英語の職務経歴書の書き方を完全解説!今すぐ使える表現・例文付き!

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外資系企業や海外企業に応募する際に必要なものといえば職務経歴書。「職務経歴書を英語で書いたことがないから何から始めればいいのか分からない」「日本語の職務経歴書をそのまま英語にすればいいの?」などと疑問を抱えている人も多いでしょう。そこでこの記事では、英文職務経歴書でよく使われる単語や例文を使って、具体的に書き方を解説していきたいと思います。この記事を読めば、英語での職務経歴書の書き方をマスターすることができますよ!

英語の職務経歴書に関する基礎知識

具体的な職務経歴書の書き方の前に、英語の職務経歴書に関する基礎知識を学んでおきましょう!

フォーマットは自由

日本だとコンビニなどで職務経歴書が売っていて、ある程度フォーマットが決まっていますが、英語の職務経歴書は決まりきったフォーマットはなく、自由にアレンジすることができます。また日本だと職務経歴書を手書きで書くこともありますが、英語の職務経歴書では手書きは基本的にNGとなります。そのためパソコンを使用して、職務経歴書を作成しましょう。

仕事以外の内容は書かない

英語の職務経歴書は日本語の職務経歴書に比べるとシンプルです。性別、年齢、生年月日、家族構成などの細かな個人情報は書きません。顔写真も添付する必要はありません。仕事以外のことは書かずにシンプルに見やすくまとめるのが英語の職務経歴書の特徴です。また志望動機も職務経歴書には書きません。職務経歴書と一緒に提出するカバーレターに志望動機を記入しましょう。

職務経歴書と履歴書が分かれていない

日本だと履歴書と職務経歴書が分かれていて、履歴書には学歴、資格、志望動機を記入し、職務経歴書には過去に勤めていた企業や職務内容を記入します。一方で英語圏では、履歴書と職務経歴書は分かれていません。A4の紙1枚に学歴や資格、職務履歴を記載していきます。そのため本当に伝えたい内容を厳選して、簡潔に自分の強みをアピールする必要があります。

英語の職務経歴書に書く内容・記入例

英語の職務経歴書には以下6つの事項を記入していきます。

Personal Information(基本的な個人情報)

Objectives(希望職種)

Summary(要約)

Work Experience(職務経歴)

Education(学歴)

Qualifications(スキル)

一つずつ解説していきますね!

Personal Information(基本的な個人情報)

職務経歴書の最上部に名前と連絡先(メールアドレス・電話番号・住所)などを記載します。

・例

Taro Yamada
XXX Shibakoen, Minato-ku,Tokyo,Japan 123-00XX
Mobile: 090-XXXX-XXXX
E-mail: taro.yamada@ ~

メールアドレスは、ビジネスにふさわしいものを選ぶようにしましょう。英語圏では、taro.yamada@ ~といったように、「ファーストネーム+ラストネーム」を使用したメールアドレスが主流です。

Objectives(希望職種)

希望する職種やポジションを記載します。その職種を希望する理由も簡潔に記載しましょう。志望動機ではないので短くまとめることがポイントです。

・例

To obtain a position that allows me to utilize my skills and knowledge.(スキルと知識を活かせるポジションを獲得するため)

主語「I」を記入する必要はありません。なぜならすべての文章に「I」を付けると、冗長な印象を与えるからです。「To+動詞の原形」から文を始めて、「~するため」と表しましょう。

Summary(要約)

詳しく職務経歴を書き始める前に、要約を作成します。要約は必須ではありませんが、職務経歴が長い場合は、要約を作ることで読みやすくなるでしょう。

・例

Digital marketing manager with 5+ years of experience implementing successful social media campaigns (デジタルマーケティングマネージャーとして5年以上の経験があります。ソーシャルメディアのキャンペーンを成功に導きました。)

要約には、上記のように「経験」と「実績」を記入するようにしましょう。「~年以上」と言いたいときは、「~+ years」と表すことができます。 

Work Experience(職務経歴)

職務経歴書において最も重要な項目です。日本語の職務経歴書では、職歴を古い順に書いていきますが、英語の職務経歴書では基本的に新しい順に職歴を記載していきます。会社名・所在地・在籍期間・ポジション・実績を箇条書きで簡潔にまとめましょう。

・例

XXX(社名), Tokyo Jun 2021-Present(XXX社、東京、2021年6月-現在)
Sales manager (営業部長)
Increased sales revenue by 40% within 2 years (2年で売り上げを40%伸ばしました。)
Trained 100 sales representatives(営業部員100人の教育を担当しました。)

・役職
係長:Chief Clerk
課長:Section Manager
部長:Manager / Head of Department
本部長:General Manager

・部署名
営業部:Sales Department
企画部:Planning Department
総務部:General Affairs Department
人事部:Personnel Department /Human Resources Department
マーケティング部:Marketing Department

・よく使う動詞
Initiate:主導する
Expedite:促進する
Head:先導する
Forecast:予測する
Develop:開発する
Generate:生み出す
Manage:管理する
Obtain:手に入れる
Maximize:最大化する
Operate:運用する
Expand:拡大する
Increase:増やす
Create:創造する
Direct:指揮する

Education(学歴)

学歴を記載します。英語の職務経歴書では、最終学歴から順番に記載していきます。学位・学部、大学名・大学の所在地、学位を取得した年を書きましょう。

・例

Bachelor of Education, XXX UNIVERSITY, Tokyo(2009)(2009 学士 教育学 XXX大学 東京)

・学位
学士号:Bachelor
修士号:Master
博士号:Doctor

・学部
法学:Laws
文学:Literature
理学:Science
医学:Medicine
薬学:Pharmacy
農学:Agriculture
商学:Commerce
工学:Engineering
社会学:Sociology
教育学:Education
経済学:Economics
経営学:Business Administration

Qualifications(スキル)

保持しているスキルや資格を記入します。全てのスキルや資格を書くのではなく、希望職種に関係のあるものだけに絞ると簡潔に収まります。

・例

TOEIC 800 (2021) (TOEIC 800点 2021年)
EIKEN Grade 1(英検1級)
Nissho Bookkeeping 1st grade(日商簿記1級)  

準〇級はpreを使って、Grade Pre-1(準1級)と表します。

英語で職務経歴書を提出する前にチェックする点

職務経歴書を提出する前にいくつかチェックするべきポイントがあります。以下の点を最終チェックで確認しましょう。

職務経歴書は一枚におさまっているか

英語の職務経歴書は基本的にA4の紙1枚にまとめます。2枚以上になっている場合は、1文が長く冗長になっていないか、もっとシンプルな表現がないかをチェックしてみましょう。しかし1枚にまとめることは義務ではないので、転職を繰り返し職務経歴が多い人は2枚になっても問題はありません。

スペル・文法ミスはないか

提出する前にスペルミスや文法ミスがないか確認しましょう。職務経歴書を提出させることで、英語力を測っている企業も中にはあります。英語テストのつもりで職務経歴書を書きましょう。グラマリーなどの英文チェックツールを使ってスペルミス・文法ミスがないかチェックしておくと安心です。

全体的に統一感があるか

英語の職務経歴書は、決まりきったフォーマットがなく自由度が高いので、自分で見やすいフォーマットを作る必要があります。そこで重要なのが統一感です。統一感があるとスマートで洗練された印象を与えることができます。フォント、文字の大きさ、月日の書き方などは統一させましょう。

職務経歴書が書けるようになったら

職務経歴書を書き終わったら必ず最終チェックをして、スペルミスや文法のミスがないか確認しましょう。文章にしたあとは、自分の言葉でスムーズに説明できるようにしておくことも大切です。

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