英語学習にはどんな人でも必ずといっていいほど経験する「プラトー期=停滞期」があります。この時期は自分の成長を感じることが難しくモチベーションも低下し、残念ながらそのまま学習継続を諦めてしまう人もたくさんいます。
実は停滞期はその後の成長に欠かせないもので、この時期をどう過ごすかによって一気に飛躍する可能性がある大切な期間。せっかく大切な時間と労力を使って努力してきたのに、ここで投げ出すのは非常にもったいないです。プラトー期を上手に乗り切り、レベルアップをはかりましょう。
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もくじ
- ●どんな人にも訪れるプラトー期とは
- ●英語学習の停滞期を乗り切る方法
- ●まとめ
どんな人にも訪れるプラトー期とは
プラトー期とは何か、個人差はありますが一般的にいつ頃訪れるのかを整理します。まだプラトー期が訪れていない人は心の準備をし、現在停滞期で悩んでいる人も知識を得ることで「この状態はあたり前なんだ」と感じてゆったり構えてください。
プラトーの意味
「プラトー」はフランス語由来の言葉で英語ではplateau、日本語では高原・台地などと訳されます。一般的には海より高い場所で平坦なところで、アメリカのグランドキャニオンのように、上がった高い場所に平面が続く場所のイメージです。
プラトーはその他に「一時的にそれ以上上がりも下がりもしないフラットな状態」も意味します。心理学的にはモチベーション低下や疲労、退屈などの理由で学習レベルが停滞すること。この使い方の「プラトー状態になる」は英語で「reach a plateau」あるいは「hit a plateau」と表現します。
英語学習のプラトー期はいつ?
英語学習のプラトー期は一度ではなく、何度か訪れることが普通です。一気に成長した後に、自分でレベルアップややる気が感じられない停滞期がしばらくあり、そこからまた一気に成長する、を繰り返します。
オンライン英会話学習者には2-3ヶ月目が最初の山。英語に限らず何か新しいことを始めると最初はやる気があっても、次第にモチベーションが減退していき、3ヶ月以内に諦める人が多いのは、プラトー期が理由の一つ。英語は楽器と同じで成長度が見えにくく、自分で客観的にレベルアップを感じるのが難しいことも大きな原因です。
最初のプラトー期が一番辛く、ここで乗り切ることができると、そのあとまたプラトー期になっても比較的楽に過ごすことができるようになります。
英語学習の停滞期を乗り切る方法
英語学習のプラトー期の乗り切り方にはさまざまな方法がある上、期間や状態も個人差があります。仕事や別の学習で経験済みの人は、過去の経験を応用するといいですが、「どうしても乗り切り方がわからない」という人は次のような方法を試してみてください。
学習日記をつける
英語に限らず色々な学習で非常に効果的なのは、学習日記をつけることです。オンライン英会話ならレッスン後に毎日簡単な日記を書くといいでしょう。
わからなかったこと、できたこと、反省点などレッスン中に感じたことを数行でいいので書いてください。プラトー期は数週間〜数ヶ月続きます。しばらくたってから一度見返してみると、客観的に自分の上達度や改善点などがわかるので、やるべきことがはっきりし、モチベーションも徐々に戻ってきます。プラトー期は「これから飛躍するための助走の期間」ととらえて焦らず過ごすことが大切です。
定期的に英語テストを受ける
3ヶ月や半年に一度など定期的に英語試験を受けましょう。停滞期は「自分はレベルアップしていないのではないか?今までの学習は無駄だったのでは?」と弱気になりやすいですが、前回と比べて少しでも点数が上がることでモチベーションが戻ってきます。
たとえ点数が少し下がっていたとしても悲観しないようにしましょう。テストはあくまで指標の一つで、英語力が下がったわけではありません。たまたま不得意な問題が出た可能性もあります。英語は学習すればするほど知識が積み重なり、自分で成長がわからなくても確実に前に進んでいくものです。
テスト後にはぜひ感想メモを書いてください。特にできなかったところ、難しかったところ、勉強の必要がある部分などをチェックしましょう。自分が強化すべき点を客観的に知ることが目的です。
TOEICはテクニックで乗り切れる部分も多いので、本来の実力を測るのであれば、テクニックや過去問を解くだけではむずかしいIELTSやケンブリッジ英検などがおすすめです。TOEICは日本と韓国では有名ですが、海外では全く知られていません。将来海外留学や就職、移住を目指すなら、どこでも通じるIELTSやケンブリッジ英検がおすすめです。年数回TOEIC、年一度IELTSやケンブリッジ英検という方法もいいかもしれませんね。
学習方法を変えてみる
マンネリ化を避けるために、学習方法を変えるのも効果的です。いつもリスニングとスピーキングに注力しているなら、リーディングとボキャブラリー増強に注力してみましょう。
英語のレベルの違いは4技能合わせた総合力の差です。どれかが欠けても上達しませんし、停滞期が長くなり、それ以上のレベルアップが大変難しくなります。オンライン英会話で英語を学んでいる人は、アウトプットに集中し、インプットをおろそかにしがちです。しかし大量のインプットなくして英語力の飛躍的アップはありえません。プラトー期はぜひインプットの比重を多くしてみてください。
興味ある分野や人物の英語の本や雑誌を読むことにしばらく専念するのもいいですね。初級者なら児童書や絵本も楽しくておすすめです。日本語と同じように英語も読書量は会話力に密接に結びついています。ビジネス上のセミナーやディスカッションに参加できる知的な英会話力を目指すのであれば、読書は必須です。また日常会話でもネイティヴと同じものを読むことで語彙力や表現力がつき、英会話力アップに役立ちます。
気分を変える
どうしてもモチベーションが上がらない時は、いっそ学習をしないのもいいでしょう。学習する意欲が全くない時に続けても頭に入らないし、効果はありません。どんどん辛くなって英語自体が嫌になってしまう可能性もあります。
その代わりに好きな洋画を観たり洋楽を聞いて過ごしたり、外国人が参加するイベントに行ったり、コミュニティに入ってみてください。英語に関わりつつも、気楽で好きなことを続けることで、しばらくするとまた学習意欲が湧いてくることもあります。
ただし、ずっと学習しない状態だとせっかく身につけた学習習慣がなくなるのでほどほどに!毎日レッスンしているのであれば、それを一日おきにしてみたり、レッスン内容を違うテーマのものに変えてみるのもいいですね。
復習期間にあてる
新しいことは学ばず、それまで習ったことや自己学習したことを徹底的に復習することも、プラトー期脱出に効果的です。
以前学んだことはすでに忘れていたり、知識があやふやだったりすることも多いはずです。過去の学習内容をしっかりと復習することで、しっかりとした自分の知識として定着し、積み重ねになります。レベルも上がるので、できることが増えて停滞期から抜け出す助けになります。
人と比べない
最後に自分の進度やレベルと周りと比べないことも大切です。オンラインはマンツーマンなので他人との比較はできませんが、一緒に学習を始めた同じようなレベルだと思っていた友達や家族、同僚の上達が早いと焦ることもあるかもしれません。
日本は学校教育での成績のつけ方が人と比べることを要求される方法なので、どうしても「他人と比べて自分はどうか」を気にする人が多いです。特に熾烈な中学・大学受験を経験している人はその傾向が強いでしょう。
成長速度は人それぞれ。個人差が非常に大きいので、周りは一切気にせず自分のペースで学習を続けてください。英語は継続がカギです。他人を気にせず自分のペースで停滞期と上手につきあってください。
まとめ
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英語を学んできたのに、いざ話そうとなると全く言葉が出てこない、その原因は圧倒的にアウトプット量が不足していることにあります。
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