reallyやalwaysといった副詞使いこなせてる?基本を復習して、会話でもっとラクしよう!

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really(本当に)やalways(いつも)などの副詞は、なくても文が成立するのですが、これを使いこなすことができれば、自分の言いたいことをもっと的確に言い表すことができます。特に会話の中ではよく使われるので、副詞を上手に使えば、会話がもっとラクになることも。

「副詞っていったい何?」という基本の学習ポイントの復習から、会話の中で使いこなすための応用の仕方までをご紹介します。

副詞はどのように使うもの?

形容詞や副詞はものごとの「様子や状態」を表す語ですが、形容詞が「名詞」を修飾するのに対し、副詞は「動詞」や「形容詞」を修飾します。副詞の基本的な使い方を見ていきましょう。

形容詞と副詞の違い

He’s a nice person.
(彼はいい人です)

nice(いい)はperson(人)という名詞を修飾する形容詞です。He’s nice.(彼は感じがいい)と、単独で使うこともできます。

He acts nicely.
(彼は感じよく振る舞う)

nicely(感じよく)はact(振る舞う)という動詞を修飾する副詞です。通常、be動詞の後では単独で使いません。

動詞、形容詞、副詞を修飾する

We tried hard.
(私たちは一生懸命やってみました)

副詞のhard(一生懸命)は、try(試みる)という動詞を修飾しています。hardは形容詞で「熱心な」、副詞で「熱心に、一生懸命に」という意味になります。

I was so tired.
(とても疲れていたんです)

副詞のso(とても)は、tired(疲れている)という形容詞を修飾しています。

Thank you very much.
(どうもありがとうございます)

副詞のvery(とても)は、同じく副詞のmuch(大いに)を修飾しています。

副詞はどこに置けばいい?

形容詞は名詞の前に置けばいいのですが、副詞は動詞の前だったり後だったり、文の最初だったり最後だったり、位置がバラバラに思えます。果たして文の中のどこに置けばいいのか、基本の形を確認していきましょう。

一番の基本は「動詞の後ろ」

Can you speak slowly?
(ゆっくり話してもらえますか?)

多くの場合は「動詞の後ろ」で、read the sentences slowly(文章をゆっくり読む)のように、動詞と副詞の間に目的語などが入る場合もあります。

形容詞や副詞を修飾するには「形容詞や副詞の前」

She is always busy.
(彼女はいつも忙しい)

副詞always(いつも)は、形容詞busy(忙しい)を修飾しています。

Jack arrived very early.
(ジャックはとても早く着きました)

副詞very(すごく)は、副詞early(早く)を修飾しています。earlyは形容詞で「早い」、副詞で「早く」という意味になります。

「頻度」を表す副詞は「動詞の前」

She always says so.
(彼女はいつもそう言っています)

副詞always(いつも)は、動詞say(言う)を修飾しています。

I often cook by myself.
(よく自分で料理をします)

副詞often(よく)は、動詞cookを修飾しています。

「時間」「場所」を表す副詞は「文末」

See you tomorrow.
(また明日会いましょう)

ここではtomorrowは「明日に」という副詞です。today(今日に)やyesterday(昨日に)も同様。

How can we get there?
(どうやってそこに行けばいいんですか?)

thereは「そこに」という副詞。here(ここに)も同様です。

副詞を自由に使ってみよう

ここまで副詞の基本的な使い方について説明してきましたが、副詞は自分が強調したいことに合わせて割合自由に使える言葉です。例えば、こんな使い方をすることもできます。

単独で使える

Really?
(本当に?)

これは「本当にそうなんですか?」と尋ねる言い方で、Really.と語尾を上げずに言うと、「そうなんですか」というあいづちになります。動詞は単独だと命令形になってしまいますが、副詞と形容詞はそのままの意味で単独で使えます。

「文頭」か「文末」でもいい

Unfortunately, it was sold out.
(残念ながら、売り切れでした)

We were not invited, unfortunately.
(私たちは招待されませんでした、残念ですが)

このunfortunately(残念ながら)は、文が表す状況全体を修飾していて、その場合は文頭文末いずれに置いてもかまいません。

頻度以外でも、動詞の前でもいい

I really am sorry.
(本当にすみません)

普通にsorry(すまない)という形容詞を修飾するにはI’m really sorry.とsorryの前に置きますが、am(~という状態である)を強調するためにreally amと、be動詞の前に置くこともできます。ちなみに、「文頭か文末でもいい」というルールを適用すると、Really, I’m sorry.(本当に、すみません)でもI’m sorry, really.(すみません、本当に)でもいいということになります。

会話例

A: Have you seen Suzie today? *時間を表す副詞は文末
(今日スージーを見た?)

B: No. She often works at home. *頻度を表す副詞は動詞の前
(いいえ。彼女はよく在宅勤務しています)

A: Right. I forgot it totally. *基本は動詞の後ろ
(そうだ。完全に忘れてました)

副詞の位置は比較的自由なように思えますが、それでもHave you seen Suzie today?をHave you today seen Suzie?のようには言いません。基本的なルールを覚えてそれを応用させるには、やはり実際の会話の中で使ってみることが肝心。レアジョブのオンライン英会話レッスンで、先生を相手に練習してみましょう。

We always do it.(いつもそうしています)、I really am happy.(本当にうれしいです)といった先生の言い方を聞いているうちに、副詞の位置が感覚的に身につくようになります。レッスンで練習を重ね、自信を持って副詞を使いこなせるようになってください。

まとめ

文中の位置が特定しない副詞は難しく感じられるかもしれませんが、実は、その柔軟な性格を生かして、Very much.(とても)、Always.(いつも)など、単独でいろいろなことを表現することもできます。これに慣れると、「主語+動詞」の形を使わなくても、自分の気持ちや物事の様子を自由に表現できるようになります。ぜひ、副詞を使って表現のバリエーションを広げてください。

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