実は歯並びも英語の発音に影響?歯科矯正に関する英語を学ぼう

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日本では従来虫歯になってから治療することが一般的でしたが、最近は欧米のように定期的に歯科健診を受け、予防することがあたり前になってきています。予防歯科が広まっているのはとてもいいことなのですが、一方歯並びに関してはまだまだ欧米ほどの認知度はないようです。

歯科矯正は歯並びをよくして見た目が美しくなることに焦点があてられがちですが、ほかにもメリットがたくさんあります。顎関節炎や肩こりなどの解消にもつながったり、ブラッシングがしっかりできて虫歯予防になったり、しっかり噛めるようになることで顎の筋肉が発達することがあげられますが、実は英語の発音にも役立つのをご存知でしょうか。

今回は歯並びが英語の発音に与える影響と歯科矯正に関する英語を解説します。

歯並びは英語の発音に大切

歯並びが英語の発音に重要な理由

歯並びが悪いと舌の動きが制限されてしまい、上手に発音することが難しくなります。歯並びが悪いことで発音に問題が起こる理由としては次のようなものがあります。

・発音の際に口が十分に開いていない
・舌が滑らかに動いていない
・口呼吸になっている
・胸式呼吸をしている
・歯並びが悪く、歯の隙間から空気が抜けてしまっている
引用:https://www.jams.tv/beauty/166833

英語は日本語に比べて舌や口の動きが大きく、このような現象は正しい発音練習の阻害要因となります。

歯並びが英語の発音に影響する例

歯並びは特に子音の発音に影響を与えます。では歯並びの悪さがどのように英語の発音に影響するのか、具体的な例を見てみましょう。

・受け口は上の前歯で舌唇を噛む「f」の発音が難しい
・「s」や「さしすせそ」などの歯擦音ができない
・舌が自由に動かないため「l」「 r」の正しい発音が不可能
・歯の間から息が抜けすぎて「th」がうまく発音できない

参考:https://www.jams.tv/beauty/166833
   https://www.alivio-ortho.com/pronunciation-orthodontics/

上記の例に心当たりがある場合は、英語の発音がしにくい原因は歯並びかもしれません。

歯科矯正に関する英語を学習しよう

歯科矯正はOrthodontics、歯科矯正医はorthodontist

歯科は大きく分けて、一般歯科、矯正歯科、小児歯科、歯科口腔外科の4つがあります。さらに細かく専門分野が分かれており、目的に応じて専門の歯科医の診察・治療を受けることになります。

今回テーマとしている「歯科矯正」は英語で「Orthodontics」と呼ばれています。Orthodonticsは歯科矯正そのもの及び学問としての歯科矯正の分野を指し、「歯科矯正医」は「orthodontist」です。

orthは「まっすぐ」odonticは「歯」という意味で、このふたつを合わせると「まっすぐな歯=歯科矯正」になります。ほかにもodonticを合わせた次のような歯科専門分野があります。

・小児歯科:pedodontics(子供を意味するpedo+odontic)
・歯周病学:periodontics(周りを意味するperi+odontic)
・歯科補綴学:prosthodontics(義歯・義足など人工補綴prosth(esis)+odontic)

英語はこのように言葉の掛け合わせで単語が成り立っている場合が多く、覚えておくことで意味を推測することができます。

また、orthodontist(歯科矯正医)とdentist(歯科医)の違いですが、orthodontistが歯の噛み合わせや顎の状態の専門家であるのに対し、dentistは口の中の健康状態の専門家である点です。英語になりますが、さらに詳しい説明は次の記事にわかりやすくまとめられているので、興味のある方は読んでみてくださいね。

参考:Orthodontist vs. dentist qualifications and training

orthodonticsを使ったフレーズ例

He is expert in orthodontics.
(彼は歯科矯正の専門家だ。)

Hashimoto Dental practices orthodontics as well as family dentistry.
(橋本歯科医院は一般歯科のほかに歯科矯正も行なっている。)

In orthodontics, braces and retainers are used to gradually move crooked or crowded teeth.
(歯科矯正では、歪んでいたり詰まっている歯を徐々に動かすために矯正器具や固定器具が使われる。)

I will finish my adult orthodontics treatment in 2 weeks.
(あと2週間で成人歯科矯正処置が終わります。)

そのほかの歯科矯正に関係する代表的な用語一覧

英単語 意味
Braces 一般にイメージされるワイヤーで繋がった歯科矯正器具
Retainers リテーナー、歯の後戻りを防止する固定器具
Adjustments 歯科矯正中の患者のフォローアップ処置
Palate 口蓋
Palate expander 拡大床、上顎を広げるための器具
Gums (periodontium) 歯茎
Diastema 歯と歯の間の隙間のこと
Posterior 歯の奥の方、歯科では特に奥歯を指す
Quad helix ワイヤーで繋がれた拡大装置、受け口を直す
Power chain(C Chain) 歯の隙間を狭めるために使われるチェーン矯正器具
Overbite (deepbite) 過蓋咬合、上の歯が極端に下の歯にかぶさっている状態
Open bite 開咬、歯と歯が噛み合わない状態
Crossbite (underbite) 交叉咬合、下の歯が上の歯にかぶさっている状態
Bracket ブラケット、ワイヤーで歯に固定される四角い器具
Bonding 矯正器具を特殊な接着剤で歯に固定する処置
Archwire アーチワイヤー、ブラケットにはめて歯を動かす器具
Bands (elastic ties, ligatures) アーチワイヤーを固定するバンド、モジュール

参考:Oral-B:歯科矯正に関わる用語一覧と解説

まとめ

専門用語が多く、なかなか難しかったかもしれませんが、海外では歯科矯正は身近です。東南アジアでは若い子の間で、カラーの歯科矯正具を使うのがおしゃれなのだとか。海外で歯科矯正をする機会があれば、この記事を参考にしてくださいね。

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