英語学習に挫折しないためには? たった1割の成功者になるための心理学。

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これまで何度も英語学習にチャレンジしてきたけれど、どうしても続かない・うまく目標が達成できない…というお悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?

今回ご紹介するのは、とある心理学者が導き出した目標達成を実現させるための秘訣。目標達成ができるひとと、途中で挫折してしまうひととの違いとは、一体何なのでしょうか? この記事では彼の研究にもとづいて、英語学習を継続するための目標を達成するためのヒントをお届けしていきます。

異色の心理学者「リチャード・ワイズマン」

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画像出典:https://www.amazon.co.jp/dp/416765184X

英語学習でも、「目標設定」は最も重要な要素のひとつです。これをするとしないのでは、学習の成功率や日々の学習での効率が大きく変わってきます。そして目標は立てて終わりではなく、一番大切なのはそれを達成していくこと。ここに注目したのが、イギリス出身のリチャード・ワイズマン(Richard Wiseman)という心理学者です。彼は、2007年に3,000人を対象として「新年の決意(抱負)」に関する調査を実施。この結果を分析し、目標達成のために何が必要なのかについて研究を行ったのです。

そんなワイズマン教授ですが、なんといっても面白いのがその経歴。昔から心理学の分野に携わっていたわけではなく、研究を始める前は、プロのマジシャンとして世界的に活躍していたそうです。この活動をしていく中で、人間の心理というものに次第に魅せられ、ついにはそれを専門とする学問の道へと足を踏み入れたという経緯があります。確かに、マジックのテクニックやパフォーマンスには、心理学を応用したものがたくさんありますから、ここに興味を持つのも納得ですね。また、心理学以外にも、ビジネスコンサルタントとして企業で講演を行ったりテレビ番組の制作に携わったり…と、幅広く活動しています。

調査の結果、目標達成できたのはたった1割

先に述べたワイズマン教授の目標達成に関する調査。ここでは、とても興味深いことが判明しました。

対象者の具体的な目標は、ダイエットや禁煙、お酒の量を減らすといった生活習慣に関連するものや、資格を取得するといったようなスキルアップに関するものなど多種多様でしたが、こういった目標を達成することに成功した人は、わずか10人に1人という結果に。88%のひとは失敗し、目標達成できたのはたった12%ということが分かったのです。

さらに、ここからワイズマン教授は、成功したグループと失敗したグループをそれぞれ分析し、目標達成のために必要な要素を探っていきました。そして、この研究から導き出した目標達成のための10つのアドバイスを提唱しています。

英語学習で目標達成していくためには?

以下にリストアップしたのは、ワイズマン教授による「10のアドバイス」の抄訳です。完全版はこちらのリンクからご覧になってください(※リンク先は英語)。

1. 抱負は一つに絞る
2. 大晦日の前に抱負を練っておく
3. 過去の抱負は繰り返さない
4. 自分が本当に望んでいることに集中する
5. ゴールを細分化する
6. 家族や友人にゴールを共有する
7. 目標達成時のメリットについて思い返す習慣を作る
8. 小さなゴールを達成した際には自分にご褒美を与える
9. 計画や進捗を記録する
10. 目標達成につまずいても、一時的なものと開き直る

以下では、このワイズマン教授のアドバイスから、英語学習において特に重要となる2つのポイントをセレクトしました。具体例とともに、解説していきます。

【ポイント5】ゴールを細分化する

5) Break your goal into a series of steps, focusing on creating sub-goals that are concrete, measurable, and time-based.
ゴールをいくつかのステップに細分化して、具体的で計測可能な、スケジュール化された小さなゴールを作ることに専念する。

「目標を細分化する」ということはつまり、大きな目標へ向けての道筋を立てるということ。目標を達成するには、さまざまなステップを踏んでいく必要があります。そのためには、まずは今の自分に足りない要素を洗い出し、認識する。そして、その力を伸ばすために必要なことを、段階に分けて整理していくことが大切なのです。

大きな目標の場合、達成までに長期間が必要となることも多いですが、そういったときには2-3ヶ月単位に区切っていくことが大事です。そこまでの間に何を達成しておくべきか、日々自分が何をすればいいのかを明確にする。具体的であればあるほどいいでしょう。たとえば、今週はこの単語本を1〜100個まで進める、オンライン英会話のレッスンを今月は30回受講するなどです。このように一度、目標を細分化してしまえば、後はそれをひとつずつクリアし、ステップアップしていくのみです。

【ポイント9】 計画や進捗を記録する

9) Make your plans and progress concrete by keeping a handwritten journal, completing a computer spreadsheet or covering a notice board with graphs or pictures.
手書きの日記をつけたり、PC上のスプレッドシートとして記載したり、グラフや写真を掲示板に張り出すなどして、計画とその進捗を具体的なものにする。

ワイズマンによるこのアドバイスを英語学習の文脈に置き換えると「自分の学習を記録する」ということになります。一時期、1日の食事内容やカロリー・自分の体重を日々記録して残していくというレコーディングダイエットが流行りましたよね。このやり方は、英語学習においても効果的であるといわれています。

この習慣の大きなメリットは、自分の取り組んだ学習内容を記録していくことで、データが蓄積され、その分析ができるようになること。何にどのくらい時間を費やしたのかを把握し分析することで、自分に足りないものに気付いたり、成長要因を見つけるきっかけともなります。

また、学習の記録を積み重ねていくことは、モチベーションの維持へもつながります。自分がきちんと前に進んでいるという感覚を得られますし、反対に計画通りの進行が遅れているときには、いい意味で焦りやプレッシャーを生み出してくれます。

ちなみに、記録するためのツールとしては、アナログに紙や手帳でもいいですし、Googleカレンダーなどネット上のサービス・スマホやアプリなどを活用してもいいでしょう。記録すること自体が負担となってはいけないので、自分が使いやすいもの・簡単に操作できるものを選ぶことをおすすめします。

まとめ

目標を細分化し、記録していく。そして焦らずに、一歩一歩ステップアップを図っていく。これが、何よりも目標達成への近道となります。この機会に、改めて自分の学習を振り返ってみてはいかがでしょうか。

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