海外就職に有利な資格って知ってる?【短期滞在・長期滞在別の資格リスト】

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海外就職と聞いて思いつく資格といえば、TOEICやTOEFLといった英語力を図るテストではないでしょうか。しかし海外就職では、その仕事で必要とされる実務経験やスキルを重視する企業の方が多く、必要となる資格も各分野で異なります。そこで今回は、「いつか海外で働いてみたい」という方が、その夢を実現するための様々な資格をご紹介したいと思います。

とにかく海外に行きたい方向けに有利な資格

海外就職をしたいという方の中には、「一生海外で暮らしたいわけではなく、数年だけ海外に滞在してみたい」という方や、「英語を身につける為に海外で働きながら英語を勉強したい」という方もいらっしゃると思います。そんな方にとっては、仕事の内容よりも、いかに就職しやすいかという点が重要なのかもしれません。まずはそんな一時的に海外で働きたい方が、しっかり就職できるために有利な資格をご紹介したいと思います。

語学系の資格

海外で仕事を得る場合、やはり英語力を証明する語学系の資格があれば有利です。とはいえ、実用英語技能検定(英検)は日本の資格ですので外国の方には殆ど知られていません。またTOEICも、日系企業のレジュメ(履歴書)には有利ですが、海外企業にはあまり馴染みのないもの。TOEFLやケンブリッジ英検、IELTSといった海外留学でもよく用いられる語学資格を取得されることをお勧めします。

調理師免許

日本人が海外に出た際に雇ってもらいやすい職種の一つが「ホテルのコックさん」や「日本食レストランの調理師」だと思います。「日本のレストランの厨房でバイトをしていた」という経験があるだけでもかなりの実務経験として扱われますが、さらに調理師免許があれば言うことなしですよ。

サービス接遇検定

この検定は、サービス業における接客やマナーの能力を測る検定です。海外ですぐに働きたい場合に、日本人観光客が多いホテルなどの接客業であれば採用がすぐに決まることも。この検定自体は日本の検定ですので海外ではあまり知られてはいませんが、「日本人を接客するための接遇について深い知識がある」と説明し、「そのための資格も持っている」とアピールすることができます。

観光英語検定

日本人客を相手にする仕事として、現地の観光ガイドや旅行代理店なども、よく募集がみられる仕事です。この資格で「観光の分野で実用的に英語力を運用できる」とアピールできれば、採用にも大きく近づくでしょう。またこの資格は、ホテルやレストランといった業界でも高い需要がありますよ。

日本語教育能力検定

日本で「英会話学校」が多いように、今アジア圏では「日本語学校」が多く、日本語教師の求人も増加傾向にあります。資格がなくても就ける仕事ではありますが、資格があることで優遇され、駐在員家族の家庭教師の仕事なども取りやすくなりますので、取っておいて損はない資格です。

長期的に海外で暮らしたい方向けに有利な資格

「いったん海外で就職したら、できるだけ長くその土地に滞在したい」という方や、「海外就職とはいえ、職務内容は妥協せず、しっかりスキルを伸ばしたい」という方ももちろん多いと思います。そういった場合は、自分のやりたいことに直結する資格を取得しておくのが一番です。そこで次に、職種別に有利な資格をご紹介したいと思います。将来の夢だった職業や、気になる分野は特に注目してみてくださいね。

IT系

プログラミングやWEBデザイナーなどのIT系の仕事は、ヨーロッパやアジアなど、世界各地で求人があり、ビザも取りやすい仕事の一つです。またITの本場であるアメリカやローヨッパで就職ができれば、かなり高度な実務経験を積むことができ、日本に帰国後の再就職でも重宝されるでしょう。またプログラミングなどのコンピューター言語は世界共通言語であるため、どこへ行っても通用するという強みもあります。

有利な資格:基本情報処理技術者、情報セキュリティスペシャリスト、C言語プログラミング能力認定試験、WEBデザイン技能士、システム開発スキル、ネットワークスペシャリスト、応用情報技術者、ITパスポート、システムアーキテクト、PHP技術者認定試験…など

貿易系

海外との取引に興味のある方や、将来個人で輸出入ビジネスを立ち上げたい方は、貿易事務や通関士、購買や海外調達などの仕事はいかがでしょうか。これからの時代はどの国の企業もグローバル展開を求められている為、こういった仕事は色々な地域で募集の多い仕事ではあります。ただし、特に通関士などは、法律を扱うなど高度な英語力を求められることになりますので、語学力も磨いておく必要があります。

有利な資格:通関士、貿易実務検定、国際取引業務検定

マネジメント経営

どんな企業でも出世をして人をマネジメントする立場になると求められるのがマネジメント力や経営力です。どんな会社に入ってもこうした力を持っていると転職がしやすく、多くの会社で重宝されます。「将来は会社のトップに立ちたい!」という方や、「起業やコンサルタントの仕事に興味がある」といった場合にも、マネジメント力や経営力は必須です。こんな時に有利な資格はズバリMBA。取得には1−2年かかりますが、海外の大学やビジネススクール等で取得が可能です。この資格の取得には高い英語力が必要ですので語学力はしっかり磨いておいてくださいね。

有利な資格:MBA(Master of Business Administration)

経理・会計・総務系

日系企業の現地採用が多い職種の一つに、「経理」「総務」「会計」などがあります。これらの知識があれば、どんな業種の企業でも潰しが効くので、再就職となった場合にも有利です。業務が多岐に渡る為、有利な資格も様々ですが、まずは自分がどの分野に特に興味があるのかを見極めてみましょう。

有利な資格:公認会計士、税理士、日商簿記、給与計算検定、ビジネス会計検定、経理・財務スキル検定、経理事務パスポート検定、電子会計実務検定、ファイナンシャルプランナー、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)、産業カウンセラー、IFRS検定、US CPA検定、BATIC検定…など

美容師・エステティシャン・ネイリスト

「将来はヘアデザイナーになりたい」という方や、「美容に関わった仕事をしたい」という方に人気の職業として、美容師やネイリストなどがあると思います。現地に日本人が多い場合、日本人の美容師というのは圧倒的な需要がありますし、日本のカットの技術は世界でもトップレベルだと言われています。またネイルやエステといった技術は、国が変わっても通用するため、仕事が得やすい職業だと言えます。

有利な資格:美容師免許、理容師免許、ネイル検定、ネイルアートデザイナー、ネイルケアセラピスト、INAネイルスペシャリスト技能検定試験、JNEネイリスト技能検定、AEA認定エステティシャン

保育士

「とにかく子供が好き」という方にお勧めなのは「保育士」の仕事。日本人駐在員が多い地域では、日系の保育園や幼稚園があり、日本語ができる保育士が重宝されます。また日本と違ってベビーシッターが当たり前の欧米でも、保育士の免許を持つ人は仕事を継続的に依頼されやすいでしょう。なお、ピアノが弾けたり歌が歌えたりという音楽的な条件が募集要項に上がることも多いので注意してくださいね。

有利な資格:保育士資格、幼稚園教諭一種免許、幼稚園教諭二種免許

まとめ

短期滞在でも長期滞在でも、海外就職を成功させるためには実務経験があるほうが有利です。しかし学生の方や、全く新しい分野への転職を考えている社会人の方にとっては、資格の取得は実務経験をカバーする重要な要素でしょう。どの仕事でも、現地で仕事をするには語学力が必要なのはいうまでもありません。英語力は高ければ高いほど、現地での苦労が軽減されますので、今のうちから英語力を磨いていけるといいですね。

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