生きた英語フレーズを楽しく学ぶのに映画は最適です。誰でも知っている簡単な単語でも、実は別のニュアンスで使われていることも多く、どのような意味で使われているのかは実際の会話を聞くことが一番。とはいえ、ネイティブに囲まれている生活を送らない限り難しいですよね。
今回はテキストや英会話レッスンではなかなか学べない、映画やドラマによくある日常会話に役立つ表現をご紹介します。
日常会話でよく使われるかっこいいフレーズ
簡単な一言だけど、使えたらかっこいいフレーズをいくつか学びましょう。どれもネイティブとの日常会話で一度は耳にするものなので、そのまま覚えておくといいですよ。
a.Kind of. 「まあね」
映画でも日常会話でもとにかくよく使われるのがこの「Kind of.」。単独でも文章中にも使われます。一日一回は必ず耳にするほど広く使用されています。
「ほどほど」という意味と「まあね(事実だけど100%ではない)」の2通りの意味があります。
I’m kind of tired right now. (まあ疲れてるかな)
A. Are you guys friends? (君たち友達なの?)
B. Kind of.(まあね)
b.Seriously? 「マジで?」
「seriously」はseriousの副詞で「ひどく、深刻に」という意味ですが、日常会話ではスラング的に「マジで?」「本当に?」の意味でよく使われます。同じ意味のフレーズで、”Are you serious?” “You can’t be serious!”という言い方もあります。
A. I’ve never told you but I’ve been seeing Mike.
(今まで言わなかったけど、私はマイクと付き合っているの)
B. Seriously? I had no idea!
( マジで?全然知らなかったよー)
疑問文ではなく平叙文に使うこともあります。
Seriously, he’s been seeing Lisa.
(マジであいつリサと付き合ってるんだ)
「have been seeing 〜」は「〜と付き合っている」というフレーズで、こちらもよく使われるのであわせて覚えておきましょう。付き合い始めを表現するのに現在進行形の「be seeing〜」を使うこともあります。
c.Look at you!「わお!」
「Look at you!」は直訳では「あなたを見て!」ですが、日常会話では主に相手の外見に対してポジティブな驚きを表すフレーズとして使われます。Lookとyouにアクセントを置いて明るく発音しましょう。
Oh, look at you! You look beautiful!
(わお!すっごく綺麗よ!)
ポジティブな驚きだけではなく、時には皮肉的にネガティブな意味で使うこともあります。Lookにアクセント置いて終わりは下がり気味に発音します。
Look at you! You should go home and take a rest.
(あらまあ、酷い顔だね。家に帰って休んだ方がいいよ。)
d.It’s what I do.「それが得意だ」「それが仕事だ」
「It’s what I do.」は文字通りやっている仕事、あるいは自分が得意なことを強調する時に使います。
I’m good at playing video games. It’s what I do.
(僕はビデオゲームが得意だ。いつもやってるからね)
I’m a teacher. It’s what I do.
(私は教師で、それが仕事なの)
e.Own it.「認めなよ」「自信を持ちなよ」
「Own it.」の直訳は「それを所有する」ですが、日常会話では「認めなさい、自信を持ちなさい」の意味で使われることが多いです。
You’re gorgeous. Own it.
(あんたほんと綺麗だよね。認めなよ)
それ以外にも、「責任をもつ」という意味でもよく使われます。
A. Man, I’m screwed up! My parents will be so mad.
(おい、まずいことになった。親にめっちゃ叱られちゃう)
B. Own it. Just tell them.
(責任もちなよ。白状しちゃいな)
皮肉的に使われるフレーズ
通常はポジティブに使われる”Thank you”や“Great”といったフレーズは、逆の意味で皮肉的に使われることもあります。皮肉で言われているのか、そのままの意味で素直に受け取るべきはその時の状況とイントネーションで判断しましょう。
a.Are you done? 「もう終わった?」「気が済んだ?」
「Are you done?」は食事や宿題などやっていることが済んだかどうか「もう終わった?」と聞くフレーズですが、文句を言われて相手が話し終えた時に「もういい?気が済んだ?」という意味で皮肉としての使い方もあります。カップルの口喧嘩で耳にするフレーズです。
「be done」は、「やっていることや話していることが終わった」という意味で広く色々な場面で使われるのでぜひ覚えておきたい表現です。
I’m done with you.
(もう君とはお別れだ)
We’re done.
(もう私たちは終わりよ)
Can I play video games? I’m done with my homework.
(ビデオゲームしてもいい?宿題終わったんだけど)
b.a good way to「〜にいい方法だ」
「a good way to」は通常は「〜にいい方法だ」というポジティブな意味ですが、皮肉的に警告の意味にも使われます。
A. I stopped eating sweets.
(甘いものを食べるのやめたの)
B. That’s a good way to lose weight.
(痩せるにはいい方法だね)
She bought a train ticket online but she left her phone at home. That’s a good way to miss the train.
(インターネットで列車のチケットを購入したんだけど、彼女携帯電話を家に忘れてるんだよ。これじゃ電車乗り遅れちゃうね)
c.Thank you. 「それはどうも」
感謝の気持ちを表す「Thank you.」も皮肉で逆の意味として使うことがあります。
I didn’t know you guys went out last weekend. Thanks for the invite!
(君たちが先週末遊びに出かけたとは知らなかったよ。お誘いありがとう!)
A. Hey, can you walk the dogs? I have to cook dinner.
(ねえ、犬の散歩してくれる?私は夕食を作らないといけないの)
B. After this game.
(この試合が終わったらね)
A. Thank you for your help!
(ご協力ありがとう!)
d.Great. 「最悪」
「Great.」は相手が昇進したり旅行に行ったりなどのポジティブな内容を伝えてくれた時の返答ですが、皮肉的に「最悪」という意味でもよく使います。皮肉的に言いたい時は、吐き捨てた感じで平坦に言うのがポイントです。
A. Can you finish this report today?
(報告書今日中に終わらせてくれる?)
B. Great.
(最高だね=最悪)
赤点のテストが返ってきて…
Great. I really needed this!
(最高!=最悪!これ本当に欲しかったんだよね)
駅まで急いだのに電車が発車したところで…
Great.
(最高だね=最悪)
e.Funny. 「つまんない」「笑えない」
「面白い」という意味のfunnyも、状況によって逆のつまらない気持ちを表すことができます。
A. You look different today. Do you have a date?
(今日はなんか違うね。デート?)
B. Very funny.
(笑えないわよ)
そのほか日常会話でよく使われるフレーズ
覚えておくとかっこいいその他のフレーズをご紹介します。ドラマや映画、YouTubeの動画で耳にしたことがある人もいるでしょう。自分で使うのが難しくても、知っておくと便利です。
a.be in good hands 「安心できる」「大丈夫」
「be in good hands」は「信頼できる場所や人の手にある=安心できる」という意味で日常会話で非常によく使われますので、ぜひ覚えておきたいフレーズの一つです。
You’re in good hands. They’ll take good care of you.
(大丈夫、心配しないで。ちゃんとお世話してもらえるからね)
A. I heard Lisa got in a car accident. Is she OK?
(リサが事故にあったと聞いたけど、彼女大丈夫?)
B. No worries. She’s in good hands.
(心配しないで。大丈夫よ)
b.to death 「死ぬほど」
「to death」は比喩的に「死ぬほど◯◯」という意味で大げさに表現します。これも日常会話でよく使われる表現なのでぜひ覚えておきましょう。
I’m starving to death.
(死ぬほどお腹が空いた)
I’m bored to death.
(死ぬほど退屈)
また文字通り死ぬという意味でも使われます。
He starved to death.
(彼は餓死した)
c.You had me at 「〜と聞いた時点で心は決まっていた」
「you have me(あなたは私を所有している)+at(の時点で)」は、「あることを耳にした時点で心は決まっていた、落ちた」という意味で使います。
友達がバカンス計画を話して一緒に行こう!と誘ってきた時に…
You had me at vacation.
(バカンスと聞いた時点で乗ったわ!)
友達がディナーは何がいいかの話で寿司を提案した時に
You had me at sushi.
(寿司と聞いた時点で行くって決めた)
d.be in the mood for「〜の気分」
「be in the mood for」は名詞か現在分詞と一緒に「〜の気分」といいたい時に使います。日本語でもよく「今日はステーキの気分かな」などのように言いますが、そういった気持ちを表したい場合にぴったりなフレーズです。
I’m in the mood for Japanese.
(和食の気分)
I’m in the mood for dancing.
(踊りたい気分)
I’m really not in the mood for partying.
(なんか騒ぐ気になれないな)
e.be off / get off to a good start 「滑り出しが好調」
「be off to a good start」「get off to a good start」は、「ある行動をうまくやっていたり、出足がうまくいっていること」を意味します。
2つのフレーズのニュアンスの違いとしては、「be off to a good start」が「すでに滑り出しが好調の状態」であるのに対し、「get off to a good start」は「幸先のいいスタートを切ること」です。逆に幸先が悪いことを言いたい時は「get off to a bad start」を使います。
The vacation is off to a wonderful start.
(休暇は最高にいい感じだよ)
I got 2 new contracts. My business is off to a good start.
(新しい契約を2件獲得しました。ビジネスは順調なスタートを切っています)
I’ll start working next Mon. I want to get off to a good start.
(仕事は来週の月曜日からなんだ。良いスタートを切れたらいいな)
映画でよくでてくるフレーズを覚えたら
映画でよく耳にするフレーズは、口で言おうとしてもとっさにはでてこないもの。使ってみたいと思ったフレーズは何度も暗唱してみましょう。あまり難しい表現を選ばず、ごく簡単な単語の組み合わせから覚えていくのがおすすめです。
ここで覚えたフレーズを忘れないためには、実際に使ってみるのが大切です。会話をする場がないとお困りのひとはレアジョブ英会話の無料体験レッスンを活用してみましょう。
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