asは前置詞「~として」と習ったので、as he was rightとあると「彼が正しかったとして??」と悩んでしまう人がいるようです。実はこのasは「~なので」という意味を表す接続詞で、「彼が正しかったので」となります。ほかにもsinceやforなど、会話の中に出てくるとどうもわかりにくい、「接続詞にもなる前置詞」を使い分ける方法を見ていきましょう。
asの前置詞と接続詞を見分ける
asは会話の中によく登場しますが、実はさまざまな意味があり、使いこなすのが難しい単語の一つ。でも、「前置詞か接続詞か」という品詞さえ押さえてしまえば、意味を理解するのがだいぶラクになります。
前置詞と接続詞の違いとは?
まず、asが前置詞か接続詞かを見分けるための基本は、次のようになります。
前置詞:次に来るのが名詞や-ingなどの名詞(句)
as a leader(リーダーとして)
as learning(勉強として)
as what is done(なされたこととして)
接続詞:次に来るのが主語+名詞
as it was raining(雨が降っていたので)
as we visited there(私たちがそこを訪れたときに)
※asの場合、as ~as…(…と同じくらい~)という接続詞として使われることもあります。
前置詞と接続詞で異なるasの意味
それでは、次の文のasの意味を考えてみてください。
as a matter of fact
⇒前置詞as+名詞(a matter of fact)
=事実として、実際のところ
as we considered it necessary
⇒接続詞as+主語(we)+動詞(consider)
=私たちはそれを必要なことと考えたので
as we traveled in New York
⇒接続詞as+主語(we)+動詞(travel)
私たちがニューヨークを旅行したときに
as it’s written
⇒接続詞as+主語(it)+動詞(is written)
=書かれているように
接続詞のasが「~ので」「~のとき」「~のように」のどの意味かは、文の内容から考えます。
asの見分け方まとめ
1. 前置詞か接続詞かを考える
2. 前置詞の場合、「~として」「~のように」のどちらかを考える。
3. 接続詞の場合、「~ので」「~のとき」「~のように」のどれかを考える
これで、as ~as…(…と同じくらい~)のような慣用句以外の、単独で使われているasについては、だいたい意味がわかるようになってきます。
前置詞ではない接続詞forやsinceの意味とは?
forは前置詞「~のために」かと思ったら実は接続詞「~なので」だった、sinceは前置詞「~以来」かと思ったら、接続詞「~なので」だった、ということが起こります。この場合も、asと同じ手順を踏めば、たいていは意味が理解できるようになります。
前置詞と接続詞で異なるforの意味
次の文のforの意味を考えてみてください。
We made a plan for his visiting family.
⇒前置詞for+名詞(his visiting family)
私たちは訪れてくる彼の家族のための計画を立てた。
We made a plan, for his family is visiting us.
⇒接続詞for+主語(his family)+動詞(is)
⇒彼の家族が訪ねてくるので、私たちは計画を立てた。
forの後が「主語+動詞」になっているので、このforは「~なので」という意味の接続詞だとわかります。
前置詞と接続詞で異なるsinceの意味
次の文のsinceの意味を考えてみてください。
This is the first time to see each other since graduation.
⇒前置詞since+名詞(graduation)
=卒業して以来、互いに会うのはこれが初めてだ。
We haven’t met him since we graduated from college.
⇒接続詞since+主語(we)+動詞(graduated)
=大学を卒業して以来、彼に会っていない。
*sinceは、接続詞にも「~以来」という意味があります。
We haven’t met him since we haven’t had a chance.
⇒接続詞since+主語(we)+動詞(haven’t had)
⇒チャンスがなかったので、彼に会っていない。
sinceの場合、接続詞には「~以来」と「~なので」という両方の意味があり、文の内容からどちらの意味かを考える必要があります。
こういったasやfor、sinceの使い分けが難しいと感じる人は、レアジョブのオンラインレッスンで、先生の話すことによく耳を傾けてみましょう。as everyone says so(皆がそう言うので)、since this is difficult(これは難しいので)など、接続詞のasやsinceがよく使われていることに気づくはずです。
一度使い方に慣れてしまえば、あとは簡単。as it was important(大事だったので)、since I didn’t know about it(知らなかったので)など、文法を意識せずに自然に口から出てくるようになります。いったん文法を理解できたら、あとはレッスンで繰り返し使ってみるようにしてみましょう。
レアジョブ https://www.rarejob.com/
まとめ
for it was the first timeといった語句を見ると、「そのために、初めてだった??」「最初のときだった、に向けて??」と、悩んでしまってはいないでしょうか。こういう場合に真っ先にすることは、今回ご紹介したように、「このforは接続詞」と、品詞を見分けることです。
品詞さえわかれば、辞書でその意味を調べることで、for it was the first timeは「それは初めてだったので」だとわかります。「知っているはず単語なのに意味がわからない」と思う表現に出くわしたら、ぜひこの方法を試してみてください。
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