英語本選びに疲れたら…？ おすすめの書籍25選を目的別に紹介！

「英語の勉強はしたいけれど、選択肢が多すぎて…」と、どの本を選べば良いのか、なかなか判断できませんよね。勉強を断念した経験がある人も多いのではないでしょうか。

確実に英語力を身につけたいなら、自分の英語レベルに合うものをしっかり選びたいところ。さらに、読解・ライティング・リスニングなど分野別に勉強できれば、よりスキルアップが目指せます。足りない能力を伸ばしてくれ、かつ興味を引く内容が詰まった書籍であればモチベーションもアップすること間違いありません。

今回は、英語力を伸ばし、かつ楽しみながら学べる英語本を25冊ご紹介します。ぜひ自分にぴったりの英語本を探してくださいね！

英語学習に向いている洋書5選

最初は、さまざまな英語レベルの洋書5冊を紹介します。名作として知られる作品ばかりなので、日本語で読んだことのあるものもあるかもしれません。

ここで紹介するものは、世界中を虜にしている人たちばかりで読みごたえもあります。ついつい勉強していることを忘れてしまうくらい魅力ある作品ばかりなので、どの英語レベルでも挑戦してみる価値あり！です。

The Little Prince

１冊目は、日本でも人気のある「星の王子さま」です。出てくる単語・文章はシンプルで、かわいい絵も挿入されているため読みやすい洋書。子どもでも読める内容だけあって、洋書デビューにぴったりな一冊といえます。

主人公は、子どもの心を持つ王子様。純粋無垢な問いかけは心に刺さるものも多く、シンプルでも奥行きのある英語表現に思わず魅了されます。主人公のパイロットが王子と心を通わせていく過程も詩的で、文章としても大変優れている1冊です。

作者は1930年代に活躍したサン・デクジュベリというフランス人作家。パイロットでもあり、戦時中、敵国の兵士たちが、サン・デクジュペリの所属する部隊と戦いたくないと語っていたという逸話もあります。”The Little Prince”も自身がサハラ砂漠に不時着した時の体験をもとに書かれたとのことで、リアルな描写も魅力です。

Who Moved My Cheese

２冊目は日本でも有名な「チーズはどこへ消えた？」です。元々ビジネスマン向けに書かれたもので、大企業の研修テキストとしても使われています。

 比較的短いうえ、物語自体も単純明快なので、初めて洋書を手にする人に向いています。1冊読み切ることで、英語学習のモチベーションアップに繋がるでしょう。

ストーリーは、2匹のネズミと2人の小人が無くなったチーズを探しに出る、というシンプルな内容。しかしこの作品は、刻一刻と変化する社会の中でどう生き抜いていくかを問う、哲学的なアプローチがある物語でもあります。作者は心理学者でもあり医者ということで、人間のすいも甘いも知り尽くしているからこそ生まれた物語といえるのではなないでしょうか。

Norwegian Wood

3冊目に紹介するのは、村上春樹の大ベストセラー「ノルウェイの森」です。村上氏特有の、独特な言い回しがあるので、中級者におすすめ。もし原作を日本語で読んだことがあるのであれば、どのように英訳されているのかを読み解いていくのも勉強になるでしょう。

官能的で切なく、美しい文章で紡がれた物語が世界中で愛されている1冊。特に海外では、恋愛相手との繊細な距離感の描かれ方が、青春時代の悶々とした心情を想起させると評価されています。

この英語版は村上春樹の世界観が忠実に表現されていることから、英語の文章力や表現力の勉強として役立ちます。村上春樹氏の作品は全て英語に翻訳されているので、色んな作品に挑戦してみるのも良いかもしれませんね。

The Body

日本語では「スタンド・バイ・ミー」として知られ、映画化された作品と聞けば知っている人も多いのではないでしょうか。英語でのタイトルは ”The Body”です。

中編小説なのでやや短めの作品ではありますが、文章表現が複雑なところもあるため英語中上級者におすすめ。しかし、物語の筋がわかっていれば読み進められるので、2冊目としてチャレンジしてみても良いでしょう。

1950年代のオレゴン州にある小さな街が舞台の、まだ大人ではないがもう子供でもない微妙な年頃の少年たちのストーリー。4人は、森の奥に子どもの死体があるという噂を聞きつけて旅をする中、お互いが心に傷を負っていることを知り、純粋な友情を育みます。

あどけなさも残る心情を抱えながら大人の社会に仲間入りしていく、少年たちの心が痛いほど伝わってくるよう。アメリカのミステリー作家を代表するスティーブン・キングが書いた、もっとも美しい小説としても評価されています。

The Great Gatsby

「グレートギャッツビー」は、読んだことはなくとも、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。アメリカ文学史を代表するこの本は、日本語でも難しいと感じる人が多く、途中で挫折したというケースもよくあるので、英語上級者向きといえます。

しかし、この作品は物語が面白いだけではなく、アメリカの文化や歴史を知ることもできる傑作です。狂騒の20年代と呼ばれるほど大混乱したアメリカが舞台で、躍動感溢れる描写や緻密な人物描写に唸らずにはいられません。

作者は20世紀を代表する作家、スコット・フィッツジェラルドです。ヘミングウェイと並んで、第一次世界大戦後の価値観が変容する時代に、多感な青年期を過ごしたロストジェネレーション作家ともいわれています。

ライティング（英作文）におすすめの英語本3選

「英作文の能力を伸ばすためには書くのが1番」といわれても、何をどう始めたら良いのかわからず、勉強法探しに悪戦苦闘してしまいますよね。実は英作文の学習にはちょっとしたコツがあり、身につける過程は思うよりも苦しくありません。

学べば学ぶほど、英語の表現力の豊かさや、構造のシンプルさに膝を打つこともあるでしょう。ここでは、楽しみながら英作文を勉強できる、とっておきの3冊を紹介します。

英語「なるほど!」ライティング―通じる英文への15ステップ

英作文の本の中でも、「使える」英語として評価が高い文法書です。英作文ときくと堅苦しくて気が滅入ってしまいそうですが、この本では「英語の考え方」を教えてくれるので、初めて英作文に取り掛かる人におすすめです。

英語という言語が持つ特徴や文化的背景が解説されており、どのような英作文にも通じる普遍的な内容が役に立つと評判。基本的なところを細かく丁寧に教えてくれるので、今までただ闇雲に学んでいた人も、何をどうすれば生きた英文になるのか、気づきを与えてくれるでしょう。

著者の2人はアメリカの大学出身で、翻訳業に携わっているだけあって説明も明確。日本語と英語の橋渡しを常日頃から行うからこそ伝えられる、実践的な技術を伝授してくれます。

例解 和文英訳教本 (文法矯正編) –英文表現力を豊かにする

もともとは大学受験用に書かれた本ですが、英作文を一から始めたい方にもおすすめ。今までの英作文の概念を覆してくれるかもしれません。この本を手に取ったら、まず英文法を小難しく説明する参考書は脇に置いてしまいましょう！

誰もが経験する「文法の壁」を克服しながら、英語的センスを磨いていく方法を伝授してくれます。体系的に英文法を学ぶと同時に、楽しみながら英作文を習得できるのがこの本の魅力です。

作者は代々木ゼミナール講師の小倉弘さん。生徒の探究心を伸ばし、英語の奥深さを伝えることをモットーに活躍されているのも納得できる内容です。

ここで差がつく! 英文ライティングの技術—英語は「I」ではじめるな

普段の生活からビジネス、アカデミックな場と、広く必要とされる英作文に役立つ1冊。英語の文章を、もっと上手く書きたい人におすすめです。

1章目は、単調になりがちな英文を表現豊かなものにする方法を説明し、2章目ではより高評価が得られる英作文を書く技を教えてくれます。3章目の文法に続いて、4章目は重要類義語。意外に見落としがちですが、英作文に欠かせない重要項目で、英語能力が上げるために必要です。最後の第5章では、これまでの章で学んだ技術を活かした英作文の解説で、表現力のある洗練された英作文を身につけられるでしょう。

著者はトフルゼミナールの講師で、数々の英訳や翻訳もこなす英語のプロ。そのプロが数々の日本人の英作文を添削、分析した結果をこの1冊に凝縮し、英語テストに役立つ英作文を教えてくれます。画期的なライティングの技術を学べたと感動する声も上がるほどの名著です。

聞く・話すを鍛えられる英会話本5選

英語のリスニング・スピーキングは、何度も繰り返し同じフレーズを聞くことで、ひとつひとつの単語を理解することができ、るようになります。そうしているうちに、いつの間にか声に出せるようになって、英会話が楽しくて仕方なくなります。

楽しみながら聞く・話すを上達させたい人には、できるだけ多くの「使える」フレーズにと触れられるおすすめの英会話本5冊をご紹介します。スキルアップに繋がる書籍が見つかれば、安心ですね。

【CD・音声DL付】ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100

英語教材の最高傑作と言われるこの本は、ネイティブが子どもの頃から使っている「超定番」の100フレーズを紹介しています。著者もアメリカ人で、説得力のあるフレーズばかり。簡単なコミュニケーションを目標とする人におすすめです。

学校教育でしか英語に触れたことのない人にとっては、知らない言葉が度々登場します。「ネイティブスピーカーにとっては難しい言葉ではないのか！」という興味深い発見ができる点もこの本の魅力といえます。海外旅行や留学で、この本に登場するフレーズと何度も遭遇し大興奮した経験を持つ人も多数。

一方、子どもが使っている英語と聞くと心許ないと感じる方もいるかもしれません。しかし、かなり有用性が高いフレーズばかりなので、この100フレーズをマスターしてしまえば一通りの意思疎通ができるでしょう。

難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください！

「英会話ができるようになりたいけれど、英文法も単語も全くわからない…」という、初心者に向けて書かれた1冊です。累計20万部を突破した大好評の英会話本で、英語ができるまでの最短ルートを提示してくれます。

実際にどういうシチュエーションで話せるのかをイラストを用いて説明してくれており、とてもわかりやすい内容になっています。英語に苦手意識を持っている人の不安も、一気に取り除いてくれるでしょう。

先生はNHKのテレビ番組などでも活躍されていたソレイシィさん。明るい性格が伝わってくるような解説は、嫌だった勉強も楽しく感じられ、思わず読み込んでしまいます。簡単なフレーズを覚えて、気軽に英会話で使えるところから始めてみませんか？

一億人の英会話

合理的で応用が効く英文にこだわったこの本は、英語を話せるようになるための解答が詰まっています。一見、よくある英会話の本に見えますが、基本例文が詰まった非常に効率的な内容は定評があります。

全部で64パターンの文型を収録しており、音読・暗唱を繰り返しながら、文のもつリズムや感覚を理解できるような構成になっています。この本に載っている英語の語順・配列パターンを徹底的に身体に馴染ませれば、この本に登場したフレーズ以外の英語も話しやすくなります。

音声も、日本語と英語が併せて収録されているのも魅力。日本語音声があることで、英語例文のニュアンスまでわかってしまいます。

相手が話す英語もCDに収録! 海外旅行ひとこと英会話CD-BOOK

リスニングと英会話を両方を一気に学びたい人におすすめの1冊。英会話は話すだけでなく、相手の会話を聞き取るためのリスニング能力も必要なので、自然な会話ができるまでの道のりは険しく感じます。

この本は相手が話す英語も収録されているので、自分が発した言葉にどのような英語が返ってくるか予想しながら勉強できます。CD付きで500円程度という価格設定も魅力ではないでしょうか。英会話の本を買ってみたいが、長続きするかわからない人でもお試しで買うことができます。

著者はアメリカの大学でコミュニケーションを専攻、翻訳・添乗員など幅広い経験を積んでいます。選りすぐりの例文をワンコインで学んでみましょう。

新装版 ネイティブ厳選 必ず使える英会話まる覚え

300ものダイアログが掲載されているこの本は、実用性にこだわった1冊です。カラーで見やすいので実際にネイティブの人と会話がしたい中級者におすすめ。

よく使われるフレーズが豊富で、すべて習得できれば上級者の仲間入りができます。章ごとに英語の豆知識も掲載されており、ネイティブとの会話を豊かにする知識を深められるのも魅力。サッとカバンに入れられる便利な四六サイズなので、通勤通学途中に使えるのも良いですね。

著者はアメリカの大学院でスピーチを専門に学んだ日本人と、アメリカとイギリスで英語を専門に学んできたアメリカ人です。日本人としての視点と、専門知識を持ったネイティブからの視点が合わさったこの本は、英会話の上達に役立つこと間違いないでしょう。

英文法の勉強におすすめの英語本3選

英文法といえば暗記の連続で、フラストレーションが溜まりがち。しかし、英文法は暗記をするより、英語の仕組みや英語での考え方を学ぶことで、すんなり頭に入ってきます。この考え方が身に着けば、テストも解きやすくなり、応用の幅が広がるでしょう。

英文法の問題の数をこなすことで、ネイティブスピーカーが英語を話すときの感覚が身につき感動することもあります。たまに文法が間違っているネイティブスピーカーを発見することもあって、面白いですよ。

ここでは、英文法の勉強の支えとなるおすすめの文法書を3冊紹介します。

大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】

つまずきがちな英文法の勉強ですが、苦手意識が植え付けられてしまう前に読んで欲しい1冊。文法を一から学びたい初心者におすすめです。

こちらの本は、中学レベルの超基礎を網羅し、講義形式で英文法を教えてくれます。今まで数多くの受験生を支えてきた1冊で、「これでつまずいてしまったら終わり」といわれるほど。社会人でも、さまざまな参考書で勉強しては挫折してきた人はぜひ手に取ってみてください。解説がイラスト付きで、文章が会話調なので気負わずに読み進めることができますよ。

著者は東進ハイスクールの英語科講師。うっすらと覚えていたものを具体化し、かつ丁寧に解説してくれるので、記憶が鮮明になるだけでなく知識が深まります。

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法

英語で話せることを主軸に置かれた1冊。イラストやコラムが充実していて、難しく感じてしまう英文法も明瞭にしてくれます。英語中級程度の人におすすめです。

「英文法の勉強が英会話につながる」といわれても。ピンとこない人もいるでしょう。たとえば、会話しながら「過去完了形はどんな形だっけ」「動名詞は…」とついつい考えてしまうことありますよね。大事な文法であることは間違いないのですが、文法の規則を暗記していることが、英会話の壁になることがあるのです。

著者はNHKの番組で人気の講師。この本にあるように、規則にがんじがらめになった勉強法を手放すと、英語がそのまま頭に入り、スピーキングも上達しやすくなりますよ。

English Grammar in Use 5th edition Book with answers and interactive ebook

英語で書かれた文法書。1985年に出版されて以降、世界中の英語学習者に愛されているベストセラーです。ただし、中級者向けなので、英語を読むこと自体にストレスを感じる超初心者には難しいかもしれません。

「楽に英文法を学びたいのに、英語で本を読むなんて無理！」と思ってしまう人もいるでしょう。しかし英語の法則を、ネイティブの視点で語られると一気に理解が進む体験をぜひ味わってみてください。今まで英文法で学んできたことがくつがえされるはずです。

e-bookに対応しており、スマホやタブレットを使って勉強できるのも魅力の1つ。ヒアリングも可能なので、気軽にどこでも学べるのは嬉しいですよね。

単語帳・英単語本3選

単刀直入にいうと、単語は暗記の連続です。しかし、単語カードにせっせと記入して機械のように記憶していく、という勉強方法はもう終わりにしましょう。

ここでは単語と単に向き合うエネルギーを、楽しみながら覚える工夫に変えて、多くの単語を身につける方法を伝授してくれる3冊を紹介します。使用頻度が高い単語ばかりで、英会話や文法の勉強をしている時に出会う確率の高さに驚くはずです。

[音声DL付]改訂版 キクタン【中学英単語】高校入試レベル

キクタンシリーズは数多くの単語本があり、目的や英語レベルに合わせて選ぶのがおすすめです。初心者からTOEICテストまで、あらゆるニーズに答えてくれるのが魅力です。

全身を使って単語を身につけることを提唱していて、目・耳・口・手をフルに活用して英単語を覚えていきます。ダウンロードできるアプリで、音声を聴きながら単語のリズムを身につけられるのも特徴です。

気分が乗らない日でも、音声を聞くだけで発音の勉強に。何度も聞いて、耳で記憶したあとに本書を開いても良いかもしれません。どのバージョンも評価が高く、確実にボキャブラリーを増やしてくれるでしょう。

DUO 3.0

英単語を学ぶための画期的なアプローチで、確実に語彙力を伸ばしてくれる1冊です。英文が多く出てくるので、ある程度英語を読める英語中級者におすすめします。

日本の「いろは歌」をヒントにしたというこの本は、560の例文・重要単語1600語・重要熟語1000語を詰め込まれています。重複しないように工夫されていて、1つの文章を暗記するだけで相当な情報量。例文はストーリーとして繋がっているので、かなり学びやすいでしょう。

情報量に圧倒されがちですが、語彙力だけでなく、リスニングや英会話が圧倒的に上達したという声もあリます。アメリカの大学教授を含む15人が著者だけあって、あらゆる角度から単語を厳選していることが伺える内容です。

究極の英単語 Standard Vocabulary List [上級の3000語] Vol.3

中学生レベルから学術レベルまで、12000語が収録されている「究極の英単語シリーズ」の第3段です。タイトルにあるように、英語の上級者向けといえるでしょう。

長年蓄積された英文データをもとに、英語を学ぶ日本人にとっての有用性や、ネイティブの使用頻度をもとに選び出した3000語を紹介しています。この3000語をマスターすれば英字新聞や雑誌を読めるようになり、英語がもっと身近なものになるでしょう。

単語を使いこなすための文法も収録しているので、実際にどのようにその単語を使うのかイメージしやすくなるのも特徴です。ビジネス英語や、日頃から英語での読書に慣れ親しみたい人にはうってつけの1冊といってもいいでしょう。

リーディング（英文読解）におすすめの英語本3選

英文読解にはズバリ、コツがあります。洋書や新聞を読み慣れている人であれば、簡単かもしれませんが、試験などは読書能力よりも「解くコツ」を知っているかどうかが勝負の分かれ目となります。そのため、英語読解の特徴やパターンを掴むことが重要です。

最後は、速読から文章問題まで、あらゆるニーズに応える3冊を紹介します。

毎日の英速読　頭の中に「英文読解の回路」をつくる

「戻り読み禁止！」とややスパルタな手法で、英文読解のコツを叩き込んでくれるこの本は、多くの人から厚い支持を集めています。初心者でも読み進められますが、ある程度英語が読める中級者向けといえるでしょう。

英文の内容が面白く、読むのが苦にならないので、読み進めるのが楽しくなります。文章にスラッシュを入れ、英語をかたまり単位で理解していくことを勧めており、マスターすると英文が脳にダイレクトに流れ込むようになるのが特徴です。

音声ダウンロードもできるので、リスニングの勉強にも使えます。スラッシュ付きのリーディング、スラッシュがなく一気に読んだもの、両方のパターンをしっかり聞いて、英語を理解する感覚を養ってください。

サバイバル英文読解―最短で読める! 21のルール

英文が長々と連なっているのを見ただけで、難しそうと感じてしまいますよね。そんな苦手意識を持った英語中級者に強くおすすめしたい1冊です。

文章がどのように始まって具体例に入り、まとめに入るのかが丁寧に説明されており、英文のパターン認識ができるようになります。もっとも大事な部分を瞬時に見抜くコツには目から鱗。

ポイントさえ掴めば、難しい語句や表現が出てきても、あらゆる文章の核心が得られてしまいます。実際に、長文読解能力が向上した人も。著者は大人気カリスマ英語講師の関正生さん。読みやすさも一級品です。

英文「超」精読――ほんとうの意味がわかる

名著と称えられるほどファンが多いこの本は、英語を和訳せずに英語のまま理解するための参考書です。英語読解のレベルをもう一歩上げたい、英語中級者以上におすすめです。

日本人は、英語を単語やフレーズの断片を羅列したものとして理解しがちです。一方で、この本では文章を基本単位として、文章の基本構造を把握するための方法を伝授します。難しいことを要求しているように聞こえますが、解説はウィットに富み、エクササイズもユニークです。図解も満載でわかりやすいのも魅力。

TOEFLゼミナールで教鞭をとる作者が、英語読解能力をもうワンランク上げてくれるでしょう。

まとめ

英語関連の書籍はかなり数が多く、しかも人によって合う・合わないがあります。そのため、気になる本があれば、まず手に取って試してみてください。自分に合う本に巡り会えば、英語力は向上し、以前よりずっと英語が好きになっているでしょう。

しかし、本での勉強はどうしてもインプットが多くなりがちです。英語の習得はアウトプットして初めて完成するので、レアジョブ英会話のようなオンライン英会話を試してみるのもおすすめ。書籍や実際の会話で、楽しみながら英語を勉強してくださいね！