「実は…」は英語で何という?3パターンで紹介

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日本語でよく使うのが「実は」といういい方です。いいづらいことをいう前置きとして、自分の意見を言う前ふりとして、日常的によく使います。

英語でも、このような言い回しはよく使います。特に会話の中で使われることが多いですね。そして、「実は」にもいろいろなニュアンスがあり、英語での言い方もいくつかに分かれています。

今回は、大きく3つに分けて、「実は」の使い方をマスターしていきましょう。

Actually :実際のところ

もっともよく使われる「実は」が「actually」です。「actual」が「現実の」「実際の」という意味なので、その副詞形のactuallyは「現実には」「実際には」という意味を持っています。

A:Do you mind if I smoke?
(タバコを吸ってもいいですか?)

B:Well, actually, I’d rather you didn’t.
(あのう、実は吸わないでもらいたいんですが。)

研究社『英語談話標識用法辞典』 P3.

Aさんは、タバコを吸いたいとアピールしています。Bさんは吸わないでもらいたいのですが、「嫌です」と直球に断るのも少し失礼だと思っています。このように、「相手が言ってほしくないことを言う」ときには、ちょっとためらったようなニュアンスを出したいですね。このactuallyは、そんなためらいのニュアンスを持っています。

actuallyのよく見る使い方は、このように「相手が言ってほしくないことを言う時に、ニュアンスをやわらかくする」というものです。

Actually, I think I’d like to use the rest room.
(実は、お手洗いに行かせてほしいのですが。)

ただお手洗いに行きたいというだけではちょっと直接的すぎます。その場合、actuallyをつけることによって、ニュアンスをやわらかくできるのです。このようにactuallyは、ていねいな依頼の表現でよく使われます。

また、相手の依頼をていねいに断るときにも、このactuallyがよく使われます。

A:You wanna come?
(来る?)

B:Actually, I’m having drinks with some friends.
(実は、友達と飲みに行く予定なんだ。)

相手にお誘いを受けたけれど、先約があっていけない……。こんなとき、直球で「行かないよ」と答えてしまうと、相手の印象も悪くなってしまうかもしれません。だからこそ、一度Actuallyで受けておいて、それから行けない理由を説明します。Actuallyは英語のクッション言葉の1つだと言えますね。

英語ではお願いやお断りを「直球で」した方がいいと言う意見があります。しかし実際には、英語にもクッション言葉や礼儀正しい言い方があり、適切に使えなければ失礼になってしまいます。Actuallyはその代表格だと言えるでしょう。

The thing is:実は・言いたかったのは

こちらはより日常会話らしい表現です。「the thing」は「そのこと」だと考えると、「the thing is」で「そのことは」という意味になります。自分の言いたいのは、という意味で、会話の前おきに使います。「あの」「実は」に近いニュアンスです。

具体的には、説明や言い訳をする前に、「今から話すよ」と前置きをするために使います。

The thing is, my parents like me to be home by ten o’clock.
(その、実は家族は私に十時までに帰ってくるように言ってるんだ。)

Cambridge Dictionary

相手に誘われて、「ごめん、早く帰らないといけないから」と説明するために、「the thing is」を使っています。actuallyと同じく、ニュアンスをやわらかくするために使われているのですね。

The thing is, the shops close early on Sundays.
(あの、実はお店は日曜日には早めに閉まるんだ。)

Cambridge Dictionary

お店が日曜日には早く閉まってしまうので、いっしょに行くことはできなかったり、別のお店にしてほしかったり……とにかくストレートには言いにくいニュアンスを出していますね。

また、自分の言いたいことを強調する使い方もあります。今から言う部分は大事だから聴いてね、という風に、相手に注意を向けてもらうために使えるのです。

I agree with your point, but the thing is, if we agree to increase spending for education, then all sorts of other public utilities will go underfunded as a result.
(あなたの見方に賛成しますが、大事なのは、もし教育のための消費を拡大することに同意するなら、他のあらゆる種類の公共事業は、結果として不十分な投資しか得られないということです。)

Farlex Dictionary of Idioms

いったん相手の意見を受け入れておいて、それでも自分の意見を伝えるために、the thing isを使っています。「今から言う部分が大事なので、聞いていてください」と表明しているのですね。

the thing isは話しことばで、フォーマルな場面では使えません。会話の中では、たくさんの場面で使うことができます。口癖のようにthe thing isを連発しているネイティブもいます。とても会話らしい英語ですね。

in fact:(確信をもって)実際は

「fact」には一語で「事実」という意味があります。「in fact」で「実際は」というフレーズになります。自分の意見を伝えるため使うという点では「actually」や「the thing is」と似ています。

「in fact」の特徴は、話している人がかなり確信しているということです。そのため、自分の意見を強く主張したい時には、「in fact」が使われる率が高くなります。

He’s a great player. In fact, he may be the best shortstop I’ve ever coached.
(彼はすごい選手だ。実際、彼は私が教えた中で、最高のショートかもしれない。)

Farlex Dictionary of Idioms

彼がすごい選手だということを、話している人は強く確信しています。こんなとき、「in fact」の使い時です。また、客観的な事実について話すときにもよく使われます。

It took the police a while to come to the conclusion that the two suspects were, in fact, the same person.
(2人の容疑者が、実際には1人の人物であるという結論にたどりつくまで、実際には、警察はしばらく時間がかかった。)

Farlex Dictionary of Idioms

事実が明らかになったことを強調して、「in fact」を使うこともよくあります。また、自分の考えを補うためにも「in fact」を使うことがあります。

I haven’t seen him for years. In fact, I can’t even remember what he looks like.
(私は何年も彼に会っていない。実際、彼の見かけも覚えていないほどだ。)

研究社『英語談話標識辞典』P.143

「何年も会っていない」ことを補足するために、「彼の見かけも覚えていない」という新しい情報を出しています。

「in fact」を日本語に訳すと、「実際(には)」になることが多そうです。自分が確信できているものについて話すとき、広く使えるフレーズですね。

まとめ

3種類のフレーズをご紹介しました。「actually」は、いちばん幅広く使える「実は」です。1つだけ覚えるならこれが良いでしょう。「the thing is」は、とても会話らしい表現です。カジュアルな場面ではとてもよく使われます。「in fact」は、自分が確信していることについて話すときに広く使えます。こちらは少し硬めの表現と言えるでしょう。

同じ「実は」でも、場面に応じて使いわければ英語に彩りが出ます。幅広い表現をマスターして、英語を豊かにしていきましょう!

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