英語を勉強していると「Re」がついた単語がとても多いことに気づきますよね。「たくさん見かけるけれど、何を意味しているんだろう」「共通点があるのかな」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は英語の「Re」が持つ意味について解説します。「Re」の持つ意味を理解していれば、単語を覚えやすくなったり、意味を予測したりできるようにもなりますよ!Reから始まるポピュラーな単語を例文や語源とともにまとめましたので、一つずつ見ていきましょう。
Reは「接頭辞」の一つ!
英単語についているReは「接頭辞」と呼ばれるものです。詳しくどんなものなのか解説していきます。
接頭辞とは?
接頭辞とは英語ではPrefix(プリフィックス)といいます。単語の頭につくもので、Re以外にもたくさんの接頭辞があり、代表的なものにはdis-やin-、pre-、anti-などがあります。
接頭辞自体がそれぞれ特定の意味や性質を持ち、単語の頭につくことでその単語の意味を補助・補足して別の意味を持つ単語として成立します。ちなみに言葉の後ろにつく意味や性質を持った文字の塊は接尾語と呼ばれます。
Reの意味
接頭辞のReが持つ意味は、大まかに分けると「繰り返し」「再び」「後ろ」「反対」の3つです。この意味を知っていれば、初めて見るReがついた単語でもある程度の意味を予想できることが多いです。どれだけ勉強していても英語の試験で知らない単語が出て来ることは珍しくないので、英語学習者は覚えておくといいでしょう。特に英語のレベルが上がれば上がるほど、接頭語の意味を知っていることが役立ちます。
Reの使い方
接頭辞なのでReは全て語基となる単語の頭につけて使います。一般的に接頭語がつくのは動詞・名詞・形容詞です。
「繰り返し」や「再び」を意味する英語単語
Reの接頭辞が持つ意味の一つ、「繰り返し」や「再び」を意味する基本的な単語を例文とともに紹介します。接頭辞を抜いた語源も紹介するので比べてみましょう。
Return(戻す、返す)
I came to return the book that I borrowed.(借りていた本を返しにきた。)
turn:曲がる、提出する
Reconsider(考え直す、再考する)
We have to reconsider the current plan.(私たちは現在のプランを考え直さなければいけない。)
consider:熟考する、考察する
Replace(交換する、取り替える)
Could you replace the ink cartridge?(インクのカートリッジを交換してもらえますか?)
place:置く
Remember(思い出す、覚えている、忘れないようにする)
As far as I remember, he was very smart.(私の記憶では、彼はとても賢かった。)
member:心にかける
Remind(思い出させる、気づかせる)
This movie reminds me of my childhood.(この映画は子供時代を思い出させる。)
mind:気付く
Restore(回復する、復帰する、修復する)
Our first priority is to restore the data.(私たちの第一優先はデータを復元することだ。)
store:元気にする、保存する、格納する
Regret(後悔する、残念に思う)
I regret that I didn’t study hard in college.(大学時代にあまり勉強しなかったことを後悔している。)
gret:泣く
Reconfirm(再確認する)
I want to reconfirm my reservation for next week.(来週の予約を再確認したいです。)
confirm:確認する
rebound(跳ね返る、対応する、立ち直る)
Her bad deeds rebounded upon her.(彼女の悪い行いは彼女自身に跳ね返ってきた。)
bound:跳ね上がる、飛び上がる、弾む
reborn(再生)
If I were to be reborn, I would like to be myself.(もし生まれ変わっても、私になりたい。)
born:生む
「後ろ」を意味する英単語
次に接頭辞Reが持つ「後ろ」を意味する英単語を例文とともに紹介します。こちらも接頭辞を抜いた語源も併せて紹介するので、比較してみてくださいね!
Recede(後退、後ろに進む)
If you look closely, you can see that his hairline has started to recede.(近くで見ると、彼の生え際が後退していることが分かる。)
cede:行く
Reject(拒絶する、拒否する)
I rejected his offer.(私は彼の申し出を断った。)
ject:投げる
Reflect(反射する、映る、反映する)
Trends reflect the social situation.(流行は社会情勢を反映する。)
flect:曲げる
Remain(残っている、止まる)
The effects from last year’s disaster still remain.(昨年の災害の影響は今もまだ残っている。)
main:留まる
Refuse(拒否する、断る、拒む)
The government refused a request from other countries.(政府は他国からの要求を拒否した。)
fuse:注ぐ
Revenue(財源、収益、歳入)
We need to secure a source of revenue as soon as possible.(私たちは早急に財源を確保する必要がある。)
venue:戻って来るもの
Relate(関連する、結びつける、共感する)
I need to find documents related to this research.(この研究に関連する資料を探さなくてはならない。)
late:運ぶ
Respond(返答する、対応する、反応する)
I’ll respond to you as soon as I find out the result.(結果が分かり次第返答する。)
spond:約束する
Respect(尊敬する、重視する、尊重する)
He always respects others.(彼はいつも他人を尊重する。)
spect:見る
Reduce(縮小する、減らす)
Let’s use reusable cups to reduce waste.(ゴミを減らすために再利用できるコップを使おう。)
duce:導く
「反対」を意味する英単語
最後にReの持つ三つ目の意味「反対」を意味する英単語を紹介します。こちらも接頭語がつかない語源も紹介しますので、意味を比べてみましょう。
Resign(辞める、放棄する)
I’ve decided to resign from my current job.(今の仕事を辞めることにした。)
sign:署名する
Resist(抵抗する、反撃する、反抗する)
I cannot resist delicious sweets.(私は美味しいデザートに目がない。)
sist:立つ
Replay(再生する、再演する、再試合をする)
I replayed this video over and over again.(私はこの動画を何度も再生した。)
play:演じる、奏でる、試合をする
Renounce(拒絶する、放棄する)
Our president renounced his authority.(我が社長は決定権を放棄した。)
nounce:叫ぶ
Rebel (反逆する、反乱を起こす)
People rebel against the old establishment.(人々は古い体制に反発する。)
bel:戦争を起こす
Reverse(逆にする、反対にする、覆す)
I hope the situation will reverse.(私は状況が逆転することを願っている。)
verse:曲がる
Remit(送金する)
He said he remitted a check last week.(彼は先週小切手を送ったと言っていた。)
mit:送る
Refer(参照する、関連する)
Please refer to the attachment.(添付を参照してください。)
fer:運ぶ
React(反応する、対応する)
This product reacts to human voices.(この製品は人間の声に反応する)
act:演じる、立ち回る、振る舞う
まとめ
今回紹介した以外にもReの接頭語がついている英単語はたくさんあります。基本的にどの単語でもつけられるので、正しい使い方を覚えておきましょう。またReが持つ意味を把握しておけば、わからない単語が出てきた時でも予測ができます。
英語学習をしていると初めて見る単語が出て来ることもあるので、日頃からわからない単語は調べる前に予測する習慣をつけておくのがおすすめです。Reがつく単語が出てきたら、それが「繰り返し」「再生」「後ろへ」「反対」のどの意味を持っているのか考えてみてくださいね。Re以外にも様々な接頭語があるので、意味を覚えておくと英語の理解力がアップしますよ!
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