「知っている単語が少ないから、なかなか話せるようにならない」という声をよく聞きます。単語を増やすときに大切なのは、1対1で日本語の意味を覚えることではなく、例文の中で使ってみて、いざというときにパッと口から出るようにすること。オンライン英会話のレッスンにも役立つ、効果的な単語の習得法をお教えします。
単語の意味を日本語で暗記するだけではダメ!
単語を覚えるとき、例えば「apologize=謝る」「coincidence=偶然」といったように、日本語の意味と1対1で暗記しようとはしていないでしょうか。学校のテストの勉強としてはそれでよかったかもしれませんが、会話で使うにはちょっと不都合です。ぜひ、次のような方法を試してみてください。
1. 発音する
まず最初につづりと日本語の意味を確認すると思いますが、そのときに必ず声に出して読んでみます。インターネットの辞書や電子辞書には発音を聞く機能がついていることが多いので、音声を聞きながらまねしてみましょう。例えばapologizeは「アパロジャイズ」(「パ」にアクセント)、coincidenceは「コウインサドゥンス」(「イ」にアクセント)といった音になります。
2. 例文を読む
辞書にはたいてい、その単語を使った例文が載っています。会話で使われるような典型的な使用例を読み、その意味を確認します。例えば、こういった例があります。
I sincerely apologize for that.(心からお詫び申し上げます)
What a coincidence!(なんて偶然!)
訳を見ると、apologizeのほうは、とても丁寧なお詫びの文になっていることがわかります。つまりapologizeは、I’m sorry.よりもずっと丁寧に謝りたいときに使う単語なのです。coincidenceは、つづりだけ見ると難しい単語のように思えますが、街で知人にばったり出くわしてWhat a coincidence!と言うなど、日常の会話の中でよく使われます。
3. 自分で例文を作ってみる
覚えた単語が使えるようになっているかどうかを確認するために、自分で例文を書いてみます。多少間違っていたりしてもかまいません。「この単語は、どういうときに使えるんだろう」と、あれこれ考えてみることが大事なのです。apologizeとcoincidenceの場合、例えば次のような例文を作ることができます。
I have to apologize to Mr. Yamada.
(山田さんにお詫びしないといけない)It was just a coincidence.
(ただの偶然だった)
このときに、どうしてその例文を思いついたのか、自分で状況設定のメモを書いておきます。日本語でもかまいません。例えば、以下のような簡単なもので大丈夫です。
「取引先の山田さんに迷惑かけてしまった。ちゃんと謝っておかないと」
「友だちが自分と同じカバン持ってた!ただの偶然だったんだけど」
こうやって、単語とそれを使った例文を言いたいときの、自分の心の動きを記録しておくのです。
忘れないためには、どうすればいい?定着させるコツ
単語を一つひとつ覚えていったとして、最大の問題はすぐに忘れてしまうこと。「丁寧に謝るための単語、あれ何だっけ?」なんて思うこと、よくありますよね。単語の学習には、反復が必要です。そこで、繰り返し学習の方法をご紹介します。
1. 状況設定のメモを見て英文を言う
まず、自分の書いた状況設定のメモを見て、「取引先の山田さんに迷惑かけてしまった。ちゃんと謝っておかないと」と言いたいときに、なんと表現すればいいかを考えます。うまく出てこなかったら、自分の作った例文で確認しましょう。
2. 辞書の例文の意味を見て英語を言う
「心からお詫び申し上げます」のような辞書から取った例文の意味を見て、それを英語で言ってみます。わからなかったら英文を見て確認します。
3. 意味を見て単語を言う
最後に、「謝る」という意味を見てすぐにapologizeという語が言えるかどうか、確認します。辞書の発音機能を使って、音を確認しておくようにしましょう。
たまにこういった復習をすることで、「謝る」というシチュエーションに遭遇したときに「山田さんに謝らないと」⇒I have to apologize.という連想が働き、apologizeという単語が難なく口から出てくるようになります。
まとめ
今回紹介した英単語の習得法のメモの作り方をまとめておきます。
単語:apologize
意味:謝る
辞書の例文:I sincerely apologize for that.
辞書の例文の意味:心からお詫び申し上げます
自分の例文:I have to apologize to Mr. Yamada.
自分の例文の意味:山田さんにお詫びしないといけない
状況設定:取引先の山田さんに迷惑かけてしまった。ちゃんと謝っておかないと
単語:coincidence
意味:偶然
辞書の例文:What a coincidence!
辞書の例文の意味:なんて偶然!
自分の例文:It was just a coincidence.
自分の例文の意味:ただの偶然だった
状況設定:友だちが自分と同じカバン持ってた!ただの偶然だったんだけど
復習するときは状況設定⇒自分の例文⇒辞書の例文⇒意味と逆に振り返り、日本語を見ただけで英語が言えるようにしておきます。机に向かって勉強しなくても、小さいノートかスマートフォンに書いて持ち歩き、時間のあるときに眺めてみる、ということでOKです。コツコツと続けることで、会話で使える単語が増えていきますよ。
一人でやっても効果がありますが、オンライン英会話レアジョブのレッスンでは、先生と一緒に単語を覚えることができます。先生の発音をまねしながら単語を言ってみて、その単語を使った例文が出てくる会話文を、先生とのロールプレイで練習します。話す相手がいると、単語の意味とその使い方が、さらに記憶に定着しやすくなります。
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