「どうしたの?」の英語表現はいろいろ!シーン別で「どうしたの」を表わす英語フレーズを使い分けよう!

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言語を問わず、ちょっとしたときに相手を思いやるひと言がかけられる人は、コミュニケーション力が高いな、という印象がありますよね。

英語でも、いざというときに「どうしたの ?」と声をかけられるようになりたいものです。

そこで今回は、日常生活に使うカジュアルなものから、ビジネスシーンで使うものまで、さまざまな「どうしたの?」と声をかけるときのフレーズをご紹介していきます。

場面にあった思いやりのひと言でコミュニケーション力を向上させましょう。

定番の「どうしたの?」フレーズ

何か困っていたり、悩んでいたり、そんな人を見かけたときに「どうしたの?」と気にかけて声をかけるときには、いろいろなフレーズを使うことができます。

まずは日常でもよく使われている定番の「どうしたの?」フレーズから確認していきましょう。ここでは、それぞれがもつニュアンスがわかるような対訳をつけています。

What’s wrong?

「どうしたの?(何かダメなことがあるの?)」

「wrong」がついているので、「何かよくないこと・ダメなこと」があるの?というニュアンスで問いかけるときに使います。相手が何かいつもと違うな、という程度のときでも使えるので、いろいろな場面で登場する定番フレーズのひとつです。

What happened?

「どうしたの?(何が起きたの?)」

これも深刻さの度合いを問わず幅広い場面で使われているフレーズです。

「happen」は「起きる」という意味の単語で、出来事の種類に関係なく使うことができます。例えば、「ここであの会議が開催された」というときに「That meeting happened here.」という表現をすることがあります。

What’s the matter?

「どうしたの?(何か問題があるの?)」

「matter」という「案件・問題」を意味する単語を使うことで、「何か気になること・問題」があるの?と問いかけるニュアンスになります。

この「matter」は使い方によって、いろいろな意味をもち、「It doesn’t matter.」で「どうでもいい」という表現になります。基本の意味として、「重要なこと」というイメージがあると覚えておくといいですね。

What’s going on?

「どうしたの?(何が起きているの?)」

あからさまに雰囲気が悪い場や、いつもと違う感じがする場面で、「何だこれ?」というニュアンスで使うフレーズです。

現在進行形を使うことで、まさに今起きていることについて話していることがわかりますね。

まずは定番のフレーズにどのようなものがあるのか、そしてそれぞれのニュアンスを実際の場面をイメージしながら覚えていきましょう。

フォーマルな場面でも使える!ビジネスシーンの「どうしたの?」

英語でもビジネスシーンでは、話す相手によっては敬語のように丁寧な表現を使います。

ここでは、ビジネスシーンのようなフォーマルな場面で使う「どうしたの?」という気持ちを伝えるフレーズを確認してみましょう。

Is there any problem?

「何か問題がありますか?」

先ほどご紹介した「What’s the matter?」に近いニュアンスをもつフレーズです。ビジネスシーンでは、疑問詞から始まる質問は、そのまま使うと直接的すぎるということで使わないのがマナーとされています。

そこでこのように、「問題の有無を問う」ことで、「どうしたのですか?」という想いを伝えます。

Is there anything bothering you?

「何か悩ましいことがありますか?」

このフレーズでは、「bother(ボザー)」という単語を使います。「bother」は「わずらわす・悩ます」という意味をもち、悩みとして人を困らせている状態を表現します。

つまり、「うーん、困ったな」というような悩ましいことが起きているのでは?という気にかける想いを丁寧に伝えるフレーズです。

友達や親しい人に「心配」を伝えよう!カジュアルなフレーズ

「どうしたの?」というフレーズが最もよく使われるのは、やはり親しい人を気にかけて声をかける場面です。

ここでは、友達や親しい人に向けて使われている「どうしたの?」フレーズを確認していきましょう。

What’s up?

「なんかあった?」

「元気?」「最近どう?」といったニュアンスでもよく使われるフレーズです。「up」には「目の前で起きている」という意味合いがあるので、直訳すると、「何が今起きてる?」という感じになります。

いろいろな場面で使われることもあり、かなり軽いカジュアルなフレーズなので、相手がとても辛そうにしているときなどは避けたほうがいいかもしれません。

Is everything OK?

「大丈夫?」

直訳すると、「全てうまくいっていますか?」という意味のフレーズです。何か問題がありそうな場面以外でも、「気のせいかもしれないけど心配だな」程度の場面でも使えます。

ドラマや映画でよく見かけるのが、定番の「What’s wrong?」などのフレーズとセットで、「What’s wrong with you? Is everything OK?」と重ねて聞くパターンです。日本語でも「どうした?何かあった?」と声をかけることがありますよね。日常のシーンと重ね合わせると、より実践的にフレーズを覚えることができます。

Are you OK?

「大丈夫?」

直訳でも「大丈夫?」ということで、最も直接的に「どうしたの?」と聞くフレーズです。とてもシンプルなフレーズですが、注意しておきたいのは、この質問の仕方は、あくまで「今の相手の状態」が「大丈夫かどうか」だけを聞いています。

例えば、普段遅刻しない友達が待ち合わせに遅れてきて、「Are you OK?」と聞くと、場合によると「え?大丈夫だけど、なんで?」と聞き返されてしまう可能性があります。つまり、「いつも遅刻しないのに何かあったの?」というニュアンスは含まれないということです。

「どうしたの?」と言われたら?ネイティヴがよく使う答え方

いろいろな「どうしたの?」という聞き方と一緒に覚えておきたいのが、どのような「答え方」があるのかです。

ここでは、「どうしたの?」と心配してくれた人に安心してもらうためのフレーズを確認していきましょう。

I’m fine.

「大丈夫です」

日本人の私たちにとって、「元気です」というイメージがしっかりついてしまっている「I’m fine.」ですが、実は「fine」は「元気」という意味をもつ単語ではありません。

「fine」には、大きく分けて次の2つの意味があります。
1. 細かい・優れた
2. 申し分ない

つまり、「I’m fine.」は「大丈夫です、問題ありません」くらいのトーンです。ちなみに、1の「細かさ」を意味する「fine」は、作業や製品などの出来栄えを表現するときによく使われています。

そして、「fine」の使い方で気をつけたいのが、言い方です。強いトーンで「Fine!」と言い放つと、「もういい!」というニュアンスに聞こえてしまいます。

相手が心配してくれているときは、思いやる気持ちを込めて「安心してね」のトーンを「I’m fine.」にのせましょう。

Nothing special.

「特に何もないよ」

「特別なことは何もない」というフレーズで、日常会話でよく使われている表現です。ここで「何もないよ」ということで、「Nothing」とだけ言うと、突き放すようなトーンになってしまいます。

「special」を付けるだけで、「特別なことは何もないよ」と「心配するようなことはない」と言うニュアンスを伝えることができます。

このフレーズは、文章になっていないこともあり、かなりカジュアルな表現なので、本当に親しい人に対してだけ使うようにしましょう。

Not much.

「大したことはないよ」

今回ご紹介するフレーズの中で一番くだけたカジュアルな表現です。直訳すると「多くはない」ということで、ニュアンスとしては「話すほどのことははない」というような感じの意味になります。

どちらかというと、「相手に心配させたくないから多くを語りたくない」か「面倒だから話したくない」という複雑な想いを感じさせるようなフレーズともいえます。シンプルなフレーズだからこそ、言い方によってニュアンスが変わりやすいので、どのように伝わるかを気にしながら使うようにしましょう。

まとめ

相手を気にかけるフレーズ「どうしたの?」には、いろいろな表現の仕方があります。

それぞれの単語の意味合いを理解すると同時に、声のトーンや言い方がどのように相手に伝わるかを意識することが大切です。

場面や相手の様子に合った「どうしたの?」を使いこなして、コミュニケーションスキルを高めていきましょう。

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