もう長文読解は怖くない!英語長文問題集のおすすめ15選

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「試験で英語の長文を読む時間がいつも足りない…」「効果的に長文読解力を身につけられる方法はあるの?」このように思っている人は少なくないはず。多くの人が苦手とする英語の長文対策には、長文に特化した問題集を使って学習するのが早道です。

本記事では、英語長文問題集の選び方やおすすめの問題集を紹介!大学受験用・高校受験用、また大学のレベル別に分けて紹介しているので、自分のレベルに合ったものが見つかるはずですよ。

英語長文問題集の選び方

問題集を選ぶ際には、自分の目的に合ったもの、苦手分野を克服できるものなどを選びましょう。ここでは、英語長文問題集の選び方について紹介します。

目的に合ったものを選ぼう

たくさんの教材があるなかで、どれを選べばよいか悩みますよね。まずは、学習の目的に合ったものを選ぶことが重要です。

共通テストに特化したいなら専用のものを

すべての国公立大学の一次試験、また多くの私立大学でも利用されている「共通テスト」。大学進学を目指す人にとっての関門となる大切な試験です。多くの人が受験する共通テストは、傾向と対策がしっかりと分析された教材を使って学習するのが近道。

問題集も「共通テストレベル」「共通テスト対策」と謳っているものを選ぶのがおすすめです。自分の使いやすいものを選び、何度も繰り返し解くことで高得点を狙うことができるはず。

共通テストは全問マークシート方式なので、実践練習を積みたい人は模試形式の問題集を活用するのも手です。解き方のポイントが詳しく解説された専用の教材でしっかりと対策をしましょう。

大学受験レベルなら私学や国立など志望校のレベルに合ったものを

国公立大学の2次試験や私立大学の入試など、共通テスト以外の大学受験対策ならそれぞれの志望校レベルに合ったものを選びましょう。大学入試用の長文対策となると、ある程度の高いレベルが求められます。単語や文法なども難しいものが目につきやすくなりますね。

しかし、大学によって出題される問題のレベルは異なるので、まずは自分の志望校のレベルを知ることが先決です。また、各大学の試験は異なるため、マークシート式や記述式など出題形式も様々。実際の試験と同じ出題形式の問題に慣れておくことで、本番も焦らずに解答できます。

なるべく実際の入試と近い形式の問題集を手に入れましょう。傾向を知るためには過去問を解くこともおすすめです。

高校受験レベルなら基礎固めができるものを

高校受験対策の長文教材にはあまり難しい単語や文法などは使われていません。基本的な英語の知識で読み進められるような長文が書かれているのが特徴です。

高校受験を控えた中学生であれば、中学英語の基礎をしっかりと身につけつつ長文読解の練習ができる問題集を選ぶとよいでしょう。

また、英語からしばらく離れていたり、英語に苦手意識を持っていたりする社会人にもこのレベルの問題集がおすすめです。「高校受験レベルなんて…」と思うかもしれませんが、中学英語をマスターしていればある程度の長文を読むことは可能。

このレベルの長文教材には、読解のコツをはじめ、文法なども丁寧に解説されているものが多いのが特徴です。レベルが高くなるほど単語や文法の解説は少なくなる傾向にあるので、まずはしっかりと基礎固めができる教材を選ぶことを意識してみてください。

苦手分野が克服できるものを選ぼう

長文読解と一言でいっても、何を苦手とするのかは人それぞれ。自分の苦手分野が克服できる問題集を選ぶのもポイントです。

単語や文法が苦手なら細かく解説があるものを

長文を読む際に、「知らない単語が出てきてなかなか読み進められない…」といった悩みを抱えている人も少なくないでしょう。

文脈から単語の意味を推測できるとはいえ、知らない単語があまりにも多いと手がつけられない状態になってしまいます。単語を覚えるのが苦手な人は、単語の解説が詳しい問題集を使うのがおすすめです。

また同様に、文法が苦手で文章の意味が理解できないという人は、文法が詳しく解説してあるものを選びましょう。英文を読むうえで、基本的な文法を身につけておくことはとても大切です。文法力があれば、ひっかけ問題にも対応することができます。

特に大学入試レベルの長文には、複雑な構文を含むものが多い印象です。問題集を解いて間違った箇所を中心に、しっかりと復習して英語の基礎力をつけましょう。

長文の内容構造が理解できないなら精読が鍛えられるものを

単語や文法の知識はそれなりにあるにもかかわらず、長文読解が苦手という人は、長文の構造が把握できていない可能性があります。そんな弱点を克服するためにおすすめなのが「精読」です。

精読とは、英文に出てくる単語や文法などを細かく確認しながら読む方法のこと。わからない単語や文法などが出てきたらきちんと調べ、丁寧に読んでいきます。主語はどれか、修飾している箇所はどこかなど、文を1つ1つ分解するように読むことで英語の構造が理解できるもの。

また、理解できるまでじっくりと精読することで、長文に慣れることもできます。読解力をアップするためには、精読に特化した問題集を活用するのも手ですよ。

読むスピードが遅いなら速読が鍛えられるものを

英語長文の読解は時間との勝負といってもよいでしょう。特に、長文は試験問題の最後に置かれていることが多く、はじめの問題でつまづくと長文読解に使える時間が少なくなってしまいます。読解のスピードを上げたいという人は、「速読」を鍛える練習をしましょう。

精読がじっくりと読み進めていくのに対して、速読とは文字どおり「速く読む」ことです。速読力をつけるためにおすすめなのが「スラッシュリーディング」。スラッシュリーディングは、文章を意味のまとまりごとにスラッシュ記号(/)で区切りながら読む方法です。

英文を頭から読み進める練習ができ、読解のスピードアップが期待できますよ。速読のトレーニングはもちろん、速く解答するためのコツなどが解説された問題集もあります。

モチベーションが保ちづらい人はページ数少なめがおすすめ

問題集を選ぶ際、ページ数が多く内容がぎっしり詰まったものを選んでいる人が多いかもしれません。ある程度の英語力があって問題をとにかく多く解きたいという人にはいいですが、英語に慣れていない人や、いつも途中で問題集を放置してしまう人には逆効果になることも。

そういった人には、まずはページ数が少ないものがおすすめです。ページ数が少なくても充実した内容の問題集はあります。自分が使いやすいものを選んで、1冊を何度も繰り返し解きましょう。1冊すべてを解き終えたという達成感も得られますよ。

また、ページ数が少ないものだと持ち運びしやすいのもメリット。移動時間に使いたいという人にもおすすめです。

CDや音声データがついていると一石二鳥

問題集にCDや音声データがついているものだとなおよいでしょう。長文対策には、音声からワンテンポ遅れて英文を真似するように読む「シャドーイング」が効果的です。もちろん、慣れないうちは英文を見ながら読むのもOK。

音声のスピードについていく練習をすることで、速読力や英文を語順のままに理解する力が身につきます。特に、黙読しても内容が頭に入ってこないという人におすすめですよ。また、音声があると読解だけでなくリスニング対策になる点もうれしいポイント。

スマホなどにダウンロードできるタイプなら、移動時間やスキマ時間に聴けるため効率良く学習できるでしょう。

【大学受験レベル】おすすめの英語長文問題集

大学受験といってもそのレベルは様々ですね。ここでは受験する大学のレベル別に、おすすめの英語長文問題集を紹介します。

【難関大学受験レベル】おすすめの英語長文問題集6選

まずは、国立大学や東京6大学レベルなどの難関大学受験に適した問題集を見ていきましょう。

ハイレベルの大学入試対策にはこの1冊!

英語講師として圧倒的な人気を誇る関正生先生による問題集『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス(3 発展レベル)』。同シリーズの中で最も難易度が高い問題集です。全国の大学入試問題から選抜された良問だけを収録し、じっくりと解説しているのが特徴。

これ1冊で、多くの難関大学の読解対策ができるでしょう。すべての長文には関先生のコメントがついていて、なぜその英文が選ばれたかについても解説しています。難関大学の入試のポイントを押さえたつくりに、納得しながら学習できるはずです。

また、長文すべて1文1文丁寧に構文が解析されているため、精読にもぴったり!ネイティブによる音声もダウンロードできるので、リスニング対策にも活用できます。

おすすめレベル上級
著者関正生
出版社KADOKAWA 
価格(税込み)1,320円

難関大学で実際に出題された良問で学習できる

東大や早慶上智などを目指す人に適した『英語長文レベル別問題集 6難関編 (東進ブックス レベル別問題集シリーズ)』。英検準1級やTOEIC800点以上を目指す人にもぴったりの1冊です。シリーズ中最も難しいレベルで、難関大学で出題された問題を中心に学習できます。

このレベルの長文ともなるとテーマも難解になり、設問のレベルも高いのが特徴。長文をしっかりと理解していないと解けない問題も多いので、細部まで読み取る力が必要です。問題を解いた後は解説を読み、間違う箇所がなくなるまで復習しましょう。

構文分析や英文の和訳、語句リストも掲載。全問題文の音声もついているので、何度も聴いてネイティブのナチュラルスピードに慣れることができます。

おすすめレベル上級
著者安河内 哲也・大岩 秀樹 
出版社ナガセ
価格(税込み)1,047円

長文読解に解答するコツが身につく!

河合塾の人気講師による『登木健司 難関大英語長文講義の実況中継【早慶上智・関関同立・MARCHレベル】』。難関大学でよく出題されるテーマを押さえた、難しい長文も読める力が身につく1冊です。実際に難関大学で出題された長文を使用し、詳しい英文構造の解説や語句リストもついています。

「読解の思考回路」のコーナーでは、長文読解に必要な頭の働かせ方について解説。解答のコツはもちろん、どのような考え方が必要なのかを講義形式で紹介しています。本物の読解力をつけることで、難関大学で出題されるような抽象度の高い長文にも対応できるでしょう。

ネイティブの音声が無料でダウンロードできるため、ぜひ音読やシャドーイングなどに活用ください。

おすすめレベル上級
著者登木 健司 
出版社語学春秋社
価格(税込み)1,650円

英語の構文や文法が苦手な人の長文対策に!

講義スタイルで長文読解の方法を解説している『合格へ導く英語長文Rise 構文解釈2.難関~最難関編』。特に英語の構文に着目した作りで、構文や文法が苦手な人でもスコアアップが狙える良書です。1文ごとに丁寧に意味を拾いながら読み進められるため、精読ができるのも魅力。

難解な英文の構造に対応できる力がつき、試験本番も落ち着いて臨めるはずです。特に多く収録されているのが和訳の問題。入試で差がつきやすい部分ともなるため、間違いをなくすよう何度も繰り返し問題を解きましょう。長文読解力の底上げをしたい人におすすめです。

おすすめレベル中級〜上級
著者越智睦人
出版社Z会
価格(税込み)1,320円

1,000語程度の長い文章に挑戦したい人向け

やっておきたい英語長文シリーズのなかで最も難易度が高い『やっておきたい英語長文1000』。難易度としては1つ下のレベル『やっておきたい英語長文700』とそれほど変わらない印象ですが、1,000語程度のより長い長文が収録されているのが特徴です。特に長い問題の出題傾向が高い、私立の難関大学対策に適しています。

本書は問題の解き方の解説に重きを置いていて、文法や英文の構造については解説がそれほど詳しくありません。そのため、ある程度の英語力がありたくさんの問題を解きたいという人にぴったりでしょう。少し短めの700語程度の長文で対策したい場合は、『やっておきたい英語長文700』と合わせて学習することをおすすめします。

おすすめレベル上級
著者杉山 俊一
出版社河合出版
価格(税込み)1,005円

700語程度の長文で難関大学の入試対策!

同シリーズのなかで最も難易度が高い『イチから鍛える英語長文700』。CDと別冊のトレーニングブックがついた仕様です。すべて過去の入試のなかから選ばれた700語程度の長文が収録されていて、問題数は14問。

解説のわかりやすさが魅力の本書ですが、長文と問題の難易度は高め。まったく点数が取れないという人は、もう少し易しいものから始めることをおすすめします。すでに十分な英語力がある人は、反復練習をして確かな英語力を身につけましょう。

たくさんの長文を読むことで英語読解のコツが身につくはずです。また、別冊のトレーニングブックには、音読用の英文や単語リストを掲載。追加の学習として活用してください。

おすすめレベル中級〜上級
著者内川 貴司・武藤 一也
出版社学研プラス
価格(税込み)1,320円

【中堅大学受験レベル】おすすめの英語長文問題集3選

GMARCHなどの中堅大学レベルに適した問題集を紹介します。

GMARCH・早慶対策にもおすすめ!

中堅大学入試対策にぴったりの『イチから鍛える英語長文300 』は、15問の厳選された良問で構成されています。どの長文にも読解のコツが満載なので、効率良く学習できる点がメリットです。解答のポイントも詳しく解説してあるので、読解力はもちろん解答力も強化できるでしょう。

なぜそのような解答になるのか、全問題において丁寧に解説してくれているのがうれしいポイント。構文の解説や読み下し訳も載っているので、独学派の人にもおすすめです。また、大学入試の頻出単語リストと音声CDもついています。語彙力やリスニング力アップにもぜひ活用してください。

何度も繰り返し復習することで長文読解力をしっかりと身につけられる1冊です。

おすすめレベル中級〜上級
著者内川 貴司・武藤 一也
出版社学研プラス
価格(税込み)1,320円

英文の白文掲載で音読練習にも最適!

難関大学レベルでも紹介した関先生の英語長文ポラリス。シリーズの中堅レベルが『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス(2 応用レベル)』です。構成は同じですが、本書はGMARCHや地方国公立大学レベルであると謳っています。

長文を通して「旬の頻出単語」が学べる構成で、単語帳の欠点を補える点が特徴。ダウンロード音声のスピードは速いので、最初はついていくのが難しいかもしれません。しかし、何度も繰り返し聴いて音読の練習をすると、読解はもちろんリスニング試験でも高得点が狙えるはずです。

一般的に長文の問題集は、空欄補充や下線部並べ替えなどで音読しづらい構成ですが、本書は英文のみの白分も掲載されているので、音読練習にも最適です。

おすすめレベル中級〜上級
著者関正生
出版社KADOKAWA 
価格(税込み)1,320円

過去問に似た実践的な問題で学習できる1冊

難関大学レベルの長文対策にぴったりなのが『やっておきたい英語長文500』。本書には500語程度の長文が20題収録されています。他の問題集と比べてもスタンダードな構成で、ひっかけ問題や難解な解説などは少ない印象です。過去問に似た実践的な問題を解きたい人におすすめですよ。

設問、設問の解説、単語や構文の解説、全訳、アドバイスで構成され、アドバイスでは長文読解解答のテクニックも紹介されています。なぜそのような解答になるのかといった解き方のコツを学べるので、実際の試験でも使える応用力が身につくでしょう。

まずは本書で長文読解解法のコツを学び、その後で志望大学の過去問などを解くとよいでしょう。

おすすめレベル初級〜上級
著者杉山 俊一
出版社河合出版
価格(税込み)975円

【共通テスト受験レベル】おすすめの英語長文問題集3選

共通テスト対策には専用の問題集を活用するのがおすすめです。ここでは、共通テスト受験レベルの問題集を紹介します。

6回分の模試を収録したボリュームたっぷりの問題集

6回分のZ会オリジナル模試を収録した『2021年用共通テスト実戦模試(1)英語リーディング』。過去に出題された問題を徹底的に分析して構成されているため、共通テスト本番に近い問題を解くことができます。より実践的な読解力をつけたいという人におすすめです。

効率良く学習するには出題傾向を把握することが欠かせません。本書は新傾向に対応しており、平成30年度の試行調査も掲載しています。自分の実力がどれくらいかを判断する目安として利用してみては?

全問丁寧な解説付きなので、しっかりと復習して点数アップを目指しましょう。Z会の学習診断アドバイスにも対応しているため、自分にどんな対策が必要かを分析するのにも役立ちます。

おすすめレベル中級〜上級
著者Z会編集部
出版社Z会
価格(税込み)3,200円

共通テスト+各大学の入試対策にも使える問題集

共通テストレベルの長文が収録された『大学入試 英語長文ハイパートレーニングレベル2 標準編』。問題の解き方をはじめ、英文の構造や文法、パラグラフリーディングなどのスキルも身につけることができます。

標準レベルなので、共通テストだけでなく各大学の入試対策にも活用できるでしょう。本書には音読・速読のトレーニングにも適した音声CDが2枚ついています。目と耳の両方から長文読解を鍛えたい人はチェックしてみてください。

各問題の解説はとても丁寧で、疑問を残すことなく学習できる作りが特徴。わかりやすくて使いやすい問題集を探している人におすすめです。

おすすめレベル中級
著者安河内 哲也
出版社桐原書店
価格(税込み)1,485円

音読しながら長文読解力が身につけられる

共通テストや地方国公立レベルの長文対策に適した『大学入試 レベル別英語長文問題ソリューション1 スタンダードレベル』。最初の長文対策教材としてもおすすめです。300語前後の長文を収録し、音読することで長文対策ができる一冊。

1つ1つの英文がそれほど長くないので、長文に苦手意識を持っている人も取り組みやすいはずです。

構文POINT・倫理POINT・解法POINT・語彙POINTの4つのポイントから丁寧に解説してあるのも特徴。また、全文に英文の構造が一目で把握できる図解付きなので、長文読解が苦手な人でも取り組みやすいでしょう。

さらに、英文に親しめるコラムがついているのも特徴。試験対策だけでなく、英語の総合力をアップさせたいという社会人にもおすすめです。

おすすめレベル初級〜中級
著者肘井学
出版社かんき出版 
価格(税込み)1,210円

【高校受験レベル】おすすめの英語長文問題集3選

高校受験レベルの人には、英語の基礎が身につく問題集をおすすめします。おすすめの英語長文問題集を見ていきましょう。

長文読解のコツを基礎から学びたい人に!

長文読解の基礎から学びたいという人におすすめの『大岩のいちばんはじめ英文法【英語長文編】』。英語初心者にもぴったりの基本的な知識が身につけられる1冊です。高校受験レベルの人は、いきなり長くて難解な長文を読もうとしても挫折してしまうでしょう。

本書は文型や品詞をはじめ、初心者が苦手とする時刻や接続詞などについても解説。長文読解には文法の知識は欠かせません。まずは長文読解の基礎知識を学んでから、より高度な教材へと移行しましょう。

解説ごとの練習問題を解き、さらに実践演習を解くという流れです。音声学習に適したアプリにも対応しているので、音読やリスニングの練習にも活用してくださいね。

おすすめレベル初級〜中級
著者大岩 秀樹
出版社ナガセ
価格(税込み)1,100円

英語があまり得意ではない社会人にもぴったり

レベル別に自分にぴったりの問題集が選べる、東進ブックスの『英語長文レベル別問題集 2基礎編(東進ブックス レベル別問題集シリーズ)』。6難関編を上で紹介しましたが、このレベル2は高校受験レベルや英語があまり得意ではないという人に手にとってもらいたい問題集です。

本書では、国公立高校の入試で実際に使用された長文を用いて、基本的な英語力を身につける練習ができます。基礎をしっかりと押さえることで、後々難解な問題に対応することが可能に。

穴埋め問題や下線訳問題などを多く含み、読解力はもちろん問題が時間内に解ける力も養えますよ。1冊を繰り返し解いて間違うところがなくなったら、次のレベルへと進みましょう。

おすすめレベル初級〜中級
著者安河内 哲也・大岩 秀樹 
出版社ナガセ
価格(税込み)990円

丁寧な解説で読解テクニックが身につく良書

長文読解の入門書と言える『入門英文解釈の技術70 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)』は、中学・高校レベルの問題を解きたい、また長文読解の基礎力をつけたいという社会人にもおすすめ。出てくる単語はそれほど難しくなく、文脈から意味が推測できるレベルです。

収録されている問題は70問。ボリュームもしっかりとあるので、長文に慣れたい人の最初の一冊にも適しています。各設問に丁寧な解説がついているのもうれしいポイント。間違った箇所は解説をしっかりと読んで復習してくださいね。

また、英文の構造はわかりやすく図解し、長文を読み解くコツも解説してあります。読解のテクニックを身につけて高得点を狙いましょう。

おすすめレベル初級〜中級
著者桑原 信淑
出版社桐原書店 
価格(税込み)1,430円

まとめ

長文対策の問題集は、難しければ難しいほどよいというわけではありません。自分のレベルに合ったものでないと学習のモチベーションが上がらず、挫折してしまうことも。まずは目的を明確にし、その目的に合ったものを選んでみてください。

英語力をアップさせるためには、1冊の問題集を繰り返し学習するほうが効果的です。「もう間違う箇所がない!」というくらいまで復習したら、次の問題集へと進みましょう。間違った箇所やわからない箇所を復習することがとても大切です。

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