「値段はいくら?」と聞く際、What’s the price?というものと思いますよね。しかし、実際の会話では、What’s the rate?とかWhat’s the fee?という表現を耳にすることも。price、rate、feeはどう違うのでしょうか。ここでは、ビジネスにも日常会話にも使える、「値段」を表す英単語の使い分けをご紹介します。
それはどこに払うもの?「値段」を表す語の基本的な意味
「値段」を表す語を使い分けるには、それぞれの単語の基本的な意味と、どのような場面でよく使われるかを知っておきましょう。price、rate、feeのほか、fare、chargeのようによく見かけることがある単語についても説明します。
priceは「金額」
priceは「価格、値段」といったように訳されますが、何かを売り買いするときにその「金額」がいくらなのかということを指しています。売買するのはどんなものでもかまいません。
It has no price tag.(値札がついていません)
rateは「払う程度」
「割合、程度」という意味があることからもわかるように、rateは「どの程度払うか」といった意味になります。電話料金や公共料金など一定の決まりに基づいて払うものによく使われ、「率、レート」を表すこともあります。
What’s the phone call rate per minute?(1分間の電話料金はいくらですか?)
Could you tell me the exchange rate?(為替レートを教えていただけますか?)
feeは「謝礼」
feeは弁護士や医者など専門職への「報酬」、学校の「授業料」、施設や組織の「入場料、会費」などで、日本語の「謝礼」に近いと言えます。
The entrance fee is five dollars per adult.(入場料は大人1人につき5ドルです)
fareは「運賃」
バス、電車、タクシー、飛行機などの「運賃」を表すのがfareです。
What’s the taxi fare to the airport?(空港までのタクシー代はいくらですか?)
chargeは「課金」
何かのサービスや活動に対して「課す」お金のことをchargeと言います。
I wonder what the replacement charge is.(交換の値段はいくらだろう)
price、rate、fee、chargeを使い分けるには
これまで紹介した例でみると、fare(運賃)以外のprice、rate、fee、chargeはどれも同じような場面で使えそうです。それでは、ネイティブはこれらをどのように使い分けているのでしょうか?
話し手の気持ちの持ちようを表す
例えば、「phone call(通話)の値段」を表すには、price、rate、fee、chargeどれも使えます。日本語にするといずれも「通話代」ですが、実際に意味するところは、次のようになります。
phone call price
⇒電話会社に支払う「金額」のこと。
phone call rate
⇒「1分〇円」といった、通話料金の「レート」のこと。
phone call fee
⇒電話会社のサービスに対して支払う「謝礼」といった意味合い。
phone call charge
⇒通話に対する「課金」のこと。
例えば、「どうもレートが高いなあ」と思えばThe phone call rate is high.と言い、「高いお金を課されるなあ」と思ったら、The phone call charge is high.と言えばいいわけです。話し手の気持ちの持ちようによって、選ぶ単語が変わります。
会話の中でprice、fee、rate、chargeを使ってみよう
会議で
A: We expect a big price change.(大きな値段変更があるでしょう)
※「金額」のことを言っている。
B: Can we have more details on that?(それについてさらに詳細がわかりますか?)
興味のある会に入るとき
A: I’m interested in being a member.(会員になることに興味があるんですが)
B: The membership fee is 30 dollars annually.(会費は年間30ドルです)
※会への「謝礼」といった意味合い。
仕事の取引で
A: Could we have the rate for the item?(その品物の値段を教えていただけますか?)
※「1個につきいくら」といった「程度」を知ろうとしている。
B: We’ll send you our quote immediately.(ただちに見積もりを送ります)
値段を確認する
A: How much is it if I rent it another 1 hour?(もう1時間お借りしたらいくらですか?)
B: It’s free of charge.(無料です)
※「課金」がないということ。
英単語の使い分けを感覚的に身につけるには、実際に使ってみるのが一番です。オンライン英会話レアジョブのレッスンで練習してみましょう。例えばNetflixのような動画配信サービスには「会費」といった意味合いでmonthly fee(月額料金)があり、I chose Netflix considering its monthly fee.(月額料金を考慮してNetflixを選びました)と言えます。
何か買い物をして「値段が高かった」と言いたいときは、「金額」の話なので、The price was very high but it was worth it.(値段は高かったけれど、それだけの価値はありました)と言えるでしょう。そういった会話を繰り返すうちに、いつしか自然に「値段」を意味する語を使いこなせるようになりますよ。
まとめ
日本語にも「値段」「料金」「金額」「価格」といった、似たような意味の語がありますが、普段特別意識して使い分けているわけではありませんよね。英語の会話でも同じようにprice、rate、feeといった語が、本来の意味をそれほど強く意識せずに使われている感があります。
「この場合は絶対priceを使わないといけない」というわけではなく、feeやrateでも通じます。基本的な意味合いを理解したら、間違いを恐れずに、自分にとってピンと来る言い方を選んでどんどん使ってみるようにしてください。
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