日々の仕事が忙しく、なかなか思うように学習が継続できない……と悩むビジネスパーソンは多いですが、その一方で、仕事との両立を見事に成し遂げ、英語をモノにしたビジネスパーソンもいます。両者の違いは一体何なのでしょうか。
英語学習に成功している人は、”学習の自己マネージメント力”に長けているといわれています。彼らは、英語を単なる“学習”と見なすのではなく、ひとつのプロジェクトとして捉え、「計画立案能力」や「遂行能力」といったビジネススキルを駆使し、通勤時間や朝昼晩の限られた時間の中で、学習を継続しているのです。
そこで今回は、こうした学習におけるマネージメント力に注目し、忙しいビジネスパーソンが時間を有効に使い、効率よく英語を身につける方法を伝授します。
時間がない方がスケジューリングしやすい?忙しい人ほど習慣づけに有利
ただでさえ仕事で忙しいビジネスパーソンが英語学習をマネージメントしていくことは、とてもハードルが高いことのように思われるかもしれません。
しかし実は、忙しいビジネスパーソンほどマネージメントがしやすい状況にあるともいえるのです。なぜなら、学習を継続できるかどうかは、「いかにして自分の生活リズムに英語学習を組み込めるか」が重要なポイントとなるからです。たくさん時間があると、どこで英語学習をするのかが曖昧になり、十分な時間を確保できなかった経験はありませんか?
マネージメント力の高い人は、「何もしない時間」「何をしてもいい時間」までスケジュールに組み込むと言います。逆にマネージメント下手な人は、
「メール対応していたら1時間過ぎていた」
「スマホをいじっているうちに30分経っていた」
「食後の休憩のつもりがボーッとしていた」
こんな怪奇現象にも似た「時間泥棒」にあったりするのです。
分単位でスケジュールが決まっているビジネスパーソンは、学習時間として費やせる時間帯も自ずと決まってきます。これは一見、自由度が低く不便に思えますが、毎日決まった時間に学習ができる環境にあるということ。
行き帰りの通勤時間で単語のアプリをやる、ランチを終えて午後の仕事に戻る前に必ず英語のニュース記事を1記事読むなど、同じ時間帯に決まった行動を行うことで、学習の習慣化もしやすくなるというメリットがあります。
大人の英語学習はマネージメント力で決まる!
では次に、英語学習をマネージメントしていく上で、重要となる「学習計画」のポイントについてご紹介します。ビジネスにおいても、プロジェクトの成功のためには事前の準備が重要ですよね。英語学習でも同じで、計画がしっかり立てられているか否かが、成功の明暗を大きく分けるといっても過言ではありません。
目標(ゴール)の設定と現状把握
学習計画を立てるときに欠かせないのが、「目標(ゴール)の設定」と「現状把握」です。一体どのくらいの英語力を目指すのか(または必要となるのか)を具体的に決め、現状の自分とのギャップを認識します。
目標の細分化・マイルストーンを立てる
その目標を達成するまでに、通過するプロセスを洗い出します。たとえば、現状がTOEIC600点の方がTOEIC900点以上を目指す場合、いきなり900点に到達するのは難しく、現実的とはいえません。
まずは2ヶ月後に700点、3ヶ月後に760点、半年後に830点…のように、目標を細分化し、マイルストーンを立て、段階を踏んでスキルアップを目指すように設計することが大切です。これらをひとつひとつ着実にクリアしていくように努めていけば、最終的なゴールへと繋がっていきます。
タスクを洗い出す
次に、各マイルストーンの達成に向けてやるべきことを洗い出し、達成期限から逆算してタスクを月や週ごとに振り分けます。短期間で達成を目指す場合は、その分、日々の学習量や時間も増えることになるため、継続した学習のためにも、無理のない計画を立てることが重要です。
学習計画と実際の進捗を管理する
実際に学習をスタートしてからは、予定していた計画と実際の進捗を記録し、管理していくことが大切です。もし達成できている日が少なければ、その計画は自分にとって無理がある内容になっている可能性が高く、予定の見直しが必要となるでしょう。週単位で結果を分析・検証し、自分にとって最適な学習計画へと調整していきます。
勉強時間よりも効率が大事!結果を出す英語学習
忙しいビジネスパーソンが英語学習に取り組む際には、「学習時間をいかに効率よく使うか」を意識することも大切です。ここでは、効率的に学習をする方法をいくつかご紹介していきます。
通勤・移動時間はアプリで勉強する
通勤・移動時間など、教材を広げて学習しにくい時でも、英語関連の学習アプリを使って単語やリーディング、リスニング、瞬間英作文などの練習を行うようにすれば、短い時間でも工夫次第で、立派な学習時間へと変化します。
勉強内容のバランスを調整する
日々の学習内容は、「1.新しい内容を学習する」「2.すでに学習した範囲を復習する」という2種類に大きく分けられます。実は、同じ時間を費やす場合でも、1と2ではかかる負担が大きく異なります。
この心理的な負担は、学習が継続できなくなる要因に大きく関係しているため、今日は余裕がない…と感じた日には、新しい範囲を学習する代わりに復習の比重を大きくするなどして、学習の負担を軽減し、バランスを調整していくとよいでしょう。
コンカレントワーキングを意識する
コンカレントワーキングとは、複数の作業を並行して行うことを指します。実は、同じ作業を長時間ひたすらやるよりも、いくつかの作業を同時並行して進めていく方が効率的であると言われています。
たとえば、月曜日は単語、火曜日は文法、水曜日はリーディング…のようにひとつのものを集中的に学習するのではなく、朝の通勤時には単語や表現などの暗記系、出勤前に立ち寄るカフェではリーディング、昼休みにリスニング、帰宅時には瞬間英作文のような思考系の学習…などのように学習の時間帯により内容を変えるようにすれば、バランスよく学習ができますし、学習自体に飽きる…ということも避けられます。
集中できる環境を見つけてルーティンを決める
限られた時間の中でよいパフォーマンスを出すためには、自分が集中できる環境を整えることも大切です。環境の最適化を図ることで、学習効率もぐんと上がります。
集中できる環境は外にある?!
英語学習を始めてみたものの、「他の家族もいて集中できない」「狭くて勉強ができる机がない」など、自宅に勉強場所がないという場合は、外で学習するという選択肢もあります。
ひと昔前では、勉強=図書館のイメージが強かったですが、今では「勉強カフェ」「電源カフェ」など、勉強や作業をしたい人向けに、集中できる場所を提供してくれる場所はたくさんあります。こういった場所の椅子や机はクオリティもよく、学習が捗る環境が整っていておすすめです。また、周りの人も勉強や作業をしているので、自分もやらなくては・頑張ろう…という気持ちにもなりやすく、モチベーションアップにも繋がります。
脳のゴールデンタイムを知ろう
脳科学では、人の記憶は寝ている間に整理されると言われています。そのため、夜寝る前に暗記系の学習を行い、次の朝にその内容を復習することで記憶への定着化が効率的に図れると言われています。
朝の時間は、一日の中でも最も集中力・エネルギー・思考力が高まるともいわれているため、オンライン英会話でのスピーキングの実践練習などを行うのも効果的かもしれませんね。
このように、一般的には朝の学習の方が夜に比べて効率性が高いとは言われていますが、これには個人差があり、生活リズムによっても異なるため、自分が一番集中できる時間帯を見極めることも大切です。
おわりに
以上、英語学習のマネージメント方法についてご紹介しました。このように、マネージメントさえしっかりできれば、英語学習を継続していくことは難しいことばかりではありません。自分には時間がないから…と諦めずに、まずは日々できることから取り組んでいきましょう!
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