TOEIC Listening & Reading(L&R)テストの結果は進学や就職だけでなく、その先のビジネスシーンでも役に立つことがあります。昇給や昇格、海外赴任などの際に英語レベルを判定する基準として採用されることが多く、スコアによってあなた自身の可能性が広がります。
しかし、社会人になると仕事が忙しく、なかなかTOEICの勉強をする時間がとれないという悩みをよく耳にします。そんな方に向けて、2ヶ月で目標スコアを狙うためのTOEICの対策方法をお伝えします。自分に合った英語学習法が見いだせず、模索を繰り返している方はぜひ参考にしてください。
TOEIC対策は2ヶ月あれば100点以上のスコアアップは可能
TOEICの学習法はさまざまなメディアで紹介されていますが、自分にはどれが合っているのかわからないという人もいるでしょう。学生時代と比べて社会人になると勉強する時間を確保するのが難しく、だらだらと時間をかけて勉強をすれば、途中でやる気がなくなってしまうパターンもあります。
しかし、TOEICは要点をおさえて勉強をすれば、2ヶ月で100点以上スコアアップすることができるのです。2ヶ月という限られた時間でどうやって勉強していくのか、以下で詳しく解説していきます。
TOEIC2ヶ月集中対策に入るまでにしておきたいこと
TOEICに向けて2ヶ月間集中して勉強すると決めたものの、何から始めていけばいいのか悩みますよね。まずは、勉強に向けた準備を進めることから始めましょう。ここからは対策に入るまでに、具体的に何を準備しておけばいいのか詳しく紹介していきます。
英文法・高校レベルの単語は習得しておく
TOEICを受験すると決めたら、まずは英文法と高校生レベルの英単語を習得しておくことが必要になります。なぜなら、TOEICで出題されるのはビジネスシーンで使われる英語がメインであり、高校生レベルの基礎的な英語の知識がないと、なかなか太刀打ちできないからです。
高スコアを狙うのではなくても、英語を使う職種への転職や、海外転勤を目標にする場合はなおさら基礎的な英語力が欠かせません。最低でも日本の高校生レベルの英単語と基礎的な英文法までは身に付けておくように心がけてください。英語の基礎に不安がある人は、まずは気負わずに学習できる教材を選び、楽しく学べる環境作りから始めましょう。
自分の現在のレベルを知っておく
基礎的な英文法と英単語を習得したら、自分が現時点でどれくらいのレベルなのかを把握しておく必要があります。なぜなら、この2ヶ月間で学習していく内容は、現時点での英語レベルによって異なるからです。
自分の実力をあらかじめ知っておけば、目標スコアまでどのくらい差があるのかを把握できるのでレベルにあった問題集を選べ、自分にぴったりの学習計画を立てることができます。 また、自分のレベルとあってない問題集を解いても、モチベーションが維持できず時間が無駄になってしまうだけです。具体的な方法についてはあとの章で詳しくご説明します。
目標スコアを設定する
自分の現時点のレベルを把握したら、次は目標スコアを決めましょう。目標が決まらないと何から手を付けていけばいいかわからず、ダラダラと勉強しがちです。これがTOEICに向けた英語学習を行う中でモチベーションの低下につながってしまう要因の1つと言えるでしょう。
具体的な目標スコアが決まれば、それに向けた学習計画を立てることができます。自分のレベルや目的によって目標スコアは異なるので、自分に合った目標を立ててみてください。具体的な目標スコアの立て方についても後ほど詳しくご説明します。
自分の現在のレベルを知るには
現時点の自分はどれくらいのレベルなのか、疑問に思う方は多いと思います。具体的にはどう把握したらよいのでしょうか。ここからはその方法について詳しく紹介します。
TOEICスコア別のレベルと照らし合わせる
自分の現在のレベルを知る方法として、まずはTOEICスコア別のレベルと照らし合わせて確認する必要があります。学習を始める前にはぜひ参考にしてください。
レベル1: 400点未満
中学生レベルの英語が定着してないレベル。
レベル2: 400点〜500点未満
中学・高校の時に習った単語、文法を覚えているレベルで、英検準2級程度に該当。
レベル3: 500点〜600点未満
多くの企業が新入社員に求めるレベル。日常会話もある程度なら対応できる。
レベル4: 600点〜700点未満
仕事で英語を使ったコミュニケーションができ、履歴書にもスコアを書けるレベル。
レベル5: 700点〜800点未満
英検準1級程度に該当し、ネイティブとの日常会話も問題ないレベル。
レベル6: 800点〜900点未満
リスニング・リーディングともに苦手意識なく解くことができ、英検1級に届くか届かないレベル。
レベル7: 900点以上
ほぼすべての問題に自信を持って解答で、英検1級レベルに該当する。
公式問題集を解いてみる
自分の現在のレベルを知るために、まずはTOEICの公式問題集を解いてみることをおすすめします。公式問題は、TOEICを開発する非営利テスト開発機関・ETSが制作しているものなので、本番と近いレベルの問題で、出題の傾向をつかむことができます。どのパートが苦手なのか自己分析しましょう。なお、2016年5月から新形式に変更になったので、問題集も新形式に対応した方を選ぶようにしてください。
TOEIC2ヶ月集中で目標スコアを目指すためのカギ
TOEICに向けて2ヶ月間集中で目標スコアを達成するためには、TOEICによく出る単語を優先的に覚えたり、それぞれのパートごとにテクニックを習得したりなど、いくつかおさえておくべきポイントがあります。以下で詳しく解説していきます。
TOEIC頻出の単語覚える
TOEICにはよく出る英単語はある程度決まっています。2ヶ月という期間で効率よく目標スコアを狙うのであれば、TOEICに頻出する英単語に絞って勉強していくのがおすすめです。注意してほしいのは、頻出する英単語は膨大な数ではないので、何千単語も収録されているような単語帳を選ぶのは控えてください。まずは最低限の頻出単語を一通り覚えてしまう方が効率はいいのです。
また、単語帳に載ってない単語は、公式問題集を繰り返し解きながら学んでいく手もあります。解いていく中で自分の知らない単語は、抜き出し暗記していきましょう。
TOEICのパート別にテクニックを習得すること
TOEICは7つのパートに分かれています。最初の4パートがリスニング、残りの3パートがリーディングです。英語の基礎力が身につき、TOEICの頻出英単語を覚えたら、パート別に解答のテクニックを身につけていきましょう。
例えば、選択肢の読み方や解く順番など、パートごとに解き方のコツがあるのです。それだけでなく、マークの塗り方を変えるだけでも多少時間にゆとりができと言われることもあります。これらはやるかやらないかでスコアに大きく差が出るので、スコアアップをしたいならテクニックも意識的に学ぶのがいいでしょう。
TOEICの試験に慣れること
TOEICの頻出単語とテクニックを身に付けたら、あとは試験に慣れることで怖いものなしですよ。逆に言うと、試験に慣れていないと本番で実力を発揮できないということも大いにありえるのです。
試験に慣れるためには本番と同じ制限時間で公式問題集を解くことを繰り返しましょう。これによってどの問題に何分かけるべきか、効率よくマークするにはどうしたらいいのかなどが自然と身についていきます。最初のうちは時間が足りなくて最後まで解ききれない人も多いと思いますが、慣れれば徐々に改善が期待できます。
TOEIC2ヶ月集中対策前の準備ができたらすること
ここまででTOEICに向けた2ヶ月集中対策の準備については理解できたと思います。いよいよ学習を始めていくとなると、TOEICの受験日を決めたり、学習に使う参考書を準備する必要があります。ここからは準備ができたあとにやることを解説していきます。
受験日を決めて申し込みをする
TOEICを受けると決めたら、まずは受験日程を決めましょう。ゴールを決めることで集中して学習に打ち込むことができます。
TOEICの公開テストは、ほぼ毎月開催されています。時間帯は午前と午後に分けられているので(※)、ご自身の予定に合わせてお選びください。申し込み受付は試験日の約3ヶ月前から始まり、およそ2ヶ月前には締め切られます。例えば、直近の試験を申し込んだとしても、約2ヶ月間の空きができます。この2ヶ月を準備期間にあてましょう。詳しい日程や申込み方法などはTOEIC公式ホームページでご確認ください。
(※)2021年度は新型コロナウイルス感染拡大防止と試験会場の確保状況から、定員制と抽選方式での申込受付を導入し、1日に午前・午後の2回、テストを実施しています。
出典:2021年度TOEIC Program公開テスト日程について|一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
TOEIC2ヶ月集中用の参考書を用意する
TOEICには専用の参考書が数多く出版されています。実際に書店へ足を運んだり、ネットで調べたりして、いろいろな種類が並んでいるのを見たことがあるかもしれません。しかし、たくさんありすぎてどの参考書を使えばいいのか悩んでしまいますよね。TOEICにに向けて2ヶ月間集中して学習するには、何を基準にして選び、何冊くらい買えばいいのでしょうか。ここではおすすめの参考書をご紹介します。
初級者〜上級者向け:公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7
TOEICを開発する非営利テスト開発機関・ETSが制作した公式問題集の最新刊です。本番のテストと同じようにして作られているので、これを解けば出題傾向をつかむことができます。自身の英語レベルに関係なく、TOEIC受験を決めたらまずは手にとりたい一冊です。
また、リスニング音声が収録されたCDに加え、特典としてリーディングセクションの一部音声もダウンロード可能です。公式スピーカによる音声なのでこれで慣れておきましょう。シャドーイングの練習にも使えます。
書籍名 | 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7 |
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おすすめレベル | 初級~中級〜上級 |
著者 | ETS |
出版社 | 国際ビジネスコミュニケーション協会 |
価格(税込み) | 3,300円 |
初級者〜上級者向け:TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
TOEICの頻出英単語がまとめられた英単語帳です。受験者のバイブルとして長年愛されており、この一冊を完璧にマスターすれば高スコアも狙うことができます。全ての単語にフレーズの無料音声が付いているので、耳で聴いて発音しながら定着させていくのがおすすめです。リスニングの勉強にもなります。
また、スマートフォンの無料アプリにも対応しているので、忙しい社会人でもスキマ時間で学習しやすい点が嬉しいですね。
書籍名 | TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ |
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おすすめレベル | 初級~中級〜上級 |
著者 | TEX加藤 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
価格(税込み) | 979円 |
初級者〜上級者向け:はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略
TOEICのパートごとに使えるテクニックや実力UPに向けた勉強法に加え、本番同様の模試問題が収録された総合対策本です。スコアアップに必要な情報がすべて網羅されているので、何から始めていいかわからないという方は、まずはこちらを学習することをおすすめします。
一冊完結型なので、これを一通り学習すれば、確実に600点は狙うことができます。さらに600点よりも上のスコアを狙う人にも使える問題集となっているので、繰り返し演習すればさらに高スコアも目指せるでしょう。
書籍名 | はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略 |
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おすすめレベル | 初級~中級〜上級 |
著者 | 小石 裕子 |
出版社 | アルク |
価格(税込み) | 1,980円 |
中級者向け:TOEIC® L&Rテスト精選模試 リーディング3
TOEICにある程度慣れてきて、目標スコアもとれるようになってきたら、パートごとの対策でさらなるスコアアップを目指しましょう。リーディングを強化したいという方は、こちらの参考書がおすすめです。5回分の模試が収録されているので、本番で出題されうるあらゆるパターンが網羅されています。すべての問題に正答率が記載されているので、本番でのスコアが予測できることもポイントですよ。最新の出題傾向もよく分析されており、解き方の順番や考え方まで徹底的に学ぶことが可能です。
書籍名 | TOEIC® L&Rテスト精選模試 リーディング3 |
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おすすめレベル | 中級 |
著者 | 小林美和、Bradley Towle 、 中村紳一郎、Susan Anderton |
出版社 | ジャパンタイムズ出版 |
価格(税込み) | 2,090円 |
中級者向け:TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング3
こちらは上記で紹介したもののリスニング強化版です。特典として無料でダウンロードできる頻出語彙リストや問題のMP3音声が付いてきます。CDで音声を取り入れるのは少し手間がかかりますが、ダウンロードできるのは便利ですね。繰り返し聴いて自分でも発音しながら勉強していくと定着していきます。問題のレベルは本番と比べて少し高いので、ある程度スコアがとれるようになってから始めるといいでしょう。
書籍名 | TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング3 |
---|---|
おすすめレベル | 中級 |
著者 | 小林美和、Bradley Towle 、 中村紳一郎、Susan Anderton |
出版社 | ジャパンタイムズ出版 |
価格(税込み) | 2,090円 |
上級者向け:3週間で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト900点!
さらなるスコアアップを目指したい方は、上級者向けの参考書を使いましょう。こちらは800点台でスコアが伸び悩んでいる方に向けた、短期集中型の参考書です。3回分の模試が収録されており、英語力だけでなく受験に必要なスキルも強化するための細かなアドバイスが書かれています。実際にこの参考書で900点以上をとったという方も多数見受けられるので、高スコアを狙いたい方はこちらをしっかりやりこんでみてください。
書籍名 | 3週間で攻略 TOEIC(R) L&Rテスト900点! |
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おすすめレベル | 上級 |
著者 | 大里 秀介 |
出版社 | アルク |
価格(税込み) | 2,640円 |
TOEIC2ヶ月集中対策のためのステップ
ここまで準備できたら、いよいよ実践です。ここからは実際に2ヶ月間でどのように進めていくのか、ステップごとに紹介していきます。
1ヶ月目:決めた単語帳を1冊完成させる
まずはTOEICの頻出英単語を頭に叩き込むことから始めましょう。単語力はTOEICのスコアを左右すると言っても過言ではありません。どんなに文法が完璧だとしても、英単語を知らなければ文章の意味がわかりません。逆に英単語さえわかれば文法に自信がなくてもある程度理解できるということもあります。
自分に合う単語帳を見つけたらまずは1ヶ月以内に1周は目を通して暗記をしてください。一度全部暗記したと思っても、その後も何度も繰り返し学習することで記憶を定着させましょう。なお複数の単語帳を使うと重複している単語も出てきて、コスパも定着率も悪くなってしまいます。使う単語帳は一冊に決めることがポイントです。
1ヶ月目:パート別のテクニックを身につけ丁寧に学習を進める
TOEICには知っているかどうかでスコアが大きく左右されるテクニックが存在します。英語力を上げることはもちろん大事なことですが、効率的にスコアアップを目指したいなら押さえておきたいですね。
例えば、リスニングパートでは時制のひっかけ問題に気をつけることや問題についての説明中の数十秒間に問題や選択肢を先読みしておくといったテクニックなどがあります。また、リーディングでは注意書きをよく読むことや時間配分をきっちり決めておくことなどが挙げられます。少し意識するだけで誰でもできることなので、ぜひ頭の片隅に入れておいてください。
1ヶ月目:リスニング力の底上げに英文を聞いて音読をくり返す
日本で暮らしていると、どうしても普段から日本語での会話が多いですよね。つまり、日常で英語を聞く機会が圧倒的に足りていません。そこでリスニングを強化するためには英語を聞く機会を増やす必要があります。
おすすめは、英語の音声を聞いて音読することです。ただ聞くだけではなく、実際に自分で発音することによって、どれくらいリスニングができているかを自身で理解できます。音読が苦手な場合は最初は短いフレーズからでいいので、徐々に慣れていきましょう。繰り返すことで確実に力がつくので、ぜひ実践してみてください。
おすすめ公式アプリ:TOEIC presents English Upgrader
日本でTOEICを運営する、一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が提供している英語学習アプリです。日常からビジネスシーンまで幅広いシチュエーションで使用する英会話のフレーズが解説されたり、理解度を深めるクイズ、フレーズ集などで構成されています。
音声はiTunes storeの総合ランキングで1位を獲得した人気ポッドキャストの中から英語学習用にアレンジしたものなので、どれも楽しみながら勉強できるのがポイントです。音声のダウンロードのほか、テストスケジュールの確認もできます。
TOEIC presents English Upgrader
2ヶ月目:本番と同じ時間で模試を解く
2月目からは本番に慣れるためのステップに入ります。慣れるために、本番と同じ時間を測りながらTOEICの公式問題集や模試を演習してください。
TOEICの制限時間は2時間です。この限られた時間の中で、どのパートに何分くらい使うのか、マークはどうやって塗っていくのか、時間の感覚を掴んでいきましょう。時間不足のせいで問題が解けないのはもったいないですよね。以前は最後まで問題を解けなかったという人でも、この練習をすることで本番でスピード感を持って効率よく解き進めることができ、英語力以外の部分で点数を落とすのを極力避けることができます。
2ヶ月目:模試の内容を徹底復習
模試を解いたら解きっぱなしでは意味がありません。解けなかった問題や間違えた問題は復習して、次に同じ問題が出たら必ず答えられるようにしましょう。演習と復習はセットで行うようにしてください。こうすることで理解が深まり、英語力が着実に身に付いていきますよ。詳しい復習方法を以下で掘り下げて紹介していきます。
わからなかった単語書き出して暗記する
問題を解いていると必ずわからない英単語に出会うと思います。TOEIC専用の単語帳で一通り学習したとしても、すべてを網羅することさすがには不可能です。問題の中で出会ったわからなかった単語は、このタイミングで暗記することで、複数の単語帳を使うよりもはるかに効果的に学べます。何度も問題を解いていくうちに、徐々に単語力も身に付いていくでしょう。
問題文を使ってシャドーイング
英語を学習していく上で、シャドーイングはかなり効果的です。英語の意味と音声を結びつけることによって、リスニングとリーディングだけでなく、スピーキングやライティングのスキルアップも期待できます。
具体的にはリスニングで聞こえてきたフレーズを、音声の1、2語後から復唱してください。ポイントはあくまでも聞こえてくる音声をそっくりまねて復唱することです。リスニング問題のパート3や4などの音声を使うとよいですよ。できれば自分が復唱した音声を録音して、スクリプトを見ながらどれくらい聞き取って発音できたのかを確認してみてください。音声をより正確に復唱できるまで繰り返しシャドーイングに取り組みましょう。
問題文の英文を精読&音読
模試の復習には英文の精読と音読も効果的です。リーディングパートには短文の問題から長文のものまでいろいろなタイプの問題が出題されます。それらを一度じっくり読んで、単語の意味や文の構造などを理解できるか確認してください。
わからない単語や文法が出てきたらその都度調べ、まずは完璧に理解しましょう。そうすることで、似たような問題が出たときも落ち着いて解くことができます。きっちりと英文の意味を理解したら、何度もくり返し音読をしましょう。単語の意味や文の構造を確認しながら読むことで理解が深まり、英文を処理するスピードも上がってきますよ。
解き直し
TOEICに限らず、問題演習は解き直しが重要となります。解き直すことによって、自分がなぜ間違えたのかを知ることができるからです。自分の弱点を分析し、今後の勉強に反映させていきましょう。
復習してすぐに解き直す場合は、ほぼすべての問題をすらすらと解けてしまうと思います。
しかし、それでも間違えてしまう問題は出てきます。その場合、また復習してから解き直してください。完璧になるまでこれを繰り返していけば、着実に英語力は上がるでしょう。
まとめ
TOEICは出題傾向を学び、それに応じた対策をしていけば、2ヶ月の短期集中でも高得点を狙うことができます。まずは自分の英語レベルを確認するところから始めましょう。自分の弱点を克服し、さらなる英語力の向上が期待できます。
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