スピーキングが上達しない3つの理由と上達のための効果的な10の対策

英会話をできるようになりたいと思いスピーキングの練習をしているのに、なかなか話せるようにならないという人も少なくないでしょう。そんな人は、まずは上達しない理由を知ると、英語学習を効果的に進められますよ。

今回は、スピーキングが上達しない3つの理由と上達のための効果的な対策方法を徹底的に解説します。スピーキングがなかなか上達しなくて困っている人はぜひ参考にしてみてください。

スピーキングが上達しない3つの理由

TOEICや英検など、英語の資格試験で高い結果を出していると、英語がペラペラに話せるイメージがありますよね。しかし、そういった人でもいざ英語で話さなければならないシーンになると、全然会話ができないということはよくあります。英語には自信があるはずなのに、なぜ話せないのでしょうか。その理由を解説します。

1. 英語の基礎が足りない

英語の基礎が身についていないと、スピーキングも伸び悩むでしょう。特に、英語の聞き取りや発音の基礎を疎かにしているという場合が多くあります。

例えば英語を正しく発音できなかったり、聞き取れなかったりすれば、思うように話せないのは当然でしょう。スピーキングを上達させるには、まずは正しい発音を学ぶことが必要です。これまで発音を学んでこなかった人は、意識的に練習すると上達が期待できます。

2. アウトプットの量が不足している

英語の資格試験でよい成績を収めている人は、基礎的な英語力は身についているはずです。しかし、スピーキングになると全然手応えを感じないのは、いざ英語を話したいときにスムーズに使える英単語やフレーズが限られているからです。

英単語や文法は理解しているはずなのにうまく話せない人は、アウトプットの練習が不可欠になります。何度も繰り返すことで、自分が知っている英単語やフレーズを組み立てることがスムーズにできるようになり、徐々にスピーキング力が身につきますよ。

3. アウトプットを強化するインプットが足りない

スピーキングにはアウトプットが大事ですが、それは適切なインプット量があることが前提になります。ある程度の英単語や文法の知識がインプットできていなければ、伝えたい文章を組み立てることができないからです。

スピーキングを上達させるには、アウトプットとインプットを並行して取り組むことが不可欠です。

スピーキングが上達するための10の対策

ここからは上記で紹介したスピーキングが上達しない3つの理由に沿って、それぞれの対策となる勉強法をお伝えします。

英語の基礎を固める

スピーキング力が伸び悩む原因の1つには、英語の基礎が身についていないことが挙げられます。では、具体的にどんなことをすればいいのでしょうか。ここから解説していきます。

1. 正しい発音を知る

スピーキング上達のために、まずは正しい発音を知ることが重要です。英語は母音・子音の区別があり、その組み合わせによってさまざまな英語独特の音が作られています。なのでまずは、聞き取れる音を増やしましょう。

また、単語がつながって発音されたり、特定の音を飛ばしたりと音の変化が生じることもあります。規則的に変化が生じる場合が多いので、正しく聞き取るためには音声変化のルールを学ぶことも重要です。

正しい発音を知ることによってリスニングのスキルがアップし、スピーキングも上達します。

2. 英単語力を強化する

スピーキングには語彙力も不可欠です。多くの英単語を学び、使えるフレーズを増やしましょう。いつも同じ言い回しばかり使ってしまう人にも効果的です。

英単語力を伸ばすには、音を聞いて発音したり、イメージと合わせたりして覚えるといいでしょう。海外ドラマや洋画などを通して、実際にネイティブの会話を耳にするのもおすすめです。

ここで重要なのは、スピーキングで使える表現を増やすことです。受験や資格試験に向けた勉強のように、英単語と日本語訳を丸暗記するだけでは意味がありません。例文とともに覚えて、使うことを意識して学ぶことがポイントです。

3. 英語の文法を知る

英単語だけを覚えていても、語順が間違っていたら正しく伝わりません。単語だけでなく、英文法の正しい知識を知ることも重要です。

さらに会話でよく使うフレーズを英文法とひも付けながら学ぶとより効果的です。最初はフレーズを丸ごと覚えてしまうのもいいでしょう。フレーズの文法構造がわかっていれば、自分が使いたいシーンに合わせてフレーズ内の単語を変えて自由に使うことができます。こうやって自分の引き出しを増やしていくことで、スピーキング上達が期待できます。

アウトプットの機会を増やす

スピーキングを上達させるには、アウトプットの機会を増やすことも重要です。英単語や文法の勉強はしたのに、スピーキングが苦手な人は、アウトプットする機会が足りないからでしょう。覚えた英単語や文法を定着させるために、アウトプットを意識した学習が求められます。具体的にどうしたらいいのか、ここから解説していきます。

4. 独り言を英語で言う

スピーキングの学習は1人でもできます。それは、英語で独り言をつぶやくことです。

最初は主語と述語のみの簡単な英文から始め、徐々に目的語を足していきましょう。慣れてきたら時制を過去形や未来形に変えたり、副詞を足したりと、どんどん応用させていきます。

独り言によってインプットしている英単語やフレーズを使う練習ができ、言葉を発する瞬発力もつくので、スピーキング力アップが期待できます。

5. ライティングの練習をする

スピーキングを上達させるうえで、ライティングのスキルは一見関係ないと思うかもしれません。しかし、言いたいことを英文で表現するという点は同じです。どちらもアウトプットのスキルと言えるでしょう。

つまり、ライティングの練習はスピーキングの上達に最適です。自分が持つ英単語や文法の知識を活用し英文を作るトレーニングをしましょう。

具体的には、自分の身の回りの出来事から書き始めるのがおすすめです。例えば、英語で日記を書くのは始めやすいかもしれません。毎日少しずつでもいいので、アウトプットし続けることが大事です。

6. オンライン英会話を活用する

独り言やライティングの練習も効果的ですが、実際にネイティブスピーカーと話せるかどうかはわかりません。しかし、日本で暮らしていると英語を話す機会は限られてきますよね。

そんなときはオンライン英会話がおすすめです。学んだフレーズを実際に使用することでスピーキングのスキルが定着します。もちろん、自信がないところや間違っているところは指摘してもらえるので安心ですよ。

レアジョブではオンラインレッスンを行っています。受講生の年齢やレベルに合わせてレッスンを受けられるので、英語をアウトプットする機会がない人はぜひご活用ください。

アウトプットを強化するインプットを増やす

アウトプットを強化するには、十分な量のインプットが欠かせません。語彙力が少ないと、表現できる範囲が狭まってしまい、自分の伝えたいことを正しく伝えられない可能性があります。友人同士の場合は会話も盛り上がらないかもしれません。

インプットの量に自信がない人は、まずは英単語や文法の知識を増やす必要があります。具体的な学習方法を紹介していきます。

7. 英文を音読する

スピーキングの上達には、英文を音読することも効果的です。日本で生活をしている場合、普段は意識しないと英語をほとんど話しませんよね。なので、まずは話す量を増やさなければなりません。

音読ならば、いつでもどこでも1人でできます。話す量を増やせば増やすほどスピーキング速度は格段に上がります。1ヶ月ほど続けていると、徐々に成長を実感していくでしょう。

大事なのは、見本となる音声を用意しておくこと。音声をしっかりと聞いてから音読することで、自分がどれくらい正しく発音できているのか確認できます。同時にリスニング力も鍛えられますよ。

8. シャドーイングをする

シャドーイングとは、聞こえてくる音声をまねして自分の声をかぶせながら英語を読む練習です。ポイントは、英文が聞こえたらすぐ後に影（shadow）のように発音すること。

シャドーイングを繰り返すことで、英語独特のリズムやイントネーションなどが定着します。聞こえてきたらすぐに声に出さないといけないので、難易度はやや高め。しかし、これが身についたら、確実に英語のスキルが上達しているでしょう。繰り返し聞くことで耳も慣れ、リスニングのスキルもアップします。

9. 英語の映画やドラマを見る

英語の映画やドラマでは、ネイティブの自然な英会話を聞くことができます。楽しみながら英語を学べるところが最大のメリットでしょう。

ドラマにはセリフがたくさんあるので、日常会話で使えるフレーズも多数登場します。知っている英単語でも習った意味とは違う意味で出てくるなど、語彙力の向上も期待できますよ。

座学だけでは身につかない、生きた英語を学ぶには映画やドラマがぴったり。ドラマのシーンとひも付けながら覚えると、記憶に定着しやすいですよ。最終的には字幕に頼らずに海外ドラマを視聴するのがおすすめです。自力で聞き取る力が身につきます。

10. 英語の試験を受ける

英語の試験を受けるのも、スピーキングの上達につながる場合があります。

例えば、TOEFLや英検3級以上の二次試験といった、スピーキング力を問われる試験もあります。英会話は自分がどの程度上達しているのか、自分ではなかなかわからないものです。これらの試験を受けることで、自分のスピーキングレベルを判定することができます。試験でよい結果を出せれば、就職などで役に立つ可能性も。

また、ただ練習しているだけではモチベーションが低下し、学習をやめてしまうこともあるでしょう。定期的に試験を受けるのは、勉強を続けるきっかけにもなるのでおすすめです。

スピーキング上達のためのアプリ5選

スピーキングの練習のためにスクールに通ったり、オンライン英会話を始めたりするのはなんだか億劫だなと感じる人もいるでしょう。
そんな人におすすめなのはアプリ。自宅にいながら1人で勉強でき、無料で試せるものもたくさんあるので、ぜひ活用してみてください。

【発音&辞書】Look Up

Look Upは、外国語の発音チェックと辞書機能を兼ね備えたアプリです。入力した英単語や英文をネイティブが発音してくれるので、それをお手本にしてスピーキングの練習をしましょう。読み上げる速度や音声は好みで変更できるのも嬉しいですね。

辞書機能があるので、わからない単語が出てきても安心です。調べたものは自動で記録されるので、単語帳としても使えます。復習もしやすくて便利ですよ。

言語は英語だけでなく、設定を変えればフランス語や中国語など幅広く対応可能です。スピーキングだけでなく、語学学習するうえで何かと役立ちます。

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【発音矯正】発音博士

発音博士は、録音した音声を採点してくれたり、発音でおかしな点があれば指摘してくれたりと、発音を改善したい人にぴったりのアプリです。1人で学習しながら自身の発音のどこがどんな風に正しい発音と違うのかわかるのは嬉しいですね。もちろん、お手本となる英単語の音声も収録されているので安心です。お気に入り機能もあるので、苦手なポイントはストックしてどんどん練習していきましょう。

アプリは無料で使用でき、課金すると中学生～高校生レベルの英単語約4,000単語を追加できます。

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【シャドーイング練習】毎日英語

毎日英語は、自分の発音した音声を採点しながら、本格的なシャドーイングができます。iOS専用で、App Store の｢BEST OF 2014（今年のベスト）｣に選ばれたことのある人気のアプリです。

1000以上の英単語と実用的な英会話のフレーズが含まれており、ネイティブが実際に使う表現を正しい発音で学べます。フレーズは毎週更新されるので、飽きずに学習を進められますよ。

TOEICや英検といった資格試験や受験勉強にも使えます。ちょっとしたすきま時間に楽しく学習するのがおすすめです。

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【日常会話レッスン】ELSA Speak

ELSA Speakは、米・サンフランシスコで作られた発音を効率よく学習できるアプリです。アプリに向かって話しかけるとAIが瞬時に評価し、自分がどの程度ネイティブスピーカーと近いのかスコアを表示します。

初回起動時に発音テストを行い、自分のレベルに合ったレッスンを自動で作成してくれます。何を学ぶか悩むことがなくなるので、効率よく苦手を克服できるのが嬉しいですね。

英単語やフレーズは頭に入っているのにうまく発音できない人や、ネイティブに通じる発音を身につけたい人におすすめです。英検やTOEFLなどのスピーキング対策にも対応しています。

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【英会話フレーズ習得】Real英会話

Real英会話では、正しい発音とともに、ネイティブが実際に使用する日常英語フレーズを丸ごと覚えることができます。収録されている3,100フレーズすべてに例文がついているので、使用するシーンと結びつけながら自然と身につけることができるところが魅力です。

知りたいフレーズがあったら開発者で英会話講師のテリー先生にリクエストすることもできます。スキマ時間に楽しく学びたいという人におすすめです。

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まとめ

今回は、スピーキングが上達しない3つの理由と効果的な対策方法を解説しました。まずは自分が上達しない原因を知るところから始めるのがおすすめです。英語の独り言をつぶやくことや英文の音読など、1人でもできる学習方法も多いので、スピーキングがなかなか上達しなくて困っている人は、ぜひ参考に試してみてください。

1人での学習はうまくいかないという人は、オンライン英会話のレアジョブがおすすめです。マンツーマンでレッスンを行うので、受講生のレベルに合わせたレッスンを受けられます。初めての人も安心ですよ。気になる方はぜひ無料体験レッスンをお試しください。