海外の通販サイトやオンライン上のサービスを利用する際、頼んだ商品が届かないことを問い合わせたい、サービス内容について聞きたいことがあるなど、英語で先方への連絡が生じることもありますよね。
しかし、どんな風に問い合わせるべきか分からなかったり、そもそも「問い合わせ」を英語で何と言うのか知らなかったりと、戸惑うことも多いのではないでしょうか。
この記事では、英語で問い合わせを行うときの表現や言い回しについて解説します。
英語で「問い合わせ」を表す言い方
まずは「問い合わせ」そのものを英語でどのように表現するのか見てみましょう。
問い合わせ(名詞)
inquiry / enquiry:2つとも「問い合わせ」の意味ですが、一般的にinquiryはアメリカ英語、enquiryはイギリス英語で使われています。
【例】
Thank you for your inquiry. (問い合わせ頂きありがとうございます。)
I received an enquiry from a customer. (顧客から問い合わせを受けました。)
問い合わせる(動詞)
inquire / enquire:「問い合わせる」という動詞もあります。名詞と同様、inquireはアメリカ英語、enquireはイギリス英語で使われています。
I inquired about the new product. (新製品について問い合わせました。)
ちなみに、make inquiry / enquiryで「問い合わせる」という意味にもなります。
メールでの問い合わせ方をおさえよう!
「問い合わせ」の英単語が分かったところで、実際にメールでの問い合わせ方を見ていきましょう。
1.件名
まずはメールの件名です。問い合わせ先に一目で用件が分かるよう、要点をおさえて書く必要があります。
Inquiry about ●●:先述したInquiry(Enquiry)を用いた件名です。「●●についての問い合わせ」という意味になります。
Inquiry(Enquiry)about your service. (サービスについての問い合わせ)
Request for ●●:先方への頼みごと、対応の依頼などの場合にはこちら。「●●のお願い(依頼)」という意味です。
Request for instruction form.(取り扱い説明書のご依頼)
Question about ●●:先方への質問がある場合はこのフレーズを使いましょう。「●●についての質問」という意味です。
Question about the delivery date of my order. (注文品の配達日についての質問)
2.宛名
本文の前には宛名を記載しましょう。先方が気持よく対応してくれるよう、省かずにきちんとマナーをおさえることが大切です。なお、日本のビジネスメールでは相手の部署名なども併記しますが、英語では名前+敬称のみを記すのが一般的です。
手紙やメールの宛名に使われるもっとも一般的な表現の一つに、Dear(親愛なる)という表現があります。なお名前の後には「,(コンマ)」、よりフォーマルにしたければ「:(コロン)」をつけましょう。
Dear Mr. White, / Dear Mr. White:
個人名が分からないときには以下のような表現も使えます。
To whom it may concern (ご担当者様) / Dear Customer Support(カスタマーサポート様)
3.書き出し
タイトル、宛名を書き記したらいよいよ本文です。まずは何についてのメールなのか、要件をシンプルに記しましょう。以下のような表現が一般的です。
何かを聞きたい場合
I am writing to ask(inquire)about ●●. / I e-mailed you to ask(inquire) ●●. (●●について伺いたくメールしています。)
I have a question about ●●. (●●について質問があります。)
We are interested in ●●. (私たちは●●について興味があります。)
I would like some information about ●●. (●●について情報を頂きたいです。)
何かをしてほしい場合
I have a request for ●●. / I would like to request ●●. (●●をお願いしたいです。)
先方へのリクエストの際、より丁寧に頼みたいのならwould likeを選びましょう。
4.問い合わせ詳細
本文の冒頭で、問い合わせの概要について伝えたら、リクエストの詳細やこちらの状況について伝えましょう。ここでは、例文とともに具体的に解説していきます。
1.I received a notification that the product has been shipped, but I haven’t received it yet. Can you tell me the delivery status? (商品発送の連絡がきましたが、まだ届きません。配送状況を教えてもらえませんか?)
2.I received the product, but it was partially broken. Can you exchange it for a new one? (商品が到着しましたが、一部分が壊れていました。新しいものと交換してもらえますか?)
3.I would like to change the arrival date of the product I ordered. (注文した商品の到着日を変更したいです。)
4.Can(May) I add two more people to my reservation? (予約人数を2人増やせますか?)
1と2は通販ではよくあるトラブルですね。より丁寧な頼み方ならCan youをCould youやWould youと言い換えたり、文末にPleaseを付けたりします。
電話で問い合わせるときはどうすればいい?表現やポイントを紹介
次に、電話での問い合わせ方についても見ていきましょう。メールを書くときよりも内容をしっかり頭に入れてから問い合わせることが大切です。
まずは要件から伝えることが重要
メールと同様に、電話でもまずは要件から伝えることが重要です。ここでは、実際にも使える例文と共に解説します。
1.I have a question about the A-3 dress in the catalog, do you have it in stock in size LL? (カタログに載っているA-3のワンピースについて聞きたいことがあります。LLサイズの在庫はありますか?)
2.I have an inquiry about your product. When do you stop selling limited time ice cream? (商品についての問い合わせです。期間限定のアイスクリームの販売終了はいつですか?)
3.This is Yamada and I made a reservation for two people for October 25th at 7pm. I want my wife to get a surprise birthday cake. (10月25日の19時に2名で予約した山田です。妻にサプライズでバースデーケーキを用意してほしいのですが。)
すでに商品の注文や予約が済んでいるときには、あらかじめ自分の名前や注文内容を伝えるとスムーズに問い合わせが進みます。
聴き取れない場合はゆっくり話してもらえばOK
まだ英語にそこまで自信がないと、電話での会話は緊張しますよね。しかし、対面での会話と同じく聞き返したり、ゆっくり話してもらうようお願いしたりすれば大丈夫です。
聞きとれなかったときには以下のような表現が使えます。
I’m sorry? (すみません?):比較的ライトな聞き返し方です。
Can you repeat that please? (もう一度お願いできますか?):相手にもう一度繰り返してほしいときにはこの表現を使いましょう。
Could you speak more slowly? (もう少しゆっくり話してくださいますか?):聞きとれない場合は、できるだけ早い段階でこのように頼んでみましょう。
最後は必ずお礼を伝えて
問い合わせの最後には必ず、こちらの質問や要望に対応してくれたことに対するお礼を伝えましょう。以下のような表現があります。
Thank you so much. (どうもありがとう。):基本的なお礼の表現です。
Thank you for the help. (ありがとう、助かりました。):何かを融通してもらったり、丁寧に対応してもらえたらこのように伝えてみましょう。
I am looking forward to receiving the product. (商品が届くのを楽しみに待っています。):場合によってはこのような表現を付け足しても良いでしょう。
まとめ
英語での問い合わせは、慣れていないと大変な作業のように思えるかもしれませんが、ポイントをおさえればスムーズに行うことができます。
大切なのはできるだけ分かりやすく、要点を絞って問い合わせること。また、メール・電話に限らず、守るべきマナーやお礼の言葉なども忘れないことが大切です。
問い合わせの際、言い回しや表現方法に迷ったら、English Labの他の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
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