英語で「UFO」っていっても通じないって知ってた? UFOに関する英語を知って通になろう

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アメリカがUFOに関する映像を突然発表したりと、ここ最近UFOについて少し驚くようなニュースが話題になりました。

今回は、日本でも頻繁に話題になるUFO関連のニュースを英語で読むために役立つ基本用語や表現を学んでいきましょう。

UFOって英語?UFO関連ニュースに登場する基本の英語

日本では「UFO」を「ユーフォー」と発音していますが、これは海外では通じないんです。

ここでは、UFO関連ニュースでよく使われている基本の英語を確認しておきましょう。

「未確認飛行物体」

「未確認飛行物体」つまり「UFO」です。これは、「Unidentified Flying Object」の頭文字を略した表現で、海外では「ユー・エフ・オー」とそれぞれの文字を発音しています。

「unidentified」を覚えるために、まず「identified」という単語をおさえるところから始めましょう。「identified」は「identify(識別する・確認する)」という動詞を形容詞化したものです。よくオンラインサービスなどで「IDとパスワード」を入力しますが、この「ID」は「identify」の名詞「identification」を略したもの。「身分を“確認する”もの」と考えると覚えやすいですね。

ちなみに、「UFO」と同じように、日本では「UMA」と呼ばれている「未確認動物(Unidentified Mysterious Animals)」というものがありますが、これは日本で造られた言葉で、海外では通じないので注意しましょう。

「宇宙人」

いろいろな英語が日本語の一部のように使われている中、意外に英語のイメージがないのが「宇宙人」。「宇宙人」を意味する英語として、「an alien(エイリアン)」もしくは「a creature from another planet」という表現が使われています。

「エイリアン」と聞くと、映画に出てくる怪物のような異星人がまず思い浮かぶかもしれませんが、「宇宙人」も意味します。

この「エイリアン」、基本の意味は「外国人」なんです。日本人が海外で生活すると「外国人登録」をしますが、英語で「alien registration(エイリアン レジストレイション)」と言います。なんだか人間扱いされていないような、複雑な気持ちになってしまう表現ですよね。

ニュース記事によっては、「a creature from another planet(別惑星の生き物)」という表現を使っていることもあるので、両方覚えておきましょう。

「異世界」

海外ドラマや映画でも、耳にすることがあるのが、「異世界」を意味する「off-world」という表現です。

「world(世界)」の「off(外)」という組み合わせなので、意味をイメージしやすいですよね。「an off-world vehicle(異世界の乗り物)」というような使い方でニュースに登場することがあります。

「異」という漢字をそのまま訳そうとして、「different(異なる)」を使わないように気をつけましょう。

UFO関連のニュースで見かける組織名を英語でチェックしよう!

UFOに関するニュースには、必ずといっていいほど登場する組織や機関があります。日本でもなじみのある言葉もありますが、どのような意味で使われているのか知らないものも多いのではないでしょうか。
ここでは、UFO関連ニュースに頻出の英語の組織名を紹介します。改めてどのようなことを意味するのか、チェックしてみましょう。

The Pentagon

「ペンタゴン」とカタカナ表記で日本のニュースでも取り上げられていますが、これはアメリカ国防総省の本庁舎のことを指しています。

建物の形状が五角形をしていることから、「五角形」を意味する「pentagon」が通称として使われるようになりました。固有名詞として使うときは、「The Pentagon」と大文字にして表記するので、「五角形」と誤読することはありませんね。

DOD (Department of Defense)

「The Pentagon」の正式名称ともいえるのが、この「DOD」です。

「United States Department of Defense」で「アメリカ合衆国国防総省」を意味し、ニュース記事などでは頭文字をとって「DOD/DoD」と表記していることがあります。

ちなみに、日本の防衛省は「Ministry of Defense」で略称として「MOD」と言います。

NASA

この「NASA」も宇宙関連のニュースでは必ず登場する機関ですが、これは略称で正式名称は「National Aeronautics and Space Administration(アメリカ航空宇宙局)」です。

「aeronautics(エアロノーティクス)」は、「航空術・航空学」という意味の単語です。「aero」というのがポイントで、これが頭についていると、「空気・航空」に関連する単語です。わかりやすい例が、「aerobics(エアロビクス)」。これは「有酸素運動」を意味しています。

このように、単語に含まれている要素から意味を推測することができるので、日頃から英単語の語源やその構成を確認することをおすすめします。

The Navy

UFO関連には国防に関連する組織の名前が多く登場します。この「The Navy」もその一つで、「アメリカ海軍」を意味します。

大文字にせず「a navy」とすれば、一般的な「海軍」を指すので、使い方に注意が必要ですね。

日本の「海上自衛隊」は、「Maritime Self-Defense Force」と言います。「自衛隊」が「Self-Defense Force」で、「Maritime(マリタイム)」は「海の・海事の」という意味があります。

海外の組織や機関の表記を通して、日本にある同様のものの英語表記を一緒に確認するのも意外な発見があっておもしろいですよ。

実際のニュースからUFOに関する英語フレーズを学ぼう!

ここでは、実際に報道されたUFO関連のニュース記事を使って、ニュースで多用されているフレーズを学んでいきましょう。今回使用する記事はアメリカのFOX5で配信された「’Not made on this earth’: Top-secret Pentagon UFO task force reportedly expected to reveal some findings」というニュースです。

「reportedly expected to reveal some findings」

タイトルにも使われているフレーズ。ポイントは、「reportedly expected to」の部分です。

まず「reportedly(リポーテッドリー)」は、新聞用語とも言われている種類の単語で「伝えられているところによると」という意味をこの一語で表現できます。

そして、「〜すると期待する」という意味の「expect to do -」が使われています。「期待する」つまり「何か待ち望まれたことが起きる」場面でよく登場する表現で、身近な例では飛行機や電車などの「出発予定時刻」を英語で「Expected Time of Departure」といいます。少し大げさな表現でおもしろいですね。

まとめると、このフレーズでは「何らかの発見を公表する予定だと伝えられている」ということを伝えていることがわかります。

「stated that…」

ニュース記事はもちろん、公的な書面でよく見る単語「state」をここで覚えましょう。

ここでは動詞の「state」が使われていて、意味は「述べる・明言する」です。日本語でも堅い感じがしますよね。単語のもつ「感じ」は、適切な場面で使えるようになるにはとても大切な感覚です。

基本的に「state」は「公式に何かを述べる」場面で使われるので、国家や政府、企業や組織の広報が何かの発言をしたことを表現するときによく使われています。

ここでは、「stated that…」で「…と述べた」となり、thatの後に書かれている内容が公式に発表されたことがわかります。

「vehicles made of materials not of this planet」

これは、特にUFO関連のニュースで多用される表現で、ポイントは「made of」の部分です。

「made of」は、「何から作られたものか」を表現するフレーズです。そして、ここでセットにして覚えておきたいのが「made from」です。両方とも、「何から作られたものか」を説明できますが、微妙に使い方が異なります。

・made of: 材料や材質。見れば分かるもの。
・made from: 物体が別のものに変化するもの。

具体例で覚えるとシンプルになります。

This chair is made of wood. (この椅子は木からできている)

Wine is made from grapes. (ワインはぶどうからできている)

今回の記事では、「materials not of this planet(この惑星のものではない原料)」ということで材質を伝えるので、「made of」が使われています。

「the videos in question」

UFOといえば、映像や画像が話題になります。そこでよく使われるフレーズが「in question」です。

「問題の」「論議されている」という意味のフレーズで、「the videos in question」は「問題の映像」という意味になります。

その真偽が問われているということで、「question」という単語が使われています。通常、「question」は数えられる名詞のイメージがあるかもしれませんが、「a question」は「質問」で、数えられない名詞としての「question」は「疑問・疑い」という意味になり、微妙なニュアンスの違いがあります。この機会にしっかり使い分けられるようになりましょう。

「spokesman acknowledged that…」

ニュースらしい言い回しといえるフレーズが、この「spokesman acknowledged that…」です。

「spokesman」は「広報担当・代表者」という意味で、組織や団体の代表として発言をする人を指します。「speak(話す)」から派生した「spoke」が単語の一部になっていることから、「話す人」とイメージしやすいですね。

そして、「acknowledge(アクノレッジ)」は「認める」という意味の動詞です。これも「know(知る)」が単語の一部になっているので、何かを認識する意味のグループだということが推測できます。

ここでは、「spokesman acknowledged that…」で、「広報担当者が認めた」内容が「that」の後に書かれていることがわかります。

UFOについてもっと詳しくチェックできる海外ニュースサイトおすすめ海外ニュースサイト

今回ご紹介した表現やフレーズを理解していれば、いろいろなUFO関連のニュースもスラスラと読めるようになります。

ここでは、初心者でも挑戦しやすい海外ニュースサイトを厳選してご紹介します。

TIME for Kids

幅広いトピックのニュースを学年ごとにまとめて配信しているニュースサイトです。

まずは一番簡単な「K-1」レベルから始めて、慣れてきたらレベルを上げていくのも一つの方法です。UFOも関係する「Science(科学)」だけではなく、エンターテイメントやビジネスなどジャンルも盛りだくさんで、英語教材として使いやすいサイトです。
・TIME for Kids

Buzzfeed

日本語版もある人気ニュースサイトのUS版です。

映像ニュースも多く、UFO関連のトピックもたくさん取り上げられています。トレンドになっているニュースから、アメリカの今を知るという楽しみ方もあります。

US版以外にもUK版もあるので、アメリカとイギリスを比較してみると、同じ英語圏の国にもいろいろな違いがあることを体感できますよ。
・Buzzfeed

FOX5 New York

今回のフレーズ紹介で使用した記事の掲載元のニュースサイトです。
アメリカの今を体感するという意味で、トップページに並ぶニュースの種類を見るだけでも、勉強になります。

まずは見出しを読むトレーニングをするだけでも、ニュースの表現に慣れることができるので、興味のあるトピックや目を引いた写真の記事から始めてみましょう。
・FOX5 New York

まとめ

UFO関連の記事は専門用語が出てきて難しいのかもと思った人も、今回ご紹介したフレーズがあれば、気軽に英語のニュースに挑戦できます。

ニュース記事をリーディングしたら、是非ニュースキャスター気分で音読もしてみましょう。そうすれば、リスニングやスピーキングを含め英語力全般をバランス良く向上させることができます。

まずは最新のUFOニュースから始めてみましょう!

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