みなさんは、英語のフレーズをどのように勉強していますか。
市販の教材やアプリを使って学習している方も多いと思いますが、自分でフレーズ集を作成すると、学習効果も高まり復習にも大変役立ちます。作成には手間がかかりますが、その過程でしっかり頭に入るので、実は効率的に学習できるのです。
フレーズ集をどのように作ったらよいかわからないというひとのために、オススメの方法をご紹介します。
英語フレーズ集を作成するときのポイント
まずは作成前に英語フレーズ集の作成ポイントを抑えておきましょう。
単語帳やノートは使い慣れたものを使う
まずはノートを用意します。単語帳やAnkiなどのアプリでも大丈夫です。ノートはぜひ使い慣れているものを選びましょう。ただ見た目がいいから、という理由で選ぶと、使いづらくてやる気がなくなってしまうこともありますので注意しましょう。
フレーズ集でまとめる単語はポイントを絞る
フレーズを選ぶ際は、むやみやたらに単語を並べていくのではなく、ポイントを絞ることが大切です。フレーズ集には、すでに定着しているものは外し、覚えたての単語や熟語、あるいは知っている単語でも異なる使われ方をしているものなどを追加していくようにしましょう。
例文も記載する
日本語の意味=英語の意味ではないことも多いので、単語と和訳だけを書き並べてくのはやめましょう。どういうニュアンスで使われるのかを知っておかないと、実際の会話で使えないということに陥ります。
例文はブログやニュースで掲載されているものでもいいのですが、探すのに一苦労ですよね。英英辞典で単語を調べてそこに掲載されているものを使うと早くて確実です。ドラマや映画で出てきた英文は、作ったフレーズ集の該当部分に追記していくようにしましょう。
フレーズ集を作ってみよう
では実際にフレーズ集を作っていきましょう。
単語帳を使う場合
フレーズ集の作成には単語帳を使うのがおすすめです。学生時代に使ったことがあるというひとは多いのではないでしょうか。サイズも小さく持ち歩きに便利なので、いつでもどこでもさっと復習ができます。
表に単語や熟語とその例文、裏に意味を記入します。意味は日本語だけではなく、英英辞典で英語で説明された意味も書きましょう。余白が残るように少し大きめのものを選ぶといいですよ。英語を英語のまま瞬時に理解できることを目指すためには、「英単語を英語で説明できる」ことはかなり重要なポイントになってきます。
ノートを使う場合
ノートは、単語帳に比べて書くスペースが多く、耳にした例文を複数追加できるので便利です。持ち歩きにはA5サイズが便利です。小さすぎず記入するスペースもたっぷりある上、バッグの中でもかさばりません。
ノートを用意したら、まず見開き左ページの真ん中に縦線を引いておきます。左側に単語・熟語、そのすぐ下に例文、右側には意味を記入します。半分に分けることで、右側に書いた日本語や英語での説明から単語を覚えているかを確認したり、その逆もできます。
また見開き右ページは別のフレーズ集ページにするのではなく、空欄にし、メモやスクラップ用に空けておきます。見開き左のページに書いた単語が使われている表現を映画やドラマで聞いたり、雑誌やニュースの記事で見かけた時にメモしましょう。
また、記事や写真をスクラップして貼るなどするのもオススメです。イメージしやすくなり記憶に定着します。工夫してオリジナルなフレーズ集を作ってくださいね。
アプリやSNSを活用する場合
「ノートや単語帳といったアナログツールは使いづらい」というひとは、アプリやSNSを活用してもいいですね。例えば海外でも大人気のAnkiというアプリは、名前の通り日本の単語帳がアプリになったものでとても便利です。ほかにもQuizletといった、復習用の問題集を作ることができるアプリもあります。
もっと気軽にフレーズ集を作りたい場合は、Twitterを活用しましょう。公開先を自分だけに限定したアカウントを作り、単語や例文をどんどんツイートしていく方法です。
しかしアプリやSNSの利用はひとつデメリットがあります。手を動かして書くことがないため、どうしても記憶として定着しづらいという点です。アプリやSNSでフレーズ集を作った場合は、時折単語や例文を書き出してみるのがおすすめです。
フレーズ集を上手に活用するには
では最後にフレーズ集の活用方法について解説します。作っただけで満足して意外と活用できていないというひとも多いので、ぜひ参考にしてみましょう。
例文を暗記する
単語や熟語だけをいくらたくさん覚えても、実際の会話で使うのは難しいです。ぜひ例文も暗記しましょう。どのように使われるかがわかるだけでなく、単語を入れ替えるだけで実際の会話や英文作成に応用でき、文法の基礎を身に付けることができます。
例文を声に出してみたり、書いてみたりすると格段に覚えやすくなりますよ。
お手製フレーズ集はその都度アップデートする
フレーズ集は一回作ったら終わりではありません。同じ単語・熟語でも異なる意味で使われることがありますので追記していきましょう。
ほかにも「この使い方ステキ」「こんな場面でも使うんだ」というフレーズを見つけたら追記していきます。同義語とのニュアンスの違いや反義語をメモしてもいいでしょう。こうした何気ない日々のアップデートにより、自然と復習もできますし、新しく覚えたフレーズに敏感になります。
スキマ時間にめくる
フレーズ集はスキマ時間を利用して何度も見返しましょう。「今日覚えた単語を自分のものとして使えるようになるのは3ヶ月後」と言われますが、私個人の感覚的にもこれは正しいと思います。
記憶は時間とともにどんどん薄れていきます。しっかり定着させるためには、「一度に大量のものを覚えて終わり」ではなく、「繰り返し復習すること」が大切です。
新しい単語を覚えてから「3日後」「1週間後」「3週間後」くらいの間隔で再チェックしてみましょう。その後は「数週間〜3ヶ月に一度」テストします。これを繰り返すともう完璧です。
この方法は学習に関する専門家も推奨していますので、英語学習に限らずあらゆる分野の学習に応用してみてくださいね。
覚えた単語を使って文を作ってみる
せっかく単語や例文を覚えても自分で使いこなせるようにならなければ意味がありません。
覚えたフレーズを使ってオリジナルの文章を作りましょう。ここでは、文章が正しいか正しくないかというのは問題ではありません。とにかく使ってみる練習をしましょう。
フレーズ集に間違いを記入したくないという人もいますから、そういう場合は別のノートを用意するといいですね。
オススメは日記です。日記は自分で言いたいことを説明する大変良い練習になり、英会話にも非常に役立ちます。覚えたフレーズをぜひ日記の中で使ってみましょう。
また使う場面を想像して口に出してみるのも効果的。英会話のレッスンでもぜひ使ってみてください。使い慣れていないフレーズを恐れず使って、トライ&エラーを繰り返すことが大切です。
まとめ
フレーズ集は英語学習の基本的な部分ですが、作る時間がないなどの理由で作成していない方も多いのではないでしょうか。
一日一単語だけでもいいです。自分が新しく知った単語やいつも思い出せない単語などを少しずつ追加していきましょう。むやみやたらに追加すると大変ですし、中には一生に一度目にするかしないか、という単語もあります。よく使われるものやぜひ覚えておきたいものに限定するのもいいですね。
自分だけのフレーズ集を大切に育てていき、一生の英語学習のお共にしましょう。
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