英語で「使い方」ってどういうの?句読点の使い方もあわせてみてみよう!

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英語では「使い方」に関する表現がとても豊富です。そのため、勉強して語彙を増やせば増やすほど「使い方」に関する表現が増えて、逆にどれが1番その場に合った良い表現なのか悩んでしまいます。

そこで本記事、数ある「使い方」の表現・例文の中で、覚えておくと会話・英作文や読解にも便利な表現を整理してご紹介します。また、「使い方」の英語表現と一緒に使うカンマ・コロン・セミコロン(句読点)についてもひとくち解説をつけましたので、整理とマスターにお役立てください。

「使い方」の英語表現は?

「使い方」の英語表現の代表的なものは次の通りです。

・How to use
・The way to use
・use/usage
・manage, handle, treat
・guide

定型句の紹介、それぞれ意味およびニュアンスの違い、文法上の留意点を中心にそれぞれの表現を句読点のひとくち解説(※の部分)と一緒にご紹介します。

(1) How to use

「使い方」=How to use の表現は、使い方の説明をしてほしいとき・使い方の説明をするとき・疑問文で使い方を聞く時に極めて頻繁に登場します。showやtellといった動詞と共にこの定型句がしばしば使われます。

具体的な道具でも、抽象的な概念の使い方でも使える表現です。なお、how-toは、「使い方」「やり方」などを示す表現として使われることがあります。ハウツーもの、などという表現を日本語でも聞いたことがあるでしょう。

表現の例:

I will explain how to use it. (わたしが使い方を説明します。)

Could you show me how to use this tool? (この道具の使い方を見せてくれませんか。)

Explain something about it; how we call; when to use; how to use; etc. (それについて説明してください。名前・いつ使うか・使い方などです。)

※上の文のセミコロンは「リスト化のセミコロン」という用法です。
カンマとピリオドの中間的な存在であるセミコロンには、前の文と後の関係のある文または句をつなぐ用法と・そのリスト化という2つの代表的な代表的な用法があります。

the way to use

the way to useは、名詞句です。「使い方」を名詞として使う場合、主語や目的語として使う場合に用いられます。直後にof~ を伴ったり、to+動詞の不定詞の後に目的語を伴ったりすることにより、具体的なものの使い方を示します。

また、不定詞のto useだけでなく、The way of using itと使うことも誤りではありません。The way of using itを使う場合は、過去に見たことや起きたことを動名詞で表現するというニュアンスになります。

I was watching his way of using boomerang. (彼のブーメランの使い方を見ていた)

なお、ここで、way をmannerに入れ替えても同様に「使い方」の意味になり、ニュアンスは同じ、使われる頻度がwayより少なめです。

表現の例:

Please show me the way to use the strainer. (茶こしをどうやって使うか見せてください)

It’s the nice way to use it! (それはいい使い方ですね!)

One of the ways to use the petty knife is, for example, a handy tool to peel fruit. (小さいナイフは例えば果物の皮をむく道具として使われます)

※上の例のカンマは、追加情報を表す語句の挿入のために使われるカンマです。for exampleという副詞句をはさみ込んでいます。that is to say(つまり)、in short(要は)、honestly saying(正直に言うと)などもよくカンマにはさまれる副詞句です。

(3)use, usage

use は「使う」という動詞として用いられ、すでにHow to useや、the way to useでご紹介した通り、口語表現・書き言葉の表現問わず頻繁に用いられる日常語彙です。しかし、名詞としてuseやほぼ同じ意味のusageを使うと少しかたい表現になります。

useやusageは双方とも日本語で言うと「利用法」「使用法」といったニュアンスで、書き言葉として登場することが多い語です。機械・抽象的な概念・契約書などの法的文書によく登場します。

さらにuseとusageを比較すると、usageの方がよりかたい表現で、以下の例のように、言語・抽象概念・物質などに使われ、アカデミックな表現としても好まれます。

表現の例:

Terms of use (利用規約・インターネットサービスなどの利用契約書)

Usage and exploitation of the green park in the urbanized area (都市における緑化公園の利用法と活用法)

He is a researcher of the usage of internet communication, however not an engineer.
(彼はインターネットコミュニケーションの利用法に関する研究者であるが、エンジニアではない)

※上の例のカンマは、接続詞を伴い付加的に文章を続けるためのCo-ordinatorといわれる用法のカンマです。so・and・or・but などの接続詞を伴います。

manage, handle, treat

動詞のmanage・handle・treat は、「使い方」を知っている・取り扱い方をコントロールできていることを示しています。

否定形にすると逆に使い方を知らない・コントロールできていない意味になります。使い方と訳するより「取り扱い方」「やり方」とした方が訳文上はより自然です。

manageとhandleは、コントロール・取り扱いの難しさを感じている主体の気持ちを表すことがあります。treatはしばしば「~にふさわしい・ふさわしくない取り扱いをする」という文脈で人に関して使われます。

表現の例:

I managed to use the broken projector. (僕は壊れたプロジェクターをなんとか使った。)

Are you able to handle such a difficulty?

Yes, I am. I think I can handle it.(「こんな難しいことをなんとかとかできますか?」「はい、なんとかできると思います」)

Don’t treat your son like a baby: he deserves to be treated as an independent individual.
(息子さんを赤ちゃん扱いするのはやめなさい。1人の独立した人間として扱われるに値します)

※コロンには、先ほど紹介した通り、前の文に後の文が従属することを示す役割があります。上の例は接続詞のbecauseで言い換えができ、後の文が前の文の理由を示す従属関係にあります。コロンには他の代表的用法として例示(コロンの後例を列挙する)の用法があります。

guide

guideには名詞・動詞があり、名詞は「使い方」「利用法」などのガイド・ガイダンスの意味があります。また、動詞として使われる場合は、使い方または方法などを教えるとの意味があり、やはり「使い方」の意味のある語の1つです。

guideという言葉を用いる時には、誰かが教えていることが想定される場面で使うことが適切です。例えば、学校や小児科などでA guide for parentsと書いてあることがあります。パンフレットがあれば、短い表現で学校施設の利用法・健康診断の利用法などを先生・医師などが教えようとしていることがわかります。

guideのほかに、instruction・guidance・illustrationといった使い方の「説明」「解説」といった教えるニュアンスがある語がほぼ同様の意味で使えます。

表現の例:

They guided us about the system for our operation from day one. (彼らは、初日から私たちの業務用のシステムの使い方を教えてくれました)

I will be a guide of the sowing machine for kids. (私がミシンの使い方を子供たちに教えます)

There is a guide of library for freshmen: “Your library‐a leaflet” (新入生向けに「リーフレット・あなたの図書館」というガイドがあります)

※ここで使われているコロンも、コロン以降が前の文に説明を加えており、従属関係にあります。前の文の言い換えをしているコロンの例です。

その他の「使い方」を表す英語表現を一気見!

上記で紹介した他にも「使い方」を表せる表現がいくつかあるため、表現+例文で一気に紹介します。

One’s manner to use it (~(人)の使い方)

Different fashion to use it (違う使い方)

The correct way to use it (正しい使い方)

I will show you a different method to use it, then you may choose the one which is better for you, please. (違う使い方を見せますので、どちらかあなたにとっていい方を選んでください)

The best practice of use the phrase book. (フレーズ集の最もよい使い方)

Learn the way to use (使い方を習得する)

He is quite adept at learning to use it.(彼は使い方をすぐ理解する)

I have got a hang of the oven: now I can bake some kinds of bread, cookies, and carrot cakes.(私はオーブンのコツがわかった。今ではパン、クッキー、キャロットケーキが焼ける)

She is good at spending money. (彼女はお金の使い方がうまい)

He spends money like water. (彼はお金の使い方が荒い)

まとめ

「使い方」という言葉を1つとっても、多くの表現があり、ニュアンスも異なります。また、口語表現と書き言葉として使う表現には少し違いがあることもわかります。

頑張って語彙を増やしたけれども、上手に使いこなせないことはよくあります。英語表現をもっと自然に、自由に使いたいと思うときは、個別レッスンを活用すると、効率よく表現の幅を広げることができます。

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