TOEFL iBT110点のレベルはどのくらい?難易度や勉強法を徹底解説!

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ハーバード大学などの難関大学へ留学を目指す方は、TOEFL110点という高スコアを取得する必要があります。しかし、TOEFL110点の具体的な難易度や対策方法が分からない方もいるはずです。

漠然と対策に入る前に、TOEFL110点について理解を深めてから対策した方が、効率よく取り組めます。そこで本記事では、TOEFL110点の難易度や行うべき準備、対策法について紹介します。

TOEFL110点はネイティブが見ても優秀なレベル!難易度は最高クラス

結論からお伝えすると、TOEFL110点は、ネイティブが見てもかなりレベルが高い領域です。一般的に、TOEFL100~110点は、英検で言うと1級合格レベル、TOEICなら870~970点と言われています。

ただ、TOEFLは出題される単語も難しいため、TOEFL110点は英検1級取得者でも達成は難しいでしょう。英検1級を楽々合格できたなら、TOEFL110点に到達できる可能性はあります。

TOEFL110点に達成するには、ネイティブとほぼ同等の英語スキルが求められます。並大抵の努力では、達成するのは非常に難しいです。数ある英語試験の中でも、TOEFL110点取得の難易度は最高クラスと言えます。

TOEFL110点取るために必要な勉強時間は?

TOEFL110点を取るために必要な時間は、現状の英語レベルや人によって異なります。例えば、英検1級と同等の英語スキルがある場合は、少なくとも1,200時間の学習が必要です。1年以上はしっかりと英語学習を継続しなければ、TOEFL110点は難しいでしょう。

TOEFL100点の取得者の場合は、少なくとも600時間、1日3時間勉強したとしても半年以上はかかります。TOEFL110点達成のためには多大な学習時間が求められるため、早めのうちから対策に取りかかるべきです。

TOEFL110点を取るための準備は?

TOEFL110点を達成するためには、戦略的に学習計画を立てる必要があります。あれもこれもと手を出すのは非効率です。事前に学習計画や戦略を立て、それに沿って勉強を行えば、最短距離で110点に到達できます。以下では、TOEFL110点を取るために必要な3つの準備について解説します。

得意分野に応じて目標の点数配分を決める

まずは、各パートで目標とするスコアを定めます。点数配分を行えば、効率的に英語学習に取り組めるようになるのです。基本的な考え方は、得意分野に多くのスコアを割り当てること。

例えば、リーディングとリスニングが得意なら29点の取得を目指し、ライティングとスピーキングで目指すスコアは低めに設定します。

難易度の低いリスニング・リーディング・ライティングで満点を狙い、多くの方が苦手とするスピーキングは24~25点を目指すという配分がおすすめ。ただし、これはあくまでも一般的な戦略論であり、実際には自分の得意分野と不得意分野に合わせることが大事です。

自分の課題を分析して対策方法を考える

TOEFL110点は、各パートで満点を狙うつもりで臨みます。つまり、どれだけミスを減らせるかがカギなので、得意分野を伸ばすよりも、苦手分野を克服する学習に注力すべきです。

そのため、まずは自身の英語スキルを分析して、課題を把握しましょう。おすすめの課題把握方法は、TOEFL試験を受けることです。実際に受験すると、スピーキングやライティングを含む現状のスキルを把握できます。

公式問題集を活用する手もありますが、ライティングとスピーキングの自己採点が難しいというデメリットがあります。本試験の雰囲気に慣れるためにも、可能な限りTOEFL試験を受験するようにしてください。

すでに受験経験がある方は、最新のスコア表を見て、課題把握と対策方法を考えましょう。

テスト形式を把握しておく

事前にテスト形式を把握することで、出題傾向や特徴などが分かり、効率よく解答できるようになります。以下では、TOEFLの各パートの概要や特徴を紹介します。

リーディング:36~70問

リーディングは約700語で構成された3~4つの文章を読みます。各文章には12~14の設問があり、54~72分の制限時間内で解答します。

文章の内容は、大学の教科書に載っているようなアカデミックなものが多いので、単語もアカデミックなものを知っている必要があります。また、他の英語試験と比較すると、リーディングパートだけで約1時間と長いのも特徴です。そのため、長時間にわたって高い集中力を維持するスキルも求められます。

リーディングはTOEFL試験の最初のパートです。リーディングの出来次第で、リスニングパート以降のモチベーションも決まります。しっかりと対策をして、幸先のいいスタートダッシュを切りましょう。

リスニング:34~51問

リスニングパートの制限時間は41~57分、問題数は34~51問です。リスニングパートも試験時間が約1時間と長いため、日頃から集中してリスニング対策に取り組む必要があります。

リスニングパートで出題されるのは、大学の講義や大学生活の一場面などです。具体的には、学生と大学教授や職員の会話、社会科学や人文科学などの講義内容が出題されます。

出題される設問内容は、主に以下3つです。

・基本的な内容理解を問う設問
・話者の発言に関する設問
・推測や構成理解問題

TOEFLリスニングパートは、大問の時間が3~5分と長めです。聞き取る文量が多いため、高い集中力と効果的にメモを取るスキルも求められます。

TOEFLリスニングパートの詳細や対策法については、下記記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

TOEFLリスニングを徹底対策!スコアアップのコツから効果的な勉強法&教材まで

スピーキング:6問

TOEFLのスピーキングテストは、マイク付きのヘッドセットを着用し、スピーキングすることで録音できる仕組みです。評価項目は、英語の発音や使用する単語、文法などで、0〜4点の5段階でスコアが出されます。

設問数は4つで、初めのIndependent taskの回答時間が45秒、残り3問の回答時間は60秒です。回答の前には、15~30秒の準備時間が設けられます。準備時間中に、自分の意見をまとめられるかが110点達成のカギです。

110点を狙う場合は、文法や単語のミスを減らすのはもちろん、発音にもこだわりましょう。発音やイントネーションまでもネイティブに近づけなければ、スピーキングパートで高得点を取るのは難しいです。

TOEFLスピーキングパートの詳細や対策法については、下記記事でも詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

TOEFLスピーキング対策にコツはある?おすすめの勉強法を公開!

ライティング:2問

TOEFLのライティングパートでは、ライティングスキルのほか、リーディング・批判的思考力・リスニング・アウトライン作成スキルも求められます。

ライティングは、2パートあるのが特徴です。

パート1では、読み取り、聞き取った情報をもとに、内容の要約をライティング。パート2では、質問文に対する意見や主張をエッセイ形式で回答します。

スピーキングと同様に、英語のライティングに苦手意識を持つ方は多いです。しかし、TOEFLのライティングは採点基準が定められているため、適切な対策をすればスコアを伸ばしやすい分野でもあります。

TOEFLライティングパートの詳細と対策法については、下記記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

TOEFLのライティングはどう対策する?スコアアップのコツを伝授!

TOEFL110点を取るための勉強法は?

TOEFL110点を取るために、高い英語スキルを身につけるのは当然のことです。それに加えて、徹底的に語彙力を伸ばしつつ、弱点をなくしていく必要があります。以下では、TOEFL110点を取るための3つの勉強法について解説します。

TOEFL専用の単語帳で語彙力を高める

かなりレベルの高い英語スキルがあるにもかかわらず、TOEFL110点を達成できない原因の1つに、語彙力の弱さが挙げられます。語彙力は、最も重要な英語スキルと言っても過言ではありません。語彙力と4技能は比例して伸びるのです。

特に、TOEFLではなじみのないアカデミックな単語が多く出題されています。専用の単語帳で徹底的に単語学習を行えば、TOEFLのスコアは自然と上昇するはず。

単語学習を行うときには、意味だけを覚えようとしてはダメです。発音や実際の使われ方までインプットすると、本試験で役に立つ単語学習が行えます。

とにかく演習の量をこなす

TOEFL100点と同等の英語スキルがある場合、あとは演習の量をこなすのが一番の学習です。

TOEFLは全パートの試験時間が長く、集中力を維持できるかどうかも110点達成に関わってきます。土日などのまとまった時間がある日は、本番と同じ環境で演習問題に取り組みましょう。そうすれば、TOEFL対策と集中力を保つ練習が同時に行えます。

また、公式問題集は何度も繰り返し解くのがおすすめです。1~2回解いただけでは、十分に定着しません。知らない単語は暗記し、内容を覚えるくらいまで繰り返しましょう。ただ、TOEFL110点を目指すのなら、量もこなす必要があります。

時間は限られているので、まとまった時間のある日には新しい演習問題をし、平日などに演習問題の復習を行いましょう。

演習を通して自分の弱点を洗い出し、徹底的に潰していく

演習問題を行うたびに自己採点をし、間違った箇所の確認や、前回の演習と比べてどうなったかなどの分析をしましょう。分析をすることで、自身の弱点が洗い出されるので、あとは弱点をつぶしていくだけです。

TOEFL110点レベルを目指すのなら、正答数を増やすマインドではなく、ミスを減らすマインドで臨む必要があります。できない部分を徹底的になくし、ミスを最小限におさえられるようにしましょう。

まとめ

TOEFL110点の取得は、数ある英語試験の中でも最高難易度です。ネイティブとほぼ同等の英語スキルが必要なため、早めの段階から対策を行いましょう。

しかし、スピーキング対策は自分で行うのが難しいです。そこでおすすめなのが、割安な料金で利用できるオンライン英会話。オンライン英会話なら、英会話の学習指導力がある講師があなたのスピーキングを正確に評価し、共に改善に努めてくれます。ぜひ活用してみてくださいね。

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