英語で共感するときはなんていう? I seeを含む英語表現

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誰かと会話をしている時は、「そうそう」「だよね」「わかる!」などと意識していなくてもよくあいづちを打ちますよね。英会話も同じで、会話の流れによっていろいろなあいづちの打ち方があります。

相手の意見に同意するときや、自分も同じような経験があって同調するときなど、ネイティブは状況に応じてさまざまな表現を使い分けています。また、人によって口癖のような好みの言い方もあります。

共感する英語を覚えて、コミュニケーションを豊かにしましょう。

「まさにその通り」「本当にそう!」という強い気持ちを表したいとき

totallyやabsolutelyを入れる

“You’re right.” “I agree with you.”はともに、相手の意見に共感する場合に使われるフレーズですが、totallyやabsolutelyを入れることで、さらに相手と同じ意見だということを強調することができます。

You’re absolutely right. (君の言ってることは全く正しいよ)

Absolutelyは、totally、exactlyなどと入れ替えることができます。ちなみに、アメリカ人はtotallyを、イギリス人やオーストラリア人など英語圏の人はabsolutelyやexactlyを好んで使う傾向にあるようです。

I totally agree with you. (本当にまさにその通りだね)

この場合のtotallyはcompletelyに代えていうこともでき、100%相手の意見に同意していることを意味します。

一語で共感を伝える英語フレーズ

前述の例から「全く」「誠に」という意味のtotally、absolutely、exactlyは単独でも使えます。ネイティブは会話中によく連発しますので、耳にすることも多い単語です。

・Absolutely.
・Exactly.
・Totally.

この3つはどれも100%相手の言っていることに共感していることを示す時に使われます。totallyは特にアメリカの若い人がよく使う表現で、センテンスの途中にも次のようによく挟まれます。

He’s totally calling you!(彼は絶対電話してくれるわよ!)

・Definitely.
Totally、absolutely、exactlyと似たような意味で使われますが、可能性について言及される意味で使い方が少し異なります。
会話例を見てみましょう。

A: Hey Mike, if you have a few minutes, could you help me with something?
(ねぇマイク、ちょっと時間があったら手伝ってくれないかな?)
B: Definitely! I’d be glad to.
(もちろん!喜んで)
A: So I see you on Sunday then?
(じゃあ日曜日に)
B; Definitely!
(もちろん!)

「なるほど」「あーわかる」「そうだよね」と軽くあいづちを打つとき

軽くあいづちを打つ場合、”u-huh” “yeah”などと言っているのを聞いたことがあるのではないでしょうか。軽くあいづちを打つ表現はほかにも次のようなものがあるので、会話中にバリエーションを変えて使うとあいづちが単調になりません。

・I see.(そうだね)
「そうだね」と普通にあいづちを打つ時以外に、なんと返答していいかわからず困ることを相手が話してきた時に「あーそうなんだ」という意味でも使えます。

A: So I see you on Sunday then?
(じゃあ日曜日に)
B; Definitely!
(もちろん!)

・I hear you.(そうだよね)
会話の流れによって少し意味が変わってくる表現です。通常の会話であれば、「そうだよね」「わかる」という共感に使われます。一方、皮肉的に相手の意見に完全に同意はしていないけれど、とりあえず共感の姿勢を見せる時にもよく使われます。日本語だと「うん、まあわかるよ」という感じでしょうか。口喧嘩をしているときなどに相手をなだめたい時に使う人が多いようです。

A: Why didn’t you call me last night? I don’t get why you promised to call me and you didn’t! I need you to show you care!
(なんで昨日の夜電話くれなかったの?約束しておきながら電話しないなんて信じられない!気にかけてるってことを見せて欲しいのに)
B; I hear you.
(わかってるさ)

・I see what you mean.(そうだね)
「言っていることの意味がわかる」という意味で使われますが、I hear you.と同様に必ずしも同意していないけれど、共感の姿勢を見せる場合にも使われます。

A: He doesn’t deserve her. I don’t understand why she’s still staying with him.
(彼は彼女にふさわしくない。なぜ彼女が彼とまだ付き合っているのか理解できないわ。)
B; I see what you mean but we can’t force her to leave him. It’s her choice.
(そうだね、でも彼女を無理やり別れさせることはできないよ。彼女が決めることだから。)

・I get it.(そうだね。)
I got it.は、アメリカの口語表現で使われるフレーズです。正しい文法は”I’ve got it.”となります。

どちらも「言っていることがわかる」という意味ですが、声のトーンによって軽く「そうだね」という共感の意味になる時と、面倒くさそうに「もうわかってるよ」というニュアンスになる時があります。

また、語尾に”I get it now.” “I got it now.” のようにnowをつけると「今やっと理解した」という意味になります。

“I got it the first time.”とすると、「もうわかっていたから繰り返さなくていいよ」という意味に。また、itをthisに変えてI got this.とすると、意味が「自分が対応する」に変わりますので、気をつけましょう。

A: I have been so busy this week! Sorry, I forgot to call you back.
(今週はものすごく忙しいの。かけ直すの忘れてごめんね。)
B: Don’t worry, I get it.
(心配しないで、わかってるよ)

A: Mikey, make sure you finish your homework before you play games.
(マイキー、ゲームする前に宿題するのを忘れないでね。)
B: I got it, Mom.
(わかってるよ、ママ)

「わかるわー」「私も同じ」と同意を示すとき

・I can relate.(わかるわー)
同じような経験があり共感できる場合に使います。I know exactly what you mean.あるいはI understand how you feel. とも言い換えられます。

A: I spend half of my day replying to the emails from my clients. I’m scared of opening my inbox every morning…
(一日の半分は顧客のメールに返信する時間に使ってる。毎朝メールボックス開けるのが怖いんだけど)
B: I can relate! Monday is the worst!
(わかるわー!特に月曜日は最悪よね。)

・I’m with you.(私も同じ意見)
例えば会議などで、誰かが意見を言った時などに、「自分も同じ意見だ」という気持ちを伝える時に使われます。

A: I have no idea where we are now. I think we should go back the same way we came.
(ここがどこなのかわからない。来た道を戻った方がいいと思うんだけど。)
B: I’m with you.
(そうだね)

・I feel for you.(わかるわ)
相手が辛い気持ちの話をしたときなどに「わかるわ」という気持ちを表すのに使います。
I’m sorry.あるいは I can feel your pain. と同義語です。

A: I broke up with Jane last night.
(昨夜ジェーンと別れたんだ)
B: I feel for you. You must be in pain but I’m sure time will heal you.
(辛いね。だけどきっと時間が解決してくれるよ)

・This.(これこれ)
これはこれまでの例と違い、会話中ではなくSNSでよく使われる表現です。
ただ一言”This.”と誰かの投稿に対するコメントに記入するのが一般的。「これこれ!」「言いたかったのはこれだよ!」といったニュアンスで使います。英語のSNSで大変よく見かける表現なので覚えておきましょう。

A:Stop criticizing the others! There’s too much negativity here. Let’s be nicer to each other!
(批判はやめようよ!ネガティブなコメントが多すぎ。お互いもっと優しくなろう)
B:This.(これがいいたかったんだよ)

まとめ

このように、英語の「共感」に関する表現は数多くあり、同じフレーズでもイントネーションを変えるだけで意味が変わるものもたくさんあります。使い慣れるまでは混乱したり、どれを使うべきか迷うかもしれませんね。ネイティブの英会話を聞いていると自然に使い方がわかってきますので、ドラマや映画などでここで紹介したものが使われていたら、どんなニュアンスで使われているのか考えてみるといいですね。

英会話の上達には、語彙を増やすことも大切ですが、こういった何気ない表現を上手に使えるようになることも重要です。会話の流れや伝えたいニュアンスによって自然に使い分けられるようになるために、実際の英会話でたくさん練習して感覚を掴んでいきましょう。

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