人が何かをしている最中だけれど、ちょっと声をかけたいと思うことがありますよね。そんなとき、英語で「お邪魔してすみません」と言うにはどうすればいいのでしょうか。失礼のないように話しかけるためのフレーズを見ていきましょう。
「邪魔して」の代表的な英語フレーズ
「邪魔をする」にはbother、interrupt、disturbという3つの代表的な言い方があります。どのように使い分ければいいかご紹介します。
「煩わせる」のbother
Sorry to bother you.
(お邪魔してすみません)
botherは「煩わせる、面倒をかける」ということ。「ひょっとして嫌かもしれないけれど…」というときに使います。
応用:
Does this bother you?
(これ、気になりますか?)
「中断する」のinterrupt
Sorry to interrupt you.
(お邪魔してすみません)
interruptは「中断する」。誰かが話をしているときに、途中で割って入ったりするときに使います。
応用:
Sorry to interrupt your work.
(仕事の邪魔をしてすみません)
「妨げる」のdisturb
Sorry to disturb you.
(お邪魔してすみません)
disturbは「妨げる、かき乱す」。何かが順調に行っているときに、それを邪魔するような場合に使います。
応用:
Sorry to disturb you without notice.
(突然お邪魔してすみません)
※事前の連絡なしに訪問した際などに使います。
bother、interrupt、disturbの使い分けは?
次の状況では、bother、interrupt、disturbのどれを使えばいいでしょうか。
1) ブラウンさんは鈴木さんと話し中だけれど、今すぐこれを伝えなければ。
2) マイケルは昼休み中だけれど、急ぎの仕事を頼みたい。
3) ジョンはいつも忙しいとわかっているけれど、どうしてもこの書類を確認してほしい。
答えは1)interrupt、2) disturb、3) botherです。
実際には、これらの単語は「お邪魔して…」というシチュエーションで同じように使われ、どの状況でどれを使っても間違いというわけではありませんが、厳密にはこのような違いがあるということを知っておくといいでしょう。
本格的に「邪魔する」ときの英語フレーズ
bother、interrupt、disturbいずれも、「ちょっとすみません」と、軽く断る感じの表現です。もっと本格的に「迷惑かける」「面倒なことを頼む」ときには、どのように言えばいいのでしょうか。
「困らせる」のannoy
Sorry to annoy you.
(困らせてすみません)
annoyは「困らせる、いらだたせる」。「仕事を追加でお願いしないといけなくなった」といったときに使います。
応用:
Am I annoying you?
(お邪魔ですか?)
※相手を困らせるようなことを言ったときにも使います。
「迷惑をかける」のtrouble
Sorry to trouble you.
(迷惑かけてすみません)
troubleはここでは「迷惑をかける」という動詞。「すごく面倒だとわかっているけれど、どうしても頼まなければ」といったときに使います。
応用:
What is troubling you?
(どうして困っているんですか?)
「お邪魔してすみません」の会話例
A: John, sorry to bother you, but could you please proofread the document?
(ジョン、邪魔してごめんなさい、この書類の校正をしてもらえませんか?)
B: Sure, no problem.
(ええ、いいですよ)
A: We need it by tomorrow morning. I know it’s urgent, sorry to trouble you.
(明朝までに必要なんです。急だとわかっています、迷惑かけてすみません)
B: OK. I’ll manage it.
(わかりました。なんとかやってみます)
オンライン英会話レアジョブのレッスンは、先生と1対1で進みます。「先生が話をしている最中だけれど、今のところどうしても聞いておきたい」と思ったときは、Sorry to interrupt you.(邪魔してすみません)と質問してみましょう。
「仕事で必要な英語の書類で、見てほしいところがある」といったときも、Sorry to bother you.(煩わせてすみません)と言って頼むことができます。先生との生きた会話の中で、身に付けた表現を使ってみてください。
まとめ
Sorry to trouble you.と言うと、相手にすごく迷惑をかけるかのように響くかもしれませんが、実際にはビジネスの世界で、見積りを頼んだり訪問の約束を取り付けたりする際に使ったりします。フレンドリーなやりとりをしているかのように見える英語圏の人も、このような気配りの表現を使うことがあるのですね。丁寧に話すためのフレーズを覚えて、英語で気持ちよくコミュニケーションが取れる人になりましょう。
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