「仕事で英語を使う機会が多い」「TOEFL対策の一貫でスピーキングを強化したい」というとき、悩みがちなのが教材探しです。出版されている教材の数は膨大で、何を選べばいいのか分からなくなっている人も多いのではないでしょうか。
英語学習の中でも苦手意識を持たれやすいスピーキングだからこそ、効果的な教材を使って効率よく実力を伸ばしたいですよね。
そこで今回は、数あるスピーキング教材の中から編集部が特におすすめしたい15本を紹介します。
英語のスピーキング上達に必要なことは?
まずはじめに、英語のスピーキング上達に欠かせないポイントをそれぞれ解説します。
基本的な単語力や文法力を完璧にする
スピーキング上達を考えるとき、まず大切にしたいのが単語力や文法力などの基礎的な部分です。
実践的な英会話を身に付けるコツとしてよく語られるポイントは「とにかくどんどん英語で話そう」といったアウトプット。しかし、それは英語の基礎がある程度身についた段階での話です。
英語を話す機会がたくさんあっても、正しく意図を伝えるための英単語や文法を知らなければ、スピーキングの上達は見込めません。上手くコミュニケーションを取れない経験が重なれば自信を失い、モチベーションが低下してしまう恐れもあります。
スピーキングのレベルアップに取り組む際は、英単語やSVC・SVOをはじめとする文法の基本を復習し、完璧にインプットしておきましょう。
正しい発音を身につける
正しい発音を身につけることも、スピーキングの上達には欠かせないポイントです。
語彙力や文法の知識を完璧に覚えられても、間違った発音で話せば相手が聞き取れず、話したいことを伝えられません。発音が少し違うだけで異なる意味として伝わってしまう英単語もたくさんあります。
また、正しい発音を身につけることで英語特有のリズム感をつかみやすくなるので、相手がより聞き取りやすいスピーキングを行うことが可能です。さらに、発音の訓練はリスニング力の底上げにも効果的だとされています。正しい発音を習得しておくことで、耳から入る言語の意味をより早く正確に理解できるためです。
英語でのコミュニケーションを円滑に行うためにも、正しい発音を身につけることは非常に有効だといえます。
英語を話すことに対する抵抗をなくす
英語を話すことに対する抵抗をなくす努力も大切です。
日本人がスピーキングに苦手意識を持ちやすい理由としてまず挙げられるのが、英語を使う機会が少ないということ。日本に住んでいると英語が必要な場面はそれほど多くはありません。
そのため、日本人の多くが英語を話すことに抵抗を持ち、アウトプットがうまくできないケースが少なくないのも原因の一つです。
日本では自己主張をすることや目立つことよりも、周囲と歩調を合わせることが重要視される傾向にあります。先ほども触れたように、日本では日常的に英語を使うことが少ないため、英語を話すことで目立ってしまうために抵抗を感じる人も多いのです。
さらに、「完璧な英語を話せないと恥ずかしい」といった日本特有の“恥じらいの文化”も、英語を話すことに対する抵抗感を助長しています。
自分にあったスピーキング教材の選び方
続いて、自分にあったスピーキング教材を選ぶために押さえておきたいポイントについて解説します。
自分のレベルにあった教材を選ぶ
まず重要なのは、自分のレベルに適した教材を選ぶことです。
スピーキング教材には、中学校で習うような基礎的なものからTOEFLでハイスコアを狙いたい上級者向けまで、さまざまなレベル設定があります。
自分の実力よりも極端にハイレベルだったり、簡単すぎるものだったりすると、思うように勉強が進まずモチベーションが下がってしまうことも。
まずは自分のレベルをしっかりと把握しましょう。「自分のスピーキングレベルがいまいち分からない」という人には、CEFR(ヨーロッパ言語参照枠)などの公式基準を参考にするのがおすすめ。
また、オンライン英会話のスピーキングテスト受験を検討するのも一つの方法です。
スピーキング上達の目的を明確化して合ったものを選ぶ
なぜスピーキングを上達させたいのか、明確な目的を定めておくことも大切です。
「TOEFL対策を強化したい」「留学先で困らないように準備しておきたい」「ビジネスでスムーズなコミュニケーションがとりたい」など、スピーキングの目的はさまざま。目的によって覚えるべきフレーズや英単語などが異なります。
目的がはっきりと定まらないままスピーキングの教材を手に入れても、「何から手をつけたらいいのか分からない」「教材の内容が思っていたものと違う」といった問題が出てしまうことも。
効果的に勉強を進めるためにも、目的や目標はしっかりと意識して教材探しに取り掛りましょう。
CDやアプリで音声が聞けるものを選ぶ
CDやアプリなどでお手本の音声が聞けるものを選ぶのもポイントです。
先ほども触れたように、スピーキングにおいて正しい発音を身につけることはとても大切です。英単語やフレーズの知識が豊富でも、正しいイントネーションや発音で話すことができなければ、相手に正しく意図を伝えられないこともあります。
発売されているスピーキング教材には、CDや専用アプリへのアクセスコードが付属しているものも少なくありません。スマホ用アプリは通勤・通学時間など隙間時間に手軽に聞きたい人に特におすすめです。
より良い発音でスピーキングのクオリティアップを狙いたいなら、音声付きの教材で耳の訓練も強化しましょう。
初心者なら解説が分かりやすいものを選ぶ
英語初心者の人におすすめのスピーキング教材は、解説が丁寧で分かりやすいものがおすすめ。
RやVをはじめとするアルファベットそれぞれの発音方法など、ごく基礎的なところから説明しているものを選びましょう。また、英語に関する解説だけでなく「上達するための効率的な勉強法」や「実践に役立つ練習法」など英語学習のコツについて説明する教材なら、高いモチベーションを維持して取り組めます。
中・上級者向けの教材になると、こうした“ハウツー”の部分は読者が承知している前提で省略されてしまっているものもあるため、注意が必要です。
初心者にも!発音矯正におすすめのスピーキング教材
それでは、初心者におすすめのスピーキング教材を紹介していきます。まずは、正しい発音の訓練に特化したおすすめのスピーキング教材です。
英語特有の発音が身につくハウツー本
まず紹介するのは『DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本』。既刊を改訂し、さらにDVDがプラスされています。
新たに追加されたDVDでは、中学で習う基本的な英単語をもとに英語における26つの母音と24つの子音が映像付きで詳しく解説。それぞれの音が含まれる単語や似た音の判別法など、徹底的に詳しく説明しています。
「発音を基礎の段階から徹底的に練習したい」「発音記号も一緒に覚えたい」という人には特におすすめの教材です。
おすすめレベル | 初級 |
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著者 | 鷲見 由理 |
出版社 | ナツメ社 |
価格(税込み) | 2,420円 |
楽しく歌いながら自然な発音を身につけよう!
歌を歌うのが好きな人、英語の歌を歌えるようになりたいという人におすすめなのが『こどもの英語耳を刺激する! ネイティブ発音で聴いて歌う 英語のうた』です。
「Alphabet Song(ABCのうた)」をはじめとする保育園や幼稚園でおなじみの英語の童謡35曲が収録。「Happy Birthday To You(ハッピー・バースデイ・トゥ・ユー)」「Jingle Bells(ジングルベル)」などイベントソングもあります。
お手本演奏は、外国人の講師によるネイティブ発音。さらに、全曲スマホ対応・カラオケ伴奏つきなので、好きなタイミング・好きな場所で歌えます。
おすすめレベル | 初級 |
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著者 | — |
出版社 | ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス |
価格(税込み) | 1,980円 |
SNSで人気の英語コーチが贈る発音教本の決定版!
「発音のコツがピンポイントで知りたい!」「とにかく分かりやすく、レッスンを受けるような教本が欲しい!」という人におすすめなのが『そーた式!まるでネイティブのような「英語の発音」が身につく魔法の法則40』。
著者である英語のそーたさんは、全国で英語コーチング・講演をしながらYouTubeやSNSで英語コンテンツを発信する人気コーチ。
日本人が苦手な音の克服法や日本語にはない口の動き、英語特有の抑揚やリズムをつかむコツなどが音声つきで分かりやすく丁寧に解説されています。
おすすめレベル | 初級~中級 |
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著者 | 英語のそーた |
出版社 | 学研プラス |
価格(税込み) | 1,650円 |
英語の発音を根本から矯正できる一冊
「英語と日本語における響きの違いは喉にある」という見解のもと、発音のコツを徹底的に解説しているのが『CD2枚・音声DL付 英語喉 50のメソッド』。
英語ネイティブの発音方法やリズム感を分析し、日本語ネイティブがどうやって自然な英語発音を目指せるのかさまざまな角度から分析しています。
読み進めれば発音だけでなくリスニング力の向上も目指せる一冊です。
おすすめレベル | 初級~中級 |
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著者 | 上川 一秋 ジーナ・ジョージ |
出版社 | 三修社 |
価格(税込み) | 1,650円 |
アプリで手軽に発音矯正にトライ!
「アプリを使って隙間時間に発音矯正に取り組みたい」という人におすすめなのが『発音博士』。「博士」というタイトルから連想されるように、ユーザーの発音を分析し、正しい発音と「どの音がどのように違うのか」を指摘してくれるアプリです。
トレーニングでは発音記号が表示され、発音の違いが視覚的にも分かるように作られています。英語単語や熟語は、有料エリアも合わせると4000以上にものぼる充実ぶりです。
話すことへ慣れるためにおすすめのスピーキング教材
続いて「英語で話すことに慣れたい」と考える人におすすめのスピーキング教材を紹介します。
スピーキングに欠かせない文法の基礎にはこれ!
まず紹介するのは、『英語のハノン 初級 ―スピーキングのためのやりなおし英文法スーパードリル』。ピアノにおいて、あらゆる曲に通ずる技術の基礎を構築する「ハノン」というものになぞらえた教則本です。スピーキングに欠かせない文法の基礎が総ざらいできます。
中学校・高校で習う基礎的な英文法をもとにした、スピーキングのパターンプラクティスが豊富に掲載。ダウンロード音声を聞きながら、文法の基礎と実践的な英会話のトレーニングが同時に行えます。
おすすめレベル | 初級 |
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著者 | 横山 雅彦 中村 佐知子 |
出版社 | 筑摩書房 |
価格(税込み) | 1,980円 |
ネイティブの子どもと同じ順番で英語の「型」を覚えられる
続いて紹介するのが『ネイティブなら12歳までに覚える 80パターンで英語が止まらない!』。
「ネイティブスピーカーの子どもがどのように英語を身につけるか」に着目し、自然に英語が頭に入るよう設計された教材です。
英会話で役立つ文の出だしを80の型に分け、「6歳」「8歳」「12歳」「ティーン」の順に徐々にレベルアップできるよう分類されています。
おすすめレベル | 初級 |
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著者 | 塚本 亮 |
出版社 | 高橋書店 |
価格(税込み) | 1,320円 |
反射的に英語が口をついて出るようになる一冊
「英語の知識は頭に入っているはずなのに、いざ話そうとすると言葉に詰まる…」という人におすすめなのが『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』。
中学で習うレベルの初歩的な文法を使って英文を作る「瞬間英作文」に特化したトレーニング本です。大量の英文を作る訓練によって「知っている」だけだった英語の知識が、自分の意図を伝える実践的な「使える」英会話になります。
中1〜中3まで段階的にスピーキング力を伸ばせる構成も特徴。実践的なトレーニングを積みたい人はぜひ手に取ってみてください。
おすすめレベル | 初級~中級 |
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著者 | 森沢 洋介 |
出版社 | ベレ出版 |
価格(税込み) | 1,980円 |
ゲーム感覚で毎日英語のトレーニングができるアプリ
言語学習用のスマホアプリとして世界でも人気が高いのがアメリカ発の『Duolingo(デュオリンゴ)』。かわいらしいキャラクターたちや、問題をクリアするごとにもらえるアイテムなど、ゲームのような構成が特徴です。
Duolingoは、日本でも広く普及しているWeb認証システム「reCAPTCHA」の開発者によって考案されました。
英文選択や日本語和訳、リスニング、英作文、そしてスピーキングと問題のバリエーションが広いため、総合的な英語力の向上が狙えます。
スピーキング問題では、表示された英文をスマホに向かって読み上げると、発音やイントネーションを評価されます。一語単位で何度でもお手本音声が聞けるのもうれしいポイントです。
スピーキングの実践を積みたいならこのアプリ!
基礎的な英文法や単語の知識はすでに身についていて、どんどん実践を積んでトレーニングしたいという人におすすめなのがスマホアプリの『TalkEnglish』。
200種類以上の実践問題は幅広いシチュエーションが想定されており、スピーキングだけでなくリスニングや語彙力の向上も期待できます。リスニングエクササイズや理解度をはかるクイズ、会話練習機能など、目的に合わせた強化訓練が可能なのも特徴です。
また、会話練習を録音できるのもポイント。スピーキング力をさらに効率的に向上させたいなら、自分の発音を客観的に聞くことも効果的です。定期的に録音機能を利用して、スピーキング力をチェックしてみましょう。
仕事やキャリアが目的の人は!ビジネス英語に特化したおすすめのスピーキング教材
ここからは、「仕事で英語を使う」「キャリアアップのためにスピーキングを習得したい」という人におすすめの教材を見ていきましょう。
TOEFLのスピーキング対策に!
まずは、転職やキャリアアップ、就活、留学などさまざまな目的でTOEFLを受験する人におすすめのスピーキング教材『TOEFL iBTテスト必修フレーズ100-スピーキング・ライティング攻略のための』。
スピーキングにおけるアウトプットで重要な8つのポイントをふまえつつ、最速でTOEFLのスピーキング・ライティング対策ができる一冊です。
おすすめレベル | 中級 |
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著者 | 鈴木 瑛子 |
出版社 | テイエス企画 |
価格(税込み) | 2,420円 |
ビジネス英語を学びたいならまずこの一冊!
続いて紹介するのは、ビジネス向け英会話教材としてロングヒットを誇る「ペラビジ」シリーズの改訂版『改訂版 英会話ペラペラビジネス100』。
海外でのビジネスコミュニケーションのノウハウはもちろん、日本人の弱点を知り尽くした著者がビジネス英会話のコツを伝授してくれる一冊です。
おすすめレベル | 初級~中級 |
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著者 | スティーブ・ソレイシィ ロビン・ソレイシィ |
出版社 | アルク出版 |
価格(税込み) | 3,520円 |
TOEIC対策も兼ねられるビジネス英語教本
ビジネスシーンで頻出するフレーズを770種収録した『英会話フレーズ大特訓 ビジネス編』。あいさつから受付応対、アポイント、オフィスでの日常会話からプレゼンまであらゆるシチュエーションを想定し、実践で即使えるフレーズが幅広く掲載されています。
スマホやタブレット、PCにダウンロードできる無料音声と合わせて、特に使いそうなフレーズを中心にトレーニングできます。TOEIC頻出フレーズも紹介されているので、TOEIC対策も兼ねられます。
おすすめレベル | 初級~中級 |
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著者 | Michy里中 (著) 植田 一三 (監修) |
出版社 | Jリサーチ出版 |
価格(税込み) | 1,540円 |
ビジネス英会話アプリの決定版!
即戦力になるビジネス英会話のフレーズをアプリで手軽に知りたいなら『ビジネス英会話』がおすすめ。
日常業務や基本的なあいさつに加え、職種や業種、シーン別から頻出フレーズを見ることができます。
熟語・単語の解説から応用例まで丁寧に説明されているのもポイントです。
英語でのプレゼン力を上げたい人におすすめ!
ビジネス編の最後に紹介するのは、あらゆる分野のスペシャリストによるプレゼン番組『TED』の視聴アプリ。
100以上の字幕がつけられるので、プレゼンで使えるフレーズを英語字幕でチェックして覚えたり、「シャドウイング」で発音やイントネーションの練習に使ったりもできます。番組は分野別に検索できるので、自分のプレゼン内容の参考にもなりますよ。
スピーキング上達のための勉強法やコツは?
最後に、スピーキング上達のための勉強法やコツについて紹介します。
必ず基礎固めを忘れず行ってから取り組む
冒頭でも解説しましたが、スピーキングの勉強前には英文法や英単語など、基礎的な部分をマスターしておきましょう。
特に初心者の人は、基礎が身についているかどうかでスピーキングレベルが大きく変わります。スピーキングの訓練に取り組む前に、初歩的な教材で一通り基礎英語をおさらいしておくことが大切です。
目安となるのは、中学・高校で学ぶ英語です。中学生向けの教材から、基礎的な文法や簡単な英単語を覚えるところからはじめましょう。文法や単語を頭に入れたら、それらを使った英作文に挑戦してみるのもおすすめです。
また、初歩的な段階の勉強から正しい発音を心がけるのも大切です。先ほども触れたように、CDやアプリ付きの教材で耳の訓練もしっかりと行いましょう。
どんどん口に出して練習する
基礎固めができたら、積極的に読む・話すことがとても大切です。スピーキング教材を用いて、英単語やフレーズをどんどん口に出して練習しましょう。
このとき活用できるのが、教材に付いているCDなどの音声です。まとまったフレーズごとに音声を止めて復唱する「リピーティング」や、教材の文章をお手本の音声にぴったりと合わせて音読する「オーバーラッピング」などが行えます。
リピーティングやオーバーラッピングの際に使う文章は、自分が関わりそうなシチュエーションや仕事に関する話題だとなお効率的です。実際に英語を話すシーンを意識して、リハーサルのつもりで練習してみてくださいね。
難しい英語を使おうとしない
難しい英単語やフレーズを無理に使おうとしないことも、スピーキング上達の近道です。
難しい言い回しや文法は実践の場で使いづらく、かえって上手に話せないケースも少なくありません。失敗の経験が増えれば、挫折の原因となってしまうこともあります。
専門性の高い単語や言い回しを必要とする場面でなければ、簡単な英語で十分伝わることがほとんど。まずはシンプルな表現の引き出しを増やすことからはじめてみましょう。
【例】
My daily routine every morning is to make a pot of coffee and drink it. (私の毎朝の日課はコーヒーを淹れて飲むことだ)
↓
I drink coffee every morning. (私は毎朝コーヒーを飲む)
毎日継続して学習を行う
毎日継続して学習を行うことは、スピーキング力を伸ばすために不可欠です。
英語に限らず、学習において継続することは大変重要です。専門機関の研究でも、毎日続けることで脳神経回路が強固になり、反対にブランクがあるほど学習によって構築した脳神経回路が失われてしまうことが分かっています。
とはいえ、新しい習慣を日々の生活に定着させるのは容易なことではありません。あらかじめ立てる学習計画は思うように進まないケースが多く、モチベーションが低下してしまうことも少なくないようです。
学習の継続には、完璧を目指さないことも大切です。「毎日とりあえず教材を開くだけでもOK 」「忙しい日は10分で良しとする」など、続けやすい小さな目標を積み重ねていきましょう。
参考:外国語学習による脳の柔軟な変化を可視化~継続は力なりを脳画像で証明~
ネイティブと話す機会を作る
スピーキングの上達には、実践の機会を設けることが効果的。相手がネイティブならより良い訓練となります。
ネイティブスピーカーのイントネーションや発音を直接聞くことで、自分の発音やイントネーションの矯正につながります。
また、自己主張を積極的に行う、意見をはっきりと伝えるなどの“英語的思考”に触れられるのもメリットの一つ。ネイティブスピーカーの知人・友人がいない人は、オンライン英会話などで実践の場を持ちましょう。
「仕事が忙しく、日中は英会話の授業を受ける時間が取れない…」という人には、毎日朝6時~深夜1時まで開講しているレアジョブ英会話がおすすめです。予約が当日5分前まで可能なので、スケジュールに合わせて柔軟にスピーキングの訓練ができますよ。
まとめ
本記事では、スピーキング上達のコツやおすすめの教材について解説しました。
英語学習の中でも苦手意識を持たれがちなスピーキングですが、自分の目的やレベルに応じた教材選びが上達の鍵です。
発音や語彙力の勉強とともに、ネイティブスピーカーと話す「アウトプット」も忘れずに継続してみてくださいね。
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