「あの人に憧れています」「新車が憧れです」など、普段よく口にする「憧れる」という表現。英語にしようとすると、意外に難しいと感じたことはありませんか?「憧れる」を表す英語フレーズとその使い分けを覚えて、自分の言いたいことを上手に表現できるようになりましょう。
そのまま使える「憧れる」の英語表現
日本語の「憧れる」に相当する英語の動詞は、admire、yearn、long forなど。「あまり聞いたことがない」と思った人は、この機会に使いこなせるようになっておきましょう。
「敬意」を込めたadmire
和英辞典で「憧れる」を引くと最初のほうに出てくるadmire。I admire him.(彼に憧れています)といったように使えますが、「彼みたいになりたい」というより、「尊敬している、立派だと思う」といった印象になります。
会話例:
A: He set the new world record!
(彼が世界新記録を出しました!)
B: He’s a great athlete. I really admire him.
(すごい選手ですね。本当に彼に憧れています)
「強くほしがる」のyearn
同じく「憧れる」という意味である動詞yearnは、「なかなか手に入らない、入りにくいけれど、どうしてもほしい」といった意味合い。I’m yearning for you.と言うと、「(なかなか会えないけれど)ぜひあなたと一緒にいたい」という感じです。
会話例:
A: I’m yearning for life in Switzerland.
(スイスでの生活に憧れているんです)
B: Oh, that sounds fantastic.
(ああ、ステキですね)
「~したくてたまらない」のlong for
longには動詞で「憧れる、熱望する」という意味があり、I long for you.は「あなたに会いたくてたまらないんです」といった意味合いになります。
会話例:
A: I long for a career in music industry.
(音楽業界でのキャリアに憧れているんです)
B: It must be hard, but it’s worth trying.
(難しいでしょうが、やってみる価値はあります)
「~みたいになりたい」「~がほしい」の英語表現
ここまで読んできて、「そんな大げさな感じではなく、『~みたいになりたい』『~がほしい』というつもりで『憧れる』と言うには、どうすればいいんだろう?」と思った人はいないでしょうか。日本語の「憧れる」は、admireやyearn、long forよりもう少し気軽な感じですね。
「~みたいになりたい」「~がほしい」というつもりでなんとなく「憧れる」と言いたいときには、次のような言い方を使います。
「目標にしたい」のlook up to
look upは「見上げる」ですが、「look up to+人」にすると、その人が「自分より上の存在である」ことを認め、「その人みたいになりたい、目標にしたい」という気持ちを表すことができます。
会話例:
A: I’ve always looked up to my uncle. He’s a successful business person.
(私はおじに憧れています。成功した実業家なんです)
B: You have a great role model.
(いいお手本がいるんですね)
「夢を持つ」のdream
dreamは動詞で「夢見る」という意味になりますが、「~になりたい」「~だったらいいな」という日本語の「憧れる」を表現するのにピッタリです。
会話例:
A: I was dreaming of being a professional soccer player.
(プロのサッカー選手になることに憧れていました)
B: Really? I wanted to be a soccer player, too.
(そうなんですか?私もサッカー選手になりたかったんですよ)
「ずっとほしかった」のhave always wanted
「~がほしい、~が手に入ったらいいな」という意味で「憧れる」と言うこともありますよね。そんなときは、「ずっとほしかった(今もほしいと思っている)」のhave always wantedを使うとうまく表現できます。
会話例:
A: If you had 10 million yen, how would you spend it?
(1千万円あったら、何に使う?)
A: A car. I’ve always wanted a new car.
(車だね。新車に憧れていたんだ)
オンライン英会話レアジョブのレッスンでは、自分の夢や目標について話す機会もあります。admire(立派だと思う)やyearn(どうしてもほしい)だとどうもピンと来ないと思ったら、I’m dreaming of working in a foreign country.(外国で働くことに憧れているんです)、I’ve always wanted to live in the countryside.(郊外に住むことに憧れていたんです)のように、dream(夢見る)、have always wanted(ずっとほしかった)という表現を使ってみましょう。
先生からは、I admire your challenge.(チャレンジしていて立派ですね)といった言葉が聞けるかもしれません。レッスンでの会話を楽しみながら、さまざまな「憧れる」表現の使い方を身につけましょう。
まとめ
例えば、「英語を上手に話す人に憧れています」という場合、どのように言えばいいでしょうか。
・I admire a person who speaks English well.
(=英語を上手に話す人は立派だと思います)
・I look up to a person who speaks English well.
(=英語を上手に話す人を目標にしたいです)
・I’ve always wanted to be a person who speaks English well.
(=英語を上手に話す人になりたいと思っていました)
admireだと「立派だと思う」だけで、自分がそうなりたいとは言っていません。look up toは「目標にしたい」で、少し「なりたい」に近づいてきました。have always wantedでようやく、「本当にそうなりたい、そのために今努力している」という感じが出ます。
自分が言いたい「憧れる」にはどの表現がしっくりくるか、よく比べながら使ってみてください。
Please SHARE this article.
英語を話せるようになりたいなら
学習のプロにみてもらおう
英語を学んできたのに、いざ話そうとなると全く言葉が出てこない、その原因は圧倒的にアウトプット量が不足していることにあります。
英会話の経験量を増やしたいなら断然オンライン英会話がおすすめ。1日25分だけ英語を話す習慣が鍵を握っています。高いお金を払って海外留学する必要はないのです。
無料登録しておくとお得な情報が届きます
今すぐ無料体験する最適な学習サイクルが
レアジョブ英会話ひとつで完結
※「ソロトレ」は有料会員様のみご利用いただけます
レアジョブ英会話なら、英会話レッスンはもちろんのこと、「聞いて話す」発話トレーニング「ソロトレ」や一歩一歩英語力を積み上げられるオリジナル教材など、オンライン英会話市場で長年培ってできたコンテンツを豊富に取り揃えています。(追加料金なし/教材無料)苦手を克服したいなら使うべき選りすぐりのコンテンツです。
利用者インタビュー
無料登録~7日以内なら初月半額
今すぐ無料体験する