TOEIC Bridge Testsとは?難易度やTOEIC Testsとの違いを解説!

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英語学習者をしている人のなかには、レベルチェックや実力アップのためのツールとしてTOEICの受験を考えている人も多いでしょう。TOEICには大きく分けてTOEIC TestsとTOEIC Bridge Testsがあります。英語の初心者でも挑戦しやすいのがTOEIC Bridge Testsです。

この記事では、はじめての人でもわかりやすいように、TOEIC Bridge Testsの概要や難易度、TOEIC Testsとの違いなどをご紹介します。

TOEIC Bridge Testsとは?

TOEIC Programには、大きく分けてTOEIC Bridge TestsとTOEIC Testsの2種類があります。一般的に知られているのはTOEIC Testsですが、中級から上級レベルを対象としているため、難しいと感じる人も多いでしょう。ここでは、初級レベルを対象としたTOEIC Bridge Testsの概要をご紹介します。

TOEIC Bridge Testsの基本情報

・TOEIC Bridge Listening & Reading Tests(L&R)

測定できる能力リスニング・リーディング
テスト形式マークシート方式
問題数リスニング:50問
リーディング:50問
試験時間リスニング:約25分
リーディング:35分間
満点スコア100点

・TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests(S&W)

測定できる能力スピーキング・ライティング
テスト形式パソコンを使用
問題数スピーキング:8問
ライティング:9問
試験時間スピーキング:約15分間
ライティング:約37分間
満点スコア100点

TOEIC Bridge Testsは、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの英語の4技能を測定できる試験です。日常会話やSNS、メール、ビデオ会話などの内容が出題され、現代のコミュニケーションで必要な実用的な英語能力をチェックできます。出題される題材は、ネットショッピングやレストランの予約、オフィスでの会話、映画・音楽、道案内、コンピューター、駅のアナウンスについてなど、日常生活に近いものです。

リスニングとリーディングのテストは、マークシート方式で実施されます。スピーキング・ライティングでは、テスト会場に設置されたパソコンを通して実施されます。また、公式認定証(Official Score Certificate)として、試験結果は試験当日から35日以内に発送されます。

TOEIC Bridge Testsの難易度

TOEIC Bridge Testsは、英語学習の初級者から中級者を対象として実施されている世界共通の試験です。一般的に受験されているTOEIC Testsの出題内容が難しいと感じる人は、TOEIC Bridge Testsから挑戦してみると、正確に実力を測れるため、細かくレベルをチェックしたり今後の学習方針を立てやすくなったりするでしょう。

試験内容として取り扱われるのは、日常会話やSNSを通したコミュニケーション、写真や図表などを使ったやりとり、グループでの会話などです。日常的に使われる実践的な英語の基礎力を確かめられます。

将来のTOEIC Testsの受験が有意義なものになるように、初級者・中級者が弱点を把握しやすいようにレベルが設定されています。

TOEIC Bridge TestsとTOEIC Testsとの違い

TOEIC Programで展開されているTOEIC Bridge TestsとTOEIC Testsは、具体的にどのような違いがあるのか気になっている学習者も多いでしょう。ここでは、TOEIC Bridge TestsとTOEIC Testsの違いを解説します。

TOEIC Testsとは?

・TOEIC Listening & Reading Tests(L&R)

測定できる能力リスニング・リーディング
テスト形式マークシート方式
問題数リスニング:100問
リーディング:100問
試験時間リスニング:約45分
リーディング:75分間
満点スコア990点

・TOEIC Speaking & Writing Tests(S&W)

測定できる能力スピーキング・ライティング
テスト形式パソコン・ヘッドセットを使用
問題数スピーキング:11問
ライティング:8問
試験時間スピーキング:約20分間
ライティング:約60分間
満点スコア各200点

TOEIC Testsは、日常生活やビジネスシーンにおける実践的な英語力を測定するための世界共通の試験です。TOEIC Listening & Reading TestsとTOEIC Speaking & Writing Testsを受験することで、英語の4技能全てにおいてのコミュニケーション能力を測定できます。

合否判定ではなく結果がスコアで提示されます。このため、初級者から上級者まで受験できる試験です。ただし、全学習者を対象とした試験なので、TOEIC Bridge Testsと比べると出題内容が難しいと感じる人もいるでしょう。出題の量も圧倒的に増え、試験時間も長くなります。

TOEIC Bridge TestsをTOEIC Testsに換算すると

現在、公式サイトでは2つの試験のスコア比較は公開されていません。ただし、旧式のスコア換算表を参照することで、ある程度のレベルを把握することは可能です。

TOEIC Bridge L&R Testsの平均スコアは68点程度です。TOEIC Bridge L&R Testsの60〜70点は、TOEIC L&R Testsで325〜400点のレベルに値します。

また、TOEIC Bridge L&R Testsで85%程度獲得できるとTOEIC L&R Testsでは500点以上取れるレベルです。したがって、TOEIC Bridge Testsで8割以上を取れるようになったらTOEIC Testsの受験を検討するのがおすすめです。

TOEIC Bridge Testsの種類

TOEIC Bridge Testsの種類を把握しておくと、試験の準備もしやすくなるでしょう。ここでは、TOEIC Bridge Testsの2つの種類、TOEIC Bridge Listening & Reading Tests(L&R)とTOEIC Bridge Speaking & Writing Tests(S&W)をそれぞれご紹介します。

TOEIC Bridge Listening & Reading Tests(L&R)

TOEIC Bridge L&Rは、マークシート方式を利用した客観テストです。リスニングは4つのパートで構成されており、画像選択問題や応答問題・会話問題・説明文問題で計50題が出題されます。また、リーディングテストは3つのパートから成り、短文穴埋め問題・長文穴埋め問題・読解問題の計50問の出題です。

TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests(S&W)

TOEIC Bridge S&Wは、試験会場に用意されたパソコンを利用して解答します。スピーキングテストは計8問から構成されており、音読や写真描写から始まり、聞いた内容の要点や趣旨をまとめて第三者に伝える問題・短い応答問題・ストーリー作成問題・アドバイスをする問題が出題されます。また、ライティングテストは計9問で、文章を組み立てる問題・写真描写問題・短文メッセージ返信問題・ストーリー記述問題・長文メッセージ返信問題によって実力を測ります。

TOEIC Bridge Tests受験当日の流れ

初めてTOEIC Bridge Testsを受ける場合は、試験の持ち物や受験当日の流れを把握しておくと安心です。

TOEIC Bridge Testsの持ち物(TOEIC Bridge L&Rの場合)

・受験票
・写真付きの本人確認書類(運転免許証・学生証・パスポート・マイナンバーカード・外国人登録証明書・在留カード・障害者手帳など)
・筆記用具
・腕時計
・マスク

本人確認書類は、種類によっては受験が認められない場合があるので、事前に受験案内を確認しておく必要があります。とくに、社員証や健康保険証、戸籍抄本などでは受験ができないので注意しましょう。

また、受験当日の流れは以下の通りです。

TOEIC Bridge Listening & Reading 受験当日の流れ

10:00~10:30試験会場に集合・受付
10:30~11:00試験や注意事項の説明・音声チェック
11:00~12:00試験実施
12:00~12:10問題用紙・答案の回収
12:10頃解散

TOEIC Bridge Speaking & Writing Testsは午前の実施と午後の実施に分かれています。

どちらの試験も、試験中に休憩はなく、退室も認められていないのでお手洗いは先に済ませておきましょう。また、受付最終時刻に間に合わない場合は受験資格を失うので注意が必要です。

TOEIC Bridge Testsでよくある質問

はじめてのTOEIC Bridge Testsでは、さまざまな疑問がわいてくることもあるでしょう。ここでは、TOEIC Bridge Testsでよく寄せられる質問を紹介します。

TOEIC Bridge Testsは履歴書に書ける?

前述の通り、TOEIC Bridge Testsは公式サイトでTOEIC Testsとのスコア換算が公開されていません。また、TOEIC Bridge Testsは、TOEIC Testsよりも圧倒的に受験者数が少なく、測れる英語のレベルも高くないため、履歴書に書いてもプラスの評価をされることが少ないのが現状です。応募企業側の混乱を避けるためにも、履歴書には書かないほうが良いでしょう。

TOEIC Bridge Testsでスコアアップを目指すには?

TOEIC Bridge Testsは、英語4技能のスキルを網羅的に試される試験です。このため、1つの要素に特化した学習よりも、総合的に英語力を伸ばす努力をするのが効果的です。

日常会話やインターネット上でのコミュニケーションなども出題されるため、幅広く英語に親しんで理解力を高めておきましょう。語彙や文法などで基礎知識を固めながら、英会話やリスニングも取り入れてバランスよく4技能の英語学習を進めるのがおすすめです。

TOEIC Bridge Testsの対策のコツは?

TOEIC Bridge Testsに特化した準備をするには、過去問題に目を通してパートごとに対策するのも効果的です。例えば、リスニングセクションの画像選択問題では紛らわしい選択肢が混ざっていることがあります。雰囲気や聞こえてきた単語のみで選択せず、画像全体を見て正しい内容を判断できるように訓練しておきましょう。

また、リーディングの読解問題では、メールや宣伝文、新聞などから趣旨を正しく読み取ることが求められます。文章が書かれた意図や具体的な情報を、正しくスキャニングするスキルが必要です。

このように、準備段階から各パートごとに出題の傾向や試されるスキルを把握して訓練しておくと、正答にたどり着きやすくなります。

TOEIC Bridge TestsやTOEIC Testsを受けるなら

TOEIC Bridge Testsは、英語の初級者に適した試験です。「TOEIC Testsの受験に興味を持っているけれどレベルに自信がない」という人は、TOEIC Bridge Testsの受験から始めてみるのも良いでしょう。

ただし、認知度が高く履歴書に書けるのは、TOEIC Testsのスコアです。TOEIC Testsをいつか受験したいと思っている場合は、レアジョブ英会話のレッスンを受けながら英語力を総合的に高めておくのもおすすめです。マンツーマンレッスンによって、レベルにあった英会話の指導を受けられます。

TOEIC TestsやTOEIC Bridge Testsの受験を目指して英語力をアップしたい人は、レアジョブ英会話の無料体験レッスンを受講してみてはいかがでしょうか。

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