言いたいことがあるのに言葉が口から出てこない…なんてことありますよね。そんなときは、沈黙するのではなく、フィラーと呼ばれる「つなぎ言葉」を使いましょう。日本語でも言葉が思いつかないときは、「えーと」「そうですね~」と言って間を埋めますよね。英語にもこのようなつなぎ言葉が存在します。つなぎ言葉を上手に使えるようになると、英会話がスムーズに進みますよ。そこでこの記事では、英会話に役立つつなぎ言葉をまとめてご紹介していきます!
つなぎ言葉とは?
まずは、つなぎ言葉の役割とつなぎ言葉を使うときの注意点を解説していきますね。
つなぎ言葉の役割
冒頭でも触れた通り、つなぎ言葉には、間を埋める役割があります。母国語でない英語を話すときは、どうしても言いたいことがスムーズに出てこなかったり、言葉に詰まってしまったりするものです。とはいえ、何も言わないで沈黙しているとコミュニケーションにならないですよね。なので、つなぎ言葉を使って間を繋ぐのです。つなぎ言葉で間を埋めることにより、自分の言いたいことを考える時間を稼ぐことができますよ。また、つなぎ言葉を上手に使うことにより、こなれた印象を与えることもできます。
つなぎ言葉の使い過ぎは注意
つなぎ言葉は、うまく使うとメリットが多いのですが、使いすぎると逆に悪い印象を与えてしまいます。日本語でもプレゼンテーション中に「えーと」「ん-と」のようなつなぎ言葉を連発していたら、聞き手としても聞きにくいですし、プロフェッショナルな印象を与えることはできないですよね。なので、つなぎ言葉の使い過ぎには注意し、適度に使うようにしましょう。
基本のつなぎ言葉
まずは、日常会話でよく使われる基本のつなぎフレーズをご紹介します。
Well:え~と、そうだな
最も一般的に使われるつなぎ言葉です。言葉が見つからないときは、Well…と言って、時間を稼ぎましょう。
Well, I don’t really like the movie.(え~と、私その映画あんまり好きじゃないんですよね。)
上記のように、ちょっと言いにくいことを言うときにも、wellを使うことができます。
Let’s see:え~と、どれどれ
直訳すると「見てみましょう」ですが、実際は「え~と」「どれどれ」といった意味で使われます。
Let‘s see. What about this one?(どれどれ、これなんかどう?)
レストランで何を注文するか迷っているときに、「どれどれ~」といった感じで使うこともできますね。
Let me see.:え~と、どれどれ
こちらのフレーズは上記で紹介したLet’s see.と似ています。直訳すると、「私に見せてください」となりますが、実際は「え~と」「どれどれ」といった意味で使われます。
Let me see. Does next Tuesday work for you?(え~と、来週の火曜日はどう?)
予定を決めるときは、スケジュール帳を見ながら、Let me see.と呟いてみましょう。
um / er / uh:え~、ん~
これはフレーズというよりかは、もはや音ですね。「アーン」「アー」ということによって、私は今考えています、今から何か言います、ということを示すことができます。
Um.. okay, that’s interesting.(ほー、なるほど、それは興味深いね。)
英語を喋っているときに日本語で「え~と」という癖のある人はum(アーン)に変えていきましょう!
ネイティブスピーカーがよく使うつなぎ言葉
ここからは、ネイティブスピーカー御用達のつなぎ言葉を見ていきましょう。
You know:ほら、あの
このフレーズはドラマやインタビューなどで聞いたことあるという人も多いのではないでしょうか。言葉が出てこないときに、「あの、ほら、なんだっけ」という感じで使います。また文末にYou knowを付けると、「~でしょ?」といったニュアンスも出ます。
I watched the movie, you know, the one you were taking about.(あの映画見たよ、ほら、あのお前が話してたやつ。)
You knowと似ているフレーズで、You know what I mean?(私の言いたいこと分かる?)もあります。
このフレーズが口癖になっているネイティブスピーカーも多いですね。
So:ってことは、さて
soは、「だから」という意味で覚えている人も多いかと思いますが、「ってことは、」「さて」といったつなぎ言葉としても使うことができます。
So you don’t like anime.(ってことは、アニメは好きじゃないってこと?)
以下の例文のように、何かを始めるときに使うこともできます。
So what should we do first?(さーて、何から始めようか?)
Like:なんか
likeは日本語の「なんか」に近いつなぎ言葉です。特に若い人が使う傾向にあります。
It’s like really fluffy.(なんかめっちゃフワフワしてんだけど。)
likeを使いすぎるとあまり印象を与えないので、気を付けてくださいね。
Kind of:ちょっと、なんか
kind ofは「ちょっと」「なんか」といった曖昧なニュアンスを出すことができるフレーズです。
It’s kind of hot here, isn’t it?(なんかここ暑くない?)
kind ofには、「まあね」という意味もあり、kind of単体で返答することもできます。
Did you have a good time at the party?(パーティー楽しかった?)
Kind of.(うん、まあね)
ネイティブスピーカーがkind ofを発音すると「カインダ」もしくは「カインナ」となるので注意しましょう。
I mean:いや、つまり、ていうか
I meanは自分の意見を言うときの前置き表現として使えます。
I mean it’s really good but I think it needs a little more salt.(いや、おいしいよ。おいしいけど、ちょっと塩気がたりないかな。)
相手の言っている内容を確認したいときは、You mean ~?(あなたは~と言っているのですか?)と確認することもできます。
Actually:実際、実のところ
actuallyは意外な事実を伝えるときに使える副詞です。
Yes, I’m Japanese, but actually I don’t like sushi.(はい、私は日本人です。でも実は、寿司が嫌いなんです。)
また、actuallyは気が変わったときにも使うことができます。意味としては、「やっぱり」となります。
Actually, can I get the hamburger instead of the pizza?(やっぱり、ピザじゃなくてハンバーガーください。)
Or something:~かなんか、~でも
「お茶かなんか飲む?」「映画でも見ようか」などと言いたいときは、このor somethingが使えます。
Would you like to go get a coffee or something?(コーヒーでも飲みに行きませんか?)
Do you want to watch a move or something?(映画かなんか見たい?)
最後にor somethingを付けるだけでこなれ感を演出できる便利なフレーズです。
話の流れをかえるときのつなぎ言葉
話の流れを変えたいときは、以下のつなぎ言葉を使ってみましょう。
Anyway:ともかく、とにかく、それはさておき
話の展開を変えたいときや、話をまとめたいときにこのanywayを使います。
Anyway, how was your vacation?(それはそうと、休暇はどうだった?)
Anyway, it was great seeing you again.(ともかく、こうやって再会できてよかったですよ。)
ネイティブスピーカーの中には、anywayの代わりにanywaysやanyhowという人もいますが、意味や使い方としては同じです。
By the way:ところで
こちらは話題を変えるときの定番表現ですね。今まで話していた内容と違う内容を話したいときに、このby the wayを使って話題を変えます。
By the way, how was your trip to Korea?(ところで、韓国旅行はどうだった?)
SNS上やインターネット上では、by the wayを省略してBTWと表すこともあります。
長めのつなぎ言葉
「なんて言うんだっけ?」など、少し長めのつなぎ言葉も覚えていきましょう。
What do you call it?:なんて言うんだっけ?
このフレーズは物の名前を忘れたときや、単語が出てこなかったときに使えます。
Um, what do you call it? (あー、あれなんて言うんだっけ?)
受け身の形にして、What’s it called?(あれなんて言うんだっけ?)ということもできます。
How should I put it?:なんて言えばいいかな
このフレーズは、言いたいことがあるんだけど、どのように表したらいいか分からないときに使います。
How should I put it? He is kind of stubborn.(なんて言ったらいいかな。彼ってちょっと頑固なところあるよね。)
一度言ったことを言い換える場合は、
Okay, let me put it this way.(じゃあ、こう言ったらどうかな。)
と言うこともできます。
At the end of the day:結局のところ、つまるところ
直訳すると「一日の最後に」ですが、「結局のところ」「つまるところ」といった意味でも使われます。
At the end of the day, it’s the thought that counts.(結局のところ、大切なのは気持ちなのよ。)
ちなみに、「アットジエンドオズザデイ」ではなく、「アッディエンダダデイ」と高速で発音されることが多いです。
まとめ
今回は英語を話すときに役立つつなぎ言葉をご紹介しました。我々日本人にとって、英語は母国語でないので、言葉に詰まってしまうことや、ピッタリな言葉が思い浮かばないこともあります。そういうときは、今回ご紹介したつなぎ言葉を使って時間を稼ぎましょう。つなぎ言葉を使うことによって、会話がいつもよりスムーズに進むと思いますよ。ただし、つなぎ言葉の使い過ぎには気をつけてくださいね。
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