メリットいっぱい!オンライン英会話での英作文の添削活用法とは?

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最近、オンライン英会話が意外な使われ方をしているってみなさんはご存知ですか? ただ講師と英会話をするだけでなく、英作文の添削や発音矯正、読解力の訓練など様々な形で利用する人が増えています。

特に英作文の添削は、あらかじめ文章を作っておいて、間違った箇所や別の表現について講師と話し合うことで、英会話の上達にとても役立ちます。

今回は英作文の添削を受けることのメリットや添削を受ける際のポイント、添削後にどのような学習を行えば効果的なのかを解説しますので、英語学習にぜひ役立ててくださいね。

オンライン英会話で英作文の添削を受けて英会話をもっと上達させよう

英作文の添削を受ける3つのメリットとは?

メリット1. 会話のきっかけになる

オンライン英会話にある程度慣れている人なら、講師との会話もリラックスして受けることができるでしょう。しかし英会話の初心者やオンライン英会話をまだ始めたばかりの人は、緊張してしまったり、何を話せばいいのかわからず言葉に詰まってしまうこともあるのでは?特に直接英語で考えることに慣れていない場合、どうしても頭の中で「日本語→英語」の変換をするのに時間がかかります。

では、「あまり会話の練習ができなくて、せっかくのレッスン時間を無駄にしてしまった」と感じないためにはどうすればいいのでしょうか?

答えは簡単!次のようにあらかじめ話をしたいテーマに合わせて文章を作っておけばいいのです。

・旅行会話を練習したいのであれば、例えばショッピングの場面を想定して会話文を作成
・外国人の友達と会話できるようになりたいのであれば、話題にしたいことについて書く
・近々会社で英語のプレゼンテーションをしなくてはならない場合は、話す内容について英語でまとめる

文章を提出してそれを添削してもらってもいいですが、そうでない場合も、最初に「間違っている部分を指摘して欲しい」と伝えておけば、会話練習の中で間違いを直すことができますよね。

このように、自分で作った文章を元にオンライン英会話のレッスン中に添削してもらうことにより、自信を持って英会話をすることができることは大きなメリットの一つです。

メリット2. 自分のレベルを客観的に評価できる

英作文を添削してもらうことのもう一つのメリットとして、次のように現在の自分の英語レベルと課題を客観的に評価できることがあります。

・「英作文をする際にどれぐらい辞書を使ったのか」→自分の語彙力を伸ばす指標になる

・「ある部分が文法的に合っているのかよくわからない」→その文法についての理解をもっと深める必要がある

・「短い文章を書くのにどれぐらい悩んだか」→直接英語で考え会話力をアップすることが課題

英語で会話する時は、語彙力の不足や日本語から英語に毎回変換することで、口に出すまで時間がかかってしまったり、やっと言いたいことが口にできても、話題はすでに別のものになっていることもあります。

英作文を作成する時は、短く簡単な文章でいいので、できるだけ英語でダイレクトに考えて書くことが英会話力の向上にも繋がります。

最初は難しいかもしれませんが、繰り返すことで自然に慣れていきます。もしそうやって作った文章が自分にとってあまりに幼稚だと感じるのであれば、それが現在の自分の英会話のレベル、ということになります。

思ったよりできなくてがっかりするかもしれません。でも悲観的にならなくても大丈夫!自分の弱点を知ることはとても大切で、弱点を知らずに学習していても絶対伸び悩む時がきます。

今ペラペラ話せる人も、最初は同じように悩み、自分の弱点を見つめ、努力して話せるようになったのです。自分のレベルの現在地を知り、練習を続ければ必ず上達できるので、諦めずに学習を続けましょう。

メリット3. 声に出して読むことで発音練習になる

最後に英作文を添削してもらう3つ目のメリットは、実際に口に出すことで発音の練習にもなることです。ぜひ添削した文章を渡して直してもらうだけではなく、レッスン中に声に出して読んでください。

旅行会話や日常会話のロールプレイ的な文章であれば、それをそのまま声に出して講師と練習してもいいですし、プレゼンテーションなどであれば読み上げてみて講師に全てきちんと理解できたか聞いてみましょう。

「ちょっとこの部分がわかりにくかった」「この単語がきちんと発音できていない」というコメントをもらった場合は、その部分の発音練習をします。

このように、英語で文章を作ってそれを添削してもらうことで、英会話や発音にとても役立つのです。

英作文を作成する際に気をつけることは?

題材は目的に応じて選ぶ

英作文をする際は、やみくもに文章を作るのではなく、学習目的に合わせて作成します。

日常会話や旅行会話の上達が目的ならば、ロールプレイ的な会話例や日記、ニュースや読書の感想文。
ビジネス英会話を学習中なのであれば、プレゼンテーションの発表内容、クライアントとのやりとりを想定した文章が適しています。

英会話ではなく、どこかへ提出する文章を添削してもらいたい場合は、決まった雛形があるのでそれに合わせて書きましょう。

雛形のあるものとしては、次のようなものがありますのでインターネット上で文例集を探して、それを真似するのが楽です。

・学校へ提出するためのエッセイ
・社内外へのプレゼンテーション資料
・就職・転職の際の履歴書やカバーレターなど

このような固い文章を書く場合も、うまく自分で伝えたいことを文章にできなかった部分や、どの単語を使うか悩んだ箇所を講師に尋ねたり、内容について話し合うことで会話練習になり、より効果的です。

できるだけ日本語から変換しない

母国語の日本語と学習中の英語では自分の言語レベルに差があるため、日本語で考えてから変換すると文章力のハードルが一気に上がって難しくなります。

英会話では英語で瞬時に考える能力が必要となりますが、慣れてないと焦ってしまって余計難しいもの。

英作文を作成することにより、会話相手のいないリッラクスした環境で「英語で直接考えること」の訓練が可能です。こうして数を繰り返すと、知らないうちに英語脳ができ上がっていき、実際の会話中も落ち着いて瞬時に言いたいことを口にできるようになります。

テーマは絞って内容を膨らませる

英作文のテーマはあれもこれもと盛り込まず、一つに絞ります。

例えば日記だったら「○○した、それから○○した」みたいな文章にせず、それをした時に自分がどう感じたのかについて話を膨らませて書きましょう。

日本語でも実際の会話では、「今日こんなことがあって、こう思ったんだよね」「そこ私も行ったことあるけど、ここが面白かった」といった感じになりますよね?

英会話も同じです。ある話題に対する自分の意見を言ったり、自分の感情について相手に伝えることで楽しい会話のキャッチボールができるのです。あるテーマに沿った自分の気持ちについて考え、文章を書くことは英会話力向上に役立ちますので、英作文の際には心に留めて文章を作成するように心がけてください。

可能なら英英辞典も活用する

英会話や英作文にも慣れてきたら、ぜひ英英辞典を活用してみましょう。

和英・英和では理解しきれないニュアンスの違いについて学べ、さらなる英語力向上には必須です。

和英・英和では対応する英語の単語が書かれていますが、ニュアンスや使い方が異なることも多く、それを伝えきれていないのが現実です。そのギャップを埋めるのがネイティブも使う英英辞典です。

英英辞典を引いてその文章が完全に理解できなくても、例文が豊富なので自分の言いたいことに近いものを定型文として当てはめて使うことができます。英英辞典を使うことで、自然と同じような意味を持つ単語の微妙なニュアンスの違いが理解できるようになります。

また、同じ単語を繰り返すと単調になるので、類語辞典の活用を。語彙の幅が自然と広がる上、さらに類語として出ているこの単語と元の単語のニュアンスの違いを英英辞典で調べることで、さらに英語脳に近づくことができますよ!

「英語的感覚」を身につける上で英英辞典を利用しましょう。

英作文を添削してもらう際の4つのポイント

1. あらかじめ英作文の添削希望を伝えておく

まず一つ目のポイントとして、レッスンの最初、あるいは可能であれば事前に講師に英作文の添削をして欲しいことを伝えます。あるいは、自分の発言の語彙的・文法的間違いがあれば指摘して欲しい旨を伝え、レッスン中に用意しておいた文章を使いましょう。プレゼンテーションやエッセイなど長文になるものは、同じ講師を指名して数回に分けて添削してもらうといいですね。

添削をお願いする際は、次のようなフレーズを使いましょう。

Would you mind proofreading my writing?
(書いたものを添削してもらえますか?)

Could you please take a look at my writing and check if there are mistakes?
(書いたものを間違いがないかチェックしてもらえますか?)

proofread’とは書かれたものを確認・修正することを意味する動詞で、記者が執筆した記事や翻訳された文書を校正者がチェックする場合にも使われます。
また、上記の2文とも‘writing’を’what I wrote’あるいは‘my sentences’と言い換えることもできます。
友達同士であれば、簡単に “Can you take a look at this?”(これチェックしてくれる?)のように言っても問題ありませんが、相手が講師の場合は文例のように丁寧なフレーズを使った方がいいですね。

2. 英作文の要点を口頭で伝える

2つ目のポイントは、ただ添削してもらうだけではなく、文章を渡す前に内容の要点を口語で伝えること。会話の練習になって効果的ですし、講師側も、作文を読む前に中身の概要についてインプットされていると添削もしやすいですよね。

その際に、「テーマ(日記、プレゼンなど)」「概要(旅行の思い出、自社の新しい製品についての発表など)」について伝えます。手元にメモ書きで用意しておくとさらにスムーズです。メモ書きがなくてもさっと概要を説明できるようになるよう、練習を続けてください。

英検の2次試験にもありますが、要点をまとめられる力は大切です。日本語で何かを人に説明する時、無意識に要点をまとめて伝え、それについて話し合ったりしますよね?同じことを英語でもできるようになるのが理想です。特に、将来海外の高校や大学に留学したい場合やビジネスで必要な場合、この英語での要約能力があるのとないのとではかなり差が出ますので、ぜひ練習を繰り返しましょう。

3. チャットで訂正箇所を表示してもらう

英作文を添削してもらい、訂正文を口頭で伝えてもらってもいいのですが、慣れないうちはそれを聞き取り手元で修正するだけで時間が取られてしまいます。文章で見せてもらった方が早い場合がほとんどでは?

英作文の添削を受ける際の3つ目のポイントは、訂正部分はチャットで送ってもらえるようお願いすることです。その上で、自分で赤入れをしながら進んでもいいですし、「時間がもったいない!」と思う場合、赤入れはレッスン後にして、その場ではなぜ元の文章・表現ではいけないのかを講師と話し合う方に重点をおいてもいいです。

何度か英作文の添削を繰り返し、自分で効果的だと思う方法を見つけてくださいね。

4. 訂正された箇所について質問する

最後に4つ目のポイントは、必ず修正された箇所について口頭で質問すること。なぜ間違っているのかをその場でクリアにし、復習に役立てることと、また講師との会話練習のためです。

質問せずにあとで見直すと、

「なぜ自分の文章が間違っているのか」
「なぜこちらの単語の方がいいのか」
「自分では文法的に合っていると思っていたけれど、なぜこれではダメのか」

など色々な疑問が出てくることでしょう。こういった疑問をレッスン中にクリアすれば、モヤモヤと悩まずに済みます。レッスン中はわからないことがあれば積極的に質問しましょう。レッスンは自分の大切な学習時間です。英語は、「いかに効率的かつ効果的に貪欲に学習したか」がレベルアップの鍵となりますので、レッスン時間を無駄にしないようしましょう。

添削後の英作文を使った5つの効果的な学習方法

オンライン英会話での英作文添削を英語力向上のために活用するには、しっかりと復習することが大切です。
とはいえ、ただ見直して終わりでは英語力向上に役立ちません。もちろん考えたり調べて英作文をする作業も英語力アップにとても大事で、その過程を行った時点で他の学習者より一歩先を行っていると言えるでしょう。

しかし効果的な方法で復習をしないと、「やって終わり」的な感じになり、せっかく苦労して書いた英作文の効果も半減してしまいます。ここでは添削後の英作文を使い、学習効果を最大化する復習の方法を解説します。
半年後、1年後に英会話力のみならず、英語の総合力に目に見える違いが出てきますので、「面倒臭い」と思わず、ぜひ実践してみてくださいね。

1. 添削後の英作文を読み上げる

講師に添削してもらった文章を口頭で読み上げます。目で見るだけと、実際に口に出すのとでは随分印象も違うはずです。

その中でも、自分が発音しにくい、読み上げにくい箇所は特に何度も練習しましょう。簡単な文章でも意外とスッと読めないのに気づくかもしれません。目で見て読みにくいということは、文章なしの実際の会話ではもっと難しいということになります。

丸暗記するまで何度も口に出して練習することが大切です。実際の会話で、似たような文を使う場面が出てきた時に一部の単語を入れ替えて応用できるようになり、発音練習にも効果的です。

できれば自分の音声を録音して聞き直してみると、さらに改善点を理解できていいですよ!

2. 訂正された箇所の見直しを行い、疑問点があれば書き出す

レッスン中に訂正箇所について講師に質問しても、やっぱり腑に落ちなかった、という場合があるかもしれません。特に英会話初心者だと、聞きたいことがちゃんと全部聞けなかったなんてことも。

添削された単語やわかりづらかった文法についてもう一度調べてリストアップしましょう。
リストの活用方法は、次の2点です。

・次回のレッスンで講師に質問して再確認
・自分の学習用、将来の参考に

リストアップの際は、「なぜこの表現になるのか」「別の単語を使ったこんな表現はありなのか」など疑問点をメモしておき、一つ一つ見ていきます。その過程で新たな疑問も出てくるかもしれません。その場合は、それをさらに調べる、あるいは講師に尋ねる、ということを繰り返してください。自然と語彙力・表現力、正しい文法で英語を話す・書く力が身についてきます。

3. 訂正された英作文を書き直す

口頭で読み上げる、疑問点や間違った箇所をリストアップして確認する作業のほかに、時間があれば訂正された英作文を全文丸ごと清書してみてください。

見るだけで納得した気になりがちですが、全文清書はきちんと知識を定着させて自分のものにするために大変効果的です。その際はタイピングするのではなく、ノートに自分の手で書くことがポイントです。

タイピングした方がきれいですし、時間もかからなくていいのでは?と思われるかもしれません。しかし実際に手書きとタイピング両方やってみると、手書きの方が頭への入り方が圧倒的に高いのがわかるのではないでしょうか。ちょっと面倒臭い作業になりますが、スキマ時間にでも手書きの清書をすることをおすすめします。

4. 文章中の単語を使った例文を調べる

文章中に出てきた単語やイディオムで、「和英辞書で調べないとわからなかったもの」「新しく出てきたもの」の2つについて英英辞典を引いてみましょう。

英英辞典を使ったことがなくても大丈夫!英語で書かれた単語の説明文は、英英辞典に慣れていないとちょっと抵抗があるかもしれませんが、目的は説明文の下の例文です。

まず、その例文を見てみてください。例文はほとんどが10ワード以内の平易な短文でできていますし、中には会話のやりとりを想定したものもあることがわかるでしょう。

そして次に、その例文を写して、暗記してください。これも同時に口頭での練習をしましょう。

国語辞典と同じで、英英辞典は基本的にネイティブが使うことが想定されて作られているため、英語学習者にとって質の高い例文を覚えるのに適しています。英会話の向上の鍵は、大量に英語の短文を暗記し、自分のものとして会話の中で使えるようになることです。

会話中に長いように思える文章も、よく聞くと短文が組み合わさってできていることがわかるでしょう。
また難解に思える長文読解も、短文同士の組み合わせですし、あえて会話では使わないような単語を使っているだけ
です。短文の色々なパターンを覚えることは英会話のみならず、読解力や文章力アップ、英語的思考力を養うことに繋がりますので、「英会話初心者だし英英辞典なんて使うのは無理」とは思わず、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

5. 英作文と同じ内容で会話レッスンを受ける

レッスンを英作文の添削に使うと会話の練習が少なくなってしまうこともあります。

その場合の解決法は、知識の定着のために、次回のレッスンも同じ内容でロールプレイやフリートークの会話練習をすることです。

その際のポイントとしては、

・英作文の添削と同じ講師を指名する
・講師に前回英作文で書かれていた内容で会話練習したい旨伝える

同じ講師なら内容もわかっているのでスムーズですし、英作文添削+英会話練習の2回レッスンを1単位として繰り返すことによる、「作文力アップ+会話力アップ」のダブルの効果が期待できます。

「読み書きはいいから、とにかく話せるようになりたい」という人も多いかもしれません。

しかし、英語に限らず大人になって外国語を学習する場合、小さい子供のように耳から覚えることが難しく、どうしても最初に読み書きや文法を学ぶことになります。そして、読んでわからないものは聞き取れないし、書けないものはきちんと口に出すことができなくなります。逆に考えると、読み書きがきちんとできれば、あとはリスニングとスピーキングを練習すればいい、ということです。

オンライン英会話で「英作文の添削+それを元にした会話練習」を行うことが効果的な理由はそこにあります。

1. 英作文で英語で瞬時に考える力をつけ
2. 添削後の復習で会話に使える語彙力や例文の知識を増やし
3. さらに実践する

この繰り返しで会話力は確実に伸びますし、ブロークンではないきちんとした英語を話すことができるようになります。

まとめ

オンライン英会話でただ会話のみを練習するだけではもったいない、ということがおわかりいただけましたか?旅行会話や日常会話、時事問題、仕事に関する話題など、どんなテーマ、どんなレベルでもレッスンや復習方法は同じなので、オンライン英会話を上手に使いつつ英語力アップを目指しましょう。

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