐翻訳者派遣サービスなど多方面のサービスも行っています。

手軽に文章の大筋を知りたい場合は翻訳アプリを利用

「時間もお金もない」という場合は、翻訳アプリを使ってみましょう。文章を入れれば一瞬で日本語にしてくれるので便利なのですが、やはり機械翻訳はどうしても誤訳があったり、日本語として意味が通じない文章になってしまう場合があります。必ず自分で原文と読み比べてチェック・修正しましょう。

それでは代表的な翻訳アプリをご紹介します。使い比べてみて、一番自分の目的に合っているもの、使いやすいものを利用するといいですね。機械翻訳なので、翻訳の精度はどこもあまり変わらなさそうですが、できるだけ原文を平易でわかりやすい文にしてから翻訳をするのが、誤訳や意味のわからない文章に抽出されるのを防ぐポイントです。

代表的な翻訳アプリ

グーグル翻訳

https://translate.google.com
言わずと知れた有名アプリ。瞬時に日本語に変換してくれ便利です。一方誤訳や意味不明な文章も生成されることも多く、チェックと修正は欠かせません。また、携帯アプリでは、カメラを使って文書にかざすだけでリアルタイムに翻訳してくれるので、例えば旅行先でメニューが理解できない、標識がわからない、ホテルの案内が読めない、などといった場合に活用できます。

ウェブリオ翻訳

https://translate.weblio.jp/
使い方はグーグル翻訳と同じですが、英和・和英とも精度が下がります。なんとなく大筋がわかればいい、という時に限って使うといいでしょう。ただ、グーグル翻訳と違って便利なのは、「原文から英単語を抽出」というボタンをクリックすると、文章中の日本語と英語のリストが出てくるところ。単語一つ一つ調べる代わりに、文章全体を翻訳させて、まとめて単語を見てみる、という使い方が良さそうです。

エキサイト翻訳

https://www.excite.co.jp/world/english/
ウェブリオより精度が高いことが多い印象です。また理学、農林水産、スポーツなど専門分野をクリック一つで選ぶことで、より正確に翻訳ができます。

自力で翻訳するには辞書を上手に使おう

翻訳会社やアプリを使わずに、全ての文章を自力で翻訳する場合、オンラインの辞書を活用しましょう。紙の辞書の方が使いやすいという方もいらっしゃると思いますが、オンライン辞書の良さはスピードと手軽さ、持ち歩き不要で常に新しい情報が更新されているという点です。インターネットにさえ接続できていれば、どこでも無料で使えるので便利です。

辞書を利用する上でのポイント

単語が英和辞典に載っていない意味で使われていることも多々あります。日本語でどうしても納得いく意味にならない場合は、英英辞典を見てみると、「あ、なんだ、そんな意味だったんだ」ということもよくありますので、英和辞典だけに頼るのではなく、時に英英辞典も活用して当てはまる表現を考えましょう。言葉は生き物です、その時の流行りの言葉などもあるので、普通の英和辞典には載ってない使い方もあることを念頭におきましょう。

また、単語を調べるという機能だけではなく、文法解説やライティング方法など英語学習に役立つページや国語辞典なども一緒のサイトで見られるものもあるので、時間のあるときに是非有効活用しましょう。同じような文書を何度も翻訳する場合は、毎回調べるのも手間がかかるので、自分なりの単語帳をエクセルやオンラインのアプリ上で作っておくと便利です。

オンラインで使える無料のオススメ辞書

ウェブリオ英和辞典・和英辞典

https://ejje.weblio.jp/
単語を手軽に調べることができるサイトです。例文も豊富で、類語辞典や技術用語にも対応しています。まずはこれで調べて、さらに英英辞典で確認するのがオススメです。

三省堂ウェブディクショナリー

https://www.sanseido.biz/
和英辞書としては三省堂か研究社の辞書を使っている方が多いと思いますが、無料で使えるのはデイリーコンサイス英和辞典、国語辞典、和英辞典の3つ。有料会員になると、グランドコンサイス、ウィズダムなどの他の英和辞典や、研究社の新英和大辞典、コリンズコウビルド英英辞典、英英和辞典も使えます。一つのサイトでたくさんの辞書を使えるのが特徴です。

Oxford Dictionaries

https://en.oxforddictionaries.com/
「オックスフォード英英辞典」のオンライン版です。音声もあり、発音や類語も確認できます。例文が豊富で、サイト自体も非常に使いやすくなっています。イギリス英語ですが、下向きの矢印をクリックすると米語辞書に変わるので、特に学校で習う英語が米語を基本としている日本人には便利です。

さすがの情報量で、辞書としての利用以外に、文法解説ページや項目別単語一覧、その年に流行った単語、ライティング講座など英語学習に役立つ情報が盛りだくさんです。

Urban Dictionary

https://www.urbandictionary.com/
英語圏の方が一般の意味とは違って使われる用語やスラングの解説をしています。英和辞典、英英辞典両方で検索してもどうしても意味が通じない場合や、違和感がある場合はスラング的な使われ方をされている場合がありますので、こちらで検索してみましょう。

翻訳作業に入る前に…

関連の日本語文献を読もう

翻訳する前に、ぜひいくつか対象の英文の中身と関連する日本語や原文の文書を読むことをオススメします。背景に関する知識を事前に入れておくと、理解度が格段に違います。また、専門文書の場合、どのような語彙を使ったらいいのかの知識も仕入れることができます。プロの翻訳家は必ずこの作業を行い、誤訳などを防ぐため、業界特有の語彙を学んだり、該当文書の背景知識を仕入れるようにしています。

例えばある論文の翻訳をしたい場合は、著者の別の論文で翻訳されているものがあればそれを読み込みましょう。和訳されているものがない時は、著者の別の論文を読んだり、関連分野の論文を読みます。ビジネス文書である場合も同様です。特に英語と日本語では当たり前に使われる言葉や文書構成が異なることも多々ありますので、あらかじめ日本語のスタイルに慣れておくといいですね。また、一語一句そのまま訳すのではなく、時には足りない言葉を足したりする作業も必要になります。

全文をまず読み通そう

訳す前に必ず全文を一読して内容を把握し、文体の雰囲気を掴みましょう。この時は多少わからない単語があっても読み飛ばして大丈夫です。前後の文化ら意味が推測できることもあります。全体の意味を把握しないまま最初から翻訳を始めると、誤訳にもつながったり、逆に時間がかかったりすることも。わからない単語はチェックしておいて、翻訳をする際に調べるといろいろな意味がある中でどれが正しいかわかりやすくなります。

時間のある時に読んでみよう!英日翻訳に役立つ本

おススメの書籍

『英語の発想』(ちくま学芸文庫、安西徹雄著)

「翻訳の現場から」という立場から、実例を挙げて、英語は「もの」を主軸として概念化するのに対し、日本語は状況を「こと」としてすくいとる、という日本語と英語の発想の違いを解説しています。翻訳をする人だけでなく、すべての英語学習者にオススメの本です。

『英文翻訳術』(ちくま学芸文庫、安西徹雄著)

学校で習う英文法を元に、さらに英文を分解し、分解してできた項目ごとに、訳文作成のルールを提示していく方法が解説されています。翻訳着技術の教科書とも言われる名著。

『翻訳スキルハンドブック』 (アルクはたらく×英語、駒宮俊友著)

翻訳者に必須のスキルを解説。英日翻訳のプロセスに沿って5つの基本スキル、「原文分析スキル」「リサーチスキル」「ストラテジースキル」「翻訳スキル」「校正スキル」に分解し、実践的な78のスキルを学ぶことで、翻訳の技術が身につくようになっています。翻訳技術をこれから身に付けたい人や、会社で翻訳作業をすることが多い人にオススメ。

『越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文』(ディスカヴァー携書、越前敏弥著)

『ダ・ヴィンチ・コード』で知られる人気翻訳家である著者が、英語が得意な人でも必ず誤訳してしまう英文を集めて解説。問題に自力で解答し、正解と解説を読む形式の英語問題集で、英語力に自信がある人にもちょっと難しい問題が多く載っていますので、腕試しにいかがでしょうか。英語中級から上級者向け。

まとめ

翻訳は慣れてくるとコツも掴めてきて、スピードも上がります。似たような文書を多く翻訳する場合は語彙も調べなくてもできるようになります。最初は時間がかかるかもしれませんが、英文読解の勉強にもなりますし、契約書や専門文書の翻訳や時間がない場合など、どうしてもプロの力を借りなくてはならない場合以外は、できるだけ自力で翻訳してみましょう。また、翻訳は英語の読解力だけではなく、日本語力がカギとなります。普段からいろいろな本を読んで日本語力を磨くことも同時にしていくと、より読みやすくわかりやすい翻訳になります。

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