TOEICの学習をしている人の中には、リスニングのスコアを伸ばしたいけど、どうやって勉強すればいいのか分からない…という人もいるのではないでしょうか。私も以前はその一人でした。しかし、適切な学習方法でトレーニングを重ねた結果、本質的なリスニング力を伸ばすことができました。また、TOEICリスニングのコツやテクニックを習得し、満点まで取得することができました。そこでこの記事では、TOEICリスニングで高得点を取るための勉強方法とコツを解説していきます。リスニングが伸び悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね!
TOEICリスニングの概要
TOEICリスニング対策を始める前に、問題形式を確認しておきましょう。TOEICのリスニングセクションは全部で100問あり、所要時間は45分となっています。記述問題はなく、すべてマークシート形式です。途中で休憩はないので、トイレは先に済ませておきましょう。パートごとの特徴は以下の通りです。
パート1
パート1は、写真描写問題です。写真について4つの説明文が流れるので、最も適切に描写している説明文を一つ選びます。説明文は印刷されておらず、1度だけしか流れないので、集中して聞く必要があります。問題数は6問、所要時間は約3分です。
パート2
パート2は、応答問題です。最初に1つの質問または文章が一度だけ流れます。そのあとそれに対する返答が3つ流れるので、最も適切なものを選んでマークします。問題用紙には、質問やそれに対する応答は印刷されていません。問題数は25問、所要時間は約9分です。
パート3
パート3は、会話問題です。2人もしくは3人による会話が1度だけ流れます。解答用紙に印刷された設問と選択肢を見て、最も適切な選択肢を選んでマークします。パート1、2と比べて英文が長くなるので、難易度が高くなります。問題数は39問、所要時間は約17分です。
パート4
パート4は、説明文問題です。ミーティングの抜粋や留守番電話メッセージなど1人のスピーカーが読み上げた英文が1度だけ流れます。解答用紙に印刷された設問と選択肢を見て、最も適切な選択肢を選んでマークします。パート3同様、長めの英文になるので、高いリスニング力が要求されます。問題数は30問、所要時間は約16分です。
TOEICリスニングが聞き取れない理由とは?
TOEICリスニングのスコアが伸びない人の中には、英語がなかなか聞き取れないと悩んでいる人も多いでしょう。なぜ英語が聞き取れないのでしょうか。聞き取れない理由が分かれば適切に対策をすることができます。その理由を見ていきましょう。
単語や文法の知識が足りない
英語が聞き取れない理由の一つは単語や文法の知識が足りていないからです。当たり前ですが、見たこともない単語を聞いても絶対に聞き取れないですよね。また、単語は分かっても文法の知識がないと、意味を理解することはできません。
正しい音を認識できていない
単語や文法が分かっていても、英語の正しい音を認識できていないと英語を聞き取ることはできません。例えば、check it outというフレーズを「チェック イット アウト」と認識していると聞き取ることはできないでしょう。なぜならネイティブスピーカーはcheck it outを「チェケラウ」と発音するからです。「check it out=チェケラウ」と正しく音を認識できて初めて聞き取れるようになります。
スピードについていけてない
音として聞き取れたとしても、理解のスピードが追い付かないこともあります。リスニング中は「この単語どういう意味だっけ?」「このwhichは関係代名詞?」などと考えている時間はありません。こういったことを考えているうちに、次の音声が流れてきます。ネイティブのスピードに追い付くには、英語を英語のまま理解し、英文を素早く処理する能力を高める必要があります。
TOEICリスニングが聞き取れるようになる勉強法
英語が聞き取れない理由が分かったところで、英語が聞き取れるようになる勉強法について見ていきましょう。以下のトレーニングをすることで、英語が聞き取りやすくなりますよ。
ディクテーション
一つ目はディクテーションです。ディクテーションとは、音声を聞いて、聞こえた通りに書き取るトレーニングです。パート1,2の短い文章から初めてみましょう。まずは一度集中して聞いて、書き取ってみてください。聞き取れなかったら、再度音声を聞いても大丈夫です。書き終わったらスクリプトを見て答え合わせをします。
書き取れなかったところは、なぜ書き取れなかったのか原因を探してみましょう。単語が分からなかった、認識していた音と違ったなど理由があるはずです。
このトレーニングをすることにより、聞き取れない音を一つ一つ潰していくことができます。地道な作業ですが、学習効果は高いのでぜひチャレンジしてみてください。
シャドーイング
次におすすめしたいのがシャドーイングです。シャドーイングとは、音声を聞いて聞こえた通りに口に出すトレーニングです。シャドーイングはパート3,4の少し長い英文を使ってやってみましょう。
まずは音声を聞いてみて、分からない単語や聞き取れない部分をスクリプトで確認します。すべてがクリアになったら、音声に続いて発音してみましょう。発音するときは、なるべく音声のイントネーションやリズムを真似してくださいね。
難しいと感じるときは、速度を落としたり、一文ずつやったりしても大丈夫です。シャドーイングをすることにより、英語の処理速度が速くなりますよ。
TOEICリスニングで高得点を取るためのコツ
TOEICのリスニングには、高得点を取るためのコツが存在します。もちろん本質的なリスニング力を上げるのが第一優先ではありますが、コツを知っているだけでスコアがグンと伸びることもあります。ここからは、スコア別にそのコツをご紹介していきますね。
パート1
パート1は写真を見て最も適切な説明文を選ぶ問題で、他のパートに比べると比較的易しいパートなので、満点を狙いたいところです。パート1で気を付けたいのが類似発音です。類似発音とは、「coffee copy」「floor flower」のように音が似ている単語のことを指します。
こういった似ている単語はひっかけとして使われることが多いです。例えば、コーヒーが映っている写真で、He is fixing a copy machine.のような選択肢があれば、それは類似発音を使ったひっかけの可能性が高いです。このようなひっかけの選択肢を選ばないように注意しましょう。
また、パート1には、wheelbarrow (手押し車)、awning (日よけ)、lawn mower (芝刈り機)など、普段出会わないような単語も出てくるので、練習問題を解いて語彙を増やしておきましょう。
パート2
パート2は、最初に質問や文章が流れて、それに対する最適な返答を選ぶ問題です。パート2では、最初の単語を集中して聞くようにしましょう。というのもパート2では、WH疑問詞(When、Where、Who、What、Why、How) から始める問題が多く出題されます。そのため、最初の単語さえ聞き取れれば、答えられる問題もたくさんあります。例えば、whereから始まる質問は、Meeting room(会議室)、Next to the door(ドアの横)など場所が答えになります。
最初の単語が聞き取れないと、答えることができないので、最初の単語は絶対に聞き逃さないようにしましょう。またパート2では、一つの選択肢が聞き取れなかったとしても、諦めないことが重要です。焦らずほかの選択肢を聞いて、消去法で答えていけば正解できる可能性は大いにあります。
パート3 & 4
パート3と4は長めの英文を聞いて、設問に答える問題です。パート3と4で最も重要なテクニックが設問と選択肢の先読みです。設問と選択肢を先読みせずに、音声を聞くと内容をすべて覚えておかなければなりません。
一方、設問と選択肢を先読みしておけば、問われている内容を頭に入れながら聞くことができるので、内容をすべて覚えておく必要がなくなります。
選択肢まで先読みする時間がない人は、設問だけでも大丈夫です。先読みのリズムを崩さないように最後まで解き切る練習を普段から行っておきましょう。
まとめ
今回は、TOEICリスニングの概要、勉強法、解き方のコツなどを解説していきました。いかがでしたでしょうか。今までTOEICリスニングの勉強方法が分からなかったという人は、今回の記事を参考にディクテーションやシャドーイングに取り組んでみましょう。また問題を解くときは、今回ご紹介したコツを意識しながら解いてみてくださいね!
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