IELTSに必要な英単語の数は?覚え方&おすすめ単語帳7選も紹介!

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英語の試験に関してはさまざまなものがあります。なかでも、「ブリティッシュ・カウンシル」「ケンブリッジ大学英語検定機構」「IDP」が共同運営している「IELTS」は、世界的にに受験者数が多いことで有名です。

試験を受験する際に、おそらく誰もがまず考えるのは語彙力の強化ではないでしょうか。今回は、IELTSの受検を検討している、またはIELTSを受検する予定の人に向けて、語彙力アップを目指すための方法とおすすめ単語帳7選を紹介します。

IELTSで必要とされる英単語の数

IELTSに必要な単語数は目指すスコアによって変わります。最低でも3,000語、高得点を取るためには6,000語~12,000語。まずは自分の現在のレベルと、目指すレベルを把握することから始めましょう。

・旧センター入試レベル:3,000~4,000語
・日常会話に必要なレベル:5,,000語程度
・ビジネスに必要なレベル:1,2000語程度
・海外の大学に留学するのに必要なレベル:12,000~20,000語
・ネイティブスピーカーレベル:30,000語程度

上記はあくまでも目安ですが、IELTSは基本的に留学を目指す人のための英語試験なので、語彙力もそれなりに高度なものが求められているといえるでしょう。

IELTSの英単語を効率的に覚える方法は?

「単語を覚えるのが苦手!」という人も多いもの。それでは、何千もの英単語を一体どのように覚えていけばよいのでしょうか。

具体的に、どのように単語力アップに取り組めば良いのか確認しておきましょう。

短期間に区切って何度も繰り返す

日常生活でもよく目にする言葉は、自然と記憶に残ります。英単語も同様に、覚えるのではなく、記憶に残すことが大切です。

たまにしか目にしない言葉を記憶しておくのは至難の技。そのため、毎日どこかしらで目に触れるように工夫すると無理なく単語を覚えることができます。一度にすべて覚えきれなくてもOK。覚えようとするとかえって覚えられないこともあるので、覚えるのではなく、たくさん見ることを意識するとよいでしょう。

コツは、1週間など短い間隔で区切って何度も見返すことです。短期間に繰り返し見ることで、記憶の定着をはかりましょう。

寝る30分前に勉強する

記憶を伴う学習は、取り組む時間にも工夫が必要です。人の記憶のメカニズムには特徴があり、うまく活用することで効率的に暗記することができます。

具体的には、勉強+睡眠で記憶力がアップするメカニズムを利用します。脳は寝ている間に日中のことを整理しており、単語の勉強をするなら就寝前、特に寝る前の30分間が暗記に向いているのです。

たとえば、寝る前に30語覚える、重点的に記憶したい単語をピックアップして覚える、日中覚えられなかった単語を抜き出して単語帳を作っておくなど。工夫しながら寝る前の時間を有効活用することをおすすめします。

エビングハウスの忘却曲線に合わせて復習する

そもそも人は、時間とともに記憶が薄れていく生き物です。そのため、定期的に思い出さなければどんどん忘れてしまいます。

そこでよく活用されるのが、「エビングハウスの忘却曲線」です。エビングハウスの忘却曲線とは、何かを覚えても19分後には40%を忘れてしまい、1日後には60%、1ヶ月後には80%を忘れてしまうという研究です。反対に、忘れるタイミングは復習に最適なタイミングといえ、1時間後、1日後、1週間後、1ヶ月後、半年後の5回復習をすると、記憶は80%維持できるといわれています。

これらのタイミングで繰り返し記憶し直すことで、単語を効率的に覚えることができるでしょう。

同義語・反義語を一緒に覚える

語彙数を効率よく増やしたいなら、同義語・反義語を意識することも重要です。同義語とは似たような意味の単語で、反義語とは反対の意味の単語を指します。

たとえば、「好き」という言葉を覚えるときに、「大好き」「愛好する」「愛する」というような単語も同時に覚え、かつ「嫌い」「好ましくない」という単語も覚えるのです。同義語・反義語を一緒に覚えることで、それぞれの単語の細かなニュアンスを理解しやすくなります。

また、関連する言葉をグループ化してひとまとめにすることで、より多くの単語が覚えられる点もメリットといえるでしょう。

書いて喋って積極的にアウトプットする

英語はあくまでもコミュニケーションツールなので、最終的には実際に使って覚えるのが1番です。アウトプットなしに語学をマスターするのは非常に難しいといわざるをえません。

特に、単語は自分で文章を作り、発信することで、忘れにくくなるという特徴があります。実際に使うことで、単語の意味や使い方を使用したシチュエーションと一緒に体験として記憶することができるためです。

アウトプットの方法はさまざまありますが、忙しい社会人にはオンラインレッスンの活用がおすすめ。自分の好きな時間に、インターネットさえあれば、いつでもどこでも英語を使うことができます。会話のなかで、新しい単語を効率的に、どんどん吸収することができるでしょう。

IELTS対策におすすめの単語帳7選

英単語を覚えるとき、多くの人が活用するのが単語帳です。英語に関してはたくさんの単語帳が市販されており、試験別・レベル別に特化したものもあるので、実践を見据えた暗記が可能です。

なかでも、IELTS対策におすすめの単語帳は7つ。

・DUO 3.0
・実践IELTS英単語3500(音声DL付)
・【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版
・IELTS必須英単語4400
・文脈で覚える IELTS英単語
・Academic Vocabulary in Use Edition with Answers
・Cambridge Vocabulary for IELTS Advanced with Answers and Audio CD

ここでは、それぞれの単語帳のレベル・特長・おすすめの理由について紹介します。

DUO 3.0

大学受験生にも多く使われている単語帳です。560本の基本例文を覚えることで、重要単語1,600語と熟語1,000語をマスターすることができます。

単語ではなく文章で覚えるため、単語が記憶に残りやすく、単語と熟語で2冊用意しなくても、両方を1冊で同時にマスターできるのがメリットです。560英文は日本の「いろは歌」をヒントに作成されているのもユニークなポイントといえます。

別売でCDもあるので、同時に活用することで、実践で使える単語力を身に着けることができるでしょう。

DUO 3.0

実践IELTS英単語3500(音声DL付)

IELTSの受験に必要な単語を凝縮した単語帳です。基本語1,000、重要語2,500の計3.500語がマスターできます。

最初は基本語、次に重要語にチャレンジするというようにレベルに合わせて長く使っていくことができる1冊です。単語を並べる構成ではなく類義語や反意語、例文も載っているので、単語の知識や関連する単語も同時に暗記できます。

IELTS用に何か1冊やっておきたいという人が最初に使う1冊としておすすめです。
実践IELTS英単語3500(音声DL付)

【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版

IELTSと同じく、留学する人が英語力の証明で受検することが多いTOEFLテスト(iBT・ITP)対策用の単語帳です。

留学生に求められるアカデミックな単語を網羅しており、IELTSの試験対策としても役立ちます。ランクは1〜4の4段階に分かれており、トータルで3,800語をマスターすることができます。

音声で発音を確認しながら勉強したいという人には、付属CDとMP3ダウンロードという2種類の音源がついています。ジャンル別に単語を集めた別冊付きです。
【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版

IELTS必須英単語4400

IETLS対策用の単語帳で、IELTS受験の必須英単語4,400語をマスターできます。単語を羅列しているのではなく、短文が記載されているので、単語のニュアンスを感じやすく、暗記もしやすくなっています。

IELTS対策として必須単語3,300と英熟語1,100が記載されており、効率的に単語を学ぶことができます。単語のレベルも難易度別にA~Dの4つに分けられているので、自分のレベルに合わせて段階的にマスターすることが可能です。

IELTSに特化しているため、よく出題される単語が十分に網羅されている点が特に魅力といえます。
IELTS必須英単語4400

文脈で覚える IELTS英単語

単語や例文が並んでいるだけでは、覚えられないという人におすすめの1冊です。その名の通り、文章のなか出てくる単語を覚える方式なので、文脈でIELTSに必要な英単語を覚えていくことができます。

ストーリーがあることで単語の意味やニュアンスが記憶に残りやすく、リーディングの勉強にも好適。音声をダウンロードすることもできるので、うまく使えばリスニング・スピーキング強化にも役立ちます。単語数も多めで、基本的な単語集をすでに終えて、さらに語彙を増やしたい人に向いています。

しっかりこなせば、IELTSのスコアアップにつながるでしょう。
文脈で覚える IELTS英単語

Academic Vocabulary in Use Edition with Answers

タイトルにもある通り、アカデミックなボキャブラリーを学ぶことができる1冊です。

中級者以上向けとなっているので、一通り基礎的な単語は覚えた人がさらなるスコアアップを目指して使うのに向いています。理系・文系の単語が50章に分類されてバランスよく配置されており、各章ごとに見開き2ページで用例と解説・練習問題が配置されているのが特徴です。

どの章から読んでも見開きで一通りの学習ができるようになっているので、自分の専門に合わせて、またはペースに合わせて学習できます。
Academic Vocabulary in Use Edition with Answers

Cambridge Vocabulary for IELTS Advanced with Answers and Audio CD

海外ではIELTSの単語帳として、よく使用されている1冊です。単語を学習してから、それをリーディングやリスニングにどう活用するかまで学べることが特徴。

レベルとしては基礎レベルで、同じシリーズの上級編(Advanced)も出版されています。上級版では、スコア7.0以上を目指すため、さらに難易度の高い単語にチャレンジすることができます。

CDも付いているので、IELTSの単語を定着させやすい点も厚い支持を集めるポイントです。
Cambridge Vocabulary for IELTS Advanced with Answers and Audio CD

IELTS対策におすすめのアプリ3選

社会人が学習する場合は、いかにすきま時間で効率よく勉強するかがポイントになります。スマートフォンユーザーであれば、IELTSの対策向けの単語アプリを利用していつでもどこでも好きな時間に単語を勉強することが可能です。仕事の合間や通勤時間、お昼休みもアプリでサクサク勉強することができます。

IELTS受検に向けたアプリはいろいろありますが、ここでは特におすすめのアプリ3つを紹介します。

IELTS Prep App

リスニング・テストとスピーキング・テストのスコアアップができるアプリです。ビデオレッスンが受講できるのがポイントで、文法の重要問題についてだけでなく、IELTSの概要やスコアアップのコツなどを豊富なビデオ教材で学習を進めることができます。

アプリは無料で利用できますが、日本語版はなく英語版だけなので初心者向けとはいいにくいですが、IELTSを受検するなら一度は使っておくとよいアプリです。
IELTS Prep App Store版
IELTS Prep Android版

BBC Learning English

イギリス英語を学習したい人に人気があるアプリです。IELTS専用に開発されたものではありませんが、イギリスのテストであるIELTSを学ぶのに、イギリス英語をぜひ勉強しておきたいと思う人は多いはず。

日本ではアメリカ英語に比べるとイギリス英語に触れる機会は少ないもの。イギリス英語の独特な発音や表現に触れることができるこのアプリは大いに役立ちます。スクリプトが用意されいているので、意味をしっかり把握しながら学習を進めることが可能です。
BBC Learning English App Sore版
BBC Learning English Android版

IELTSpeaking

スピーキング力強化に特化したアプリで、IELTSテストのスピーキングの模擬試験を受けることができます。有料アプリですが、本番さながらの問題をどんどん解いて力をつけたい人に向いています。

大きな特徴は、元IELTSの試験官が評価をしてくれること。スピーキングのスコアを伸ばすには、ネイティブスピーカーに聞いてもらって評価してもらうことが有効なので、このアプリは非常に実践的な勉強方法といえます。
IELTSpeaking

まとめ

英語の試験でスコアアップするには、語彙力や文法など基本的な英語力を高めると同時に、試験の傾向を知ってそれに合った対策を取ることが重要です。語学学習のポイントは、インプットだけでなくアウトプットも同時に行うこと。

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