英語力をアップさせる学習法にはさまざまなものがありますが、おすすめの勉強法の一つが、英字新聞を読むことです。「英語で新聞を読む」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、初心者向けのやさしい英字新聞もあるので心配は無用です。中学生や高校生におすすめの読みやすいものからチャレンジしてみるとよいでしょう。
この記事では、英語の新聞を読んで語学力を高めたいと思っている人に向けて、おすすめのサイトを16種類紹介します。それぞれの特徴やレベルをチェックして、自分に合いそうなサイトを見つけましょう。
英語のスキルを高めたい人には英字新聞がおすすめ!
英語のスキルを高めたい人は、英字新聞を読むのがおすすめです。英字新聞を読むことには、以下のようなメリットがあります。
・最新の時事英語を学べる
・語彙力がアップする
・世界情勢にくわしくなれる
・毎日継続しやすい
・リーディングの速度が上がる
・英字新聞サイトには無料で読めるものもある
・TOEICや英検対策にもなる
英字新聞を読むと、最新の時事ニュースを生きた英語で学ぶことができます。知らなかった単語やフレーズに出くわしたら、新たな語彙を増やす絶好のチャンスです。世界情勢にくわしくなることで、海外の人と共通の話題で話すことができ、意見交換をするのにも役立ちます。
英字新聞が読めるサイトには定期的に記事がアップデートされるため、毎日新しい英文を読めるというメリットもあります。習慣として継続していくうちに、リーディングの速度が上がるのも感じられるでしょう。
英字新聞サイトは無料で読めるものもあるので、「英語学習になるべくお金をかけたくない」という人にもおすすめです。また、英語で時事問題に触れることは、TOEICや英検などの資格対策としても効果的です。
ここからは、おすすめの英字新聞サイトをレベルごとに紹介します。まずは、中学生や高校生にもおすすめの初心者向けのやさしい英字新聞サイトです。
初心者におすすめの英字新聞サイト6選【中学生や高校生も】
初心者におすすめの英字新聞サイトには、中学生や高校生にも分かりやすいような簡単な英単語や短い文章が使われています。難しい語句やフレーズには日本語で注釈が入っていたり、文法事項の説明がついていたりするものもあります。もちろん、学生だけでなく大人でも英語に苦手意識のある人や、英語の学び直しをしている人にもおすすめです。
中学英語の語彙力で読める!音声ダウンロードが可能な入門編
「やさしく読める英語ニュース」は、英語教員のためのポータルサイトに掲載されている英語ニュースサイトです。各記事は短く、数分で読み終えられるので忙しい人にもぴったり。中学校の英語教科書で使われているレベルの語彙力があれば読めるように編集されているため、英字新聞を読むのは初めてという人も入門編としてチャレンジしやすいでしょう。
各記事にはネイティブが朗読する音声がついていて、音声ダウンロードも可能です。全文和訳と日本語訳つきのキーワードリストがあるため、知らない英単語に出くわしても意味をつかみやすくなっています。ニュース記事は「スポーツ」「政治」「生活・文化」などのカテゴリで検索ができます。
「Simplified」が選べるキッズ向けのニュースサイト
「DOGO News」は、キッズ向けの記事を集めたニュースサイト。「DOGO」とはスワヒリ語で「若さ」という意味で、その名の通り若い人を対象にした記事がやさしい文法で配信されています。各記事はリーディングレベルを「Original」と「Simplified」から選べるため、初心者は「Simplified」から挑戦してみましょう。難しい単語は青文字でハイライトされていて、そこをクリックすると意味や発音記号を確認できるようになっています。
「DOGO News」の大きな特徴はコメント欄があり、記事を読んだ他のユーザーのコメントを閲覧できることです。日本語の和訳や解説はないため、初心者は初めは難しいと感じるかもしれません。しかし、単語数や学年、カテゴリーなど記事の検索が充実しているため、単語数の少ないものや興味のあるカテゴリーからチャレンジしてみるとよいでしょう。
子ども向けの本格的な英字新聞サイト!英語を読むのに少し慣れてきた人におすすめ
「News for Kids」は、ニュース記事を子ども向けに編集して発信しているサイトです。ページはすべて英語で、デザインも本格的な英語ニュースサイトの仕上がり。記事の英文は一文がやや長めですが、写真やグラフなどが多数掲載されていて、内容を理解しやすくなっています。「8歳以上」「10歳以上」「12歳以上」と年齢別でレベルに合った記事を検索することも可能です。
記事の中の重要語句はイエローでハイライトされていて、そこにカーソルを合わせるだけで英語での語句の解説をチェックできます。英語を英語で理解する「英語脳」を身につけたい人にぴったりです。英語を読むことに少し慣れてきた、というレベルの人にもおすすめのサイトです。
動画でも学べる!BBCニュースの子ども向けプログラム
「BBC Newsround」は、イギリスのBBCニュースが子ども向けに作っているニュースサイト。全体的にカラフルでポップなカラーリングで、子どもの興味を惹きつけるようなサイトデザインです。各記事にはコメント欄があり、他のユーザーのリアルなコメントをチェックできます。
「BBC Newsround」には「Watch Newsround」というセクションがあり、動画でニュースのダイジェストを視聴することも可能です。リーディングだけでなくリスニングも強化したいときや、英字新聞を読む合間にちょっとひと息つきたいときなどにぴったり。1〜3分程度の短い動画がたくさんアップされているので、ぜひチェックしてみましょう。
「TIME」誌が提供!レベルを選びやすい子ども向けニュースサイト
「Time for KIDS」は、アメリカのニュース誌「TIME」が提供している、子ども向け学習ニュースサイトです。「TIME」は「Time for KIDS」という名の週刊子ども向けニュース誌が発行しているのですが、同じ名称のサイトでニュース誌の内容を読むことができます。アメリカの幼児から小学生6年生くらいまでのレベルが対象で、難しい単語や言い回しが少ないのですらすらと読みやすいのが特徴です。
各記事にはオーディオ機能もついているので、リスニング力を同時に強化したい人にもおすすめ。レベル別でページが分かれていて、自分に合った記事を探しやすいのもおすすめポイントです。やさしいレベルの記事には写真が多く使われていて、飽きずに読み進められるような工夫が見られます。
同じ記事を3つのレベルで読める無料の英語学習サイト
「News in Levels」は、無料の英語学習サイトとして人気のニュースサイト。レベル1~3の3段階があり、それぞれの記事が3つのレベルの難易度で配信されています。「自分がどのレベルなのか分からない」という人も、初めにポップアップで出てくる「Test Your Level」で簡単な診断を受けられるので大丈夫。よく知っている英単語をチェックするだけで、おすすめのレベルを診断してくれます。
「News in Levels」は毎日更新されていて、さまざまなトピックが扱われています。どのレベルの記事にもリスニング音声がついているのもポイント。まずレベル1のやさしい英語で記事全体の概要をつかんでから、レベル2やレベル3に挑戦してみる、という使い方も可能です。
中級者におすすめの英字新聞サイト5選
中学レベルの英語をマスターしたら、もう少しレベルアップした文章に挑戦してみましょう。基礎がしっかり身についていれば、もう少し長い文章や難しい文法が使われた文章もしっかり意味をつかむことができますよ。
NHK発!日本のニュースが豊富なマルチメディア
「NHK World」は、NHKが国内外のニュースを24時間英語で発信している情報サイトです。日本のニュースが多いため、海外ニュースはハードルが高いと感じる人にもおすすめ。「災害」「アジア」「娯楽&文化」などタブが豊富で、興味のあるトピックの絞り込みが簡単にできます。日常生活に直結する身近な話題も多く、興味を失うことなく学べます。動画がメインのサイトのため、視聴して学ぶこともできますよ。
「NHK World」のサイトの大きな特徴は、YouTubeやアプリもあること。自宅ではサイトでニュース記事をじっくり読み、通勤などのすきま時間にアプリで音声を聞く、といった使い方も可能です。
Googleが集約!カスタマイズ性の高いニュースサイト
「Google News」は、世界中のニュース提供元からGoogleが集約した広範囲にわたるニュースサイトです。ユーザーの検索履歴などをもとに、興味のありそうな話題のニュースをGoogleがピックアップして届けてくれるのがポイント。設定で言語を「English」にしておけば、英語のニュースを表示してくれます。「English」といってもカナダやオーストラリア、エストニアなどさまざまな種類からニュースを選ぶことができ、各国のニュースを英語で楽しめます。
「Google News」は無料で利用でき、Googleアカウントの登録なども不要です。好きなニュースメディアを設定したり、あまり関心のないカテゴリーを非表示に設定したりできるなど、カスタマイズ性が高いのも好印象です。
BBC発!世界のニュースをイギリスの視点で読んでみよう
イギリスで最大の放送局、英国放送協会が運営する「BBC」は、イギリスの視点から見た世界のニュースを英語で読めるのが特徴。映像ニュースも多く、英語力を総合的に底上げしたい人にぴったりです。ニュース記事はもちろん、膨大な量の音声ファイルも掲載されているので、ニュース記事を読みながら音声を聞く、ニュース記事を読んだ後にチェックとして音声を聞く、などの使い方ができます。
「BBC」のサイトには「BBC LEARNING ENGLISH」というページがあり、英語学習者向けのコンテンツが豊富なのも見逃せません。ニュースの中の「Words In the News」というセクションには、ニュース記事とボキャブラリー、記事に関する質問が掲載されています。ボキャブラリーで新しい単語の意味を確認しながらニュース記事を読み、理解できたかどうか質問に答えてチェックしてみましょう。
国内で圧倒的な歴史を誇る「The Japan Times」
日本の新聞社が発行する「The Japan Times」は120年の歴史があり、国内の英字新聞として圧倒的な人気があります。記事のボリューム量は多いので、そろそろ本格的に英字新聞を読んでみたいという人にぴったり。在日外国人の読者が多く、海外からの閲覧も多いサイトです。
「The Japan Times」には自社記事はもちろん、海外の通信社や新聞社が手がけた記事も掲載されています。時事問題や政治、宗教などさまざまなトピックが複数の媒体から取り上げられているため、同じトピックでも海外からの視点を学べるのが新鮮です。日本の天気予報やテレビ番組など国内新聞と同じコンテンツもあり、英語学習中の日本人は背景知識があるため読みやすいと感じるでしょう。
上級者におすすめの英字新聞サイト5選
「語彙力や文法に自信がある」「中級者向けの英字新聞では物足りなくなってきた」という人は、上級者向けの英字新聞サイトがおすすめです。英文の長さが長くなり、使われている英単語や文法も難易度が高くなりますが、これに慣れれば英語力をぐっと底上げできること間違いなし。
この段落では、上級者におすすめのレベルの高い英字新聞サイトを5つ紹介します。
リスニング音声つき!ロンドン発の週刊誌サイト
「The Economist」は、イギリスのロンドン雑誌社が発行する週刊誌のサイトです。経済・金融に関してだけでなく、世界情勢や科学技術、文化・芸術など、幅広いトピックが扱われているのが特徴。英語の文章レベルは高く、専門用語も多く使われているので、語彙を増やしたいという上級者にはぴったりです。英検1級レベルの単語もよく出てくるため、難易度の高い英語資格の対策として使うのもよいでしょう。
「The Economist」のデジタル版では、無料で読めるのは週に2本で、すべての記事を読むには購読料がかかります。すべての記事にリスニング音声がついていて、雑誌1冊分、またはセクションごとの音声ダウンロードが可能です。
大衆向けで読みやすい「Mail Online」
無料でたくさん記事を読みたいという人におすすめなのが、「Mail Online」というイギリスのサイト。大衆向けで芸能ニュースやゴシップ記事などもあるため、興味のある話題を見つけやすいと感じる人も多いでしょう。
「Mail Online」に使われている英語レベルは高いものの、記事の中には画像や映像がたくさん掲載されているため、内容を理解する助けになること間違いなし。スポーツ記事やファッションニュースなど読みやすいトピックも多いので、おもしろいニュースがないかぜひチェックしてみましょう。
ワシントンD.C.発!アメリカの政治の最新情報が分かる!
「The Washington Post」は、アメリカの政治・行政・司法の中枢地であるワシントンD.C.の地方新聞です。アメリカで最も権威のある日刊紙の一つで、保守力の強い新聞として知られています。ワシントンD.C.発の情報であるため、記事の内容も米国政府や議会についてなどアメリカ国内の政治に関するニュースが中心です。ゴシップ記事や芸能ニュースなどはほとんどありません。
記事を読むには購読料の支払いが必要ですが、最初の4週間は無料で購読できるため、まずはお試ししてみたいという人にぴったり。アメリカ政府や外交に興味があるという人は、興味深い記事をたくさん見つけることができるでしょう。
記事のクオリティーが高い!すべて無料で読めるおすすめ英字新聞サイト
記事のクオリティーが高く、すべての記事を無料で閲覧できる英字新聞サイトとしておすすめなのがイギリスの「The Guardian」。独特なフォントとレイアウトが特徴で、イギリスにまつわる英単語を覚えたい人には特におすすめ。アメリカ英語とはひと味違うイギリス英語に触れながら、さまざまなニュース記事を閲覧できます。
内容はイギリスに関する記事が中心ですが、「International Edition」に設定すると国際的なニュースを中心に閲覧できるようになります。このほか、アメリカ版やオーストラリア版なども設定できるため、特定のエリアの情報を収集したいというときにはとても便利です。
日本初!アジアマーケット特化型の英字新聞サイト
日本やアジアの経済動向に興味があるという人には、日本経済新聞が手がける英字新聞サイト、「Nikkei Asian Review」がおすすめ。アジア経済圏の実情を、アジアを拠点にする日本経済新聞社ならではの視点で発信する、アジアマーケット特化型の英字新聞サイトです。アジアを中心に国内外の経済動向を把握したいビジネスマンや、就職活動中の学生などは、興味深い記事や役立つ情報を見つけることができるでしょう。
「Nikkei Asian Review」で扱われている話題はやや堅いものの、海外の英字新聞サイトと比較すると語彙レベルは少しやさしいので、上級者向けの英字新聞サイトの中でも入門編という位置づけです。サイトはラジオ番組や動画、アプリとも連動していて、あわせて使うことで学習効率が高まります。
英字新聞で英語のレベルを向上させるためのコツ
英字新聞を読む習慣を身につけ、効果的に英語のレベルを向上させるためには、いくつかのコツがあります。「挑戦したものの自分には難しすぎた」などとあきらめてしまわないように、以下に挙げるコツを押さえておきましょう。
自分の英語レベルに合った英字新聞を読む
1つめは、自分の英語レベルに合わせた英字新聞を読むことです。
レベルがやさしすぎると新しい単語に出くわすことがほとんどなく、せっかく英字新聞を読む時間を取っていても学びが少ないものになってしまいます。その反対に、難しすぎるものを読むと内容を理解できず、すぐに挫折してしまいかねません。
自分に合ったレベルを選ぶには、まずは数記事お試しで読んでみて、自力で読み進められるレベルかどうか確認してみましょう。
毎日読む習慣をつける
2つめは、毎日読む習慣をつけることです。
英語を上達させるには、毎日少しでも英語に触れることが大切です。1日少しだけでも英字新聞を読むことで、新しい単語やフレーズを少しずつ覚えることができます。「なかなか時間が取れない」という人は、音声つきの記事を選んで、通勤途中や家事をしながらなど時間を有効活用して音声を聞くようにしましょう。
意見を言うなどアウトプットを心がける
3つめは、読んで終わりにするのではなく、記事に関して自分の意見を言ってみるなど、アウトプットを心がけることです。
英字新聞を読んで新しい英単語を覚えても、実際に使ってみないとなかなか身につきません。「話す」ことに抵抗を感じるという人は、「書く」ことから始めてみるのもおすすめです。また、自分の意見を言うことに慣れないという人は、記事の要約を英語で言ってみるのもよいでしょう。覚えたばかりの英単語をなるべく使うようにしながら、積極的にアウトプットすることが大切です。
英語の新聞を使った英語学習について理解できたら
英語力を底上げするには英字新聞が役立つということがよく分かったのではないでしょうか。
英字新聞を読む習慣を身につけるなら、同時にレアジョブ英会話のレッスンも活用するのがおすすめ。英字新聞で学んだ海外ニュースや英単語などの知識を活かして、楽しく講師と話しながらアウトプットする機会を持てます。まずは無料体験レッスンで、クオリティの高い英語レッスンを体験してみましょう。
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